魔法少女リリカルなのは Goddess Was Fallen 作:ルル・ヨザミ
今のところストックが無く、その日に書いているという状況なので、こういう事が起こります。なので、この週末はストックをためるため、投稿はしないことにしました。再開は月曜日からです。
なので今日(夜)と明日は投稿しません。ご了承お願いします。
「私…負けるつもりはないよ!全力全開でいかせてもらう!」
フェイトはスピードを上げ”束縛の影”に斬りかかる。フェイトの予想通り”束縛の影”が目の前から消える。時間停止を使い死角に回ったのだ。
ここでフェイトはアリサから聞いた秘策を使う。フェイトは自分の真後ろにプロテクションを張り、バルディッシュをハーケンにして構える。
「な…に…!?」
「やっぱり、アリサの言う通りだったね…」
”束縛の影”の蹴りはプロテクションによって防がれる。アリサより強固な盾は砕かれることも吹き飛ばされることもなく、逆に”影”が跳ね返される。
「ぐああっ!なんで…私の力が見切られているんだ…?」
「…貴方の能力を受け続けたアリサが編み出した対策のおかげだよ」
「対策?あんな奴に…そんなものを見つけられたのか…!?」
「アリサを舐めていたからだよ…!アリサはそんなに愚かでも弱くもない!」
フェイトの言うアリサから聞いた秘策。それは時間停止解除の時に起きる僅かな風の向かった方向にプロテクションを張ったり、デバイスで防御するというもの。
アリサが攻撃を受け続けた時”束縛の影”が目の前から消えた時に僅かに風が巻き起こっているのに気づいたのだった。そして自分に向かって風がフワりとふいた時試しに背後にデバイスを回した時、”束縛の影”が攻撃を止めた。そしてその次もそうなった。フェイトもこれを使った。
「なんなのよ…そもそも私は時間が止まっている間に蹴っているはずなのに…!なんで時間停止が解除されたら蹴るところから始まっているの…?」
「…?どういう事?あなたは時間停止中に私を蹴ったの?」
「当たり前でしょ!!時間止めてるんだから、敵に攻撃するでしょ普通!」
「言われてみれば…。でもこっちからすれば好機だ…!」
「ちぃ…。変な事態になっちゃったわね…もう…!」
「バルディッシュ!ザンバー!」
バルディッシュをザンバーに変え、フェイトは”束縛の影”に突撃する。目の前から”束縛の影”が消える。時間停止を行ったのだ。
「どっちに風が…あれ…?窓が割られている…?」
”束縛の影”の攻撃はその後来ることはなかった。時間停止を使い窓から逃げたというのがフェイトの予測だった。
そして”束縛の影”が去ってから十分後、管理局の局員がやってきてアリサたちは事情聴取を受けることになった。
その待ち時間にフェイトとはやては”束縛の影”の能力について話し合っていた。
「アリサちゃんのおかげで時間停止を解除する事ができるようになったんやけど…これをどうやれば時間解除に持っていけるんやろか?」
「理論上はできるけど実践するには課題が多いってこと?」
「そや、時間停止解除するには時間停止している間じゃないとできないやろ?でも時間停止中は私は認識できひんし、動けない。じゃあどうやるかっていうと…」
「そこを悩んでいる…と」
「そういうことや…”影”にこの能力を使うことで逆に時間停止を発動できなくすることもできるんやけど…そうなると相手は時間停止で逃げれるから当てることはまず不可能やろなぁ…」
「確かに…何か相手にも不可解なことが起きていたみたいだけど…それでも強いだろうねあの力は」
「ホンマどうしよ…。にしても私の能力が相手の能力をわかっていないと使えないっていうのをアリサちゃんに教えててよかったって思ったわ…この話し合いもアリサちゃんの決死の分析で行えているんやから…」
「え、そうだったの?」
「うん。”隷属”の紋章は元々”隷属の影”の能力を私が知っていたから解除できたんや。”束縛の影”にはアリサちゃんのおかげで解除できるようになったんや」
「そうなんだ…さっき私が理論はわかってるけどって言ったらうんって言ってたじゃない?あの時間停止ってどうやって行っているの?」
「ああ、それはな。空間の動くもの全てを魔力で無理やり止めているんや。自らはその干渉を受けない。だから自分だけ動ける」
「動くもの全てを…」
「そう、分子レベルに至るまで全てや」
「それって私たち一分間心臓止まっているってことになるよね…?」
「せやで?」
「いやいや、私たち死んじゃうじゃない?」
「それは魔力による強引な停止やから完全な停止ってわけじゃないんや。だからかすかに死なない程度に動いている」
「ここまで聞いて思ったんだけどこの能力って時間停止じゃなくない?なんて言うか…運動停止…?」
「それもそうやねぇ…あ、疑似時間停止ってどうや?」
「それいいね!私たちが認識できないのは…突然心臓や血流を止められそうになっているからってこと…?」
「死なないようにするために身体の機能を視認ではなく血流の循環に回した影響やろな」
「なるほど…?」
(はやてーいい事思いつきましたー)
「お、なんやー?何が思いついたんや?」
フェイトとはやてが話していると”忠誠の影”が中からはやてに話しかけてきた。このはやてと”忠誠の影”の会話の中の”忠誠の影”の声はフェイトには聞こえない。もしフェイトと”不屈の影”が同じように会話した時ははやても”不屈の影”の声は聞こえない。
「何を思いついたんだろう…?」
「ああ、時間停止対策の事か!」
(そうですーいいことを思いつきましたー。)
「どんな方法や…?」
(我々、味方に能力を使うのですー。つまり時間停止…いや疑似時間停止でしたねー。それの干渉を受けないようにすればよいのですー。)
「”束縛の影”と同じに状況になるってことやな!」
(そういうことですー。一度かければ向こうにはどうにもできませんので―)
「…なるほどなぁ…!それいい案や!ありがとう”忠誠の影”!」
(いえいえー。私にも関係のあることですからー)
「どんな案だったのはやて?」
フェイトが話が終わった頃を見計らって”忠誠の影”の案を聞く。そしてはやてはその案を説明する。
「なるほど…!それができるなら、一番現実的だ」
「そうやろ!この事情聴取が終わったら皆集めて、やろう!」
「そうしよう!」
そして、はやては管理局員に呼ばれ、事情聴取に向かった。フェイトは、前に事情聴取を受けていたアリサと少し話し、アリサは医務室にいるなのはの元へ行くことにした。
フェイトははやてを待ってからなのはの元に行くことにした。シグナムたちもまたフェイトと同じようにはやてを待つことにした。
そして、アリサが医務室に行くとなのはがベッドに座り、何か思いつめた目をしていた。
「なのは…どうかしたの?」
「え、いやなんでもないよ……ってアリサちゃんその傷どうしたの…!?」
「この傷?これはさっき”影”と戦ってたから…」
「”影”!?そんな…私何も感じなかった…。そっかだからフェイトちゃんいきなり飛び出していったんだ…」
「まあ、体調悪そうだったし仕方ないんじゃない?」
「でも…アリサちゃんがそんなになるまで戦ってくれたのに…私はここにずっと…」
「仕方なかったって言ってるでしょ!全く…私を助けてくれたときはあんなに頼もしかったのに、なんでこんなにしおらしくなっちゃったわけ?」
「べ、別に好き好んでしおらしくなったわけじゃ…!ただ…最近変な夢を見るせいであまり寝れてなくて…」
「それで顔色悪かったのね。その夢ってどんな夢なのよ?眠れなくなるくらいの夢って…?」
「あの…その…フェイトちゃんによく似た魔導士が私の家の上にいてね、私が走ってその子を止めに行こうとするんだけど間に合わなくて家が爆発する…で、いつもそこで目が覚めるの…」
「フェイトに似た魔導士?確かに変な夢ね…しかもなのはの家を破壊って、穏やかじゃないわね…」
「でしょ?それで朝の三時くらいに起きたりしちゃって…」
「全然寝れてなかったってわけね…それならなおさら”影”に気づかないのにも無理はないじゃない」
「でも…」
「もう撃退できたんだから、それに今度の”影”の憑依者はすずかよ?きっと今のあんたじゃ動揺してちゃんと戦えないんじゃないの?」
「すずかちゃんが!?そんな…なんで私の周りの人たちがことごとく”影”に…」
「そう言えば…そうよね。なのは、私、すずか、フェイト、はやて、皆私たちの関係者ね。それだと保安局局長だけなんで私たちと関係ない人なのかしら…?」
「確かに…不思議だね…」
アリサとなのはが話していると、なのはにフェイトから医務室に今から行くという通信が来た。
アリサとなのはは今話していたことをとりあえず考え無いことにして、フェイトたちが来るまでの間は”束縛の影”についてなのはがアリサに質問する時間となった…。
会話が多くなって地の文が少ない…これはまずい…そんな気がする!(ジオウ感)