Fate/stay night Persona Memory 作:鏡蓮
4月13日、今日は魔術師のコミュを進めよう。
放課後、俺は魔術師を進めようと衛宮さんを探す。
「あ、いたな。」
「彼が…。」
メガネを掛けた少年を連れた衛宮さんがいた。
誰なのだろうか…、何処かの掲示板にいたよな。
「あ、こいつは…。」
「俺は柳洞一成。現生徒会長だ。よろしく、晴宮悠理。」
「ああ、よろしく。柳堂さん。」
俺は差し伸べられた手を握る。生徒会長…、俺の仲間もそうだったな。今は何してるんだろうか…。
そう思いを馳せてから、俺は柳洞さんと衛宮さんの食事に誘われ、了承した。
「鍾馗?」
「ああ、お好み焼き屋だ。メニューは多いけど、美味しいのは間違いない。」
「──お金足りるか?」
俺はメニューを見ながら、柳洞さんと衛宮さんのお金を心配する。1000円以上の価格だ。
「大丈夫だ。事前にお金は持ってる。」
「俺もだ。」
そう言って、俺たちは外食をすることになった。生徒会長との外食って2年ぶりか?
「一成は、俺の友達なんだ。最近は運動部の部費を変えようとしててな…。」
「やめてくれ。それを言われると、俺が恥ずかしくなる。」
「最近、耳に入ってる改革?」
「そう!それだ!」
穂群原学園の改革、周り…というより運動部が騒いでる噂だ。部費の肩入れをし過ぎて、生徒会長がやってるとは聞いてた。
難しい問題…だな。
「柳洞さんは、もし改革をし終えたらどうするんだ?」
「…終えたらか?…生徒会長を続けてみようとは思ってる。けど、卒業したら、家業を継ぐつもりだ。」
「家業?」
「一成は、寺育ちでな。住職を継ぐつもりらしいんだ。」
「住職を継ぐ…か。」
お好み焼きを食べながら、俺は柳洞さんの事情を知っていく。生徒会長をし続けても…未来は変わらないか。
「…晴宮、君に頼みたいんだ。」
「…?」
「生徒会に入ってくれないか?もちろん、無理やりじゃない。でも、君は士郎と似た物を持ってる気がするんだ。」
似た物…か。衛宮さんと俺は性根が似てる様に感じる。けれど、生徒会まで入ったら…。
「…難しいか?」
「そうだな、俺も予定があるし…。」
「──大丈夫だ。生徒会は自由参加となっている。もし、事情や予定があるなら最優先にすればいい。でも、ある程度来てくれると嬉しい。」
「…わかった。生徒会に入る。改革はある程度手伝える様、参加しておく。」
「──ありがとう。」
汝、ここに新たなる契りを得たり
契りは即ち、
生きし英霊の力とならん。
我、正義のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
しょうりへと至る、更なる力とならん…
「衛宮さんも参加してるのか?」
「ああ、たまにな。」
「──行く価値はありそうだ。」
俺は納得して、参加することにした。
魔術師のランクは4になった。
放課後は、部活に向かう前に本屋に立ち寄った。
『アーサー王伝説』と『炎の戦士 クー・フーリン』を買った。
4月14日は、部活に参加する事にした。
「弓の使い方…慣れた様だねぇ?」
「副部長…。」
「今は僕と君しかいないだろ?タメでいいさ。」
弓道部の副部長は間桐さんだ。部活なら上下関係はするべきだろう…。あくまで、上っ面だろうけど。
「君は最近、士郎くんと帰ってる様だね。」
「──友達なんで。」
「どうしてだい?君みたいな人なら、女子と帰りそうだが…。」
「どういう目で見てるんだよ?」
間桐さんの発言に引きながら、弓を弾く。少しズレたな…。
「そういえば、衛宮さんが部活の片付けをしてるらしいが、誰が頼んでるんだ?」
「──さぁ?」
「少しは助ける気はないんだろうな、その人は。」
「──ッ。」
この反応、間桐さんがやってるのか。少しは、助ける気がないのか?
…ここからは発言を考えるべきだ。
「君はどうなんだい?…彼を見て、士郎は、あいつは僕の頼みも聞く。だから、僕がいれば…。」
「衛宮さんの望みはわからない。けれど、言うなら本人もするべきじゃないのか?それが、頼む人の意思だろ。」
「…お前はわからないから、言えるんだよ。」
「…?」
間桐さんの言葉に疑問を持つ。俺がわからない…。…社会の在り方か。
「社会がそうでも、俺は友達だから頼る。それに、助けを求めるなら助けるのが、それが…俺が友達にする態度だ。」
「…個人的だな。けれど、分かってしまう僕もそうか。」
そう笑いながら、間桐さんは正座を止める。
「晴宮、君の言葉がどれだけ効くか、楽しみにしとくよ。」
そう言葉を残して、間桐さんは部室を出る。
「片付けなしって…、間桐さんの性格の表れか?」
俺は間桐さんの性格を知っておこうと考えた。何故、あの言葉を放ったのか、それを知るには、今度にしよう。
コミュは3…に上がった。言葉選びは良かった様だ。
夜はクー・フーリンの本を読んだ。このサイズだと2回読むことになる。
『クー・フーリン(幼名セタンタ)はクラン王に誘われるが、ハーリングの最中の為、夜に伝える事を王に伝えた。』
『王はそれを承諾するが、番犬がいる事を伝え忘れ、セタンタは番犬を絞め殺してしまう。その後、王は嘆き悲しむが、セタンタはその番犬の子を育てると王に伝えた。それが起点となり、「クランの犬」、クー・フーリンと言われる様になった。』*wiki参考
「幼年時代は、派手だったのか…。」
俺は本を読んで、少しクー・フーリンの事を分かろうとしたが、締め殺すという事をしたのには驚いたな。
4月15日の放課後は皇帝を進めよう。
いつもの場所にいるんだろうな。と思い、中華料理店に入る。
「来たか…。」
「また激辛ですか。」
俺は言峰さんの対の席に座る。今日こそ、激辛麻婆豆腐を食べれる様にならなきゃな。
「君は…どうして、ここに来た?」
「はい?」
「私の話など、君の得などない。…もしや、これが君の力の源か?」
「──それだったら、
言峰さんの的を得た言葉を否定する。多分、彼は…俺を英霊と知ってる。けれど、俺は否定しておいた。
勘付かれれば、Brokenになる。そんな事考えた事もなかったのに…冷や汗が出る。
「君は、私に興味を持った。その思いだけなのか?」
「興味は持ちますよ。激辛麻婆豆腐を二杯食べるくらいなんで…。」
「君も…同志か。」
言峰さんの目は少し光が灯っていた。けれどすぐ消えた。
「君は、彼の様な正義とは違う物を持ってる。」
「…?」
「彼は多人数を助ける為、少数を捨てる正義だ。だが、君は…死んだ人間を背負って、これからの全てを助ける正義だ。」
褒めてるのかわからなかった。彼…という人は知らない。けれど、少数を捨てるか…。犠牲は付き物、それは心から分かってる。
だけど、死んだ人の為にも…これからの人を助ける。
「その正義がどうなるか…楽しみだ。」
「…ん?」
俺はそんな言葉に困惑するが、激辛麻婆豆腐を食べ続け…7割でギブをした。
「名の知れぬ英霊よ、お前の力、この戦争で示してみよ。」
言峰さんはそう告げて、外に出た。今日は…奢りじゃないか。
「4000円でアルー。」
「ええっ!?」
値段高いの奢ってもらえたのか…。俺は泣く泣く4000円を払って、家に帰った。
ランクは…4になってる!?
3になるのは言葉選びがよかったんだろう。…4はなぜだ?
「コミュでこんな上がるか…?普通。」
俺は上がり方に困惑しながら、本を出す。
「切り替えよ…。」
俺はクー・フーリンの本の続きを読む。
『クー・フーリンはスカアハの弟子となり、影の国での戦争の一騎打ちに勝ち、スカアハから弟子で唯一「ゲイボルク」を授けられた。だが、その後の戦争で修行時代からの親友と存在を知らずにいた子を殺める。その後の戦争でゲッシュ(禁呪)を破り…敵との闘いで自身のゲイボルクを奪われ死につつあった。』
『だが、自身の内臓を水で洗い、身に納め、石柱に身体を縛り、生きながらえていた。』
「ゲイボルクを奪われて死ぬ…、悲惨だな…。それも親友とその親友の子を殺す…か。英雄でも犠牲は出てしまうんだな…。」
俺はそんな事を考えながら、ベットに倒れ込む。5月9日までに…コミュを進めよう。
魔術師5
皇帝4
戦車3
正義3
話が長すぎてキツいぜ!でも、ペースを考えて投稿していくよ!