まどマギに男をぶち込んでみた。


ただそれだけの短いお話。

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中途半端な所から始まり中途半端な所で終わります。



いつもと違う世界

 

 

「僕と契約して魔法少女になってよ!!」

 

 

そう喋ったのは猫のような真っ白い四足歩行の生物……インキュベーターことキュウべえである。

このインキュベーターは魔法少女になれる素質がある者にしか見えない地球外知的生命体。そしてこの場で魔法少女になっていないのは鹿目まどかただ一人だけであった。

 

キュウべえは元々まどかを魔法少女にしようとしていた。しかし今までことあるごとにそれを阻止してきた他の魔法少女がいる。

 

それが今、この街に集まっている五人の魔法少女だ。

たが今はその魔法少女たちは全員がこれからくる厄災……その名もワルプルギスの夜という魔女と闘うための準備に奔走していた。

 

その隙をついた勧誘である。

 

 

「ならないよ」

 

 

ハッキリとした意思を持って断るまどか。

どんな願いでも1つだけ叶えるという甘い誘惑に負けて、すでに魔法少女となっている友人たちとの約束を破るわけにはいかなかった。

 

 

 

ザザッと複数人がまどかとキュウべえのいる位置に降り立った。その数は全部で五人……先ほどの魔法少女たちである。

 

五人の魔法少女は一斉にハンドガン、槍、剣、マスケット銃、斧をそれぞれキュウべえに向けた。

 

 

「私がまどかを魔法少女になんてさせると思うの?」

 

 

「そもそもアタシらがいればまどかを魔法少女にする必要なんてないだろ」

 

 

「そう言うこと。さやかちゃんの目が黒いうちはまどかを魔法少女に出来るなんて思わないでよ」

 

 

「大丈夫鹿目さん……キュウべえに酷いことされなかった?」

 

 

「……ったく、油断も隙もあったもんじゃねえな……!!インキュベーター」

 

 

ハンドガンを持っているのは名を暁美ほむらという少女。彼女はまどかの為に何度も繰り返し世界を渡ってきた。この世界で有り得ないイレギュラーが発生、ほむらはここで過ごしていくうちに久しぶりに希望を抱いていた。この世界ならばまどかを救えるかもしれないと……

 

 

槍を向けた少女の名は佐倉杏子。燃えるような赤い髪をしている。彼女は元々隣町の魔法少女であった。しかし今回ワルプルギスの夜が襲来、まどかの魔法少女化した時の影響を教えられ、見滝原までやってきていた。

 

 

剣をかざしている少女は美樹さやか。恋心を抱いている幼馴染みの怪我を治す為に魔法少女になった乙女である。この少女、だいたいどの世界でも魔女化してしまうのだが、ここではしていない。それはほむらに希望を与えた要因の一つだ。

 

 

マスケット銃を構えているのは巴マミという少女である。どの世界でもキュウべえを友達と認識しており、精神的に弱いというイメージがある。しかしこの世界の彼女は決してそんなことはない。ほむらの言うイレギュラーのおかげで本物の頼れるお姉さんとなっていた。

 

 

そして最後に斧を携えた少女が長門心春。この少女がほむらの言うイレギュラーである。歳はまどか、ほむら、杏子、さやかの1つ上、つまりマミと同じ年齢となる。

しかしそれだけでイレギュラーというには弱すぎる。

ならばなぜ彼女はほむらにイレギュラーとして認識されているのか……それは本来の性別が男であるからだ。

 

心春は男であるがなぜかキュウべえが見え、面白半分で叶えたい願いを言ったところ普通にソウルジェムが出てきてしまった。しかも魔法で変身すると性別まで変わってしまうのでその時は相当慌てた。

それでも変身を解くと男に戻るので本人は次第に気にしなくなっていた。

 

しかも心春が魔法少女になったのはマミとたいして変わらない時期である。おかげでマミは一人で背負い込むこともなく、杏子とも喧嘩別れではなく円滑に終わり、杏子は縄張りを隣町に変えた。ただそれだけのことだが、マミの精神は強くなっていった。

 

他の人からみれば、ただ一人なんでも話せる他人が増えただけかもしれない。しかしマミにとってはそれが一番重要だったのである。学校も心春と一緒だったので、一人になることもなく魔法少女のことも心春がいたおかげで

必要以上の使命感に刈られることもなくなった。

両親がおらず、一人暮らしなのは変わらないが、別の世界のマミを形作っていた精神的弱さからくる見栄も張らない。

 

 

これらの要因が合わさった結果、ほむらは心春をイレギュラーと認識し、この世界で希望を持つようになっていったのである。

 

 

「おい、このナマモノどうするよ。懲りずに鹿目を勧誘しやがって……」

 

 

「とりあえず動けないようにして海にでも放り込んでおけばいいんじゃないかしら?」

 

 

「うわあ……マミさんが怖いこと言ってるよ……これは怒らせないようにしないと……」

 

 

「おっかしいなー、アタシが二人と組んで見滝原にいた頃は、マミもこんなんじゃなかったハズなんだけどなあ」

 

 

「あらあら、何か言ったかしら佐倉さん?」

 

 

杏子には振り向いたマミの背から"ゴゴゴゴ''と文字が浮かんでいるようにも見えた。

 

 

「ななななんでもねえよ!!それよりもワルプルギスの夜をどうするかだろ!?」

 

 

「あら?さっきまでの強気な発言はどうしたの杏子?さっき貴女が言ったようにここにはイレギュラーも含めて五人の魔法少女がいるわ」

 

 

「それでも作戦は立てておいた方がいいのは事実よ暁美さん。それとやっぱり鹿目さんを一人にしておくのはダメね……一緒に作戦会議に参加してもらいましょう」

 

 

話が逸れた(戻った)ことによって元の優しいお姉さんに戻ったマミが音頭を取ると、それぞれ変身を解いて会議の場であるマミの家に向かって歩いた。もちろんキュウべえを海に放り込むのは忘れずにしておいた。

 

 






いかがでしたでしょうか……
けんぷファーみたいに変身後だけ女の子になってもらえばいいんじゃね?
って考えて男をぶち込んでしまいました。


評判良ければSAOが完結後、これをちゃんとした形で書いていこうかなと思います。
リリなの案(アリシアをチート化)もあるので評判良くなければそっち書こうかな……

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