迷宮姫に仕えているんだが、今日も姫様はポンである。 作:サイキライカ
いつものシリアス癖が出かけたので切るために短くなっちゃった。
没ネタもそういうの多いし、ショートショートのまとめ投稿にしたほうがいいかな?
【闇霊使いダルク】
その登場は2008年と古く遊戯王の中でも古参に入るカードである
テーマ単体のストーリーは無くとも【ガスタ】の村長の娘である【風霊使いウィン】や氷結界の里出身の【水霊使いエリア】等ある程度背景が語られている他【霊使い】の中で【光霊使いライナ】と共に最も謎めいており、【霊術】罠カードにイラストが描かれていない事や【霊使い】の中で唯一男性である事も含め彼について語られていない話は数多い。
「マスター。これをどうするつもりだ?」
そんな我が相棒は現在、一目でわかるほど不快感を隠すこと無く俺に詰め寄っていた。
「どうするといわれてもなぁ…」
そうごちりながらダルクが持ってきたノートパソコンに表示されているスレッドを流し見る。
【腐海へ】【
251:名無しの決闘者
ダルクきゅん人気投票3位おめでとう!!
やはりダルクきゅんは神だった…
252:名無しの決闘者
短パンへそチラのコンボはもう立派な兵器なんだよな。
253:名無しの決闘者
俺、ヒータちゃん推しだったのにダルクの腋にリンクマーカーが向きっぱなしなんです!先生、これは…
254:名無しの決闘者
ようこそ《こちら側》へ
255:名無しの決闘者
歓迎しよう。盛大にな!
256:名無しの決闘者
正直ダルクは女の園に入り込む邪魔者だと思ってたんだよ。
だけど今なら分かる。付いてる方がお得だって言葉の意味が
257:名無しの決闘者
分かる
258:名無しの決闘者
分かる
259:名無しの決闘者
分かる
260:名無しの決闘者
可愛いは正義。
その子に付いているなら二倍で正義
261:名無しの決闘者
男だがダルク君の杖()で突いて欲しい
262:名無しの決闘者
馬鹿野郎!
ダルクきゅんはリダンと付き合って()んだよ!!
263:名無しの決闘者
は?
264:名無しの決闘者
は?
265:名無しの決闘者
おいおいおい。戦争か?
ダルク君は支配人の相棒()だろうが
…………。
「『エクシーズ次元』にもスレッドってあったんだ…」
しかもカスの更に下の掃き溜めのよりにもよってなスレッドを見せられ俺は頭が痛くなる。
「マスター。
これはどう落とし前を着けるんだ?」
「どうも出来んだろ」
性癖は縛れるような代物でもないし、表に持ち込まなければ制限も何も無い。
「内容はともあれリアルに持ち込まない限りは実害は無いし、妄想の自由ぐらいは多めにみてやろう」
「出来るかぁ!!」
止めようが無いと諦める俺に大爆発するダルク。
「どうしてマスターは俺と
「ファンアートと称して俺とダルクが絡むような腐ったイラストでも直接渡されたんなら兎も角、他人が妄想を吐き出してるのを勝手に見て勝手に不快になって一方的に止めろも筋が通らなくないか?」
「それは……」
言い方は悪いが今の状況は見なくていい深淵を自分から覗き込んだダルクが逆ギレしてるとしか言えない状況であり、過剰に反応するほうが面倒を引き起こすだろう。
「他人の欲望が根である以上根本的な解決にはならんだろうが、俺が既婚者である事を公表してダルクも結婚を前提に付き合っている相手がいるって宣言すれば多少は沈静化するだろうけど、それはそれで炎上するだろうしダルクもやりたくはないだろう?」
「……」
取り敢えずの解決策を提示するもリスクとリターンが全く釣り合わないのは察せたらしく無言のままダルクの顔が◯わ◯わピ◯チュウみたいになる。
「腐ってても負の感情に囚われてないことを安堵するしか無いんだな…」
「そういう事だ」
掘り下げても藪蛇だと見なかったことにして今回は終わらせる。
とはいえ…
「しかしまあ、これは酷いな」
【百合乱暴される霊使いイラストスレ】【NTR妄想で鬱BKするスレ】【BMGで45した事を懺悔するスレ】エトセトラエトセトラ…
並ぶ碌でもないタイトルのスレッドの数々に俺は苦笑するしかない。
「だがまあ、これだけ欲望に忠実な奴等が多いなら『エクシーズ次元』はもう心配いらないだろうな」
「……そうだな」
凄く嫌そうにだがダルクも同意する。
ハゲのやらかしの傷が未だに根深い極限状況のままだったならこんな場末の場末のようなスレが乱立できるはずもない。
【
「しかしなんだが、マスターはなんで気にならないんだ?」
「ダルク。世の中には『pi◯iv』という闇鍋も真っ青な無法地帯があの世界にはあってだな」
「もういい。わかった。聞きたくない」
あそこの無法と性癖の暴露大会に触れたことがあるなら受け流し方は容易に心得られる。
今度こそ完全に終わりと俺はダルクにも関係のある話題を持ち出す。
「そう言えばエリス達から自分達の世界でも【
「俺は参加しないからな…」
憮然とした顔でそう拒否するダルクだが、賛成多数という数の暴力とウィン達の要望に折れ全力営業スマイルでステージでファンサする事になるのだった。
次回はどうしよ。
GX乱入とかプロットはあるけとまたクソ長くなっちゃうんだよな…
以下は膨らませきれなかった没ネタです。
「え? あれってダルク君?」
ある日の事である。
お気にいりのケーキ屋さんへお菓子を買いに町へとくり出したエリアは、そこで見慣れた黒髪の少年を見つけた。
「……嘘」
声を掛けようとしたエリアだが、しかしダルクは金髪の悪魔の少女を横に伴っていた。
「ッ!!」
咄嗟に踵返し屋敷へと駆け戻るエリア。
「おかえりエリア。
早かったね?」
お茶の準備をしていたヒータの言葉に応える余裕もなく、エリアは必死の形相で叫んだ。
「ダルク君が女の子ナンパしてた!!」
「「「「なんだってー!!??」」」」
その瞬間彼女達の心は一つになった。
「場所は!?」
「西大通り!」
「フォーメーションΓ!!」
「一気に行きます!」
「ダルク君は渡さない!」
ドタバタと駆け出していく5人の背中を眺めながら俺はポツリと呟く。
「青春してるなぁ」
「年相応に楽しそうだよね」
まあ、完全に勘違いなんだけどな。
とある一件で殺し合いから和解した【魔を刻むデモンスミス】の頼みで一時的に預かることになった【紅涙の魔ラクリモーサ】の迎えを任せたのを勘違いしただけだろうし。
十五分後、ラクリモーサを連れたダルクが頭に漫画のようなたんこぶを生やしたエリアと共に7人でゾロゾロと戻って来る。
「お帰りダルク。
様子だと無事に合流出来たみたいだな」
「ああ」
ジロリと睨むダルクにエリア達が笑って誤魔化そうと企む。
「あまり怒ってやるなよ。
五人共お前が自分だけ男だからって距離を置いているのが寂しがっているだけだからさ」
「だからといって恥ずかしい三文芝居を大通りでやられても仕方ないと?」
「反省してます〜」
ち◯かわみたいなデフォルメ状態で謝罪するエリアに何をやったんだかと興味が湧くが聞くなよと目で訴えるダルクに肩を竦め俺はラクリモーサへと語りかけた。