迷宮姫に仕えているんだが、今日も姫様はポンである。   作:サイキライカ

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デュエルが終わらない…

他の書き手のようにポンポン進行させたいなぁ…


俺が姫様に仕えている理由(4)

 お互いの非常識にぐだぐだになったりもしたが、神聖なデュエルをこんな理由で仕切り直しは出来ないという迷宮姫の言葉により迷宮姫からターンを再開する。

 

「えぇと…アリアーヌの効果を使うために罠を墓地に送っていたわよね?

 うん、間違いなしっと。

 改めて私はアリアーヌの効果でデッキから【白銀の城の召使い(ラビュリンス・サーヴァンツ)アリアンナ】を守備表示で特殊召喚するわ!」

 

 手札と墓地をしっかり確かめてから迷宮姫はデッキから【白銀の城の召使い(ラビュリンス・サーヴァンツ)アリアンナ】を召喚した。

 

白銀の城の召使い(ラビュリンス・サーヴァンツ)アリアンナ】

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守2100

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。

デッキから「白銀の城の召使い アリアンナ」以外の「ラビュリンス」カード1枚を手札に加える。

(2):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。

自分はデッキから1枚ドローする。

その後、以下の効果を適用できる。

●手札から、悪魔族モンスター1体を特殊召喚するか、魔法・罠カード1枚をセットする。

 

 鍵束を手にしたアリアーヌと同じデザインのメイド服の少女が現れ身を守る態勢で膝を着く。

 

「招聘に従いアリアンナ参りました。

 姫様、何をお持ち致しますか?」

「アリアンナ、私の鎧を用意しなさい!

 私はアリアンナの効果で私の戦装束『迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)』を手札に加えますわ!」

 

 さっきは人の話にビビってたのにやってることはガチじゃねえか。

 

「そして手札に加えられた『迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)』は【ラビュリンス】カードが効果を発揮したこのターン手札から守備表示で特殊召喚できるわ!

 『迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)』召喚!!」

 

迷宮城の白銀姫(レディ・オブ・ザ・ラビュリンス)

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2900

このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):「迷宮城の白銀姫」以外の「ラビュリンス」カードの効果または

通常罠カードが発動した自分・相手ターンに発動できる。

このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。

(2):自分フィールドにセットされたカードが存在する限り、

このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

(3):通常罠カードが発動した時に発動できる。

そのカードとはカード名が異なる通常罠カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。

 

 ドレスを剥ぐように脱ぎ去り「私出陣!!」と宣いながら一瞬で鎧姿に変わる迷宮姫。

 

「初手で城主がお出ましか」

「この程度は貴方にとって当たり前なんでしょう?

 それに、私の『おもてなし』はまだまだ続きますわ」

「アリアンナのサーチ先が城じゃなくて鎧ってことは、3枚の手札は『白銀の城の狂時計(ラビュリンス・クックロック)』と『ビッグウェルカム・ラビュリンス』と『白銀の迷宮城』(ラビュリンス・ラビリンス)で確定なんだろうな」

 

 じゃなかったら手札コストにビッグウェルカム使わなかったろうし。

 

「」

 

 そう読んでみると何故か白目を剥く迷宮姫。

 

 あれ? ハズレ?

 

「手札から【白銀の城の狂時計(ラビュリンス・クックロック)】を捨てて効果を発動するわ」

 

 何故かションボリした様子で考えていた動きを行う迷宮姫。

 

白銀の城の狂時計(ラビュリンス・クックロック)

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードを手札から捨てて発動できる。

このターン、自分フィールドに「ラビュリンス」モンスターが存在する場合、

自分は通常罠カード1枚をセットしたターンでも発動できる。

この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):このカードが墓地に存在する状態で、

「白銀の城の狂時計」以外の「ラビュリンス」カードの効果または通常罠カードを自分が発動するために、

手札のカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

このカードを手札に加えるか特殊召喚する。

 

「その後、手札を一枚伏せて【ウェルカム・ラビュリンス】を発動するわ」

 

【ウェルカム・ラビュリンス】

通常罠

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):デッキから「ラビュリンス」モンスター1体を特殊召喚する。

このカードの発動後、次のターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしかデッキ・EXデッキから特殊召喚できない。

(2):このカードが墓地に存在する状態で、

自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。

このカードを自分フィールドにセットする。

この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

 え〜と、ビッグウェルカム捨てたのはプレイングミスだった?

 

 じゃなきゃ手加減を演出して恐怖を煽りたかったとか…。

 

「『ウェルカム・ラビュリンス』の効果で私のドレスを召喚するわ。

 その際に私自身の効果で【デーモン・グリッチ】をフィールドに配置。

 その後呼び出した私のドレスの効果で墓地の【ビッグウェルカム・ラビュリンス】をフィールドに配置してターンを終了するわ」

 

【白銀の城のラビュリンス】

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻2900/守1900

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の通常罠カードの発動に対して、相手はモンスターの効果を発動できない。

(2):自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを自分フィールドにセットする。

この効果でセットしたカードは、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在しない場合には発動できない。

(3):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。

相手の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊する(手札からはランダムに選ぶ)。

 

 全く同じ顔なのだが、ころころ表情を変える本物を先に見ていたためマネキンのような無表情のせいで偽物なのだと一発で見抜ける迷宮姫が現れた。

 

 すっかり悄気た様子でターンを渡す迷宮姫。

 

 もしかして最初の予定だとアリアンナに『白銀の迷宮城』を持ってこさせて『ウェルカム・ラビュリンス』を伏せるだけで終わりにするつもりだったのが、さっきの俺の話に対抗心燃やして無理して展開しまくったのか?

 

 無理して頑張って展開してみせたのに俺の反応がいまいちだったから悄気てしまったと。

 

 だとしたら申し訳ない。

 

 俺が経験した純【ラビュリンス】の一番やり過ぎてたパターンは、後攻の初動にシャンデリアとストーブ墓地に投げて『ウェルカム・ラビュリンス』をサーチ、アリアーヌのコストに使ってアリアンナ。

 アリアンナ召喚してから城を配置して鎧姫呼んでクロック投げて『ビッグウェルカム・ラビュリンス』発動。

 鎧姫の効果で『闇のデッキ破壊ウィルス』張ってビッグウェルカムでドレス姫呼んでアリアンナをバウンスして城の効果で場を破壊しつつドレス姫の効果で手札も破壊。

 アリアーヌのドロー効果で一枚引きながらアリアンナを再召喚。

 ドレス姫でビッグウェルカムを場に配置し直して半無限ループ完成。

 その際はアリアーヌとアリアンナはそのままビッグウェルカムのバウンスで効果を使うよう残していたが、テーマ次第ではバグースカからアーゼウス辺りを呼ぶ予定だったのだろう。

 

「流石迷宮の主。

 これだけ強固な盤面を攻略するのは骨が折れそうだ」

「……本当に?」

「ああ。本当だよ。

 元いた場所のガチ勢を思い出すぐらい強固な盤面だよ」

 

 少しだけヨイショも加えつつ本心から称賛すると迷宮姫はパァァと効果音が付きそうな勢いで元気を取り戻した。

 

「オーホホホ!

 そうよねそうよね。

 私の渾身の『おもてなし』がつまらない理由が無いわよね!!」

 

 どうやら悄気ていた理由は俺の反応がなかったから不安に感じていたらしい。

 

 正直、可愛らしいとか思ってしまった。 

 

 俺の内心を読んだのかアリアスが後方師匠面でうんうん頷いてから親指を立ててグッドサインを向けてきた。

 

 アリアスってそういうタイプの忠誠心だったのか。

 

「さあ、私の『おもてなし』を超えられるものなら超えてみなさい」

 

 調子を取り戻した迷宮姫の煽る言葉を受けながら俺はデッキトップに手を掛けつつ内心必死で祈りを捧げていた。

 

(頼むから打開手段を引いてくれ!!)

 

 手札のライストとブラホとレッド・リブートの3枚を駆使すれば盤面のリセットまではどうにかなる。

 

 しかしそこまでで手が詰まる。

 

 ライフを削る手段が出せなければその後がどうやっても続かない。

 

 理想は【精霊術の使い手】か壺系のどれか。

 

 次点がカグヤか【死者蘇生】か【墓穴の指名者】。

 

 【憑依覚醒】や【憑依連携】といったサポート系のカードは引いた時点で命運は尽きたと考えるべきだろう。

 

「ドロー!!」

 

 勝負が決まる分水嶺に向かい俺は意を決してカードを引き抜いた。

 

 そして引いたカードは…

 

【召喚僧サモンプリースト】

効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1600

(1):このカードが召喚・反転召喚した場合に発動する。

このカードを守備表示にする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードはリリースできない。

(3):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。

デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

 

「……クハッ!」

 

 思ってもいなかった方向の神引きに我慢できず笑いが漏れた。

 

「っ!?」

 

 俺の変化に危機が迫っているのを察したのか迷宮姫達に緊張が走る。

 

「行くぜ姫様。

 エンジョイ勢の悪足掻きを御覧じろ!!」

 

 勢いそのままに俺はカードをディスクに叩き付ける勢いで置いた。

 

「俺は手札から【召喚僧サモンプリースト】を召喚!!」




終わる終わる詐欺も次回で絶対終わらせる。

まあ、この先の展開はMDユーザーならわかりますよね。
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