Fate/stay night Persona Memory 作:鏡蓮
4月22日(木)、今日は部活がないため、皇帝を進めることにした。
「あれ、いない。」
今日は、言峰さんはいないらしい。…穂群原学園に戻ろう。
「あれっ、アンタ、あたしの弓道部に入った新入部員か?」
「部長さん…でしたっけ?」
突然話しかけられ、少し戸惑ったが、弓道部の部長さん・美綴綾子さんだった。
今まで声を掛けてなかったからか、自分から声を掛けられたようだ。
「今日は暇か?」
「はぁ…暇ではありますね。」
男口調の美綴さんは、誘ってる。なら、答えるしかない。
暇だったし。
「なら、行くか。バッティングセンター、知ってるだろ?」
「遠くに歩くんですね。」
「そういう事だ。」
冬木市の中央に向かう為、駅に乗り降りし、海浜公園に着いた。
「バッティングセンターは、ここだな。」
「ここが…。」
大きいバッティングセンターがここに建っていた。
あまり海浜公園の事を知らない為、道のりを考えれば、そこまで遠くない場所にある。
「やったことはあるのか?」
「ありますよ。でも、最近はしてないですね。」
俺はバットを見る。安物だが、振っても壊れなさそうだ。
300円を払って、何点取れたかを競うらしい。
「あまり、情けない姿見せんなよ?」
「部長から言われると、プレッシャー凄いですね…。」
隣にいる美綴さんを見て、始める。バットを軽く持ち、ボールの中央下を狙う。
蓮としておいてよかったな。
ボールは140km/hを打つ。点数の競いの為、集中しなくてはならない…。
──結果はギリギリ負けだ。8-6。美綴さんの力は…予想外にも力が強かった。
「ふぅ…、ギリギリだったけど、勝ちはアタシな。」
「強いですね…、部長。」
バッティングセンターの勝負を終え、お互い疲れを冷やす為に、カフェに訪れた。
「あんた、冬木市に来たばっかりなんだろ?」
「ええ、はい。」
「なら、言っておくが…ここは、デートスポットな。」
デートスポット…、納得はいくな。でも、なんでそんなことを聞くんだ?
「鈍い奴か…。アンタ、あたしと一緒にいたら勘違いされるだろ?」
「…ああ、カップルだと思われると?」
「そういうことだ。」
「…まぁ、気にしなければいいのでは?」
「…こっちが気にすんだよ。」
美綴さんはコーヒーを飲みながら、気恥ずかしいのか、顔を向けてくれない。
「…帰りましょうか?」
「そうしてくれると助かる…。」
俺は美綴さんの気持ちを考え、海浜公園を出ることにした。
「あんた、あたしの予想より度胸強くねぇか?」
「まぁ、面白いからいいんだけどよ。」
夜中、美綴さんはそんな感想をこぼし、別れることにした。
「それじゃ、あたしは弓道部の日以外は暇だから、暇な時に誘えよ。」
「あ…はい。」
俺は美綴さんの日を覚えておくことにした。…暇な時にまた、どこか誘ってみよう。
汝、ここに新たなる契りを得たり
契りは即ち、
生きし英霊の力とならん。
我、女帝のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
勝利へと至る、更なる力とならん…
ランクは3。少しずつ…学園のコミュニティが築いてきた気がする。
4月23日(金)、今日は部活に向かった。
間桐さんは、今日はいないらしい。
「珍しいな、間桐がいないなんて。」
「今日は、体調不良ってよ。」
他の部員はそんな心配を投げかけてる。体調不良なら、しょうがないよな。
…今日は、間桐さんの家に行こう。風邪なら、家族だろうが、見舞いはしておこう。
「…あれ?ドアが開いてる。」
チャイムを鳴らすが、誰もいない。代わりにドアが開いていた。
「戸締りしないなんて珍しいな。」
俺はドアを開き、悪化してるのかと思い、マウント深山で買ったりんごを持っていく。
「なんだ…、これ。」
魔術で作られた謎の蟲だ。間桐家に何が…。
「なんで、ボクが間桐家の後継ぎじゃないんだ!」
「お前は何か勘違いしてるな。…仕方ない、お前は用済みじゃな。」
「──ひっ!?や、やだぁ!!死にたくないっ!!死にたくないっ!!」
そんな声が聞こえたので、俺は小型のナイフを持つ。英霊としてではなく…1人の友人を守る為に駆けた。
その場所は大広間だが…、机や椅子が崩れ壊れていた部屋になっていた。
「なんじゃ…お前さんは。」
「俺は間桐慎二の友人だ。」
「なんで、なんで来たんだよっ!!他人の癖にっ!」
間桐さんは泣いてる目をこちらに向ける。見逃せるわけない…。俺は、友人を見捨てない程、バカだからな。
「ハッハッハッハッ!そういうことか…。お前が、人間の日常に住んでるという…英霊じゃな。」
「英霊っ…?」
嘲笑う爺さんは、俺を一目で英霊と見抜いた…。只者じゃない、それに…あの魔術と同じ力を感じる。
「英霊が何故、救う。メリットなどあるのか?」
「救う価値はあるだろ?俺は、見舞いの為に来たら、こんな状況になってるんだからな。」
「ハッハッハッハッ!!その為だけに来て、助けるか。他人想いじゃのぅう。」
蟲が動いてる…。俺を巻き込む気だ。
…仕方ない。撤退するか。
「間桐さん、走るぞ。」
「はっ?今からか?」
「お前の爺さんは…俺以上に強い。逃げるなら今だ。」
間桐さんを諭し、俺は手を引きながら、遠くまで、間桐さんを連れ出す。
「はぁはぁっ…。なんで来たんだよ。お前。」
「間桐さんの友達だから?」
「…友達って、あんな介入の仕方するほど、馬鹿なんだな。お前。」
間桐さんは息をあげて、俺を睨む。それは、前言っていた、
「僕は、君みたいに人助けなんてできない。だから、今が死ぬべきなんだぞ!!」
「それだったら、なんで、間桐さんは叫んだ。死にたくなかったんだろ…。お前は!」
「──チッ!ああ、そうさ。死にたくなかった。僕がやっと次期当主になると思ったら、桜だぞ!あんな出来損ないと、できる僕を変えたんだぞ!」
「…嫉妬か。」
「ああ、そうさ!僕はアイツみたいに、魔術もない!けれど、それ以上の成果をあげたんだぞ!なのに、彼奴だけ優遇されるなんて…。」
可哀想になるほどの冷遇。だが、今の人生は、間桐さんだ。間桐慎二として決めるのはなんだと…、俺は考えていた。
「諦めるのか?」
「…ッ!!」
「確かに、魔術がなければ、この聖杯戦争は生きていけない。けれど、今決めるのは、間桐慎二。君なんだ。これからの人生をどうするかは、君なんだ。」
「そうかよ…。…僕は一度、間桐家に戻る。話をつけに行くよ。」
「多分、これが本当の別れなんだと思う。次は敵同士になる。それでも行くなら、俺は止めない。」
間桐慎二は笑う。その笑顔は、人としての成長を感じる笑顔だった。
「馬鹿かよっ。僕は間桐慎二だ!敵になるなら、相応の覚悟を持つに決まってるだろ。それに、君に大きい借りが出来た。それで僕は十分だよ。」
慎二は笑いながら、俺に背を向ける。ここからは、間桐慎二としての人生だ…。聖杯戦争で何が起こるか、俺はまだ分からない。
彼に幸がある事を祈るしかない。
汝、ここに、人の絆を確立したり。
ここに、戦車の秘めたる力を解き放したり。
今こそ、英霊という名の力を再臨せよ。
もう夜になる…。俺は間桐家を離れることにした。
(*死神のコミュを進めることができる。)
夜は、アーサー王伝説を読むことにした。
エクスカリバーが出てきたのは、1人の女性が持っていた剣だったらしい。そこからは傷一つもつけれない鞘を持ち、闘いに身を投じてきたと書いてある。(pixivから引用)
…もう夜だ。続きは今度にしよう。
4月24日(土)、今日は美綴さんに誘われたので、ヴェルデに行くことにした。
「今日は、映画館に行くぞ!」
「部長は、普段、何の映画を見るんですか?」
「ふ、普段か?あたしはなぁー‥。」
なんて答えようか迷ってるらしい。美綴さんは確かアクションが好きらしいが‥、たまには違う映画を見るのもいいかもしれない。
「ラブ・アクチュアリー」を見てみよう。
「わ、あたしも見てみたいやつだ!」
「そうなんですか?なら、見に行きますか。」
美綴さんの好きなジャンルらしい。意外と女子らしい趣味だ。
‥内容はクリスマスを背景にしたロマンチックの恋愛映画。洋画だけど、好評らしい。
魅力が上がった気がする。(本編外)。
「ありがとうな!あたしの好きなジャンルだ!」
「意外と‥というか、アクション系苦手なんですか?」
「ああ‥、あたしはテレビゲーム全般は好きなんだが‥、乙女ゲーが好きでな。誰も聞いてくれないから、主張しづらいんだ。」
凄い女子らしい趣味だ。‥ランクは6になった。
「次は何処か遊びに行こうな!」
短い時間だったが、関係は深まった気がする。
夜は久しぶりに、桜さんに会いに行こう。
「‥間桐家に入ったんですね。」
「ああ‥、迷惑だったか?」
「いえ、兄さんが急に「ジジイと争うなら、僕は出ていく!」っていって、出ていきそうになるくらいの変化だったので‥。」
慎二は、話をつけたらしい。‥出ていきそう、ということは聖杯戦争に介入しそうだな。
「私も、兄さんがあんな立ち向かうなんて驚くくらいの変化です。一体、何をしてあんな変化したんですか?」
「話しただけさ。慎二が元気ならそれで十分。」
「‥晴宮さんがここに来てから、周りが変化して行くんです。今までの生徒会や先輩、それに藤村さんも。怖いくらいにみんな前に進んでいくんです。」
前に進む‥か。桜さんは何を言いたいんだろう‥。
「私も晴宮さんに感化されて‥家族を裏切ると思ってしまうんです。」
「‥裏切るかは分からないだろ。それに、桜さんがどう生きるかは、まだ決まってないんだろ?」
「‥はい。」
「なら、自分の心に従えばいいさ。でも、常識の範囲でな。」
そう言って、俺は桜さんの隣を離れ、家に帰ろうとする‥。
なのに、桜さんは俺の袖を引っ張っていた。
「私、変わるのが怖いんです‥。でも、貴方なら許せると‥そう思ってしまう私がいるんです。」
「晴宮さん、今度、出会ったら、私の事を忘れないでください。‥私は貴方の為ならなんだってできるって‥思ってますから。」
不穏な空気が流れるが‥次に出会ったら、彼女はどうなるのだろう‥。そんな期待と不安が入れ混じったまま、俺は桜さんから離れる。
戦車MAX
死神9
女帝6
最近は、これをメインにしてますが、少しでも他の小説を書けるように頑張ります。
(仮面ライダーの小説、書いたほうがいいんだろか。)