Fate/stay night Persona Memory 作:鏡蓮
月と星を念入りに描きます。後は、士郎とアーチャーの訓練を描くことを目指します。
(1年以内に間に合わせる為)
16日〜18日(日)。
家族同然となりつつある私たちは…一つ彼の事を知りたくなっていた。
今の彼ではない。
「ねぇ、フェート。」
「ん、どうしたの?メディアさん。」
「貴方は、私たちに利用されてるって分かってるの?」
「…どういうこと?」
その言葉に彼の目は私が見た事のある顔だった。
そう、支えがない子供の様に。
「…メディアさん、僕は…。」
「いいの、私たちが支えるから…。」
そう言葉を耳元で囁く。そう、彼を家族に迎える。終わりのないこの魔力を。
与えるから。
「母さん、僕ね…冬木市を知りたい。」
「ダメよ、そこに行けば…。」
「でも…。」
そうあの街に行く子供の袖を掴む。過保護の自分がいた。
「フェート。絶対に行かないで…。離れたら、私は…。」
「分かったよ…。母さん。」
そう諦めた子供を抱く。絶対に離さない。誰にも…この幸せを奪わせない。
「宗一郎兄、悠理は大丈夫なんだよね?」
「…ああ、警察官も動いている。」
そうウソをつく。藤村さんが捜査願を受理させようとしたが、私が預け…燃やした。
このウソを見抜けるのは、余程頭がいい奴しかいないだろう。
「…悠理、本当に見つかるかな。」
「そうに決まってる。私だって、彼を見た。…彼は、私たちの出来ないことを出来る男だった。」
「…そうだね、他人を支えてくれる友達だよ。」
そう笑う一成に、少し嫉妬をしてしまう。彼の親に預けられた身だ。暴行はしないが、操るには…いい駒かもしれない。
19日〜20日(火)。
俺は夜、投影という魔術の練習をしていた。
蝉の音が聞こえなる中、俺は…剣を生み出していく。
「…あの銃があれば━━。」
悠理を助けれる。そう考え。俺は悠理が持っていた銃を投影していく。
だが、その生み出した銃は…弾丸の入った銃になってしまっていた。
「どうしたら…。」
悠理を助けれる━━。そう脳内に埋め尽くす言葉。
「悠理と同じ力を得たいのか?」
「…アーチャー。」
俺は後ろを見る。何故、悠理を知ってるのか、分からない英霊…。
遠坂のサーヴァントが俺の手を持つ。
「これは、お前向きじゃない。それは自分でも分かってるはずだ。」
俺の脳裏に浮かんでくる。ソレは悠理と笑い合い、後ろで傍観していた自分。
俺は…。
「俺は、悠理を助けたい。」
「なら、この銃はあいつの為に残せ。お前は、まだ…この魔術を活かしていない。」
その言葉と共に、アーチャーは俺が作った銃を奪い、ポケットに入れた。
その温もりは残っている。だが、この投影を活かす力を、俺には残ってるのだろうが?
「手伝ってやる。お前の投影魔術をな。」
その言葉で、俺は投影魔術の為に、一つの魔術を活かす為に、赤の弓兵と共に鍛錬をしていく。
「いいの?アーチャー。こんな事してると、強くなっちゃうわよ?」
「いいのだ。それが、私の望みなのだからな。」
私はまだ彼の事をよく知らない。けど、武器は分かる。基本は双剣だが、偶に弓を弾く練習をしてる姿をよく見る。
まだ、彼の真名は知らない。けど、知ってみせる。彼の事を、英霊の彼を。
21日〜22日(木)。
1人の青き剣士は、自分の行いを振り返っていた。
彼の行いを直す。彼の願いを知る。それが、私の知るべき事なのだろうか?
「…私は…。」
私は彼の事をどう思ってるのだろう。幾つの記憶を探っても、私は彼の事を理解できない。
「私は理想郷に居た。だから、彼を欲した。彼が私を照らしてくれた光だったから━━。」
本当にそうなのか?と少しの疑念が産まれる。幾つもの記憶を巡っても、彼を…悠理を知ってるのだろうか?
悠理が光だったのだろうか?…私の隣には、士郎がいた。
だから、私は…。
「悠理は、何故ここに居る?」
私にはまだ理解できない。なぜ、9人の英霊がいるのか。
本来は8人、だが…悠理が来たから、9人となった。
それが変わっただけ…。━━違う。彼が来たお陰で変わった人もいた。
「士郎…。」
その人が、士郎も含まれている。何故、私に残ってるのだろう。彼の中に…アレがあるのに。
何故、拒むのだろうか。
「前の私は、彼に何を抱いていた。」
ソレを理解したい。その想いを、士郎との思い出がある自分に、欠けた物があるのかと…。
━━理解したい。
23日(金)、私はある夢を観ていた。
忘れるはず無い、その幻想を。
「悠理…。」
かつての私が彼の手に触れる。その彼女の目線で…。彼の名を呼ぶ。
消えた彼の頭を…ずっと撫でていた。
「私は、理想郷に連れて行きたかった。なのに、貴方は…私たちを護る為に、犠牲になった。」
掛かった青い血、その血を舐める。その血の味は…鉄の様に不味く無い。
不思議で、甘い血だった。
「私、セイバーは…貴方を愛していた。貴方を裏切らない…。絶対に。」
その言葉が深く刺さる。私は彼を裏切ったのだ。マスターを、士郎との想い出を優先した。
けど、彼女は…彼より彼を選んだ。その選択肢は、私が理解できずにいた
「私は…、貴方に恋していた。」
愛していたのだ。彼の様に私が置いた心を、支えてくれた。
人がいたのだ。
「悠理は、必ず…我が物にします。」
私は朝日を浴びながらも宣言した。最後の時を…変える為に。
最後の瞬間を彩らせる為に。
月6
星5
少しずつ終わりに近づいてるように見える…作者です。
ダイジェストはちょくちょく使ってしまいそうですが、8月はちゃんと描くようにします。
当初は秋まで続かせようと思いましたが、夏に終わらせて、秋と冬のセットにしようと思います。
マスターをマスタードにしていたので改良しました。