性知識ゼロなリネットに座られる、益体のない微エロ小説

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無知無垢リネットのむちむちお座り

 

 §

 亜麻色の髪の少女が部屋に入った時、彼女は旅人の姿を認めたのだった。緑と黒の出で立ち、ダウナーな猫耳少女。リネットは無表情のまま、一言も言わず、何を考えているんだかいないんだか。エナメル革の服に鈍い輝きをはべらせて、来客の存在に耳を少しはためかせる。

 静かに俺を見つめる。

 右を見て、左を見て、すたすたとこちらに歩いてくると。

 ……当然のように、俺の膝の上に座った。

 

 あまりに自然な動きで、一瞬、反応が遅れた。

「……リネット?」

 ずしっと太ももに広がる、軽やかで柔らかな感触。当惑していると、編み上げた髪の向こうで、リネットは怪訝な顔をしている。

「どうしたの?」

「それはこちらのセリフなんだけど」

「……? リネにはよくしてた」

 残念ながら俺はお兄ちゃんではない、と言おうにも無理だった。リネットは座り心地を確かめるように身じろぎし、どっしりとしたその安産型を据え付ける。すべすべの尻肉を振って、むにむにと右へ左へ。気付く。涼しげな顔をしてこの少女、かなりの巨尻だ。伸縮性豊かなタイツをはち切れんばかりに張り詰めさせる色白巨尻。それがどっぷりむちむちの尻肉を俺に据え付けている。もう、股間にも密着しそうな勢いだ。

 そう意識すると一気に何かがせりあがってきて……!

「り、リネット、動かないで……!」

 慌てて立ち上がろうとする。そのまま無言で滑り落ちていく少女は、不服そうな顔で振り返った。

「何?」

 そう言いつつも膝の上に座り直すリネット。立ち上がる気配はまるでない。

「えっと……あちこち当たっちゃうから、その……」

「重い?」

「そういう訳じゃなくて……」

 ダメだ、虚を突かれて挙動不審になってしまう。何より、お互い身じろぎするたび尻が股間にねじりつけられてくるのだ。エナメル生地から覗くむちむちのタイツ巨尻。押し広がりボリュームを増した尻肉が、股間を挟むようにのしかかってくる。タイツが悲鳴を上げるほどの量感が、惜しげなくその造形を押し付けてくるのだ。まるで尻鈍器だ。もったりとしたまろやかな肉感に重量感が合わさって、生々しい実在感を股間に据え付けていた。

 

 もう、四の五の言ってはいられない。

「た……」

「た?」

「た、勃つからどいて……!」

「たつ……?」

 けれど、亜麻色の少女は無表情のまま。キョトンともせず無表情にこちらを見遣るばかり。……どうもこの娘、性的知識が皆無らしい。思わず天を仰ぎそうになる。

 ただ、一瞬の光明は見え隠れするもので。

「どうしたの?」

 リネットが立ち上がる。俺に、華奢な背姿の影が落ちた。安堵して、いつかリネに性教育の重要性を説こうと覚悟した、その折。

 娘が振り向く。そして、すとんと腰を下ろすと。

「大丈夫? 様子が変だよ」

 向き合ったまま、リネットは膝に座り直したのだ。有り体に言えば対面座位。至近距離、呼吸のかかる距離でリネットが覗き込む。“熱?”と聞いて額を合わせたりする始末。あの突き抜けるような美貌が視線いっぱいに広がった。股間同士が、至近距離で向き合った状態でだ。泡を食うのは当然だった。

「ちっ、近い、近いから……!」

「……私のこと、嫌い?」

 へんにょりと耳をしならせて小悪魔のようなことを言うが、本人は至って真面目。無表情娘は無表情なままに空気全体をしょげさせて、少し子供っぽい雰囲気を醸し出している。複雑な生い立ちのせいなのか、あの兄がその手の知識から身を挺して守っていたのか。彼女は自分のしでかしていることに気付いていない。そして深い紫色の目で覗き込んでくるものだから、心臓のせわしないことと言ったらない。

「逆だよ、ビックリしただけで……」

「そう」

 白檀のように深みある声が囁く。言いながら腰に手を回し、リネットはさらに密着してきた。

「じゃあ、仲直りに、ハグ」

「は、ハグ?」

「うん。ぎゅー」

 淡々と言いながら、抱擁してきたとき。

 タイツ越しにふんにりとした場所が押し付けられて。

「ひぅ……ッ?!」

 ぐりっと、恥部同士がぶつかったのだ。それだけじゃない。形の良い乳房も押し付けられ、鼻腔にはベルガモットのような甘い香り。耳元で美声が囁くといよいよ俺は動けなかった。

「どうしたの? なんか、ヘンだよ」

 だが、俺は答えられない。薄布一枚隔てただけで密着する恥部と恥部。太い美脚に腰を挟まれ、独特の柔らかさを押し付けられて、無意識な囁き責めと、香り責め。スリスリと練り付けられるタイツ股間の感触に心臓が跳ね上がった。だがリネットは気にするそぶりも見せない。

 もうこのまま押し倒してしまおうか。そうなれば兄に燃やされることなのは必至。だがここまでされておいて“何もしませんでした”で済むか? 自分でも驚くほどに俺はペースを握られていて、かつリネットはそのことにお気づきではなかった。

「ぎゅー……」

 思わず、抱き返してしまう。手に触れる、リネットのタイツ巨尻。それをがっしり掴みながら、全身に少女の体を感じた。俺に身を預ける美少女。静かに喉を鳴らしそうな雰囲気の中、恥部同士を密着させてくる。

「……? 何か、当たって……」

 タイツ越しに、グリグリと股間を責められる。探るような腰つきが俺を追い詰めた。もう俺は自分を抑えられない。タイツのスリスリとした滑らかさと、甘い蜜香の気配に完全に支配されている。腰を練り付けられる。身じろぎするたび弄ばれる性感帯。尻のデカさと太ももの太ささえ俺を責め苛んだ。無意識に責められている。股ズリで着衣のまま無垢に責め落されつつある。

 そして、思わず体が反応し。

「……あ、動いた」

 リネットが身を乗り出した時。

 ゴリッと、恥部にめり込んで……!

 

「……そうだ」

 やおら、リネットは立ち上がった。

 すりすりすりッとしごき上げられる感覚。

 喉が鳴った。

 

「お使い、忘れてた」

 そう言ったっきり、出て行ってしまう。

 

 後に残された旅人は、惨めにうずくまることしか出来なかった。

 

 

 


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