迷宮姫に仕えているんだが、今日も姫様はポンである。 作:サイキライカ
後、アンチ・ヘイトと受け取りかねないシーンもありますが作者はそんなつもりはあまりありません。
なお、作中の羽蛾の一人称が二つなのとアテムの名前がアテムと彼の二つなのは意図的なので誤字ではありません。
それと書ききれていない今作におけるドーマ編の変化。
1:マスカレーナ乱入により三幻神強奪&ティマイオスの取得は大神祇官襲撃後、双六の手配で合流したホプキンス教授との邂逅中になる。
2:海馬瀬人は社長退陣が前倒しになったがモクバは副社長を維持できているためほぼ原作通りに動いている。
3:ダーツがほぼ原作通りの動きしかしていないのは大神祇官が暗躍しているから。※但し遊戯の魂の確保他ドーマ的には貢献している上に確証を残していないので怪しいだけで疑うに疑えない。
アメリカの大地を繋ぐ長距離列車のその上部、強風が顔を撫でつける危険な場所に立つアテムは対峙する『インセクター羽蛾』を強く睨み付けていた。
「ひょ〜ひょひょひょひょ!!
いい顔だなぁ遊戯ぃ!
お前にそんな顔をさせられるなんてドーマは最高だぜ!!
ターンエンドだ!」
そう卑しく笑う羽蛾のフィールドにはこれまでの彼に比して強力な布陣が展開していた。
ライフポイント:2700
手札:二枚
フィールド魔法
【オレイカルコスの結界】
モンスターゾーン
【甲虫装機 ダンセル】
【ゴキポール】
魔法罠ゾーン
セット一枚
【甲虫装機 ギガマンティス】※ダンセルに装備
【オレイカルコスの結界】とギガマンティスの効果によりダンセルは2900の攻撃力を持ち、並ぶゴキポールも厄介な効果を有している。
【甲虫装機 ダンセル】
効果モンスター
星3/闇属性/昆虫族/攻1000/守1800
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「甲虫装機」モンスター1体を選び、
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードが自分フィールドに存在し、
このカードに装備されたカードが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「甲虫装機 ダンセル」以外の「甲虫装機」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):このカードを装備カード扱いとして装備しているモンスターのレベルは3つ上がる。
【ゴキポール】
効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻1000/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル4の昆虫族モンスター1体を手札に加える。
この効果で通常モンスターを加えた場合、さらにそのモンスターを手札から特殊召喚できる。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ、
フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
対してアテムのフィールドは決して有効打が打てる状況に無い。
ライフポイント:700
手札:三枚
モンスターゾーン
【マシュマロン】
魔法罠ゾーン
セットカード二枚
【憑依覚醒】
何とかセット出来たマシュマロンが絶対的だったライフポイントの差を埋め辛うじてアテムの命を繋いでいるが、しかしその壁も【甲虫装機】の前では心許ない。
「何故だ羽蛾!
お前達はドーマにどうして加担する!?」
羽蛾、そして今頃城之内と対峙しているだろう竜崎の二人はドーマの悪辣さを目にしながらもそれでも強さを求めドーマへと擦り寄った。
「あん?
なんでって、そんなの決まってるじゃないか」
問いに不思議そうにした羽蛾は、すぐにその顔に厭らしさを浮かべて嘯く。
「
遊戯、お前よりも僕は強くなれる!
俺はお前に勝ちたいからドーマに味方してるんだよ!」
そう自慢げに羽蛾はフィールドを指す。
「こいつらを見ろよ遊戯!
お前が散々馬鹿にした虫螻達がドーマのお蔭でこんなに強くなったんだ!ひょ〜ひょひょひょひょひょ!!」
そう笑う羽蛾を、アテムは理解出来ないと頭振る。
「そんなことの為に…っ!?」
「そんなことだって?」
そう漏らしたアテムの言葉に羽蛾がドス黒い感情を漏らしながらアテムを睨みつける。
「そうだよなぁ?
おまえにわかるわけがないんだよなぁ!!
僕みたいな嫌われ者が、たった一つだけ自慢できた事が無駄だったって吐き捨てられる気持ちなんてさぁ!!」
「何を…?」
あまりにも唐突すぎる爆発に困惑を隠せないアテムが目に入らない様子で羽蛾は己が中の淀んだ感情を吐き出し始める。
「僕はずっと頑張ってきたんだ!
少ないお小遣いをコツコツ貯めて、寝る間も惜しんでカードを研究してデッキを作ったんだ!
そうやって、そうやってずっと頑張って僕は全国大会を優勝したんだぞ?
なのに、なんで僕が
ペガサス島で負けた後ならまだ我慢出来たよ!
お前に負けたんだから僕よりお前が強かったってどれだけ言われたって負けたのは僕なんだから!
だけど、だけど
泣きながら怒る羽蛾の赫怒に戸惑うアテム。
「羽蛾…」
「黙れよ!!僕を憐れむなら何もするなよ!!
表になんか出てこないで何もしないでくれよ!!
僕達はお前に倒される脇役なんかじゃないんだ!!
僕は虫じゃない!!僕は人間なんだよ!!」
自らの行いが招いた一方的で理不尽な八つ当たりでしか無い羽蛾の慟哭は、しかしだからこそアテムの逆鱗を掠ってしまった。
「…お前が先に手を出したんだろうが」
「あん?」
「遊戯…?」
「お前達が相棒に手を出してきたんだろうが!!」
瞳に怒りでも足りない濁った感情を燃やしアテムは咆哮する。
「え…?」
「お前が!!お前が爺ちゃんのカードを海に投げ捨てたのが悪いんだろうが!!
それを棚上げして表に出てくるな?俺に関わるな?
巫山戯るなよ虫螻が!!」
普段を知るからこその変容に杏子は息を呑む。
そして、彼の怒りがどうしようもなく
「どうしてお前達は俺達を放っておいてくれないんだ!!
俺は、相棒はただ城之内君や杏子達と笑っていられたらそれだけで良かったんだ!!
なのに、お前達が、俺達を勝手に持ち上げて関わってくるから俺は
今のアテムには
【闇のゲーム】を執行する力があろうと、類まれなるゲームの才があろうと、今の彼は自分を武藤遊戯だと思い込んでいた誰かでしかなく、彼を彼たらしめる記憶も名前さえ無いのだ。
そんな自分を友と仲間と受け入れてくれた皆が、何より肉体を共有する武藤遊戯が心の底から彼と共に在ることを受け入れてくれたからこそ彼は名前さえ失った状況にあっても救われていた。
しかし、そんな彼の魂の安寧を守っていた遊戯はドーマの手により奪われた。
そんな彼の存在を否定する羽蛾の慟哭にアテムは、その身勝手な言葉に義憤ではなく憎悪を燃やし激情のままに理性の手綱を手放した。
「俺のターン!!ドロー!!」
手札は【ライトニング・ストーム】【バフォメット】【
そして引いてきたのは…
「俺は手札から【金満で謙虚な壺】を発動!!」
【金満で謙虚な壺】
通常魔法(禁止カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1):自分のEXデッキのカード3枚か6枚を裏側で除外して発動できる。
除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
「クソッ!!いつもそうだ!!
お前の強いのはトップ解決出来る運だけじゃないか!!」
吐き捨てる罵倒の言葉は彼の耳には届かない。
「融合デッキを六枚裏側除外して俺はデッキを上から六枚捲りその中の一枚を手札に加える!!」
ろくに確認もせず投げ捨てるように融合デッキを除外ゾーンに押し込んだ遊戯はデッキを上から六枚捲り、【ブラック・ホール】【拡散する波動】【融合】【死者蘇生】【ジャックス・ナイト】【天よりの宝札】の中から一枚を選択した。
「俺は、【ブラック・ホール】を手札に加えてそのまま発動だ!!」
その胸の内を渦巻く激情を現すかのような漆黒の闇がフィールドを押し潰し敵味方問わずモンスターを粉砕する。
「【ゴキポール】の効果発動!!
デッキから【フライングマンティス】を特殊召喚する!!
さらにモンスターに装備されていた【甲虫装機 ギガマンティス】が墓地に送られた際に発動した効果で墓地からダンセルを守備表示で蘇生する!!」
【フライングマンティス】
通常モンスター
星4/風属性/昆虫族/攻1500/守 800
飛行能力を持ったカマキリ。昆虫が大好物。
超重力の闇が消え、上空から巨大なカマキリが羽音と共に現れその隣にダンセルが再びフィールドに回帰した。
「邪魔だ!!伏せカード発動!!【憑依連携】!!墓地の【憑依装着ダルク】を攻撃表示で特殊召喚!!
更にチェーンして手札の【ライトニング・ストーム】とフィールドのセットカードに加えて墓地の【幻獣王ガゼル】【マシュマロン】【金満で謙虚な壺】【増殖するG】【手札抹殺】の五枚、合計七枚を除外して【妖精伝記シラユキ】を特殊召喚する!」
林檎を手にしたリスの獣人がフィールドに降り立ち僅かに遅れてローブを羽織る黒髪の少年が現れる。
「逆順処理によりダルクより先にシラユキがフィールドに現れるため【憑依連携】の追加効果発動!!
お前のフィールドの表側表示のカードを破壊する!!」
「蘇生時に俺のフィールドのカードを破壊するだって!?」
「俺が選ぶのはダンセル!!」
フィールドに降り立ったダルクが杖を前に突き出し先端から白と黒の螺旋を描く光弾を放ちダンセルを撃ち貫く。
「クソッ!?」
「バトルだ!!
シラユキで【フライングマンティス】を攻撃!!」
「トラップ発動!!
【ライヤー・ワイヤー】!!墓地の【カマキラー】を除外してシラユキを破壊する!!」
【ライヤー・ワイヤー】
通常罠
自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外し、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。
林檎を掲げたシラユキへと粘糸が絡み付き地面の底へと引きずり込む。
「だったらダルクで攻撃!!
『クーゲル・ドンケルハイト』!!」
アテムの赫怒を込めた咆哮に従いダルクが魔力弾を乱射してフライングマンティスを滅多打ちにする。
「くぅっ!? だけどこれで…」2700→2625
「シラユキの効果発動!!
フィールドの【憑依装着ダルク】と【憑依覚醒】墓地の【クリボー】【増殖】【超電磁タートル】【THEトリッキー】【磁石の戦士α】を除外して攻撃表示で特殊召喚!!
シラユキでダイレクトアタック!!」
墓地に残ったリソースだけでは足りないとフィールドのカードさえ対価に捧げ死の国よりシラユキが無理矢理引きずり出される。
「遊戯…お願い、もう止めて!!」
怒りに呑まれカードへの感情さえ投げ捨ててしまった彼の姿に見ていられないと叫ぶ杏子の声も彼の凶行としか言えない暴挙を止めることは叶わず、シラユキの掲げた林檎から放たれる波動が羽蛾に襲い掛かる
「ぐあっ!?」2625→1700
【金満で謙虚な壺】の効果により致命傷には届かない攻撃を喰らい羽蛾は苛立たしげに叫ぶ。
「散々やってくれたじゃないか!
だけどもうお前の墓地にはシラユキを喚ぶだけのカードはない!
次のターンでお前は終わりだ遊戯!!」
「何を勘違いしてやがる虫野郎」
「ひょ?」
「俺のバトルフェイズはまだ終わっちゃいないんだよ!!」
そう宣う彼に羽蛾は理解出来ないと叫ぶ。
「何を言ってやがるんだ!?
伏せカードも自分で除外したお前が今から何をするって言うんだ!?」
「シラユキのダメージステップ解決後に手札から速攻魔法発動!
【
【
速攻魔法
「狂戦士の魂」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターが直接攻撃で
相手に1500以下のダメージを与えた時、
手札を全て捨てて発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、
それがモンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送り、相手に500ダメージを与える。
その後、モンスター以外がめくられるまでこの効果を(最大で7回)繰り返す。
めくったカードがモンスター以外だった場合、そのカードをデッキの一番上に戻す。
「手札を全て捨てて効果を発動!!
俺のデッキトップがモンスターカードだったら貴様に500ポイントの追加ダメージを与える!!」
「俺の残りライフは1700…【金満で謙虚な壺】の効果で半分になっているから半分の250ポイント…。
くっ、あっはははははは!!
馬鹿だなぁ遊戯!!お前は僕を倒そうとするなら七枚もモンスターカードを引かなきゃならないんだぞ!?
そんな事が出来るはずが無いじゃないか!!」
ほぼフルモンデッキならまだしも多種多様なカードを採用する遊戯のデッキで七枚連続でモンスターカードを引くなんてありえないと嘲笑する羽蛾だが、彼は羽蛾に何も応えずデッキトップへと手を伸ばした。
「いくぞ虫野郎。
一枚目!」
開示されたのは【キングス・ナイト】。
「モンスターカード!!」
不完全な顕現を成した【キングス・ナイト】が羽蛾に斬りかかる。
「ぐぅっ!?
だけどまだ…」
「二枚目!! モンスターカード!!」
次いで【磁石の戦士γ】が羽蛾に体当たりする。
「うわぁっ!?」
「三枚目!! モンスターカード!!」
【カタパルト・タートル】が射出機構に消えかけていた【磁石の戦士γ】を乗せて羽蛾へと打ち込む。
「四枚目!! モンスターカード!!」
【翻弄するエルフの剣士】が羽蛾に刃を突き立てる。
「ぐぅ…だけど流石にもう…」
「五枚目!! モンスターカード!!」
確率なんか知ったことかと言わんばかりに彼はモンスターカード【暗黒魔族ギルファー・デーモン】を続けて公開し、獄炎が羽蛾を焼いた。
「嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!
ここまでやっても僕はお前の踏み台なのかよ!!??」
今の遊戯なら七枚全て引き切れると羽蛾は疑う事さえ出来ず泣き喚く。
「六枚目!! モンスターカード!!」
【粘糸壊獣クモグス】が前足で踏み付け羽蛾を電車の天井部に縫い付ける。
「終わりだ!! モンスターカード!!」
最後の七枚目…【ブラック・マジシャン】は怒り狂う彼に痛ましげに眉を歪めながら昆虫標本のように地面に縫い付けられた羽蛾へと魔術を放った。
「うわぁぁぁぁぁぁあああああ!!」ライフポイント−50
ブラック・マジシャンの魔力に焼かれライフを全て喪った羽蛾がぐったりと倒れ伏す前でそれでも気が収まらないとデッキトップを引き抜いた。
「まだ終わらせて堪るか!!
八枚目!! モンスターカード!!」
羽蛾のライフが尽きた時点でデュエルが終了しているため引いても何も起きないのだが、アテムは怒り狂う己を制御出来ず喚き狂いながらデッキトップを公開する。
「まだだ!!まだモンスターカードはデッキに残っているぞ虫野郎!!」
「もうやめて遊戯!!」
倒れた羽蛾になおも攻撃を止められない姿に杏子は縋り付いて止まるよう願う。
「もう決着は着いたの遊戯!!
お願いだからこれ以上自分を傷つけないで!!」
「離せ杏子!!
俺は!!俺は!!」
遊戯ではないとそう喉まで出そうになり、たった今引いた【ブラック・マジシャン・ガール】が視界に入り、カードの中の彼女が泣いているように見えた事で漸く荒ぶる感情が僅かに綻んだ。
「…俺は……うぅっ!?」
膝を着き嗚咽を漏らす彼を遊戯としか呼べない自分が情けないと思いながら、杏子は彼をただ抱きしめ続けた。
〜〜〜〜
「……彼等は敗北しましたか」
南海の孤島。
地図に載らないその島の神殿の奥にて秘密結社【ドーマ】の首魁『ダーツ』は新たに2つの魂が祭壇に捧げられたのを無感動に眺めていた。
『残念ですね。
彼等には幾枚かカードを融通して差し上げたのですが、やはり運命は彼等に味方してはくれませなんだか』
しゃあしゃあと嘯いた『教導の大神祇官』にダーツは表情を変えず尋ねる。
「リースはどうしました?」
『さあ? 私と彼女は道を共にしておりますが最終目的は違いますので。
おそらくは案内人殿を追ってメキシコに向かったと思いますが』
困ったと言いたげに手を仮面に添えて首を振る大神祇官。
「そうですか」
そんな彼に微塵の油断もしないままそう言うとダーツは祭壇を見上げ呟く。
「神の降誕はもう間もなく完了する。
そうすればもう心の闇に人が侵されることはなくなる」
自らに起きた悲劇から始まる呪われた運命の終焉は近いと口にするダーツを見ながら大神祇官は腹の中で嘲笑う。
(闇を悪と断ずることのなんと愚かなことですね。
そのような愚昧だから貴方は失敗するのですよ)
この次元に移転する際に大神祇官は世界の真実の一端を知った。
(『正しき闇の力と破滅の光』と『五千年周期で繰り返される赤き竜と地縛神による人類存続を決める裁定』。
例え貴方の悲願が叶おうと人類は何度でも蘇り繰り返すのです。
それさえ知らないまま盲に突き進む姿は誠に愚かで滑稽ですね)
しかし一万年に渡る悲願の為に集めたリソースは間違いなく有用だ。
故に大神祇官はダーツに協力しているのだ。
(頑張ってくださいねダーツ殿。
貴方が失敗した後は私がその力を有効利用させて頂きます。
そうして私は今度こそ神の座へと至りましょう)
邪悪は嘲笑う。
己だけは失敗しないと、そう根拠の無い自信と共に。
そうして世界はズレながらも歴史通りに進む中、最大のイレギュラーたる『彼』は今…
「メインフェイズ。
俺は、フィールドのセットモンスターをリリースして手札の【モリンフェン】をアドバンス召喚する!」
絶望的にカードパワーが弱いカードを繰り、必死に足掻き続けていた。
バーサーカー・ソウルはネタによくされるけど、あのシーンに至るまでのアテムの精神ダメージって酷いよね。
・すぐに記憶の旅編に入れなかったから自分が武藤遊戯だと思い込んでいた他人だっていう精神ダメージが継続中。
・自分のプレミでカードからの信頼ダウン(思い込み)&相棒喪失。
そんな状態で羽蛾にあんな真似されたらリアルファイト不可避だろうにあくまでデュエルでボコるだけで済ませたんだから寧ろ優しくない?
単に相棒の身体で虫野郎を殴りたくなかっただけかも知らんけど。
この後アテムは原作通り遊戯とデュエルして持ち直します。
が、それは画面外で処理しつつ次回は執事の地下旅行です。