Fate/kaleid liner knight 作:シャチ猫
2wei!編突入です!
それでは、どうぞ!
第1話 新/new story
大和side
俺は今内なる魔界で修行をしている。
場所は夜の港町のコンテナ街。
その相手は_____
「はあっ!!」
「とおっ!」
どこか魔戒騎士のような姿だが、骨や筋組織がむき出しで禍々しい見た目をしているホラー。
相手をしているのは、魔導ホラー・尊士。
一人の邪な人間の手によってホラーになってしまった魔戒騎士だ。
尊士とは何度も対戦したが、その全部が大敗だった。
原作では魔戒騎士3人相手に圧倒的な力を発揮し、無傷で勝っていた。
そして、実際に戦ってみるといかに強いか身に染みた。
中国拳法みたいな徒手空拳。それにプラスして釵や剣を用いての攻撃。
その戦いに手も足も出なかった。
阿修羅を使っても勝てなかった。
だが、英霊という人間を超えた者たちとの戦い。
今の俺なら尊士を超えられる!
尊士は釵を巧みに使いながら蹴りや掌底を仕掛けてくる。
俺も3本の剛烈剣で防御しながら、蹴りやパンチを仕掛ける。
「はぁっ!!」
「はっ!」
ガキンッ!!
俺の剛烈剣と尊士の釵がぶつかり、火花が散った。
「けあッ!」
尊士は背中から翼を出して空を飛んだ。
俺も合わせるように空へ駆け上がった。
キンッ!!
キンッ!!
キンッ!!
キンッ!!
尊士の釵と俺の剣のぶつかり合いながら、上空へ上がっていった。
「本当、もったいないな」
「何?」
上空へ駆け上がりながら斬り合っている時、俺は思わず呟いた。
「あんたが騎士のままだったらなら多くの人間を守れたんだろうな」
実際に戦って心底そう思った。
これだけの強さがあったなら、元老院付きにもなれたはずだ。
多くの魔戒騎士の憧れにもなっただろう。
「何の話をしている?」
「気にするな。もうどうしようもないことだからな」
俺と尊士は同時に武器を弾き合い、地面に降りた。
「ふぅー・・・」
俺は鎧の中で目を閉じて、深呼吸をした。
そして、目をかっと開き、剣を構えた。
「俺はあんたを超えて、さらに先へ行く!!」
「ほざけっ!!」
俺と尊士は同時に駆け出した。
「はあぁぁ・・・はあっ!!」
俺は尊士に向かっている時に、鎧に意識を集中させ阿修羅を発動した。
「はあぁぁッッ!!」
阿修羅 穿威!!!
ザンッ!!!
「うぐあぁああアァァっ!!?」
尊士のすれ違いざまに九本の剛烈剣で斬り付け、尊士は上空へ吹き飛びそのまま地面に落下した。
「グッ・・・おのれ・・・!」
尊士は体中から血が流れているが、ふらつきながら立ち上がった。
阿修羅を喰らっても、まだ立てるとは・・・。
ほんと、あんたは凄いよ。
鎧の魔導刻は残り15秒くらい。
なら、この一撃で決める!
俺は阿修羅を解除し壱式を背中にしまった。
参式も消して、代わりに鞘を出した。
弐式を鞘に納め、左腰に持っていき抜刀する構えをとった。
そして、一気に尊士に駆け出した。
獅子歌々!!!
尊士の背後まで駆け出し、いったん止まった。
弐式を鞘に納刀した。
その同時に_____
ザクシュッ!!!
尊士の肩から血しぶきが上がった。
そのまま尊士は地面に倒れ、黒い塵となって消滅した。
俺は鎧を解除して、深く息を吐いた。
『やったな、大和。尊士を倒すとは』
尊士を倒し終えると、ゾルバの言葉が聞こえてきた。
「ああ、ついにやったよ」
『これでお前もまた一歩成長したな』
珍しくゾルバが俺のことを褒めた。
俺は思わず頬を緩めた。
「ありがとう、ゾルバ」
『ああ。さて、そろそろ準備をしないと遅れるぞ』
「そうだな」
俺は目を閉じて意識を集中させて、内なる魔界から現実に戻った。
目を開けて時間を見ると、6時15分を指していた。
『にしても腕試しをしたいから早く起きたなんてな』
ゾルバは若干呆れ気味に言った。
俺はその言葉に苦笑いを浮かべてしまった。
あの英霊との戦いで、今の俺の力がどのくらいになったか試したくなった。
その高揚感から今日はいつもより早く起きてしまった。
俺もまだまだ子供みたいだな。
っと、早く朝食を食べないと遅れるな。
俺は1階に降りた。
イリヤside
「・・・・リヤ」
ん——・・・誰・・・?
「イリヤ」
この声・・・大和君・・・?
「起きろよ、学校遅刻するぞ」
あれ?なんで大和君が家にいるの・・・?
もしかして、起こしに来てくれたの・・・?
「えへへ・・・」
やっぱり大和君は優しいな~。
微笑みながら大和君の首に手を回す。
優しい大和君にご褒美あげちゃおっかな。
「おはようの・・・ちゅー・・・」
ちゅっ
えへへ、キスしちゃった♪
「~~~~~~~ッ!!」
ん・・・・・・・・・?
なんか大和君の声じゃないような・・・
閉じていた目を開けてみると_____
「あ・・・う・・・あ・・・イ・・・イリ・・・」
そこには美遊がいた。
え・・・?
も、もしかして・・・私・・・今、美遊と・・・?
「ホびゃああああああ——————ッ!!!!?」
あまりの衝撃の事実に叫び声をあげてしまい、ベッドから転げ落ちてしまった。
「ごごごご、ごめん美遊!大和君と間違え・・・っていや違くて!そーじゃなくて!夢で!ドリームで!」
「お、落ち着いてイリヤ!大丈夫、大丈夫だから!」
必死に言い訳をしていると、美遊がなだめてくれた。
「はあはあ・・・ご、ごめんね美遊・・・」
少し落ち着いてきたので、改めて美遊に謝罪をした。
「う、ううん。いきなりでびっくりしただけ・・・で、でも・・・」
美遊がまだ顔を赤くしながらうつむいて、言葉を続けた。
「イリヤが求めるならできる限り努力するから次する時はちゃんと・・・」
「スト———ップ!!違うから!その方向性は違うから—ッ!!」
美遊の中でとんでもない勘違いをしそうなのを必死に止めた!
私のことは友達として好きだから、決してそっちの方向じゃないから!!
「いってきまーす!」
美遊の誤解を解いて、朝ご飯を食べ終え、美遊と一緒に玄関を出て登校をした。
「うっかりしてた。今日って私と美遊日直だったんだよね」
遅れそうだったから、走りながら美遊と話をした。
「うん、だから一緒に登校しようって約束して・・・」
「そんな時に限って寝坊とはなんたる不覚・・・」
うー・・・本当に美遊には申し訳ないことをしてしまった・・・。
いろんな意味で・・・。
「このままじゃ遅刻確定だね」
うーん・・・しょうがない。最後の手段を取るか!
「ルビー!」
『はいはーい。いっちょやりますかー?』
ランドセルの中に隠れていたルビーに声を掛けた。
『仕方がありません。美遊様私たちも・・・・』
「周りに人は・・・いない。今のうちだね」
美遊のランドセルの中からもサファイアが出てきた。
ルビーとサファイアはステッキ状態になり、私と美遊はそれぞれ手に取った。
『『コンパクトフルオープン!!境界回廊最大展開!!』』
『
『
ルビーとサファイアがそれぞれ詠唱を始めた。
すると、私と美遊は学校の制服から魔法少女の衣装へと変わっていった。
「走って間に合わないなら————」
地面を強く蹴ってジャンプした。
「空から行こう!」
そしてそのまま空を飛んだ。
『魔法少女プリズマイリヤ&美遊二期バージョン推参!』
私と美遊が空へ飛んだ直後、ルビーが変なことを言った。
「二期ってなに?」
『まあまあお気になさらずー』
そんなこと言われても・・・。
あれ?なんか服が変わってる?
「服が変わってるけど、何で?」
『二期ですから』
「だから二期って何?」
気になるけど、これ以上ルビーに聞いてもはぐらかされると思うから聞くのやめよ。
「イリヤちょっと変わったね」
そんなことを思っていると美遊が話しかけてきた。
「あはは美遊の服も変わってるよ」
「ううん、そうじゃなくて・・・」
?服じゃないなら何が変わった?
「イリヤ雰囲気が変わった気がする。積極的になったって言うのかな」
「え、そ、そう・・・かな?」
自分ではあんまり分からないけど、なんかちょっと恥ずかしいかな。
『まー以前のイリヤさんは振り回されっぱなしでしたしねー。主体性がないというか総受けというかー』
「ちょ・・・!振り回している本人が言わないでよ!」
元はと言えばルビーが元凶でしょ!?
『イリヤ様。予鈴まであと370秒です。お急ぎになられた方が・・・』
「わ、わかってるよもー!」
「・・・やっぱりあまり変わってないかも・・・」
そんなやり取りをしながら学校へ飛んでいき、何とか間に合うことができた。
大和side
「海、行こうぜー!うみー!!」
朝の会が始まる少し前。
龍子が浮き輪を体に巻き付けて騒ぎ始めた。
「ん?何の話?」
「夏休みの予定だよ。まだ6月だってのにこいつテンション上がっちゃってさー」
龍子の唐突な誘いの言葉にイリヤが疑問符を浮かべ、雀花が若干呆れ気味に説明してくれた。
まだ1ヶ月も前なのに、こんなにはしゃげるなんて龍子らしいな。
ていうか、その浮き輪持って学校来たのか。
「あ、あはは・・・そっかー・・・」
イリヤも龍子の行動に苦笑いをしていた。
「海?海に行って何をするの?」
イリヤの後ろの席に座っていた美遊が龍子に質問をした。
「何って泳ぐに決まってるんだろが!あ、スク水禁止な!各自最高にエロい水着持参で!うっひゃああああ!」
龍子がさらにテンションを上げながら美遊の質問に答えた。
そんな龍子に那奈亀がアッパーカットをして、龍子が倒れた。
まあ、いつも通りだな。
「美遊、もしかして海行ったことないとか?」
イリヤが美遊に聞くと美遊はコクリと頷いた。
「じゃあ一緒に行こうよ美遊さん!」
「あんたのことだから泳ぎも速いんだろ?せっかく海が近いんだし!行かなきゃ損だよ!」
そんな美遊に美々と雀花がずいっと近づいて美遊を誘った。
「え、あ、イッ、イリヤと大和が行くなら・・・」
グイグイと来る2人に困ったのかイリヤと俺に助けを求めるように言った。
ん?俺?
「うん!みんなで行こうね」
「俺も行っていいのか?」
てっきり、女子だけで行くもんか思っていたが?
「何言ってんだよ。いいに決まってるんだろ?大和も来なよ」
「みんなで行った方が楽しいよ」
俺の言葉に雀花と美々が答えてくれた。
海か・・・。
『(たまには羽をのばしてもいいじゃないか?)』
ゾルバも言ってくれてるし、行くか。
「じゃあ、お言葉に甘えて俺も行こうかな」
「よし、決まりだな」
「楽しみだねー」
こうして俺たちの夏休みの予定が決まった。
その後いつの間にか復活していた龍子が美遊に話しかけていった。
那奈亀、雀花、美々も美遊の席に近づき話に入って行った。
ちょっと前の美遊なら冷たくあしらっていただろうが、今はちょっとぎこちないがみんなとも会話をし始めた。
以前の友達定義の発言は置いといて、だがな。
ふと、イリヤを見ると少し怯えた表情を浮かべていた。
「どうしたイリヤ?体調悪くなったのか?」
「あ、ううん、何でもないよ。それより、海楽しみだねー!」
イリヤは手を振り、別の話題に変えた。
どうしたんだ?
時間は進み、放課後。
俺たちは全員で下校をしていた。
「あ、そうそう朝話して海のことだけどさ。美遊って水着持ってる?」
「学校指定のなら・・・」
イリヤが今朝話をしていた海に来ていく水着のことで美遊に質問をした。
「そんなんじゃあダメだぜ!ミユキチ!」
美遊が学校指定のスクール水着しか持っていないことを言うと龍子が美遊の前に来て言った。
「もっと紐とか糸とかでできているものを着ないと海に失礼ってんもんだぜ!」
真面目な顔で何言ってんだよお前は。
「それはまたすごい水着だな」
「私は布でできている水着がいいな」
雀花は呆れた表情をして、美々も苦笑いで言った。
「でもまー、遊びに行くのにスク水ってのもねー」
「そうだよね。じゃあ美遊、街寄って見に行こうよ」
那奈亀の言葉にイリヤが賛成して美遊に提案した。
「でも、何を買ったら海に失礼がないか・・・」
美遊は手を顎に当てて悩んでいた。
どうやら、龍子の言葉を真に受けているらしい。」
「龍子の言葉は置いといて、見に行くならイリヤと一緒に選んだらいいんじゃないか?」
「そ、そうだよ。私も新しいの欲しいからさ、一緒に選ぼうよ」
そんな会話をしながら信号待ちをしていると____
ギャギャギャギャギャ
目の前にリムジンがうるさいブレーキ音をしながら止まった。
そのリムジンからニュッと3本の手が伸びてきた。
「へ」
「あっ」
「は?」
イリヤ、美遊、俺はそのままリムジンの中に引き込まれた。
「凜さん?ルヴィアさん?」
何が起きたか状況を整理しようとすると、目の前に凜さんとルヴィアさんが座っていた。
『何だお前ら?こんな拉致まがいな事して』
「他に方法がなかったのよ」
ゾルバの言葉に凜さんが言った。
誘拐みたいな方法しかないってどういうことなんだ?
「そ、それでどうしたんですか?」
イリヤが2人に改めて質問をした。
2人は真剣な表情をして答えた。
「「
いかがでしょうか。
今回で、尊士を超えることにしました。
英霊と戦えたということで勘弁してください。
しかし、ジンガやラスボスのホラー、暗黒騎士とまだまだ強敵がいますので今後どのようにして倒していくかまだ手探り状態です・・・・。
話は変わりますが、通算UA数2万突破いたしました!
これもひとえに皆様のおかげです!
本当に感謝感謝です!!
これからも温かい目でよろしくお願いします!
それと、設定の追記などの履歴は今後活動報告に書くことにしました。
それプラス、私オリジナル技がある場合は技名の横に☆を書きます。
追加があれば後書きで報告します。
それでは、次回!