Fate/kaleid liner knight   作:シャチ猫

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どうもみなさん。

第4話です。
今回は戦闘シーンはないです。

あと、言い忘れていましたが、主人公が鎧を纏うと背は大人までに成長します。
分かりやすく言うと、『仮面ライダーディケイド』のワタルやアスム、『仮面ライダーガッチャード』のアトロポスのような感じです。

それでは、どうぞ!


第4話 会合/もう1人の少女

大和side

「だ、誰・・・?」

 

女の子の突然の登場にイリヤが呟いた。

俺もイリヤと同じ思いだった。

 

見たところ女の子にはイリヤや俺には敵意がないみたいだが、いつでも動けるように一応まだ鎧は纏っている。

 

この場のだれもが動けなかったその時

 

 

 

「オーッホッホッホッホッ!!」

 

 

 

突然お嬢様のような高笑いが響いた。

 

「なんだ?」

 

「わっ!?なに!?」

 

「この馬鹿笑いは・・・・」

 

声の方向を見ると青いドレスを着た金髪に縦ロールの女性が近づいてきた。

 

「無様ですわね遠坂凜!!」

 

「ルヴィア!」

 

縦ロールの女性―――ルヴィアさんが女の子に近づきながら、声高らかに語っていた。

 

「敵に対してここしかないというタイミングで如何にして必殺の一撃をいれるか・・・その一瞬の判断こそが勝負を分けるのですわ。だというのに―――」

 

ルヴィアさんが女の子のそばに来た時、サッと振り返った。

 

「相手の宝具に恐れをなすなど笑止千万!!とんだ道化ですわね遠坂凜!!」

 

そう凜さんに言い切り、女の子に向かって手を出した。

 

「美遊、ご苦労様」

 

女の子―――美遊は無言でカードをルヴィアさんに渡した。

そして、またオーッホッホッホッと高笑いをした。

 

「な、なんかすっごい派手な人なんだけど」

 

『相変わらず肺活量の大きい人ですねー』

 

イリヤとイリヤの持っているステッキがルヴィアさんに対して言っていた。

 

まあ確かに戦いの場に高そうなドレスを着て、あげくオーッホッホッホッなんてフィクションでしかないような笑い方する人なんて、派手っていう感想しかないな。

 

いまだ高笑いをしているルヴィアさんに凛さんがキレた。

 

「やっかましいーーーーーッ!!」

 

「ホウッ!?」

 

凛さんはルヴィアさんの延髄に強烈な上段蹴りをきめて、ルヴィアさんはそのまま倒れた。

 

「いたなら最初から参戦しなさいよ!バカ縦ロール!!」

 

凛さんは地面に倒れたルヴィアさんに向けてキレていた。

 

「レ、レディの延髄によくもマジ蹴りを・・・!これだから知性の足りない野蛮人は!!」

 

ルヴィアさんは顔面から倒れたのか顔が赤く鼻血を出しながらも立ち上がり、凜さんに向かっていった。

 

「なにを偉そうに!後ろからの不意打ちのくせにいい気になってるんじゃないわよ!!」

 

凜さんも手をポキポキ鳴らしながらルヴィアさんに向かっていき、そのまま取っ組み合いの喧嘩が始まった。

 

突然始まった喧嘩に俺は完全に毒気が抜かれた。

何なんだこの2人は?

 

『大和、取り敢えず鎧を解除したらどうだ?』

 

「そうだな。少なくとも敵ではないみたいだし」

 

ゾルバの言う通り鎧を解除しようとしたが、その前にゾルバに聞きたいことがあった。

 

「なあ、ゾルバ。鎧の魔導刻だが……」

 

ゾルバに質問をしようとしたら、大きな地震のように揺れて空と地面が割れ始めた。

今度は何だ?

 

『空間が歪み始めた。恐らく元の場所に転移するんだろう』

 

なるほど。あのアイマスク女を倒したらこの空間が閉じるということか。

 

「……サファイア」

 

『はい、マスター』

 

美遊が持っているステッキ―――サファイアに呼びかけると美遊の足元を中心にイリヤの時と同じような魔法陣みたいなものが展開された。

 

『虚数軸を計測変数から排除。中心座標固定。半径六メートルで反射路形成。通常世界に帰還します』

 

魔法陣から光が増していき、また世界がグルンと反転した。

そして、周りを見渡すと空やフェンスが元通りになっていた。

どうやら元の世界に戻ってこれたみたいだな。

 

「も、戻ってきたの?」

 

『はい、これでひとまず今晩は終了ですね。お疲れ様でした』

 

「ふぅ~、良かった・・・」

 

イリヤは持っているステッキに終了を告げられると、緊張がとけたのかその場に座り込んだ。

 

「それで大和だったかしら?あんたは何者よ?」

 

凛さんの言葉で全員が俺を見た。

ちなみに、今の凜さんの姿はルヴィアさんとの喧嘩が激しかったのかボロボロだった。

 

「生身の状態で英霊と戦えるしその狼みたいな鎧は何なのか説明してもらうわよ」

 

そう言う凜さんの目はかなり鋭くなっていた。

ここで誤魔化すとかえって怪しまれる。

それにいつかはばれるし、正直に話すか。

 

『(お前が転生者っていうこと以外は話してもいいんじゃないか)』

 

ゾルバも俺と同じことを思っていたみたいだ。

 

「分かりました。話します」

 

俺は壱式を背中にしまい鎧を解除しながら、凜さんたちの目を見ながら言った。

 

「あの鎧は剛烈騎士・狼倶といいます」

 

「ローグ?」

 

凜さんの言葉に俺は頷いた。

 

「狼倶の鎧は俺が物心ついた時からありました」

 

「はあっ!?」

 

「信じられないかもしれませんが、事実です」

 

自分でもかなり強引なことを言っていると思うけど、これで押し切るしかない。

凛さんは片手で頭を押さえ抱えていたが、顔を上げて俺を見た。

 

「想像の斜め上の話でまだ理解が追い付けていないけど、今はそれで納得したわ」

 

いまだ納得している顔ではなかったが、取り敢えず了承してもらえたようだ。

 

「それで俺をどうするつもりですか?もし連れ去るということなら申し訳ないですが、抵抗させてもらいます」

 

そう言って俺は剣を構えた。

素性も知らない俺が突然現れてこんな話をされたら不審がる気持ちは分かる。

だが、俺も黙って捕まるわけにはいかない。

 

凛さんはため息をついて俺の目をしっかりと見て話した。

 

「確かにあんたの力には驚いたけど、それだけであんたをどうこうするつもりはないわ。

それでルヴィアはどうなの?」

 

凛さんはどうやら俺を連行とかするつもりはないらしい。

そして凛さんはルヴィアさんに俺をどうするか問いた。

 

「まずは自己紹介をさせてもらいます。私はルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトと申しますわ。そうですわね、確かに突然目の前に現れたらそうしたかもしれません。

ですが、敵に対して臆せず戦ったあの姿、まさに騎士(ナイト)そのもの!

さらに先程からの紳士的な対応はあなたを信用するに値するものと思っております。

なので連れ去るなどという野蛮なことはしませんわ」

 

2人の言葉を聞いて剣を鞘に納刀した。

 

『それじゃあ俺のことも教えたほうがいいな』

 

「声?どこから?」

 

突然のゾルバの声でルヴィアさんは困惑していた。

そんなルヴィアさんに俺は左腕を見せた。

 

「ルヴィアさんこいつですよ」

 

『俺はゾルバ。よろしくな』

 

「やっぱりブレスレットが喋ってる・・・」

 

「なんか驚くのにもう疲れたわ・・・」

 

「変わったブレスレットをしていると思ったらまさか意思をもっているとは」

 

ゾルバが4人に自己紹介をしたら、各々の反応をしていた。

美遊は何も言っていないが少し驚いた顔をしていた。

 

その後、もう時間的に遅いということで各自解散することになった。

俺とイリヤと凜さんは同じ帰り道ということで一緒に帰り、その道中凜さんからこれまでの経緯を話してくれた。

 

話を終えた時、凜さんが俺に今後どうするか聞いてきた。

この町に危険なカードがあると知ってしまったからには見過ごすことはできないし、何よりイリヤがさっきみたいな戦いに巻き込まれたのを見て見ぬふりはできないから、今後もカード回収を手伝うことを伝えた。

凜さんは俺がいればカード回収がかなり捗るから助かると言って今後もよろしくと握手を交わしてきたから俺も同じ握手で対応した。

 

凜さんと別れ俺とイリヤは衛宮家へ帰る道中俺はイリヤにあることを聞いた。

 

「なあ、イリヤ。俺のことどう思った?」

 

「えっ?」

 

「イリヤにとって得体のしれない力を持っている俺のことやっぱり怖いと思ったか?」

 

 

人は得体のしれないものに対して畏怖することがある。

ましてや狼倶の鎧なんて初めて見た人からしては恐怖を抱くだろう。

 

「正直さっきの戦っているところはちょっと怖かったよ?」

 

やっぱりイリヤもそう思ったか。

分かってはいたが少し寂しいな。

俺は少し顔をうつむき視線を斜め下に落とした。

 

「でも、今はそんなことちっとも思ってないよ」

 

「えっ?」

 

イリヤの言葉で俺は思わず顔を上げた。

 

「何でそう思った?」

 

「うーん何でって言われると言葉にするのは難しいけど、あの狼の鎧を見たとき何て言うか暖かく感じたんだよね」

 

「暖かい?」

 

「うん。みんなを照らす太陽みたいな暖かさを感じて、それ見て大和君のこと怖くなくなったよ」

 

そう笑いながらイリヤは言った。

正直怖がられると思っていたが、まさかイリヤがそういう風に思ってくれていたなんてな。

 

「そっか・・・ありがとなイリヤ」

 

「うん!」

 

俺の言葉にイリヤは笑顔で返してくれた。

 

『ちょっとちょっと~お二人とも私のこと忘れてないですかー?』

 

イリヤが持っていたステッキ-------ルビーが会話に入ってきた。

 

『全くこのルビーちゃんを差し置いてイチャつくなんて許しませんよー』

 

「べ、別にイチャつてなんていないよ!ただ話してただけだよ!!」

 

『えぇーそんな風には見えなかったですよー』

 

ルビーの言葉に慌てふためくイリヤ。

どう見てもイリヤをからかって楽しんでいる状況だった。

 

「ほらその辺にしとけ、ルビー。早く帰らないとセラさんたちにバレるぞ」

 

「そ、そうだね!早く帰らないとセラに怒られちゃうからね!(た、助かった・・・)」-

 

『まだいじり足りないけど、あのヒステリックなお手伝いさんを怒らせるのはメンドーですからいいでしょう』

 

セラさんをヒステリックって・・・おいおい。

 

『あのメイドを怒らせると面倒くさいってのは俺も同感だな』

 

ゾルバもそう思ってたのかよ。

 

『ほうほう、ゾルバさんもですか。やっぱりそう思いますよねー』

 

『ああ、全くだ』

 

なにやらルビーとゾルバがセラさんのことで同調していた。

確かにセラさんはちょっと厳しい所はあるけど、根は優しい人だぞ。

 

「まあともかく。今後もカード回収は俺も手伝うからな。よろしくな、イリヤ、ルビー」

 

「うん、よろしくね!」

 

『はい、よろしくお願いします!大和さん、ゾルバさん!』

 

『ああ、よろしくな』

 

イリヤとルビーに改めて協力することを言うと2人もよろしくと答えた。

 

『そう言えばあの娘は誰だったんだろうな』

 

『あ~サファイアちゃんの新しいマスターさんですね。正直大和さんの話で忘れてました』

 

ゾルバの言うあの娘ってさっきイリヤと同じような服装していた女の子のことか。

確かルヴィアさんが美遊って呼んでいたな。

 

「うーん・・・なんとなくのカンだけど」

 

「どうした?」

 

「あの子私と大和君と同じくらいの歳だったよね」

 

『そうですね。それがなにか?』

 

俺とイリヤと同じくらいの歳でイリヤと同じ魔法少女の女の子……まさか。

 

「このパターンでいくとこれってさ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美遊・エーデルフェルトです」

 

「はーい、みんな仲良くしてあげてねー」

 

次の人の学校の朝礼の時間。

昨晩の女の子がうちの学校へ転校してきた。

まさかとは思ったが、漫画やアニメみたいな展開あるんだな。

 




いかがでしょうか。

キャラを空気にしたくはないですが、どうしても私の文才ですと空気にしてしまいました。
不快に思った方は大変申し訳ございません。

次回も恐らく戦闘シーンはありません。

今更ですが、ご感想お待ちしております。
ただあまり強い言葉はご遠慮してください。豆腐メンタルなので・・・

それでは、次回!!
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