ようこそボンゴレⅩ世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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要約とかダイジェストって難しいですね_:(´ཀ`」 ∠):
中田YouTube大学か上級騎士なるにぃの動画見て勉強します。(いやその時間で書けよ)

早く本編まで行きたいなぁ……。


原作1巻編 その② 信じてる

 

 高度育成高等学校で、卒業までに成すべき、2つの課題をリボーンより課されたツナ。

 

 そんなツナに、リボーンは2つのアイテムを手渡した。

 

 1つは新しいヘッドホンとコンタクトレンズディスプレイ。ツナの進学祝いに作られたスパナ特製の作品である。

 

 コンタクトレンズには特殊な加工をしてあり、スニーキングスーツや迷彩服などといった視覚妨害機能を看破することができる。

 

 もう1つは「小言丸」。1錠飲めば死ぬ気丸2錠分の効果を得られる丸薬だ。

 

 そして驚きなのは、何やら体内のエネルギーを抑える成分が入っているようで、小言丸を飲んでハイパー化しても額に死ぬ気の炎が灯ることはないそうだ。

 

 もしも何者かが襲撃してきても、死ぬ気の炎なしで対処できるようにというボンゴレからの配慮らしい。

 

 リボーン曰く、小言丸を飲んでの死ぬ気化は、ハイパー死ぬ気モードと通常の死ぬ気モードのちょうど中間ぐらいの死ぬ気度合いだそう。

 

 ツナはその状態を「スーパー死ぬ気モード」と呼ぶことに決めた。

 

「いいか。死ぬ気の炎を一般の生徒達に見られちゃなんねぇぞ」

「わかってるよ」

「ならいい。だが、いざと言うときに使いこなせるように、普段のトレーニングもスーパー化した状態でした方がいいかもな。あ、これは俺から自発的にする最後のアドバイスだ」

 

 

 リボーンのアドバイスを参考に、これまでもこなしてきたボンゴレ式トレーニングをやり始めたツナ。

 

 大半の種目を終え、あとはロードワークをこなすのみとなったのは日が暮れる寸前といったころだった。

 

 そのロードワークの最中、ツナはクラスメイトの櫛田桔梗と遭遇する。

 

 櫛田はトレーニングをしているツナに興味が湧いたらしく、「なぜ鍛えているのか」や「中学自体はどんなだった?」などと色々な質問をツナにしてくる。

 

 ツナは正直に、中学ではダメツナと呼ばれていたことを話し、鍛えているのは「もしもの時に大切な人を守りたいから」と答える。

 

 その答えがお気に召したのか、櫛田はツナに「じゃあ、私が大切な人になれたら、私のことも守ってくれる?」と問いかけた。

 

 ツナが「もちろん」と即答すると、今度は「私が助けを求めたら、必ず助けてくれる?」と問う櫛田。

 

 今度は「もちろん、必ず助ける」と答えるツナ。その答えを聞いた櫛田は嬉しそうに笑う。

 

 そして、お互いに名前で呼び合いたいと言い始めた。ツナに断る理由はなく、それからは「ツナ君」と「桔梗ちゃん」と呼び合うことになったのだった。

 

 ——入学式から数日経ったある日。

 

 1時限目の水泳の授業中に、クラスのリーダー的な存在になりつつある平田洋介が全員を集めて話を聞いてほしいと訴える。

 

 話の議題はCPについてだった。

 

 平田が「このままCPが0なのはまずいと思う」と話を切り出すと、クラスの大半がそれに同意を示した。そこで、とりあえずできる対抗策としてきちんと授業に出ることや、今度ある中間テストで高得点を取ること。その為にみんなで勉強会を開きたいことを続け様に話した。

 

 またもクラスのほぼ全てが同意したのだが、須藤健•池寛治•山内春樹の3人だけが拒否する意向を示す。

 

 平田はなんとか説得しようと試みるも、ガタイのいい須藤は無理矢理平田を押し除けてプールから出て行ってしまった……。

 

 3時限目の休み時間、渡り廊下で考え事をしているツナに、堀北鈴音が声をかけてきた。

 

 堀北は「水泳の時に平田君がCPについての話をしたのは、あなたが進言してくれたからだと聞いたわ」と話した。

 

 なぜ自分で言わないのかと堀北に問われたツナは、自分はなぜかクラスで嫌われているから、みんなの信頼を集めている平田から話した方が聞いてもらえると思った……そう素直に答えた。

 

 そう、なぜかCPの発表以降、ツナはクラスメイト達から冷ややかな目線を向けられるようになっていたのだ。

 

 ツナは情けないことを言ってしまったと少し恥ずかしかったが、堀北は逆に「そういうことね」と感心したような反応だった。

 

 堀北は「これからDクラスをどうしたいと思っているの?」と聞き、ツナはもちろんAクラスに昇級させると即答した。すると、堀北の表情が少し綻んだ。でもそれは一瞬で、すぐにいつものキリッとした凛々しい顔に戻ったが。

 

 ツナも「君もAクラスを目指してるんだろ?」と返すと、堀北もそうよと即答で肯定する。

 

 堀北はお互いに同じ目標があるなら、Aクラスにのし上がる協力をしてほしいとツナに持ち掛けた。

 

 ツナもツナで、Aクラスに上がるには協力者が絶対に必要だと考えていた。なのでツナはその申し出を快諾し、これから自分達はAクラスを目指すパートナーだと口にする。

 

 パートナーという言葉が恥ずかしいのか、堀北は顔を少し赤らめたが、「そうね」と言って、2人は握手を交わした。この瞬間、ツナに堀北というパートナーが誕生した。

 

 

 ——その日の昼休み。

 

 堀北にもう1人仲間がほしいと言われ、ツナは綾小路を推薦する。

 

 堀北は最初は嫌がったが、他に誘える人がいないとツナが言うと渋々受け入れた。

 

 どうやって誘うかとツナが思案していると、堀北は私に案があるから、綾小路をランチに誘ってほしいとツナに言った。

 

 ツナが綾小路を誘うと、堀北の奢りで好きなランチを食べていいというのが効いたのか、少し怪しまれながらも綾小路はランチに参加してくれることとなった。

 

 ランチタイムになり、ツナは綾小路と共に食堂に行き、約束通りにランチを奢ってもらうことに。

 

 綾小路はなかなか手をつけようとしなかったが、ツナががっついているのと、堀北も早く食べなさいと言うので面倒になったのか、ぱくっとランチを一口。

 

 その瞬間、堀北が怪しげな笑みを浮かべたので、綾小路は「しまった」と後悔する。が、時すでに遅しだ。

 

 堀北は自分のお金でいいランチを食べられたのだから、私に協力しなさいと綾小路に言い放った。

 

 綾小路はもちろん断ろうとするが「ランチに口を付けたのだからすでに契約は完了しているわ」と、一蹴される。

 

 こうして堀北とツナは、半ば脅す形で綾小路というもう1人の協力者を手に入れた。

 

 ——放課後。

 

 堀北のパートナーになったツナと、無理やり堀北の協力者にさせられた綾小路は、須藤・池・山内というクラスの中でも少テストの点数がワーストの3人に声をかけ回っていた。

 

 その理由は、「他のクラスメイトは平田君の勉強会に参加するだろうから、私達はそちらに参加しなそうな3人組の勉強を見ましょう」と堀北が決定したからである。

 

 しかし、結果は3人とも「拒否」だった。

 

 取りつく島もないとはまさにこのことだろう。

 

「……沢田、どうする?」

「……こうなったら、困った時のアイドル頼みだよ、綾小路君!」

 

 困り果てた2人は、この状況をなんとかしてくれそうな人に協力を申し出ることにした。

 

 ——そう、Dクラスのアイドルに。

 

「……うんうん、なるほどね!」

「どう? 協力してくれる?」

「うんっ! もちろんだよっ」

 

 敷地中を探し回り、なんとか見つけ出した探し人は、すでにDクラスのアイドルと化した美少女、櫛田桔梗である。

 

 クラスのアイドルから誘われればさすがに断らないだろうという計画だ。

 

 そしてその計画はばっちり成功し、3人とも2つ返事で勉強会への参加を決めてくれた。その後、櫛田も勉強会に参加したいと言い出したり、そのことを堀北に拒否されたりして色々あったものの、無事に3日後に勉強会が開催されることに決まった。

 

 

 

 —— 3日後、勉強会 ——

 

 

 図書館で行われる勉強会の当日、初めてまだ数分という段階で、大きな問題が発生する。

 

「無知無能つったのか!?」

「ええ。連立方程式も解けないで、これからどうやって生きていくのか。私なら怖くて仕方ないわね」

 

 須藤と堀北の間で言い争いが始まってしまったのだ。

 

 勉強など出来なくてもスポーツで生きていけると言う須藤に、スポーツの世界はそんなに甘くないと言い返す堀北。

 

 とうとう須藤は勉強会の参加を取りやめると言い出し、池と山内も須藤に同調して勉強会から離脱してしまう。

 

 勉強してほしい3人がいなくなってしまい、櫛田が堀北のやり方を注意をするが、堀北は「足手まといに勉強を教えるなんて、不毛で無駄なことをしてしまった」と吐き捨てる。

 

 その冷たい物言いに、櫛田は「私は仲間を見捨てたくない」と悲しそうな顔になる。が、堀北はそんな櫛田に対し、「本当にそう思っているの? そもそもあなたがここにいる目的は何? 私の邪魔がしたくて勉強会に参加したのではないの?」と辛辣な言葉を返す。

 

 やがて櫛田は何も言えなくなり、自分の勉強道具を纏めて去って行ってしまう。

 

「……ねぇ、堀北さん」

「……私も帰るわ」

 

 3人だけになった図書室で、たまらずツナが堀北に声をかけようとするが、堀北は話を聞こうとせず、足早に図書館から出て行ってしまった。

 

 ——その日の夜。

 

 ツナはスーパー化した状態でロードワークをしつつ、勉強会をどうするかを思案していた。

 

(……堀北さん、どうしてあんなこと言ったんだろうなぁ)

 

 もうすぐロードワークが終わろうと言う頃。通っている道の小脇にあるスペースから、聞き覚えのある声が聞こえて来た。

 

 ツナが気になって覗いてみると、そこには堀北と入学式で挨拶をしていた生徒会長がいた。

 

「本当にこの学校に来るとはな、鈴音」

「……兄さん。私は前みたいにダメな妹ではありません」

「その割に、配属されたのはDクラスではないか」

「っ、すぐにAクラスに上がって見せます!」

「今だに自分の弱点に気付いていない、お前には無理だ」

 

 話してる内容から、生徒会長と堀北が兄妹であることを知ったツナ。ただ兄妹で会話しているだけかと立ち去ろうとしたのだが、兄の生徒会長が頭上に手を振り上げている姿が目に入る。

 

 堀北に手をあげる気なのだと分かり、ツナは高速で2人の元に近寄り、堀北兄の振り上げた腕を掴んだ。

 

「!」

「やめろ生徒会長。妹に手をあげる気か?」

「! 沢田君?」

 

 堀北は突然現れたツナに驚くが、兄の方はなぜかにやりと笑う。そして、掴まれていない方の腕でいきなり裏拳を繰り出し、流れるように蹴りを繰り出してくる。

 

 ツナはどちらの攻撃も躱したが、またも堀北兄は嬉しそうに笑った。

 

「よく躱したな。だが、これならどうだ?」

 

 堀北兄が先ほどよりも早い拳と蹴りの連続攻撃を放ってくる。

 ツナは今度も躱そうとするが、なぜか足の力が上手く入らなくなってしまう。

 

 先ほどまでトレーニングで肉体を酷使していたせいか、体がスーパーモードの動きについていかなくなったようだ。

 

(くっ、避けられない!)

 

 足が動かなかったことで回避が間に合わないと覚悟したツナ。

 

 だが、堀北兄の攻撃はツナの顔面すれすれでいきなり停止した。

 

「……誰だ?」

「……その辺にしておけ」

「! 綾小路……」

 

 なんと、いつの間にか現れた綾小路が、堀北兄の腕を後ろから掴んで止めてくれたようだ。

 

 2人相手では分が悪いと思ったのか、堀北兄は攻撃をするのを辞めた。そして、堀北に対し「鈴音、上に上がりたければ死ぬ気で足掻け」と言い残し、その場から去って行った。

 

 堀北兄が去った後、ツナ・堀北・綾小路はマンション近くの公園で少し話をすることにした。

 

 最初はツナと綾小路が強い理由や、ツナがさっきまで雰囲気が違ったことなどについて堀北が質問してきたが、2人とも誤魔化して本当の事は話そうとしない。

 

 ——いや、正確には話せないのだが。

 

 聞きたいことが聞けないのならと堀北は自分の部屋に帰ろうとするが、ツナがそれを引き止める。

 

 そして、堀北に勉強会をどうするのかと尋ねるが、堀北はもう無駄なことに時間は使わないの一点張りだ。

 

 ツナは勉強会の後からずっと伝える悩んでいたが、言った方が堀北の為になると信じ、堀北の欠点について伝えることに決めた。

 

「……堀北さんの考えは間違っていると思う」

「どこが?」

「他人のことを知りもせずに、簡単に決めつけてしまう所がだよ」

「……それの何がいけないの?」

「それこそが、お兄さんの言っていた君の弱点だと思うから」

「!」

 

 ツナに自分の弱点を告げられた堀北。

 

「……じゃあ、沢田君は私はどうするべきだと言うの?」

 

 兄の言葉が心に重く突き刺さっていたのか、堀北はどこか辛そうな顔でツナにそう聞いた。

 

 そんな堀北に対し、ツナはまずは自分の過去の話を聞いて欲しいと返す。

 

「その前に、まずは俺自身の話をしてもいいかな」

 

 ツナは、中学生時代の自分のことを語り出した。

 

 中学生の自分は今よりもっとダメダメで、勉強も運動も何も出来ず、友達もいなくて、周囲からはダメツナと呼ばれていたこと。そんな自分でも、とある恩人が勉強やいろんなことを教えてくれたおかげで、少しずつ変わることができたこと。

 

 堀北は、それはその恩人が優秀だったからだと返すが、ツナはそれは少し違うんだと言う。

 

 ツナは自分が変われた1番の要因は、「その恩人が何があっても信じ続けてくれたからなんだ」と。

 

 どれだけ自分がダメダメでも、どうしようもなくても、呆れたくなっても。

 

「お前には無理だ」、「もう諦めろ」みたいな言葉は決して言わず。

 

「いいからやってみろ」、「絶対に出来る」、「諦めんな」のような、自分を鼓舞する言葉だけを何度も言ってくれたんだと。

 

 ツナは指導には厳しさも必要だと言う。でもダメダメだった自分からすれば、指導に一番大事なのは相手を信じてあげることで、自分が相手を信じているから、相手も自分を信じてくれるようになるんだと堀北に伝えた。

 

 ツナの言葉を聞いた堀北は、「他人を信じる気持ちがない」こと。それが自分の弱点なのねと理解した。

 

 だけど、ツナの言いたいことを理解はできても、自分が他人にそうできる自信はないと不安そうにつぶやいた。

 

 俯き加減の堀北。ツナはそんな彼女に向かって「大丈夫だよ」と断言してみせた。

 

 ツナは言う。「俺は君を信じてる。君なら他人を信じられる強い人になれるって。そして君はDクラスで収まっていい人じゃない、本当はAクラスにいるべき人材だということも信じているよ」と。

 

 堀北はどうしてそこまで信じられるのかと聞くが、ツナはそれは自分達はAクラスを目指すと決めたパートナーだからだと返す。

 

「俺はパートナーである堀北さんを信じ続ける。だから、堀北さんも俺のことを信じてみてくれないかな? 俺が明日また須藤君達を勉強会に連れていくから、君には3人にも分かりやすい勉強内容を考えてほしいんだ」

「……でも私、須藤君達のことを簡単には信じられないわ」

「分かってる、だからそこまでは求めない。須藤君達のことは俺が信じるから、堀北さんには3人のことを信じる俺のことを信じてみてほしい」

「沢田君のことを、信じる……」

「うん。まずはそこから始めてみようよ」

 

 堀北は返事をすることもなく立ち上がり背を向けるが、後ろ向きのまま言葉を返した。

 

「他人を信じられるようになるか、それはまだわからない。でも頑張ってみるわ。ありがとう、沢田君」

 

 そう言って、堀北はマンションの自分の部屋とへと帰って行った。




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