Fate/kaleid liner knight   作:シャチ猫

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どもども!
第2話投稿です!
楽しんでいただけたら、幸いです。

余談ですが、この小説に執筆するときは、漫画とアニメ両方を見てこのシーンは漫画の所、あのセリフはアニメの所という風に漫画とアニメ合作して執筆していおります。

合作してわかりずらいと思われた方は、大変申し訳ございません。


第2話 魔法/非日常の始まり

イリヤside

私イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは昨日までどこにでもいる普通の女の子でした。

なぜ「でした」かというと、私は魔法少女になったからです。

自分でも何言ってるかわかりません。でも事実なのです。

 

始まりは昨日の夜、家に届いたアニメのDVD『魔法少女マジカル☆ブシドームサシ』を1クール一気に見てお風呂に入った時のことでした。突然窓からステッキが降ってきました。

そのステッキは自称『愛と正義のマジカルステッキ カレイドルビー』ことルビーと名乗り私に魔法少女になりませんかと言ってきました。

 

突然のことだったけど、その時私の直感が告げました。

 

こいつはうさんくさい!

 

だから、断ろうとしたけど

 

『楽しいですよ、魔法少女!空を飛んだり、ビームで敵をやっつけたり、恋の魔法で意中の殿方とラブラブになったり!』

 

最後の言葉で思わず反応してしまった。

 

 

〔ラブラブ〕

 

 

私には好きな人がいる。

その人の名前は神楽坂大和君。家族ぐるみの仲の男の子で、彼の両親が家にいないからよくうちに泊まりに来ている。

最初はただ普通の友達として思っていたけど、いつのまにか彼に惹かれていった。

だから、泊りに来るときは何でもない風に装うけど、内心はいつもドキドキしている。

 

まあそんなこんなでルビーに無理やり契約されて、魔法少女になってしまった。

その後、ルビーの前の契約者の遠坂凛さんが現れ、事情の説明とクラスカードという悪用すれば町ひとつ消滅させられる危険なカードの回収をすることになってしまいました。

 

そのおかげで、寝不足で授業中に居眠りをしてしまって先生に怒られてしまった。

その様子を見ていた大和君から居眠りなんて珍しいなと少し笑われてしまいました。

うぅ、恥ずかしい・・・・。

給食の時間になって、雀花、那奈亀、龍子、美々と食べている時に、美々に何か悩み事があるのと心配された。その時は何でもないと誤魔化しました。

 

それにしても、魔法少女か・・・・。

魔法なんてフィクションの世界だけだと思ってたけど、本当に私ファンタジーな出来事に巻き込まれちゃったんだよね。

実感わかないけど、ちょっとだけワクワクする・・・・かな。

そんなことを思いながら私は少し笑みを浮かべた。

 

放課後になって帰るために下駄箱まで移動中ルビーがランドセルから出てきた。

 

『ふぅーようやく放課後ですか。ランドセルの中は退屈でしたよー』

 

「えへへ、ごめんね。ねぇルビー、帰ったら魔法の使い方教えてよ」

 

『いいですよ~。でもどうしたんですか?昨夜はあんなに嫌がっていたのに』

 

「まあせっかくだから楽しもうと思って。やっぱり前向きにいかないとね」

 

ルビーと話しながら下駄箱まで来て、ふたを開けると靴の上に何かが置いてあった。

 

「なんだろう、これ?」

 

手にとって見ると、それは手紙だった。

何で手紙?

すると、ルビーが騒ぎ立てる。

 

『おぉっ!これはもしやアレですね!』

 

「アレって・・・・まっ、まさか!?」

 

『そのまさかですよ!放課後の下駄箱に手紙と言えばラブなアレに違いありません!』

 

ら、ラブレター!!?

下駄箱にラブレターなんて今時そんな下手なものがあるなんて、しかも私がもらうなんて!!

 

『さあさあイリヤさん、早く中身を!』

 

「おおお、落ち着いてルビー!こ、こういうのは冷静にならなきゃ、冷静に・・・冷静に・・・・」

 

ど、どうしよう。こういう時どうすればいいの!?

私は大和君のことが好きだから、断るべきだよね!?

送ってきた人には申し訳ないけど、そうするしかないよね!?

 

緊張で震える手を必死に動かして、手紙を開ける。

 

〔今夜0時、高等部の校庭まで来るべし。来なかったら殺す迎えに行きます〕

 

「『・・・・・・』」

 

私とルビーはテンションが一気に下がった。

これはラブレターじゃなくて脅迫状だった。

 

私はそれをそっとランドセルに仕舞う。

 

『帰りましょうか・・・・イリヤさん』

 

「そうだね・・・・」

 

 

 

大和side

今日イリヤが珍しく居眠りをして先生に怒られていた。

普段は居眠りなんてしないイリヤだが、夜更かしでもしたのか。

そんなことを思いながら放課後、帰る支度を終えて学校を後にして歩いていると、前にイリヤが歩いていた。

 

「よっ、イリヤ」

 

「あっ、大和君」

 

「今日どうしたんだ?居眠りなんてして」

 

「あははは・・・・ちょっと昨日の夜考え事をしてて」

 

「考え事?なにか悩みでもあるのか?」

 

「あっううん。全然大したことじゃないから大丈夫」

 

「そうか?なにかあれば相談に乗るからさ」

 

「うん、ありがとう」

 

そんな話をしながらイリヤと歩いて行って、俺とイリヤの分かれ道に差し掛かった。

 

「じゃあ、イリヤ。俺は一旦帰って荷物をまとめてから行くから」

 

「えっ?あ、そ、そういえば今日泊まりに来るんだっけ」

 

俺がそう言うとイリヤはどこか気まずそうな顔になった。

 

「どうした?都合が悪くなったなら今日はやめるけど」

 

「う、ううん!全然大丈夫だよ!じゃあ後でね!」

 

「あ、ああ」

 

イリヤはどこか焦ったように言って、走って行った。

本当にどうしたんだ一体?

そんなことを考えていたら、ゾルバが話しかけてきた。

 

『大和、あのお嬢ちゃんのかばんから妙な気配がしたぞ』

 

「妙な気配?」

 

『ああ。俺も感じたことのない気配だった』

 

ゾルバが言ったことに考える。

その気配とさっきのイリヤの態度と何か関係するのか?

 

『どうする?こっちから何かするか?』

 

「いや、次なにか行動が起こるまで様子をみるよ」

 

『いいのかそれで?』

 

「ああ。もしイリヤが危険なことに巻き込まれていたらその時は俺が助けるさ」

 

『・・・・・お前がそういうなら別にいいが』

 

ゾルバとそんな話をしながら家に着き、荷物をまとめてイリヤの家に向かった。

 

イリヤの家に到着し、インターホンを鳴らしたら、メイドのセラさんが扉を開けた。

 

「はーい。あら、大和さん」

 

「セラさん、こんばんは。今日はお世話になります」

 

「こんばんは。いつも言っておりますが、そんなにかしこまらなくてもいいですよ。家に1人だと何かと不便でしょうから、いつでもうちに頼ってもいいですよ」

 

セラさんは微笑みながら俺にそう言った。

セラさんはきりっとしていて厳しいが根はやさしい人なのだ。

 

「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」

 

「ふふっ、はい。お願いされました。さあ、早く中に上がって、荷物をシロウの部屋に置いてきてください。ちょうどご夕飯ができたところですよ」

 

セラさんに促され俺は家に上がり、荷物を士郎さんの部屋に置こうと2階に上がって行き、部屋の前に着きノックをする。

 

「士郎さん、大和です」

 

「大和か。入っていいぞ」

 

士郎さんの言葉を聞き、部屋に入ると机に向かって勉強している士郎さんがいた。

 

「よっ、大和。よく来たな」

 

「士郎さん。今日はお世話になります」

 

「おいおい、俺たちは家族みたいなものなんだからそんなかしこまなくていいぞ」

 

士郎さんが笑いながらそう言ってくれた。さっきのセラさんと同じようなことを言った。

セラさんといい士郎さんといい、本当にやさしい人たちで、俺は本当に幸せ者だな。

 

「それより、もっとうちに来ないか?最近さらに肩身が狭いんだよ」

 

すると今度は、士郎さんがどこかすがるような顔をして俺にそんなことを言ってきた。

俺は思わず苦笑いをしてしまった。

 

「そうですね。これからはちょっと来る回数を増やしましょうか」

 

「そうしてくれると、助かるよ」

 

士郎さんと話をしながら1階のリビングに降りた。

降りると、テーブルに夕飯が並べられていて、席にはイリヤとセラさんの妹のリズさんがすでに座っていた。

 

「あっ、大和君、お兄ちゃん」

 

「おお、大和。久しぶり~」

 

「リズさん、今日はよろしくお願いします」

 

「全然いいよ~、自分の家だと思ってくつろいでいいよ」

 

リズさんのこの気の抜けた感じ、相変わらずだな。

 

5人で楽しく夕飯を食べ、その後セラさんは食器を洗いに、士郎さんは部屋で勉強、俺とイリヤとリズさんはリビングでTVを見ていたと、思い思いの行動をした。

その後風呂に入り、寝る準備を終えて士郎さんの部屋に敷いてある布団に入り、就寝した。

 

寝ているとゾルバがテレパシーで俺を起こしてきた。

 

『(大和、起きろ)』

 

ゾルバの声で俺は起き上がった。時計を見たら深夜0時10分弱前、こんな真夜中にどうしたんだ?

 

「(どうしたゾルバ?こんな時間に)」

 

『(お嬢ちゃんが家から出て行ったぞ)』

 

ゾルバの言葉で頭が一気に覚醒し、パジャマから私服に着替えて持ってきた魔法衣を上着に変えて羽織り、ゾルバを腕につけ士郎さんを起こさないように部屋を出た。

 

玄関に行くと、確かにイリヤの靴がなかった。

こんな時間にどこ行くなんて明らかにおかしい。

 

疑問をもちながら、音をたてないように家を出た。

 

「ゾルバ、夕方言っていた妙な気配は家にいるか?」

 

『いや、この家にいないな。あのお嬢ちゃんと一緒のようだ』

 

「どっちに行った?」

 

『このまままっすぐだ』

 

ゾルバの案内に従ってそのまま走っていくと、着いたのが穂群原学園高等部だった。

こんな所で何してるんだ?

 

校門まで近づいていくと、何やら声が聞こえてきた。

 

『第五計測変数に虚数軸を追加。反転準備を開始。複素空間の存在を確認。中心座標の固定を完了。半径二メートルで反射路形成。境界回廊を一部反転します』

 

見ると、校庭にザ・魔法少女みたいな服を着ているイリヤとツインテールで高校生くらいの女の人が立っていた

 

こんな所で何を始める気だ?

 

疑問に思い近づこうと、校門を飛び越えて2人に気づかれないように木の陰で様子を伺っていると、イリヤと女の人の足元が光ったと思うと魔法陣みたいなものが展開された。

 

「何だ、何が起きているんだ・・・!?」

 

『大和、空間が歪んでいくぞ!』

 

ゾルバの言葉で周りを見渡すと、グルンと反転するように世界が変わっていった。

 

「何だここは?」

 

改めて周りを見渡すと、校舎などの建物は何も変わっていないが空が格子状になっていて、まるで空間そのものが切り取ったような感じだ。

何より、この空間の空気が重々しい雰囲気になっていた。

 

「ゾルバこの空間は?」

 

『どういう原理かは分らんが、元いた場所とは別の空間に転移されたみたいだな』

 

別の空間に転移、まるで魔法みたいだな。だが、そんな場所でイリヤは何をするんだ?

疑問に思っていると、校庭の中心から黒い霧が円を描くように現れ、その中心から薄い紫色のロングヘアーの女がズルリと、這い出てくるように現れた。

 

 

女を見た瞬間、俺の直感が告げた。

 

 

 

 

何者かは分からないが――――――あの女はヤバイ。ホラーと同じくらい危険な存在だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

放課後凜さんから送られてきた手紙(という名の脅迫状)の内容に従い深夜0時に穂群原学園高等部の校庭にやってきた。

 

校庭にはすでに凛さんが立っていた。

 

「おっ、ちゃんと来たわね」

 

「はい・・・」

 

そりゃ、あんな脅迫状出されたらね・・・

 

「?どうしたの?」

 

「ああ、いえ、なんでもないです」

 

もしかして、あの脅迫状無自覚で出したの?

 

「あの、今からカード回収ですか?」

 

普段だったらとっくに寝ている時間だから眠い・・・

 

「そうよ。じゃあ、取り敢えず転身してもらえるかしら?」

 

「はい・・・」

 

凜さんに言われて私は校庭にある女子トイレに入った。

転身して凜さんのもとに戻った。

 

「お待たせしました」

 

「何でいちいち隠れるのよ?」

 

「だって、恥ずかしいし・・・」

 

私は顔を赤くしながら凜さんに答えた。

いくら同性の凜さんでも転身するところを見られるのは抵抗あるし、それにこの格好もコスプレみたいで恥ずかしいよ。

 

「まあいいわ。それより、早速始めるわよ。正直かなり不安ではあるけど・・・今はあんたに頼るしかないわ。準備はいい?」

 

「う、うん!」

 

凜さんの言葉に緊張がはしりルビーをキュッと両手で握り直した。

 

「カードがあるのは校庭のほぼ中央・・・そこを中心に歪みが観測されているわ」

 

「中央って・・・何もないよ?」

 

見渡してもただのグランドがあるだけで、目印みたいなものは何もないけど、どういうこと?

 

「ええ、ここにはないわ(・・・・・・・)カードがあるのはこっちの世界じゃないもの(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。ルビー」

 

『はいはーい、それじゃあいきますよー』

 

凛さんがルビーに声をかけると、私たちの足元が光輝いた。

 

『第五計測変数に虚数軸を追加。反転準備を開始。複素空間の存在を確認。中心座標の固定を完了。半径二メートルで反射路形成。境界回廊を一部反転します』

 

ルビーが何か言っている間にも足元の光が増していて、漫画であるような魔法陣みたいのが現れた。

 

「えっ・・・な、何をする?」

 

カードがある世界(・・・・・・・・)に飛ぶのよ」

 

「カードがある世界ってどういう・・・」

 

凜さんに質問をしようとしたら、周囲の景色が変わっていった。

 

「無限に連なる合わせ鏡。この世界をその像のひとつとした場合、それは鏡面そのものの世界」

 

鏡面界______そう呼ばれる世界にクラスカードが存在するのよ」

 

凜さんの説明が終わると同時に世界がグルンと反転した。

 

周りの景色を見渡すと、建物は何も変わっていなかったけど、空が格子みたいになっていた。

でも、一番の変わっているのはこの場所の雰囲気。

さっきと同じ場所なのに雰囲気が全然違う!

 

「あ、あの凜さん」

 

凜さんに質問をしようとしたら、手で制された。

 

「詳しく説明する暇はないわ!構えて!」

 

「構えてってどういう・・・・」

 

凜さんの言葉に困惑していると、突然校庭の中心から黒い煙が噴き出てきた。

そこから髪が長く目が付いたアイマスクをした女の人がズルリと出てきた。

 

キモッ!!な、何ですかアレ!?」

 

「報告通りね・・・アレはクラスカードが実体化したものよ!」

 

「え、アレがカードって・・・じゃあどうやって回収するんですか!?」

 

「どうやってって、戦って倒すのよ。言ってなかったっけ?」

 

「聞いてないよー!!」

 

回収って言ったから、ただ見つけるだけかと思ったのに戦うなんて、何でそんな大事なこと言ってくれなかったんですか!!

 

凜さんに抗議したかっけど、女の人が高くジャンプしてこちらに向かって襲ってきた。

 

慌てて避けようとしたその時____

 

 

 

 

「はっ!!」

 

「っ!!?」

 

 

何かが私の視界に入ってきて、女の人を吹き飛ばした。

それが私たちの目の前に降りた。

 

「な、何なの・・・・?」

 

凜さんも突然のことで困惑している様子だった。

私も同じで呆然としていると

 

 

 

「大丈夫か、イリヤ」

 

「えっ」

 

 

私に声をかけてきた。

この声、まさか

改めて目の前を見ると、そこにいたのは_____

 

 

 

 

 

「その様子だと、大丈夫みたいだな」

 

 

 

茶色のロングコートを着た大和君だった。

 




いかがでしょうか。
次回戦闘シーンに入ります
私の文才でどこまでうまく書けるかめちゃくちゃ不安ですが、頑張りたいと思います!

いまさら書いといて何ですが・・・・ぶっちゃけ魔戒騎士って英霊とどこまで戦えるのでしょうかね?
生身でもものすごく強い魔戒騎士ですが、英霊相手となると話は別になるのですかね?
でもホラーという化け物と戦えるのですから、やっぱり戦える・・・・?

まあ、そのさじ加減は書きながら決めていこうかなっと思っております。

では、次回!
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