Fate/kaleid liner knight   作:シャチ猫

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お持たせしました。
第14話です。

連日の暑さで執筆のモチベーションが全然上がらず、なかなか進みませんでした。
大変申し訳ございません。

それでは、どうぞ!


第14話 離脱/痛いほどの罪悪感

大和side

朝7時の目覚まし時計のアラームで起きた。

 

『起きたか?』

 

「ああ、おはよう、ゾルバ」

 

俺はベッドから起きて、1階に降りて朝食の準備をした。

体の調子も問題ない。

リヴァートラの刻のおかげだな。

 

 

 

 

_____昨夜

 

「うっ・・・」

 

「「「大和!」」」

 

気が付くと俺の所に美遊、凜さん、ルヴィアさんがいた。

 

「みんな・・・痛ッ!」

 

「動かないで!今治療するから!」

 

俺は体を動かそうとしたが、体中に痛みが走り、動けなかった。

凜さんが手に持っている宝石で俺の体を治療しようとしてくれているのか、俺に注意した。

 

「いえ・・・その必要はありません」

 

「はあ!?何言ってるのよ!?」

 

「これを・・俺の口に入れてくれませんか?」

 

俺は手に持っているリヴァートラの刻を凜さんに渡そうとした。

 

「これは?」

 

「後で説明しますっ、今はこれをお願いします」

 

俺は凜さんに再度お願いした。

 

「何だか分からないけど、これを飲ませばいいのね?」

 

凜さんはそう言ってリヴァートラの刻を手に取った。

ルヴィアさんと美遊に体を起こしてもらい、凜さんにリヴァートラの刻を飲ませてもらった。

すると、頭の傷が治り、体の痺れもなくなった。

 

「ふぅ・・・」

 

「「「『なっ!?』」」」

 

俺は立ち上がり体を伸ばしたりして、体の状態を調べた。

 

『大和、体の調子はどうだ?』

 

「ああ、体の痺れもなくなったよ」

 

リヴァートラの刻は初めて使ったが、さすが秘薬。

効き目がすごいな。

 

「今のは何のよ!?」

 

「あれはリヴァートラの刻っていう治療薬です。あれも鎧と一緒にありました」

 

「・・・何なのよ。本当にあんたは」

 

凜さんが若干引いた表情をした。

まあ気持ちは分かるが、転生しました何て言えないから、すでにあったっていうご都合主義のゴリ押しで通すしかない。

 

「というか、いつの間にそんなものを握っていましたの?」

 

「衝撃波が当たった瞬間です。とっさに懐から出しました」

 

ルヴィアさんの質問に俺は答えた。

毒で体が動けなかったが、イリヤの体から発した衝撃波の痛みで一瞬体の痺れの感覚がなくなり、魔法衣からリヴァートラの刻を出した。

それと同時に鎧を召喚して、衝撃波を防いだ。

・・・まあ、イリヤの衝撃波でリヴァートラの刻を出せれたのは運が良かったのか悪かったのか。

そんな事を思っていると周りを見ると、イリヤの姿が見えなかった。

 

「イリヤはどこに?」

 

「イリヤは・・・離界(ジャンプ)して帰っちゃった」

 

俺の質問に美遊が答えてくれた。

 

『いや、あれは帰ったというより逃げたな』

 

ゾルバは美遊の言葉を訂正した。

 

「あんた見てたの?」

 

『別に俺自身にダメージは受けてないからな』

 

逃げた・・・か。

周りを見るとAssassinと書かれたクラスカードが落ちていた。

俺はそれを取って凜さんに渡した。

 

「凜さん、これを」

 

「・・・何かあんまり喜べないわね」

 

凜さんは神妙な顔つきをしながらカードを受け取った。

 

「とりあえず今日はこれで解散するわ。大和、美遊お疲れ様」

 

「はい」

 

「・・・はい」

 

俺たちは現実世界に戻り、それぞれの帰路についた。

 

 

____現在

朝食を食べ終え、ランドセルを背負って家を出た。

 

「さて、どうしたもんかな」

 

『イリヤのお嬢ちゃんのことか?』

 

「ああ、ゾルバが見た感じだと逃げたんだろ?」

 

『そうだな。爆発は自分が起こしたって信じられない様子だったな』

 

だから、逃げた・・・か。

そうなると、イリヤの状態が心配だな。

まあ、とりあえずはイリヤに会って確かめなきゃな。

 

『噂をすればなんとやらだな』

 

ゾルバの言葉で前を見ると、イリヤが歩いていた。

 

「よっ、イリヤ」

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

「それじゃあ、そろそろいってくるね」

 

「イリヤさん・・・その・・・一人で大丈夫ですか?」

 

「何言ってるのセラ?大丈夫だよ。じゃあ、いってきまーす」

 

私はセラに笑顔で言って玄関を出た。

 

でも、足取りはすごく重かった。

学校までの道がこんなに長いと感じるなんて、今まで一度もなかった。

そんな気持ちのまま学校へ向かっていると。

 

「よっ、イリヤ」

 

後ろから声を掛けられて振り向くと、大和君がいた。

 

「や、大和君・・・」

 

「おはよう、イリヤ」

 

大和君を見ると昨日のケガがなく、元気な姿だった。

 

「大和君、ケガは大丈夫なの・・・?」

 

「ああ、もう大丈夫だ」

 

『一晩でどうやって治ったんですか?』

 

『リヴァートラの刻っていう秘薬があってな。それで大和を治したんだ』

 

そんな薬があったんだ。

 

「そ、そう。良かった」

 

大和君のケガが治ったのは良かった。

でも、大和君を見ると昨日の姿が思い返しちゃう・・・。

私のせいで大和君が・・・。

だから、今の私は大和君に合わせる顔がない。

 

そのまま大和君と一緒に学校へ向かっている。

普段なら好きな人と一緒にいてすごくうれしいけど、今はそんな気持ちになれなかった。

 

 

 

 

 

大和side

道中イリヤと会って、そのまま一緒に登校をした。

いつもは会話をしながら登校をするのだが、今日は無言で登校をしていて、イリヤは時々俺の方をチラチラと見ている。

イリヤの様子から察すると、昨日の衝撃波で俺をケガさせたことに罪悪感を感じているのだろう。

 

お互い無言のまま学校に着き、教室に入った。

 

「おーすっ、イリヤ、大和」

 

「おはよう、イリヤちゃん、大和君」

 

「おはよー、イリヤ、大和」

 

「おはよう」

 

「お、おはよう・・・」

 

教室には雀花、那奈亀、美々がいた。

俺は普通にあいさつをしたが、イリヤはぎこちなくあいさつをした。

 

「?イリヤちゃん、どうしたの?何かあったの?」

 

「な、何でもないよ!」

 

イリヤの様子に美々が声を掛けたが、イリヤは手を振って美々に大丈夫と言って自分の席に行った。

見ると、美遊がすでに着席しており本を読んでいた。

イリヤは美遊に声を掛けようとしたが躊躇ってしまい、そのまま黙って自分の席に座った。

美遊もチラッとだけイリヤを見たが、すぐ本に視線を戻した。

 

ぅオーッス!イリヤ!本日はご機嫌ハウアーユー!!

 

その時、龍子が教室に入ってきて、いつも通りのハイテンションでイリヤに挨拶をした。

 

「おはよう、龍子・・・雲が綺麗ね・・・」

 

対してイリヤは窓の外を見ながら塩対応な挨拶を返した。

 

「なんだよ~元気ねーなぁ!朝からそんなんじゃ放課後までもたねーぞ!なあ美遊?」

 

龍子は美遊の肩に肘を置きながら、美遊に話しかけていった。

 

「うるさい、少し静かにして」

 

美遊はピシャリとイリヤ以上に冷たい対応をした。

 

龍子はとうとう泣き出してしまい、雀花、那奈亀、美々に慰められていた。

 

その後もイリヤ、美遊は特に話すことなくお互い静かに座っていた。

イリヤは時々溜息を吐いており、美遊はひたすら本に目を落としていた。

 

「なあ、大和。あの2人どうしたんだよ?」

 

「イリヤちゃんと美遊さん、喧嘩でもしたの?」

 

イリヤと美遊の異様な雰囲気に困惑したのか、雀花と美々が俺に聞いてきた。

 

「ちょっと色々あってな」

 

「なんだよ!教えろよ!もしかして、もつれか?!もつれた痴情がただれてるのか!?」

 

「それ意味わかって言ってる?」

 

いまだ泣きながらも龍子がよく分からないことを言いながら、会話に入ってきた。

 

「あの2人のことは今はそっとしておいてくれないか?」

 

俺がそう頼むと、4人は引き下がってくれた。

龍子は納得している様子ではなかったが。

 

 

その後もイリヤと美遊は会話することなく、昼休みとなった。

俺は屋上に来ており、寝転んで空を見ていた。

 

『どうやらかなり拗れてしまっているな』

 

「ああ、そうだな」

 

ようやくイリヤと美遊はいい感じになってきていたのに、ここにきて振り出しに戻るとはな。

だが、俺はもう一つ懸念していることがある。

 

「イリヤはあの力をどうするかな」

 

『自分の中に得体の知れない力があったなんて、そりゃ恐怖でしかないよな』

 

イリヤは今の今まで何の変哲もない普通の女の子だった。

ルビーに出会って魔法少女になり魔力砲を撃ったり空を飛んだりできる以前に、自分には力があった。

そんな現実をイリヤはどう受け止めるか。そして、これからどうするかな。

 

俺は上半身を起こし、懐から木でできた横笛を取り出した。

 

「ふ~・・・」

 

息を整え、笛の吹き込み口に息を吐いた。

 

♪~♫~♪♫~♬~♪~~♬~♩~♫~

♫♪~♫~♪~♫~~♬~♩~♫♬~

 

笛から奏でる音色が屋上に響いた。

今吹いている曲は、≪牙狼≫に登場する烈花がよく奏でている≪英霊達への鎮魂歌≫だ。

これはこの世界に転生する前、≪牙狼≫本編でこの曲を聴いた時、俺も吹きたいと思い猛特訓した。

そして転生して俺の誕生日の時に、両親にこの笛を買ってもらい、時々この曲を奏でている。

 

♪~♫~♪♫~♬~♪~~♬~♩~♫~

♫♪~♫~♪~♫~~♬~♩~♫♬~

 

吹き終え一息をついたと同時に、チャイムが鳴った。

俺は笛をしまい、屋上を後にした。

 

 

そして、放課後。

結局この日、イリヤは俺や美遊と喋らず早々と帰って行った。

俺は下駄箱で美遊と会い、そのまま一緒に帰ることにした。

 

「大和、本当に大丈夫なの?」

 

美遊が心配そうに聞いてきた。

 

「ああ、この通りもう平気だよ」

 

俺はその場でバク宙をして、元気アピールをした。

 

『リヴァートラの刻でしたか?すごい秘薬ですね。ちなみにそれは美遊様たちにも効くのでしょうか?』

 

『多分だが、効くんじゃないか?まあ、そんな状況には出会いたくはないがな』

 

サファイアの問いかけにゾルバが答えた。

≪牙狼≫本編でもリヴァートラの刻を使う描写はあまりない。

俺の勝手な思いだが、使う時はかなり重症なケガを負った時だろう。

ゾルバの言う通り、使う状況にはなってほしくないな。

 

美遊と話していると前の方にイリヤと凜さんが立っていた。

 

 

 

 

イリヤside

「昨夜は急に逃げ出したかと思えば、それはなに?」

 

「辞表です・・・」

 

竹の先端の切れ目に〈退魔法少女願〉と書いた封筒を挟んで、それを凜さんに差し出した。

 

「ま・・・こうなるかもとは思ったけどね」

 

凜さんは少し溜息をしながら、封筒を受け取った。

 

「その最初は・・・正直・・・興味本位っていうか・・・面白半分だったの」

 

私が好きで見ている魔法少女のアニメみたいに楽しくてワクワクするようなことだと思っていた。

 

「でも・・・考えが甘かったって思い知った」

 

現実は違った。

魔法少女なんて言っても実際やっていることは命がけの戦い。

昼間ルビーが言っていた血生臭い命のやり取りだった。

 

前に夕方の公園で大和君が言っていた言葉。

あの時カード回収は危険な作業って分かっていたけど、難しいことは大和君が分かってくれているからいいってどこか楽観的な思いだった。

何より、大和君の【ピンチになったら助ける】って言葉に私はすごくホッとした。

大和君なら最後に何とかしてくれるって何もかも押し付けていた。

 

だから、余計に美遊のあの時の言葉が突き刺さる。

 

 

≪あなたにとってカード回収はゲームや遊び程度にしか思っていないのね≫

 

 

私には・・・戦うだけの覚悟も理由も・・・ありはしなかった。

 

「もう戦うのは・・・いやです」

 

私は視線を下に向き、スカートの裾を両手でギュッと握りしめながら言った。

 

「ひとつだけ確認したいことがあるんだけど・・・昨夜のアレはイリヤの意思で起こしたの?」

 

凜さんの質問に昨日の爆発が脳裏にフラッシュバックした。

 

「ち・・・違うよ!あれは・・・あんなの私にできるわけない!あれはきっとルビーが・・・!」

 

『私は何もしていません。そもそも私たちカレイドステッキに攻撃能力なんてありませんよ』

 

私の言葉をルビーは否定してさらに続けた。

 

『マスターが振るわない限り私とサファイアちゃんは魔力砲の一発も撃てません。昨日の爆発は・・・間違いなくイリヤさん本人の力によるものです』

 

嘘だ・・・ッ!

そんなはず・・・!

 

「私はあんなの・・・!だ、だって私は普通の人間だもん・・・!」

 

また私は恐怖で震えた。

あんなの私じゃない・・・!

 

「………分かったわ。辞表を受理する」

 

凜さんの言葉に顔を上げた。

 

「いいの・・・?」

 

てっきり拒否できないと思っていたけど。

 

「協力を強要したのはこっちだしね。そもそも小学生に戦いの代理をしてもらうこと自体無理があったのよねーやっぱ・・・」

 

凜さんは右手の人差し指で頭を押さえながら自嘲気味に言った。

 

「もう十分でしょルビー?お遊びはこれでおしまい。マスター登録を()に戻しなさい!」

 

『やなこってす。私のマスターは私が決めます!』

 

次の瞬間、凜さんはルビーの両羽を引きちぎるかのように引っ張った。

そして、ルビーを地面に叩きつけた。

 

「まあいいわ。どうせカードは残り一枚よ。カード回収が済んだら私もルビーも倫敦(ロンドン)へ戻るわ。それで終わり、もうイリヤには関わりのないことよ」

 

そう言って凜さんは私の顔をまっすぐ見た。

 

「正式な契約なんてしてないけど、一応言っておくわ」

 

それは_____

 

 

 

 

「イリヤスフィール。あなたとの奴隷(サーヴァント)契約を解除する」

 

 

 

 

契約の(クサリ)を解く言葉

 

 

 

 

「・・・お疲れ様。もうあなたは戦わなくていいし私の命令も聞かなくていいわ」

 

 

「今日までのことは忘れて生きなさい。一般人が魔術の世界に首を突っ込んでもいいことなんてないわ」

 

 

「全部、夢だと思って忘れてくれていい」

 

 

凜さんは柔らかい笑みをしながら言ってくれた。

 

これでもう凜さんとは他人同士。

 

 

自分で望んだことなのに・・・

 

 

なぜだろう・・・

 

 

 

「あなたはあなたの日常に戻りなさい」

 

 

 

胸が痛いんだろう・・・

 

 

 

「ま、そういうワケなんだけど。あなた達はそれでいい?美遊、大和」

 

凜さんがそう言うと、後ろから美遊と大和君がやってきた。

 

 

 

 

大和side

イリヤと凜さんの会話を聞いているとイリヤはもうカード回収から降りたいと言い、それを凜さんは受理した。

 

『あれがイリヤの嬢ちゃんの選択か』

 

「そうみたいだな」

 

まあどんな選択であれイリヤの決めたことだから俺が口を挟むことはできないがな。

すると、凜さんがいつから気づいていたのか俺と美遊を呼んできたので2人に近づいた。

 

「はい・・・問題ありません」

 

「俺もです」

 

美遊は決意に満ちた顔をしていた。

俺も最後の戦いだから気を引き締めた。

 

「美遊・・・大和君・・・」

 

「最後のカードは私たちで回収します」

 

「俺も最後まで戦います」

 

「・・・そう、分かったわ」

 

凜さんはそう言うと去って行った。

 

「最初に・・・言ったとおりになったね」

 

「え?」

 

美遊は不意にイリヤに声を掛けた。

 

 

 

「あなたは戦わなくていい。あとは全部・・・私たちが終わらせるから・・・」

 

 

 

そう言って凜さんの後を追うように去っていった。

この場に残っているのは俺とイリヤだけだった。

 

「あの・・大和君・・・ごめん」

 

イリヤが俺に謝ってきた。

 

「何で謝る?」

 

「カード回収・・・途中でやめるから・・・」

 

「・・・怖くなったか?」

 

俺の問いかけにイリヤは少し遅れて頷いた。

 

「あんな敵と戦うなんて普通は誰だって怖いと思うのは当然だ。そもそもイリヤは巻き込まれて戦っていたからな。ここまでイリヤはすごく頑張ったと俺は思うぜ」

 

俺はそう言うと元凶(ルビー)をチラッと見ると、俺の視線を感じたのか明後日の方向を向いて口笛を吹き始めた。

全く・・・。

 

『だが、その謝罪は別のことも言っているんじゃないか?違うか?』

 

ゾルバの指摘にイリヤはびくりと肩を揺らした。

そして、重々しく口を開いた。

 

「前に公園で大和君がピンチになったら助けるって言ってくれたよね?」

 

あの夕方の公園の時か。

 

「私、大和君なら最後は解決してくれるって思ってその言葉に甘えてた。大和君の言ってる意味を全く分かっていなかった」

 

イリヤは涙目になりながら言った。

 

「だから、これからは私じゃなくて美遊がピンチになったら助けてあげて」

 

どの立場で言ってるんだろうね私と、涙目のまま苦笑いしていた。

 

「イリヤはこれからどうする?」

 

「どう・・・って?」

 

「自分の中に≪力≫があった。それを知った今・・・どうしたい?」

 

「どうしたいって言われても・・・」

 

俺の言葉にイリヤは困り顔をして俯いた。

今イリヤの中には、戦いを途中でやめることへの罪悪感と自分の中に眠る力への恐怖心でいっぱいのはずだ。

そんな中で問いかけるなんて俺は最低なんだろうな。

 

そもそも前提が違うのだろう。

俺は元から力があることを知ったから受け入れることができた。

だが、イリヤは違う。

自分の中に得体の知れない力があることをつい最近まで知らずに生きていた。

それをすんなり受け入れることなんて普通はできない。

 

あの時の公園でイリヤにいった言葉。

あの言葉でイリヤを苦しめているかもしれない。

どの立場で言っているのは俺の方だったかもな。

 

「今すぐ答えを出せなんて言わない。これからゆっくり考えていけばいい」

 

・・・だが、これだけはイリヤには分かってほしい。

 

「ただ一つだけ・・・その≪力≫も含めて≪イリヤ≫であることを忘れないでほしい」

 

じゃあ行ってくると、イリヤに言ってその場を後にした。

 

今日がカード回収最終日。

つまり、最後の敵との戦い。

 

今夜で決着をつける!!

 




いかがでしょうか。

シリアスシーンも戦闘描写と同じくらい難しいです。
ていうか、シリアスになっているのでしょうか。不安です・・・。

さて、次回最後の敵、バーサーカー戦です。
久しぶりの戦闘シーンですので、みなさんの期待に沿えるように執筆していきたいと思います!

まだまだ暑くなる予報なので、お互い体調には気を付けていきましょう!

それでは、次回!
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