Fate/kaleid liner knight   作:シャチ猫

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さて、第3話です

今回ようやく戦闘シーンが書けました。
やっぱり頭で描いている戦闘を文字に書くってマジで難しいです。

それでは、どうぞ!!


第3話 戦闘/運命が動き出す

大和side

女が高くジャンプしてイリヤ達に襲い掛かろうとしたとき、すかさず駆け出し着ている魔法衣をロングコートに戻して、女にめがけて飛び蹴りをした。

 

「はっ!!」

 

「っ!!?」

 

女はそのまま横に吹き飛んだ。

俺はイリヤ達の前に着地して、2人に向き合った。

 

「その様子だと、大丈夫みたいだな」

 

イリヤの様子を見て、ひとまず安心した。

一方のイリヤは、困惑しているようだった。

 

「や、大和君、どうしてここに・・・・?それにその恰好・・・・」

 

まあいきなり知り合いが現れたら驚くよな。

だが、今は。

 

「俺も聞きたいことがあるが、今はあとにしよう。それでいいですよね、そこのツインテールの人」

 

俺はイリヤと同様に困惑しているツインテールの人に声をかけた。

 

「え、ええ。そうね。あんたのことは後で説明させてもらうわ。それと私は遠坂凜よ」

 

「俺は神楽坂大和です。それで凜さん、あのアイマスク女は敵ですか味方ですか?」

 

ツインテールの女の人もとい凜さんは俺の言葉で切り替えたのか、前にいる眼帯女に集中した。

かくいう俺もアイマスク女に集中していた。

女は何事もなかったように立ち上がり、背中から鎖に繋がれた杭を取り出していた。

やっぱりあの蹴りじゃ大したダメージは効いていなかったか。

 

「ええ、敵よ。アレを倒すのが目的よ」

 

凜さんは女に視線を向けながら言った。

 

『大和、あの女人間じゃないぞ』

 

「やっぱりそうか」

 

俺も気配からして人間ではないと思っていたが、予想は的中したか。

ま、こんな異空間で現れるやつだから、当然っちゃ当然か。

 

「大和君そのブレスレットから声が「また来るわよ!!」

 

イリヤがゾルバのことを聞こうしたが、凜さんが声を上げた。

見ると女は今度は杭をこっちに向けながら襲ってきた。

 

「わわっ!?」

 

イリヤは咄嗟に横に、凜さんはイリヤの逆の方向に、俺は後ろに大きくバク宙して攻撃を躱した。

 

凜さんは回避しつつ、指の間に赤い宝石を3つ握り、女に向かって投げた。

 

Anfang(セット)-------!爆炎弾三連!!」

 

宝石が女に命中した瞬間、爆ぜて巨大な炎の攻撃が女を襲った。

炎が収まるとその煙の中から攻撃が効いていなかったのか女が平然と立っていた。

 

あの爆炎喰らって無傷とはな。恐れ入ったよ。

 

「やっぱこんな魔術じゃ効かないか・・・!結構高い宝石だったのに!」

 

「効かないって、じゃあどうするの!?」

 

凛さんが放った攻撃__魔術が効かなかったことに困惑し、どうすればいいか分からないイリヤは凜さんに打開策を求めた。

 

「あんたに任せるわ、イリヤ!」

 

「・・・へ?」

 

「あんたに任せるって言ってるの!」

 

「わ、私に任せるって!?」

 

凛さんの発言にイリヤはショックを受けた。

 

「大丈夫!魔術は効かなくても純粋な魔力の塊なら通用するはずよ!頑張って!」

 

「ええっ、ほんとに投げっぱなし!?」

 

『イリヤさん早く回避してください!また来ますよ!』

 

イリヤが凜さんの他人任せ発言でさらにショックを受けていると、ルビーが攻撃を避けるようにイリヤに警告した。

イリヤが前を見ると、女は杭をイリヤに投擲してきた。

 

「わひゃあっ!!?」

 

イリヤは寸でのところで回避して攻撃は当たらなかったが、杭はイリヤの背中をかすめた。

 

「かすった!今かすったよ!!」

 

イリヤが涙目で慌てている間にも女は投げた杭をすでに手元に引き戻しており、今度はこっちに向かって杭をイリヤに突き刺そうとしていた。

 

俺はすかさずイリヤと女の間に入り、魔法衣から魔戒剣を取り出し杭を受け止めた。

 

「おいおい、さっきから俺のことを無視して、つれないなっ!!」

 

相手の杭を弾き返して、剣を横に一閃した。

だが、女は後ろにジャンプして回避された。

着地したと同時に今度は俺に向かって再び杭で突撃してきた。

俺も駆け出した。

 

キンッ!!

 

俺の剣と女の杭をぶつかり合い火花が散った。

拮抗していが、俺と女が同時にはじき返した。

 

そこに間髪入れずに、剣を左に一閃した。

その一閃を女は杭で防ぎ、右足で蹴りを放ってきた。

蹴りを左手で受け止め、そのままサマーソルトの要領で、女の顎を蹴り上げた。

 

俺は女の右足を離し、バク宙して着地し、剣を構えた。

女は脳にきたのか数歩後ずさったが、頭を少し振って杭を構え直した。

 

その後も剣と杭の剣劇や徒手空拳の戦いが続いていた。

 

鎧を召喚したいのだが、隙がないな。

さて、どうするか?

 

考えていると、イリヤが俺に声をかけてきた

 

「大和君、避けて!てやああああああああ!!!」

 

イリヤの言われた通りに避けると、イリヤは持っているステッキを大きく振ると、ステッキから大きな斬撃が放たれた。

女は杭で斬撃を受け止めたが、押し負けて爆発が起きた。

かなり威力が強かったようで、土埃が舞っていた。

 

「す、スゴッ!?滅殺ビーム!?こんなのが出るの!?」

 

『お見事です!いきなり大斬撃とはやりますねイリヤさん!』

 

イリヤもここまでの威力とは思っていなかったのか、本人が一番驚いていた。

 

土埃が晴れ、女を見ると攻撃が効いたのか、服が裂けていたり左腕の肩からうっすらと血が出ていた。

 

『あの凜っていうお嬢ちゃんが言っていたな。あのコスプレお嬢ちゃんの攻撃は効くはずだって』

 

なるほど、確かに言ってたな!

イリヤのおかげで、ようやく隙ができた。

召喚するには絶好のチャンスだ!

 

『実戦で初めての召喚だ。気を抜くなよ!』

 

「ああ、行くぞ!ゾルバ!」

 

俺は剣を高く掲げ、空中に円を描いた。

円が描いた所だけ、変化が起き、天使の輪のような光の輪が浮かび上がった。

円の内側がひび割れ、そこから光が放たれ、俺を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

「すごい・・・・」

 

大和君と女の人の戦いを見て思わず呟いた。

大和君はロングコートから剣を出して、女の人の杭とぶつかり合っていた。

 

その様子はまるでテレビの時代劇ドラマを見てるみたい。

ううん、それ以上の戦いかもしれない。

 

「あの子なんなの?生身でしかも剣一本で英霊と戦えるなんて」

 

『確かにあの英霊と生身で互角の戦いはすごいというか異常ですね。イリヤさんは知っていたんですか?』

 

「う、ううん。運動神経がいいのは知ってたけど、あんなに戦えるなんて知らなかった」

 

「運動神経がいいってレベルじゃないわよ、アレ」

 

凜さんもルビーも大和君の戦いぶりを見て困惑していた。

私も今の大和君を見て混乱している。

 

普段一緒に学校へ行ったり、たまにうちに泊まり来る私の好きな人にこんな一面があるなんて。

それにあの目。

いつもの優しいあの目は、今はなくて敵を射抜くような目。

私の知らない目に少し怖い・・・・かな。

 

『ですが、見た所あの方剣でしか戦っていませんから、相手に決定打を与えていませんね』

 

ルビーの言った通り、大和君の武器は剣のみで凜さんみたいに魔術を使っていなかった。

 

「そうね。とりあえず、アイツを倒すのが先ね。イリヤ、あの英霊に攻撃しなさい!」

 

「攻撃って、どうすればいいの!?」

 

『落ち着いてくださいイリヤさん!強い攻撃のイメージを込めて私を振ってください!』

 

ルビーの言ったことを考える。

強い攻撃のイメージ・・・・。よしっ!

 

「大和君、避けて!てやああああああああ!!!」

 

大和君が私の言葉で後ろに大きく下がったのを確認して私は思い切りルビーを振った。

すると、ルビーからピンク色の斬撃が放たれた。

放たれた斬撃は女の人に当たり吹き飛んだ。

 

「す、スゴッ!?滅殺ビーム!?こんなのが出るの!?」

 

『お見事です!いきなり大斬撃とはやりますねイリヤさん!』

 

ルビーを見ながら思わず驚いてしまった。

自分でやっといてなんだけど、まさかここまでの攻撃が出るなんて!

 

「やっぱり純粋な魔力の塊なら通用するわね!」

 

凜さんはよしっという風にグッと手を握りしめた。

 

「通用すると分かった今、ここからはあんたの番よ!取り敢えず、あの子を下がらせるわよ!」

 

凜さんが大和君と選手交代せるかのように私に攻撃をするよう指示を出した。

 

「そこのあんた!一旦こっちに下がりな・・・・」

 

凛さんが大和君に下がらせようと声をかけようとすると、大和君が剣を高く掲げて空中に円を描くように腕を回した。

回した円の部分だけ変化が起きて天使の輪のように光っていた。

すると、円の内側がひび割れのように変化すると、光が大和君を包み込んだ。

 

「ま、眩しッ!!」

 

「今度は何なのよ!!?」

 

光が一瞬眩しくて、私と凜さんは目を閉じてしまった。

 

『な、何ですかアレは・・・・!?』

 

ルビーの驚く声で目を開けて大和君の方を見た。

そこには大和君の姿はいなかった。

 

そこにいたのは_______

 

 

 

 

 

 

 

 

「狼・・・・?」

 

頭が狼みたいな顔をして緑色の鎧を纏った大和君がいた。

 

 

 

 

 

大和side

鎧を召喚し、両手にそれぞれ持っている剛烈剣弐式、参式を握り直し、女に向かって歩いていく。

女は俺の姿が変わって困惑していたが、すぐに切り替えたのか、杭をこちらに投擲してきた。

その杭に対して俺は何も防御をとらず、そのまま歩みを続けた。

 

ガキンッ!!

 

杭は俺に貫通せずに鎧にはじき返された。

女はじき返された杭を鎖で引っ張り手元に戻し、今度は直接手で突き刺そうと突進してきた。

俺を確実にやるためか、心臓あたりに突き刺さしてきた。

杭が鎧に突き刺さろうとしたその時

 

 

バキッ!!

 

 

杭がバラバラに砕けた。

 

「!!?」

 

女は突然のことで動きを止めてしまっていた。

まさか自分の武器が砕けるとは思わなかったのだろう。

 

だが、このソウルメタルでできた鎧、そう簡単には貫けないぞ!!

 

「呆けている場合か?」

 

俺の言葉に女は我に返り、慌てて引き下がろうとした。

だが、もうそんな隙は与えない!!

 

女が引き下がろうとした瞬間、手を交差させてX字に叩きつけるように切り裂いた。

 

ズガガガガガッ!!

 

土煙を巻き起こしながら女は大きく後ろに吹き飛んだ。

土煙が晴れ女を見ると、女の腹部はX字に斬られて血が流れていた。

俺はさらに追撃をしようと女に駆け出そうとした時、女の様子がおかしく思わず止まってしまった。

女がしているアイマスクの中心の瞳みたいなものが禍々しく赤黒く光った。

そして、女の髪がうねうねと生きているかのようにうごめき、アイマスクの瞳を中心に魔法陣が現れた。

 

一体何をするつもりだ!?

 

「早く逃げなさい!!そいつ《宝具》を使う気よっ!!」

 

凛さんがかなり慌てて叫んだ。

ほうぐっていうのが何なのか分からないが、凛さんの必死さから恐らく切り札みたいなものか。

ならば、発動させる前に仕留める!!

 

俺は背中に背負っている剛烈剣壱式を取り出し、鎧の口部を開き壱式を咥えた。

その状態で腕を交差させ、そのまま突進し、技を繰り出そうとした。

 

その時______

 

 

 

 

 

 

「・・・・・クラスカード〈ランサー〉限定展開(インクルード)

 

横からイリヤとも凛さんとも違う声が聞こえてきた。

顔を向けると、イリヤのような魔法少女みたいな服装だが、イリヤより露出が多いタイツ姿で、右手に赤い槍を持った女の子がいた。

 

女の子も俺のほうを見て、俺の視線と女の子の視線が合わさった。

俺が頷くと女の子も小さく頷いた。

 

距離的に俺の方が女に近かったので、先に俺のほうから仕掛けた。

交差している手を思い切り振り抜き、女を切り裂く。

 

「はあああっ!!!」

 

 

 

 

鬼斬りッ!!!

 

 

 

 

斬り付けた女の腹部には新たに十字の切り傷が刻まれた。

鬼斬りをした直後、畳み掛けるように女の子も一気に仕掛けた。

 

 

 

 

刺し穿つ(ゲイ)……死棘の槍(ボルグ)!!!

 

 

 

 

槍が女の胸に突き刺さり、女の体を貫通した。

そして女は光の粒子のとなって消えていった。

消えていった所にはタロットカードのようなものが現れた。

 

「〈ランサー〉接続解除(アンインクルード)。対象撃破。クラスカード〈ライダー〉回収完了」

 

女の子は持っていた槍をイリヤが持っているステッキとほぼ同じステッキに変えて、カードを手に取った。

 

 

 

 

これが俺にとって2人目の魔法少女の出会いだった。




いかがでしょうか。

牙狼お馴染みの生身&鎧での戦闘シーンはちょっと雑だったでしょうか?
あんまり引き延ばしても私の文才ですと、グダグダとなってしまうので、このような形になりました。
不快に思った方は、大変申し訳ございません。

あと、漫画・アニメにもあったイリヤの「キョォォォォリィィィィ!!」はカットさせていただきました。
これがあると、また一から書き直さなければならないからです。

まあ言い訳ですかね(汗)


今後執筆するにあたって、こういったことが多々ありますが、何卒ご容赦の方よろしくお願いします。

それでは、次回!!
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