迷宮姫に仕えているんだが、今日も姫様はポンである。   作:サイキライカ

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というわけでデュエルです。

展開間違って無いよね?


悪魔は龍と踊る(15)

「私のターン!!

 私は手札から【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】を特殊召喚!!」

 

SR(スピードロイド)ベイゴマックス】

効果モンスター

星3/風属性/機械族/攻1200/守 600

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキから「SRベイゴマックス」以外の

「スピードロイド」モンスター1体を手札に加える。

 

 ちぃっ!? ベイゴマックスは【SR(スピードロイド)】の基礎初動だが、同時に縛り無しでレベル3を並べられるベイゴマックスは出張性能が高いから【SR(スピードロイド)】と確定しきれない!?

 

「待ちな!

 スタンバイフェイズに【マルチャミー・プルリア】を手札から墓地に送り効果発動だ!

 巻き戻し処理を要求する!」

 

 デュエルディスクに置かせる前にそう宣言すると【白翼の魔術師】は苛立たしげに俺を睨む。

 

「煩わしい!!

 その効果は【灰流うらら】で無効よ!!」

 

 墓穴は想定していたが【妖怪少女】だと!?

 

「ならこっちは以上だ」

 

 増Gがあれば被せて投げていたが手札には入っていない。

 

「今度こそ私は手札から【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】を特殊召喚するわ!

 ベイゴマックスを召喚した時私はデッキから【SR(スピードロイド)タケトンボーグ】を手札に加える!」

「効果処理完了後に手札から【ドロール&ロックバード】を手札から墓地に送り効果を発動!

 このターン中お互いにデッキから手札に加える効果を適用不可能とする!」

「しつこいのよ!!

 【墓穴の指名者】で【ドロール&ロックバード】を除外して効果を無効にするわ!」

「二枚持ちか!?

 だったらチェーンして手札から【マルチャミー・フワロス】を捨てて効果を発動!!」

「誘発三枚握ったお前が言うな!!」

 

 それはそう。

 一枚初動が握れているから事故とは言わないが普通なら事故と言っても差し控えない。

 だがうららと墓穴を切らせた上で次ターンのドロバが不発確定でフワロスが通ったのは大きい!

 

「私は手札から【SR(スピードロイド)タケトンボーグ】を手札から特殊召喚!!」

 

SR(スピードロイド)タケトンボーグ】

効果モンスター

星3/風属性/機械族/攻 600/守1200

自分は「SRタケトンボーグ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

(1):自分フィールドに風属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードをリリースして発動できる。

デッキから「スピードロイド」チューナー1体を特殊召喚する。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

 

 残り手札は二枚。

 此処からどう動く?

 

「【SR(スピードロイド)タケトンボーグ】の効果を発動よ!

 自身をリリースしてデッキから【SR(スピードロイド)赤目のダイス】を特殊召喚するわ!」

 

SR(スピードロイド)赤目のダイス】

チューナー・効果モンスター

星1/風属性/機械族/攻 100/守 100

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

「SR赤目のダイス」以外の自分フィールドの「スピードロイド」モンスター1体を対象とし、

1~6までの任意のレベルを宣言して発動できる。

そのモンスターのレベルはターン終了時まで、宣言したレベルになる。

 

「フワロスの効果でドロー!」

 

 ちっ! 引きが悪い。

 タケトンボーグを使って赤目だから【SR(スピードロイド)】でほぼ確定!

 リンク無しの【SR(スピードロイド)】で何処まで伸ばせる?

 

「【SR(スピードロイド)赤目のダイス】の召喚時効果を発動!

 フィールドの【SR(スピードロイド)】一体のレベルを1から6の間で変更するわ!

 私は【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】のレベルを2に変更!

 レベル2【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】にレベル1【SR(スピードロイド)赤目のダイス】をチューニング!!」

 

 フワロス通っているのに4か5でクリアウイング系列ではなくレベル3シンクロモンスターを呼ぶだと!?

 暴走も無いとは言いきれないが狙いはなんだ?

 

「シンクロ召喚!レベル3!【HSR(ハイスピードロイド)コルク-10(ジュウ)】」

 

HSR(ハイスピードロイド)コルク-10(ジュウ)

シンクロ・チューナー・効果モンスター

星3/風属性/機械族/攻 500/守1000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、

この効果を発動するターン、自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

(1):このカードがS召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキから「スピードロイド」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

●このカードが「スピードロイド」モンスターのみを素材としてS召喚していた場合、

そのS召喚に使用したS素材モンスター一組が全て自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚する。

 

「フワロスの効果でドロー!」

 

 これも誘発ではない。

 

「【HSR(ハイスピードロイド)コルク-10(ジュウ)】の召喚時効果を発動!

 召喚に使用したモンスターが全て【SR(スピードロイド)】モンスターであった場合その一組全てをフィールドに呼び戻す!

 戻って来なさい【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】、【SR(スピードロイド)赤目のダイス】!!

 そしてフィールドに特殊召喚された【SR(スピードロイド)赤目のダイス】の効果を発動!

 【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】のレベルを4に変更するわ!」

 

 どんどん賑やかになっていくフィールドに狙いがなんとなく見えてきた。

 

「私は手札からスケール8の【SR(スピードロイド)クラッカーネル】をペンデュラムスケールにセット!」

 

SR(スピードロイド)クラッカーネル】

ペンデュラム・効果モンスター

星2/風属性/機械族/攻 200/守1800

【Pスケール:青8/赤8】

このカード名のP効果は1ターン1度しか使用できない。

(1):自分の墓地から「スピードロイド」カード1枚を除外して発動できる。

デッキから「スピードロイド」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。

このターン、自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

【モンスター効果】

このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。

自分の手札・デッキ・墓地から「SRクラッカーネル」1体をチューナー扱いで特殊召喚する。

(2):このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、

自分の「クリアウィング」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。

このカードを除外し、そのモンスターの攻撃力を700アップする。

 

「ペンデュラムだと!!??

 ユーゴが使っていなかったカードも入っているのか!?」

 

 ユーゴ君のデッキを使っていると思っていたらしい権現坂君が声を上げるが、未来で使っていたのを知っている俺には想定の範囲内だ。

 

「【SR(スピードロイド)クラッカーネル】のペンデュラム効果を発動!

 墓地の【SR(スピードロイド)タケトンボーグ】を除外してデッキから【SR(スピードロイド)】ペンデュラムモンスターをペンデュラムスケールにセット出来る!

 私はデッキからスケール4の【SR(スピードロイド)ウィング・シンクロン】をペンデュラムスケールにセットするわ!!」

 

SR(スピードロイド)ウィング・シンクロン】

ペンデュラム・チューナー・効果モンスター

星5/風属性/機械族/攻1500/守1000

【Pスケール:青4/赤4】

(1):1ターンに1度、発動できる。

自分のPゾーンの風属性・レベル2のPモンスターカード1枚とこのカードを破壊し、

EXデッキから「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

このターン、自分のPゾーンのカードは効果では破壊されず、

自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

【モンスター効果】

このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがEXデッキに表側で加わった場合、

自分フィールドの風属性Sモンスターの種族が2種類以上であれば発動できる。

デッキから「スピードロイド」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。

 

 フィールドに建つ2つの柱。

 これで喚べるモンスターはレベル5から7までと【SR(スピードロイド)】の多くは弾かれるがこの二体が並んだ事が重要でありペンデュラム召喚は度外視で問題無いのだ。

 だが、零児君達の常識からすれば明らかな異常だろう。

 

「なんだアイツ?

 レベル5以上の【SR(スピードロイド)】なんて居ないはずだぞ?」

「『現代遊戯王』のペンデュラムテーマ使いにとってペンデュラム召喚はオマケですよ。

 重要なのはペンデュラム効果。

 二枚必須と張り替えが難しいというペンデュラムの弱点を埋めるため、ペンデュラムは自壊を絡めたサーチとリクルートでデッキを圧縮し擬似的にでも一枚初動を為せるよう進化していきました。

 【SR(スピードロイド)ウィング・シンクロン】は【覇王門の魔術師】同様の先鋭化させたペンデュラムの一枚!

 その効果は、シンクロ召喚の代用効果!」

「その通りよ!

 【SR(スピードロイド)ウィング・シンクロン】のペンデュラム効果を発動!

 自身とレベル2のペンデュラムスケールのカードを破壊しエクストラデッキから【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】をシンクロ召喚扱いで特殊召喚するわ!

 【SR(スピードロイド)ウィング・シンクロン】と【SR(スピードロイド)クラッカーネル】を破壊!

 来なさい!私の力の半身!【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】特殊召喚!!」

 

 【白翼の魔術師】の背後に聳え立つ二つの柱が崩壊して生じたエネルギーが一つとなり【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】が形を成しフィールドに顕れる。

 

「やっぱり来たなクリアウイング。

 フワロスの効果で一枚ドロー」

「破壊された【SR(スピードロイド)クラッカーネル】の効果を発動!

 デッキから【SR(スピードロイド)クラッカーネル】をチューナー扱いで特殊召喚するわ!」

「フワロスの効果でドロー」

 

 来たのはまた誘発では無い。

 そして【白翼の魔術師】のフィールドが全部埋まった。

 これにリンクモンスターの【HSR(ハイスピードロイド)GOM(ジーオーエム)ガン】まで居たら更にフィールドがシンクロモンスターで埋め尽くされるんだよな。

 

「手札から魔法カード【強欲で貪欲な壺】を発動!

 デッキトップ10枚を除外して二枚ドロー!」

「チェーン無し!」

 

 必要なカードが揃ってからの強貪か。

 頭に血は昇っていてもデュエルに淀みは無いってか?

 【白翼の魔術師】の手札は残り二枚。

 召喚権も残ってるとか展開に特化した【SR(スピードロイド)】は本当にワクワクさせてくれる!

 

「私はレベル7【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】にレベル3【HSR(ハイスピードロイド)コルク-10(ジュウ)】とレベル2【SR(スピードロイド)クラッカーネル】の二体をチューニング!!」

「レベル12!!?? 『ダブルチューニング』!? いや、シンクロチューナーを介するから『デルタアクセル』か!?」

 

 ユーゴでさえ最盛期を迎え絶体絶命の窮地に追い込まれて漸く辿り着いた本物の境地へと飛翔するクリアウイングに妬心でそこまで辿り着いた【白翼の魔術師】に一周回った感心を抱かされた。

 

「これが私がズァークに捧げる最強の私!!

 シンクロ召喚!!レベル12!!【クリスタルクリアウィング・オーバー・シンクロ・ドラゴン】!!」

 

【クリスタルクリアウィング・オーバー・シンクロ・ドラゴン】

シンクロ・効果モンスター

星12/風属性/ドラゴン族/攻3500/守3000

チューナー2体以上またはSモンスターのチューナー+「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」

このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。

(1):1ターンに1度、他のカードの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

この効果でモンスターを破壊した場合、その元々の攻撃力分だけこのカードの攻撃力はターン終了時までアップする。

(2):S召喚した表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。

EXデッキから「クリアウィング」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 光のリングを駆け抜けた【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】がその姿を大きく変容させフィールドに降臨する。

 

「我の知らぬ【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】…。

 これが、お前の愛だというのか…」

 

 クリスタルクリアウイングの美しさに感動と若干の戸惑いを浮かばせるズァークに「そうよ!!」と【白翼の魔術師】は叫ぶ。

 

「どう? 私は美しいわよね?

 この姿の私も、ドラゴンの姿の私も貴方の物なの!

 だから私を求めてズァーク!

 貴方が望むなら私はどんな姿にでもなってあげるから!!」

「フワロスの効果でドローします」

 

 イッちゃった目でズァークに語り始めた【白翼の魔術師】を遮り効果処理を宣言すると呪詛が籠った眼差しを俺に向ける。

 

「邪魔するか『精霊使い』!!」

「デュエルに集中しろ堕ちた精霊。

 これはただのデュエルじゃない。

 理に誓約を結んだ人と精霊を繋ぐ儀式だ。

 軽んじた者への報いを知らんとは言わせないぞ」

「ぐっ…!?」

 

 どちらに義があるか理解し【白翼の魔術師】が呻きデュエルを再開する。

 フィールドには赤目とベイゴマックスに手札が二枚。

 此方の手札は六枚。

 二体を壁に残しターンを終える選択肢もあるがはたして?

 

「そしてレベル4【SR(スピードロイド)ベイゴマックス】にレベル1【SR(スピードロイド)赤目のダイス】をチューニング!!

 シンクロ召喚!レベル5!【HSR(ハイスピードロイド)グライダー(ツー)】!!」

 

HSR(ハイスピードロイド)グライダー(ツー)

シンクロ・チューナー・効果モンスター

星5/風属性/機械族/攻1600/守2200

機械族・風属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがS召喚した場合、チューナーを除く、

自分の墓地のレベル7以下の風属性Sモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

(2):相手がモンスターを特殊召喚した場合、

自分フィールドに「クリアウィング」モンスターが存在していれば、

墓地のこのカードを除外して発動できる。

相手フィールドの全てのモンスターのレベルは5つ上がる。

 

「フワロスの効果でドロー」

 

 うららか。一手遅いな。

 

「【HSR(ハイスピードロイド)グライダー(ツー)】の召喚時効果を発動!!

 墓地からレベル7以下の風属性シンクロモンスターを呼び戻す!

 帰って来なさい【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】!!」

 

 グライダー2がワイヤーを引き、地面から【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】が吊り下げられる形でフィールドに帰還する。

 

「私はカードを二枚伏せてターンエンド!!

 私は負けない!! 貴様を殺し、ズァークを私だけのものにしてみせる!!」

 

 狂気的な偏愛を剥き出しに喚く【白翼の魔術師】に俺は特に感情も抱かずターンを開始する。

 

「私のターン。ドローフェイズ。ドロー。

 スタンバイフェイズ。メインフェイズ」

 

 ドローも合わせて手札は九枚。

 内3枚は状況的に使わないカード。

 なら、こうだな。

 

「手札から魔法カード【融合】を発動。

 チェーン確認」

「……通すわ!」

 

 万能無効のオーバー・シンクロを残して召喚されたモンスターをクリアウイングで無効にするか。

 想定内。

 

「なら俺は、手札の【おジャマ・イエロー】【おジャマ・ブラック】【おジャマ・グリーン】の三体をリリースして融合召喚!

 来い!雑魚界のエンタメの王様!

 融合召喚!レベル6!【おジャマ・キング】!!」




なんでこんなの採用したか?
入れないと吐き気を催す邪悪過ぎるための加減と慈悲です。
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