Fate/kaleid liner knight 作:シャチ猫
それでは、どうぞ!
第1話 転生/新たな日常
ピピピピピピピッ、カチッ
「・・・朝か・・・」
目覚まし時計のアラーム音で、俺こと《神楽坂大和》は起きた。
『目が覚めたか大和』
「ああ、おはようゾルバ」
勉強机に置かれている狼の横顔を模したブレスレット【ゾルバ】にあいさつしてベッドから降りて部屋のカーテンを開けて朝日を浴びながら体をぐーっと伸ばした。
「あれから6年か・・・」
俺は窓から見える景色を見ながらつぶやいた。
俺には前世の記憶がある、いわゆる転生者だ。
ある日、車に轢かれそうな親子を助け、俺が車に轢かれて死んでしまった。
気が付いたら全く知らない家のベッドで寝ていた。思わず、「知らない天井だ」と言ってしまった。あたりを見渡すと、机に茶色のロングコートと大きめの箱と小さい箱と手紙が置かれていた。手紙を読んでみると俺の置かれている状況が書かれていた。
曰く神様が俺が親子を助けた功績として、特典付きで転生させることにしたそうで、
その特典が転生前俺が好きだった牙狼の力で、それもオリジナル魔戒騎士の力だそうだ。
他にも魔法衣、リヴァートラの刻もある。
詳しいことは、小さい箱に入っている魔導具にと書かれていた。
読み終えたら、手紙が溶けるように消えた。
俺は手紙の通り箱を開けたそこには狼の横顔を模したブレスレットがあった。
そのブレスレット型の魔導具が目を開けて、俺に話しかけてきた。
魔導具は自分を【ゾルバ】と名乗り、詳しい事情を俺に話した。
ここは≪Fate≫の世界だそうだ。
俺はFateをあまり見たことがないが、かなり殺伐とした物語ということは記憶している。
いくら魔戒騎士の力があるからって、かなり厳しくないかと思ったが、来てしまったのは仕方ない。死なないように魔戒騎士の力を使いこなすしかないと俺はその時思った。
それからゾルバの指導のもと体を鍛え始めた。筋トレはもちろん、鎧の制御は俺の精神世界≪内なる魔界≫で鍛えた。何で内なる魔界があるかというと、神様が修行用にとつけてくれたものだ。そのおかげで、俺は存分に修行ができて鎧の力を何とか使いこなせるようになった。
そんなことを思っていると、ゾルバが声をかけてきた。
『ほら、さっさと朝飯食べないと遅刻するぞ』
「そうだな」
ゾルバの言葉に俺は同調すると、下に降りて朝飯を作り、いただきますと言って朝飯を食べる。
ちなみにだが、今この家には俺一人しかいない。
両親は、仕事が忙しく全国を飛び回ってる。だから、この家にはたまにしか帰ってこない。
だから、俺はある家に時々だがお世話になってもらっている。
そのことは、おいおい話す。
それと、父さんと母さんには俺が転生者であることは全部話した。やっぱり、家族に隠し事はしたくなかったしな。正直気味悪がられると思っていた。だが、2人はたとえどんなでもお前は息子だと俺を受け入れてくれた。そんな二人の優しさに俺は思わず涙を流してしまった。
ゾルバのことも家族として向かい入れてくれた。
本当父さんと母さんには頭が下がるよ
そして、朝食を食べ終え、顔を洗ったり歯を磨きとやることをやり終え、学校へ行くに着替えをしに2階に上がった。クローゼットから今俺が通っている小学校【私立穂群原学園小等部】の制服とカッターシャツを取り出して着替える。制服のズボンとカッターシャツを着てから、立てかけてある魔法衣を手に取り羽織るようにして着替えると魔法衣は茶色の制服になった。これはいつどんな時が起きてもいいようにと思っての行動だ。こうすれば、魔戒剣もすぐに取り出せるしな。
「よし、行くか」
俺は着替えを終えて、ゾルバを左手首にはめ、かばんを背負って玄関を出た。
学校までの道のりを歩きながら、ふと青空を見ながらまたつぶやいた。
「あれから6年か・・・・」
『またそれか。今日で2回目だぞ』
「いや、時の流れは速いなって思ってさ」
『まあ確かにな。狼倶も使えるようになったしな』
「お前のおかげだよ、ゾルバ。ありがとな」
『当たり前だろ?この俺が指導してやったからな』
俺はゾルバに感謝を伝えると、ゾルバは自慢気に言った。こいつの唯我独尊のところは初めて会った時と変わってないな。
ゾルバとたわいもない話をしていると、後ろから俺を呼ぶ声がしてきた。
「おーい、大和君!」
後ろを振り返ってみると、
銀髪で赤い眼が特徴の女の子【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン】ことイリヤがこちらに手を振りながらこちらに小走りにやってきた。
「おはよう、イリヤ」
「おはよう、大和君」
お互いのあいさつも済んで、俺とイリヤは並んで通学路を歩いた。
学校行くまでの間たわいもない話をしていると、イリヤがこんな話をしてきた。
「そういえば、お兄ちゃんが今度いつ大和君うちに来てくれるんだって言ってたよ」
「士郎さんが?」
「うん、男一人だとさみしいからって」
イリヤの言うお兄ちゃんというのは、イリヤの義兄【衛宮士郎】さんのことだ。
なぜ、士郎さんがうちに来ないかっていったのは、実は時々お世話になっているというのがイリヤの家族のことだ。
どういった経緯かは分からないが、俺の両親とイリヤの両親は仲が良く、そのツテでイリヤとその家族と知り合った。両親が仕事の都合で俺が家で1人になる時間が多くなると知ると、イリヤの両親は俺に一緒に住まないかと提案した。このことは、イリヤの他に士郎さん、イリヤの家のメイドの【セラ】さん、【リーズリット】ことリズさんもうちに来てもいいと同調した。父さんと母さんは、お金の心配はしなくていいからお前が選べと言ってくれた。
イリヤの両親の提案は正直うれしかったけど、俺は仕事で疲れて帰ってくる父さんと母さんをあの家で笑顔で迎えたいと思っていたから、お断りさせてもらった。
イリヤの両親は、分ったと言って納得してくれて、来たくなったらいつでも歓迎するよと言ってくれた。その言葉に甘えて、たまにイリヤの家に泊まりに行かせてもらっている。
ちなみに、その時俺が寝ているところは士郎さんの部屋だ。
いくら家族ぐるみとはいえ、さすがにイリヤの一緒の部屋とはいかないからな。
というか、セラさんがそんなこと許していないが。
まあ長々と説明したが、とにかく俺はイリヤの家族にご厄介になっているということだ。
「そうだな。じゃあ明日ぐらいにでも行くか」
「じゃあお兄ちゃんたちにそう伝えるね」
「ああ、頼む。悪いな、いつもお邪魔しちゃって」
「ううん、全然邪魔なんて思ってないよ。大和君家のこと1人で大変でしょ?私もだけどお兄ちゃんたちもいつでも来ていいからね!」
「そっか。ありがとうな」
「うん!それに私も大和君と一緒でうれしいし」
「ん?すまん、後半聞き取れなかった。なんて言った?」
「な、なんでもない!ほら、行こ!遅刻しちゃうよ!」
後半なんて言ったか聞こうとしたらはぐらかされ、先に歩いて行った。
その時のイリヤの顔が赤かったが、何を言おうとしたんだろうな。
俺はイリヤに追いつき、そのまま歩いて行って学校へ行った。
その後、学校へ着き、俺とイリヤのクラスである5年1組の教室に入り、自分の席に着いた。
余談だが、俺の席はイリヤの隣である。
席に着くと、俺とイリヤにあいさつをしてきたクラスメイト4人がいた。
「おっす、イリヤ、大和」
「おはよう、イリヤ、大和」
「おっはよう!イリヤ、大和!」
「おはようイリヤちゃん、大和君」
「おはよう、みんな」
「おはよう3人とも」
あいさつにしてきたのは、眼鏡に緑色の混じった黒髪の【栗原雀花】、眼が細くピンクの髪をツインテールにしている【森山那奈亀】、金髪で両脇をシニヨンにしてアホ毛が1本ある【嶽間沢龍子】、黒髪でショートヘアー両耳の前に髪を出している【桂美々】である。その後、朝の会があるまでたわいもない会話をした。途中龍子がテンションが上がったのか騒ぎ始めたが、それを那奈亀がボディブローで沈めた以外は至って普通だった。
その後俺らのクラスの担任の藤村大河(通称タイガー)が教室に入って来て、朝の会から始まり午前授業、給食、午後授業と何の変哲もない学校生活を送った。
そして放課後、いそいそと帰る準備を終え、かばんを背負って俺は学校を出た。
家につき、夕飯を食べ終え、風呂に入り、ゾルバを机に置いて、ベッドに寝転んだ。
「ふぅー、今日も1日平和だったな」
『だが、油断するなよ。いつ力を使うか分からないからな』
「分かってるよ」
確かにここはFateの世界。いつ戦いが起きるか分からないから油断はできないな。
『だが、今日はもう遅い。そろそろ寝て体を休め』
「そうするよ。お休み、ゾルバ」
『ああ』
ゾルバにあいさつしてから俺は目を閉じた。
いかがでしょうか。
まあ、ぶっちゃけ文言を所々変えただけなので、あまり変わってないです。
だったら、削除する必要があるのかって話なんですけど、
心機一転また一から頑張ろうと思い、思い切って削除しました。
次は設定集か2話目を投稿したいと思います。
くどいようですが、こんな私ですがどうかよろしくお願いします!!
それではまた次回!!