迷宮姫に仕えているんだが、今日も姫様はポンである。   作:サイキライカ

256 / 257
ご無沙汰しております。

2月頃に忙しくなり鬱が悪化し、更に知人から警告受けてたのに「書きたい」ではなく「書かなきゃ」で書こうとして筆が死んでました。

復活出来た理由?

ドリアードの新規、それもマジで一線級のカードが出るからだよ!!

まあそんな感じのパッションのままにリハビリがてら書いた最近メインで回してるデッキの紹介みたいな話です。


どんなに時が過ぎようと最初の動機は大きい。

「……父様」

 

 緊張に声を震わせながら息子が俺に呼び掛けるのを前に、俺は静かに告げる。

 

「手札は整いました」

「っ!? では!!??」

「ええ。見せてあげましょう。

 『現代遊戯王』でも立ち向かえる【ドリアード】デッキというものを!」

 

 そう宣い俺は宣言する。

 

「スタンバイフェイズからメインフェイズ!

 優先権の行使確認!」

「全て放棄します!」

「なれば私はスタンバイフェイズに手札より速攻魔法【原石の鳴獰】を発動!

 チェーン確認!」 4000→2000

 

【原石の鳴獰】

速攻魔法

(1):2000LPを払い、通常モンスターのカード名を1つ宣言して発動できる。

相手ターン終了時まで、自分の宣言した通常モンスター及び自分の「原石」モンスターは戦闘では破壊されない。

自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

さらに宣言した通常モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚できる。

(2):相手がモンスターを召喚した場合、墓地のこのカードを除外し、

自分のフィールド・墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターより低い攻撃力を持つフィールドのモンスター1体を除外する。

 

「通ります!」

「ならば私はライフポイント2000を支払い通常モンスター【ドリアード】を宣言!

 そしてフィールドにモンスターが居ないため【ドリアード】を守備表示で特殊召喚します!」

 

【ドリアード】

通常モンスター

星4/地属性/魔法使い族/攻1200/守1400

森の精霊。

草木の力を借りて相手の動きを封じる。

 

 石龍の幼体が風鳴りのような鳴き声を上げると、その声に導かれ金色の髪を背に流す魔法使いが降り立つ。

 

「ドリアード様…」

 

 頬を染めて名を口にする息子に困った様子を見せるドリアード。

 

 ……うん。まあいいんだよ。うん。

 

 形容し難い感情になんと名付けるか悩みつつ手は淀みなく動きを加速させる。

 

「手札より【黒き森のウィッチ】を通常召喚します」

 

【黒き森のウィッチ】

効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1200

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。

デッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。

 

 エラッタにより弱体化したものの広い範囲を対象にとる効果までは損なっていない古の魔女は静かに役目を待っている。

 

「チェーン確認」

「ありません」

「それではドリアードと黒き森のウィッチをリンクマーカーにセット!」

 

 浮かび上がる未来回路へと二人はその身を魔力へと解きリンクマーカーの火を灯す。

 

「アローヘッド確認!召喚条件は魔法使い族・レベル4モンスターを含むモンスター2体!

 リンク召喚!リンク2!【聖月の魔導士(クレセント・オブ・マギストス)エンディミオン】!」

 

聖月の魔導士(クレセント・オブ・マギストス)エンディミオン】

リンク・効果モンスター

リンク2/光属性/魔法使い族/攻1850

【リンクマーカー:左/右下】

魔法使い族・レベル4モンスターを含むモンスター2体

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードがL召喚した場合、自分フィールドの「マギストス」モンスター1体を対象として発動できる。

自分の墓地・除外状態の魔法使い族モンスター1体を装備魔法カード扱いで対象のモンスターに装備する。

(2):自分・相手のメインフェイズに、

自分の魔法&罠ゾーンの装備魔法カード扱いの魔法使い族モンスターカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを手札に戻す。

 

 未来回路より【魔導国家エンディミオン】の夫婦が揃ってフィールドに降り立つ。

 と言っても俺が精霊界で関わっているエンディミオン達よりも若く肌の色などの差異が見受けられるため過去ないし平行世界のエンディミオンとセレーネらしい。

 

「墓地に送られた【黒き森のウィッチ】の効果を発動!チェーンが無ければ更に自身を対象に【聖月の魔導士(クレセント・オブ・マギストス)エンディミオン】の召喚時効果も発動する!」

「どちらもありません!」

「では逆順処理により墓地より【黒き森のウィッチ】を装備魔法扱いでエンディミオンに装備し、その後デッキから【精霊神后(エレメンタルグレイス) ドリアード】を手札に加える!」

 

 エラッタ後のウィッチはサーチしたカードの効果を発動出来ない制約を課されるが()()()()()()使()()()()()()使()()()()()

 よって本人の特殊召喚条件を満たせば【精霊神后(エレメンタルグレイス) ドリアード】はこのターン中に特殊召喚は可能!

 

「フィールドの魔法カード扱いとなった【黒き森のウィッチ】をリリースして【白魔女ディアベルゼ】を特殊召喚します!」

 

【白魔女ディアベルゼ】

効果モンスター

星8/光属性/幻想魔族/攻2500/守2100

このカード名はルール上「白き森」カードとしても扱う。

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の手札・フィールドから魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。

デッキから「罪宝」カードか「ディアベル」カード1枚を墓地へ送る。

(3):自分フィールドに「ディアベル」モンスターが2体以上存在する限り、

自分フィールドのモンスターは相手の効果では破壊されない。

 

 自らの罪と立ち向かう覚悟を決めたディアベルゼが不敵な笑いを浮かべながら降り立ちその手に魔力を集める。

 

「召喚時効果を発動!

 デッキから【罪宝】或いは【ディアベル】カードを墓地に送ります!」

「それも通しです!」

「それでは【カース・オブ・ディアベル】を墓地に送り墓地に送られた【カース・オブ・ディアベル】の効果でデッキから【フィリアス・ディアベル】を手札に加えます!」

 

【カース・オブ・ディアベル】

通常罠

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに「ディアベル」モンスターが2体以上存在する場合、

自分フィールドのモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

相手フィールドの表側表示カードを全て破壊する。

(2):このカードが手札・デッキから、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。

デッキから「カース・オブ・ディアベル」以外の「ディアベル」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

【フィリアス・ディアベル】

通常魔法

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):デッキからレベル8以上の「ディアベル」モンスター1体を手札に加える。

相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。

(2):このカードが除外された場合に発動できる。

自分フィールドの全ての「ディアベル」モンスターの攻撃力は500アップする。

 

「それも通ります!」

「それでは通常魔法【フィリアス・ディアベル】を発動してデッキから【断罪のディアベルスター】を手札に加え手札に加えた【断罪のディアベルスター】を墓地に送り【黒魔女ディアベルスター】を特殊召喚します!」

 

【黒魔女ディアベルスター】

効果モンスター(準制限カード)

星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、

(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送り、手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。

デッキから「罪宝」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。

(3):このカードが相手ターンに手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。

自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。

 

 フードを被ったアステーリャことディアベルスターにキャッキャと手を振るリゼットことディアベルゼに胡乱げな視線をくれてから前を向き直るディアベルスター。

 

「【黒魔女ディアベルスター】の召喚時効果を発動。

 デッキから【罪宝】カードをフィールドにセットする!」

「そこです!

 その召喚をトリガーとして【原始生命体ニビル】の効果を発動!

 フィールドのモンスターを全てリリースします!」

「ここで切りますか!?」

 

 直上から落ちてきた隕石がフィールドを焼き払い尽くそうとするが、

 

「その効果にチェーンして手札から【白銀の城の狂時計】を墓地に送り効果を発動!

 チェーンして【白銀の城の竜燭塔】の効果を発動し効果を発動した【原始生命体ニビル】をコストとして墓地に送りします!」

「素晴らしいコンボですよ!!」

 

 発動したニビルのリリース効果と特殊召喚はそれぞれ別個でありニビルの効果を発動後に手札から特殊召喚が出来ない場合、

 

「全ての地平を平らげろニビル!!」

 

 着脱する筈だったニビルが突如姿を消すが着落に際して生じた物理エネルギーは健在でありフィールドのモンスター達はそのエネルギーに抗うことも出来ず塵も残さず吹き散らされた。

 そうして残るのは…

 

「逆順処理解決によりフィールドに残るのは僕の【ビッグウェルカム・ラビュリンス】と父様の【罪宝の欺き】のみとなりますね?」

「百点満点です」

 

 ただニビルを落とすだけなら此方のフィールドに喚び出されたトークンを【罪宝の欺き】のコストに使えたが、リリース効果のみを使われるとフィールドのモンスターがいなくなるためどうにもならない。

 

「その後、手札から【ラビュリンス】が墓地に送られたので墓地から【白銀の城の狂い時計】を特殊召喚します。

 そして母様もとい【迷宮城の白銀姫】を守備表示で特殊召喚します」

 

 物凄く不機嫌そうなお顔をなされた姫様がフンと鼻を鳴らして俺から顔を背ける。

 そんな可愛らしい真似されたら色々辛坊溜まらなくなるんだけどなぁ。

 かと言ってそのまま()()を申し込んでも本人が()()()()なされて持て余すだけなんだけどな!!

 

「【ビッグウェルカム・ラビュリンス】は使いますか?」

「……いえ。

 まだ控えておきます」

 

 今使えば二分の一で残り一枚の初手札ではなくドリアードを破壊してしまう。

 それを厭うたらしいが甘過ぎるぞ!

 

「墓地の【断罪のディアベルスター】の効果を発動!

 墓地の【カース・オブ・ディアベル】と【フィリアス・ディアベル】を除外し自身を特殊召喚する!

 チェーン確認!」

「っ!?

 【白銀の城の狂時計】の効果で発動可能になった【ビッグウェルカム・ラビュリンス】を発動!

 その効果にチェーンして【迷宮城の白銀姫】の効果を発動します!」

 

 当然だな。

 【断罪のディアベルスター】の効果はフリーチェーンの対象破壊効果。

 罠カードが1枚しか無い今の状況でディアベルスターがフィールドに来る前に使わなければ姫様の効果に割り込み妨害するばかりか耐性が剥がれた白銀姫を破壊効果でぶち抜く事が出来る。

 

「優先権を放棄して逆順処理を開始します。

 姫様に敷いて頂くのは【次元障壁】か【列王詩篇】辺りですか?」

「いえ。僕がセットするのは【トランザクション・ロールバック】です」

「よい判断です」

 

 下手に破壊すれば墓地効果で使える罠が増えるためこちらに破壊する選択肢が無くなる。

 

「デッキから【白銀の城のラビュリンス】を特殊召喚しフィールドの【白銀の城の狂時計】を手札に戻します。

 お願いします母様!!」

 

 息子の呼び掛けに姫様が本気モードのお顔で双斧を振るい見栄を張る。

 

「最後に墓地より【断罪のディアベルスター】を攻撃表示で特殊召喚!

 こちらもいきますよディアベルスター!」

 

 怨敵の力を我が身に取り込み破滅さえ承知の上で乾坤一擲を成すための力を宿したディアベルスターが狂気を秘めた唸り声を溢す。

 

「罠カードの効果でフィールドからモンスターが離れた事で母様の効果が発動!

 それにチェーンして墓地の【白銀の城の竜燭塔】の効果を発動!

 墓地から竜燭塔を手札に戻し父様のフィールドか手札のカード1枚を破壊します!」

「その発動にチェーンして除外された【フィリアス・ディアベル】の効果が発動!更にチェーンして【断罪のディアベルスター】の効果を発動!

 ライフポイント半分を払いフィールドのカード1枚を破壊します!」2000→1000

 

 姫様が双斧を投擲する構えを見せた瞬間ディアベルスターが狂気を解き放ち破壊を伴う魔力波を撒き散らす。

 

「優先権を放棄します!」

「逆順処理実行!

 破壊するのは【白銀の城のラビュリンス】!

 その後フィールドの【ディアベル】モンスターの攻撃力を500ポイント上昇!」

「僕が選ぶのは【断罪のディアベルスター】!」

 

 姫様を持ってしても相討ちになるのが限界となったディアベルスターを息子は選ぶ。

 姫様の双斧がディアベルスターに直撃し命脈を断ち切るも、放たれた魔力波は止まらず姫様は魔力波に呑まれ吹き飛ばされ倒れ伏す。

 

「召喚権はもう使われた。

 墓地にもフィールドにも発動条件を満たしたカードは無い。

 そしてドリアード様の召喚条件には後三属性。

 普通に考えればもう父様に手は無い!」

「ええ。()()()()その通りです。

 ですが、私はこう申した筈!

 このデッキは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だと!

 私は手札の【耀聖の波詩(エルフェンノーツ)ディーナ】をフィールド中央に特殊召喚します!」

 

耀聖の波詩(エルフェンノーツ)ディーナ】

効果モンスター

星6/水属性/魔法使い族/攻2400/守1800

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、

(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは手札から自分の中央のメインモンスターゾーンに特殊召喚できる。

(2):自分メインフェイズに発動できる。

デッキから「エルフェンノーツ」永続魔法カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。

(3):相手ターンに発動できる。

自分のメインモンスターゾーンの、このカードと中央のモンスターの位置を入れ替える。

その後、相手の手札をランダムに1枚選んでエンドフェイズまで表側で除外できる。

 

 俺のフィールドに青い乙女が降り立ちその手から譜面にも見える魔術式を展開し始める。

 

「【エルフェンノーツ】だって!!??」

 

 そのモンスターのテーマ名を口にしながら息子が驚愕に声を上げる。

 なにを隠そう【エルフェンノーツ】は息子が本来のデッキとしている【アルトメギア】の派生テーマ。

 息子の相棒でもある【無垢なるメディウム】ともシナジーがあり、背景でも繋がりがあるのだ。

 

「【マギストス】か【ドラゴンテイル】だと思ってたのに!!??」

 

 一枚初動までは想定していたらしいが完全に思考の外にあったテーマだった故の絶叫を上げる息子に気持ちよくなりながら俺は嘯く。

 

「墓地に落ちたドリアードを回収出来ると期待した【ドラゴンテイル】は墓地の枚数が減り過ぎるので失敗しました。

 【マギストス】は地属性が入るので【原石】をデッキに入れる理由が無いですし【白き森】とあまり噛み合わせが良くないのでこちらも失敗しています。

 それでは効果の説明は必要ありませんね?

 ディーナの起動効果を発動!

 デッキ・手札より【エルフェンノーツ】永続魔法を表側表示で配します!

 チェーン確認!」

 

 「また新しい女に浮気した!!??」と言いたげに白目を剥いた姫様を横に息子は悔しそうに漏らす。

 

「ありません。

 それと、僕の対抗手段は尽きたのでこの先のチェーン確認は飛ばしてください」

「分かりました。

 ではデッキから【エルフェンノーツ~廻郷のパラレリズム~】を表側表示で配します」

 

【エルフェンノーツ~廻郷のパラレリズム~】

永続魔法

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の中央のメインモンスターゾーンのモンスターは効果では破壊されない。

(2):自分の手札・フィールドからモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

そのモンスターとは元々の属性が異なる「エルフェンノーツ」モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。

このターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「配したパラレリズムの効果を発動。

 フィールドのディーナをリリースしデッキから【耀聖の波詩(エルフェンノーツ)ルキナ】を守備表示で特殊召喚します」

 

 【耀聖の波詩(エルフェンノーツ)ルキナ】

効果モンスター

星6/炎属性/魔法使い族/攻2500/守1800

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、

(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは手札から自分の中央のメインモンスターゾーンに特殊召喚できる。

(2):自分メインフェイズに発動できる。

デッキから「耀聖の花詩ルキナ」以外の「エルフェンノーツ」モンスター1体を手札に加える。

(3):相手ターンに発動できる。

自分のメインモンスターゾーンの、このカードと中央のモンスターの位置を入れ替える。

その後、相手フィールドのレベル6以下のモンスター1体を手札に戻す事ができる。

 

 旋律のような呪文束がディーナを包みそれが赤く色を変え解けると赤い乙女が代わりに立っていた。

 

「ルキナの起動効果を発動。

 デッキからルキナ以外の【エルフェンノーツ】モンスターを手札に加えます。

 私はデッキから【耀聖の波詩(エルフェンノーツ)レギナ】を手札に加え効果を発動!

 フィールドのルキナをリリースして自身をフィールド中央に特殊召喚します!」

 

耀聖の波詩(エルフェンノーツ)レギナ】

効果モンスター

星6/風属性/魔法使い族/攻2000/守1800

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分・相手ターンに、自分の手札・フィールド(表側表示)から

このカード以外の「エルフェンノーツ」カード1枚を墓地へ送って発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが中央のメインモンスターゾーンに召喚・特殊召喚した場合に発動できる。

デッキから「耀聖の風詩レギナ」以外の「エルフェンノーツ」モンスター1体を特殊召喚する。

(3):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。

このカードを手札に加える。

 

 ディーナ同様に赤い呪文束を纏わせると呪文束が赤から緑に代わり新たに緑の乙女がフィールドに立った。

 

「フィールド中央に特殊召喚されたレギナの召喚時効果を発動!

 デッキから【エルフェンノーツ】モンスターを特殊召喚する!

 この効果によりデッキからチューナーモンスター【燿ける聖詩(エルフェンノーツ)の獄神精】を特殊召喚!」

 

燿ける聖詩(エルフェンノーツ)の獄神精】

チューナー・効果モンスター

星1/炎属性/悪魔族/攻 300/守 200

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

(2):自分・相手のメインフェイズに、自分の中央のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターのレベルをターン終了時まで3つ上げる。

その後、「エルフェンノーツ」Sモンスターか「調獄神ジュノーラ」1体のS召喚を行う事ができる。

(3):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから「エルフェンノーツ」カード1枚を手札に加える。

 

 フィールドに降り立つレギナが新たな呪文束を展開するが、レギナは自身ではなく真横に繭のような形で展開し、その中から四色の尾羽根を持つ白い孔雀のようなモンスターが現れ甲高い鳴き声を上げた。

 

「極神精の起動効果を発動!

 フィールド中央のモンスターのレベルをプラス3上昇させその後【エルフェンノーツ】シンクロモンスターをシンクロ召喚出来ますが、エクストラデッキに召喚条件を満たした【エルフェンノーツ】モンスターは居ないため後半の効果は破棄します」

「召喚可能なシンクロ召喚のレベルは10…もしかしなくても彼女ですよね…」

 

 該当するモンスターの中で最も相性の良いモンスターは1人しか思い浮かばないと遠い目をする息子に「勿論」と返す。

 

「私はレベル9となったレギナにレベル1の極神精をチューニング!

 蹂躙の時は来たれり!革命を齎す白百合の騎士よ此処に!

 シンクロ召喚!レベル10!【フルール・ド・バロネス】!!」

 

【フルール・ド・バロネス】

シンクロ・効果モンスター

星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

(2):このカードが表側表示で存在する限り1度だけ、

魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(3):自分・相手のスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。

このカードをEXデッキに戻し、対象のモンスターを特殊召喚する。

 

 鎧を纏わせた重装騎馬にまたがる赤い花のような白騎士の姿に息子はぼやくように溢す。

 

「展開の序でバロネス殿を喚ぶのはライン超えだと思いますよ…?」

「『現代遊戯王』ならこれでも普通なんですよ…」

 

 自慢の万能無効効果は大抵の場合展開中に使われた誘発を弾くのに使うから残る方が珍しいのだ。

 寧ろ【エルフェンノーツ】相手にニビルが間に合った事を褒めたいぐらいだよ。

 

「ともあれシンクロ召喚に使用したレギナと極神精の効果を発動します。

 レギナを手札に戻しデッキから【燿ける聖詩(エルフェンノーツ)フォルトナ】を手札に加えフォルトナをフィールド中央に特殊召喚します」

 

燿ける聖詩(エルフェンノーツ)フォルトナ】

効果モンスター

星6/光属性/魔法使い族/攻2200/守1800

このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、

(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは手札から自分の中央のメインモンスターゾーンに特殊召喚できる。

(2):自分メインフェイズに発動できる。

手札・デッキから「エルフェンノーツ」永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。

(3):相手ターンに発動できる。

自分のメインモンスターゾーンの、このカードと中央のモンスターの位置を入れ替える。

その後、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を選んで手札に戻す事ができる。

 

 フィールドに残された極神精の尾羽根の内の黄色い羽根が強く輝くとそこから呪文束が伸びて黄の乙女を形作る。

 

「その後フォルトナの起動効果を発動。

 デッキから【エルフェンノーツ】永続罠【エルフェンノーツ~狂奏のラプソディア~】を表側表示で配します」

 

【エルフェンノーツ~狂奏のラプソディア~】

永続罠

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の中央のメインモンスターゾーンのモンスターが存在する限り、

相手モンスターはそのモンスターにしか攻撃できない。

(2):自分の手札・フィールドからモンスター1体を墓地へ送り、

そのモンスターとは元々の属性が異なる自分の墓地の「エルフェンノーツ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

その後、自分フィールドにSモンスターが存在する場合、

相手フィールドの表側表示カード1枚の効果をターン終了時まで無効にできる。

 

「そしてフィールドの【エルフェンノーツ~狂奏のラプソディア~】の効果を発動。

 手札のレギナを墓地に送り墓地からディーナを攻撃表示で特殊召喚。

 その後、フィールドにシンクロモンスターのバロネス嬢がいるためフィールドのカードを1枚の効果を無効にします。

 姫様。申し訳ありませんが対戦中につき容赦はしません」

 

 対象に選ばれないからで安心していた姫様が「なんですってーーー!!」と言わんばかりに白目を剥いて悲鳴を上げる。

 

「効果が無効になった姫様をバロネスの破壊効果で破壊する。

 バロネス嬢。姫様に席を外して貰ってください」

 

 言うやいなやバロネスではなく馬のほうが後ろ足で姫様を蹴っ飛ばしで姫様を星にする。

 

「母様!!??」

「姫様ならポンが入ったので大丈夫ですよ。

 では最後に【罪宝の欺き】の効果でフィールドのフォルトナをリリースしデッキから【聖なる薊】を手札に加えます。

 そして墓地に『地』『光』『闇』『水』『火』『風』属性の六つが揃ったため手札より【精霊神后(エレメンタルグレイス) ドリアード】を特殊召喚します!!」

 

精霊神后(エレメンタルグレイス) ドリアード】

特殊召喚・効果モンスター

星9/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

このカードは通常召喚できない。

自分・相手の墓地のモンスターの属性が6種類以上の場合のみ特殊召喚できる。

(1):このカードの攻撃力・守備力は、

自分・相手の墓地のモンスターの属性の種類×500アップする。

(2):相手がモンスターを特殊召喚する際に、

自分の墓地のモンスター3体を除外して発動できる。

その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。

 

「この効果は発動を伴わないため【黒き森のウィッチ】の制約外!

 さあ、新たなる仲間たちと共にその力を奮いなさいドリアード!!」

 

 場に満ちる6色のエネルギーが束ねられ光輝となって光の乙女が降臨する。

 

「召喚制限により【聖なる薊】は使えないためこれでターンエンド。

 さあ、どうですか?

 これが新たな【ドリアード】デッキ。

 その名も【白き森に響く詩】!!」

 

 このデッキの最大のミソは()()()()()()()()()事だ。

 

 【黒魔女ディアベルスター】から入れば召喚権を残したまま【告死聖徒(アザミナ・ムゥ)ルシエラーゴ】と【超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ】が立ち、【白魔女ディアベルゼ】から入れば此方も召喚権を使わずに【白魔女ディアベルゼ】と【断罪のディアベルスター】に加え相手ターン中にシンクロ召喚が出来るシンクロチューナー【白き森の幻妖】が用意出来る。

 そしてメインギミックである【エルフェンノーツ】は言わずもがな。

 ディーナかアウラ1枚から召喚権を使わずにバロネスと一体は保証されるのでそこから更なる選択肢が数多に伸びる。

 と、此処まではよかったのだが、ここまで紹介したテーマ達には地属性が一切入っていない。

 その穴埋めとして【原石】を導入しているため事故率が少し上がってしまっていた。

 然し乍らそれを補って余りある展開の多彩さと何より廻郷のパラレリズムによる破壊耐性によりドリアードが場持ちを良くしているのが良い。

 

「これが、新たなドリアード様の布陣なんですね」

 

 ニビルが無ければ四妨害プラスアルファと過剰なほどの陣形を用意されていた事を察し感動と恐怖で声を震わせながら息子がそう漏らす。

 

「是迄の【ドリアード】に比べて誘発に対する受けも強くなりましたが、ドリアードを確定で呼ぶなら三枚初動となるのが厳しい所ですがね。

 そもそもターンを重ねて喚び出す前提の【精霊神后(エレメンタルグレイス) ドリアード】を1ターン目から場に出そうと言うならそれぐらいは許容範囲ですが」

 

 今迄は誘発1枚で終わり終わりしていたソリティアデッキばかりだが、このデッキならソリティアを失敗しても妥協盤面でも無抵抗とはならないため次ターン以降で改めて召喚を狙っていける。

 

「因みにサレンダーしますか?」

 

 息子の未公開札は一枚で場には【トランザクション・ロールバック】のみ。

 マスカンはほぼ決まっているが、しかし息子の目からは戦意は絶えていなかった。

 

「愛する人を前に泣き言は言えません!

 僕のターン!ドロー!」

 




と言うことで現在は【白き森に響く詩】こと【原石入り罪宝ディアベルエルフェンノーツ】という割りと蹂躙寄りなデッキが環境で殴り合う際のメインで回しとります。

因みにエクストラデッキにはマスラオーが入ってたりします。

次回は今度こそリクエストになるはずです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。