スマイルプリキュアの人達にドラゴンボールの技を教えたら   作:プリキュア・ライオットジャベリン

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オリジナル要素ぶっこみまくります。前から思っていたんですよ。どうして大阪舞台なのにみんなあかねに聞かないんだろうって。というわけで、どうぞ。


(2) あかねの大阪授業

「では、修学旅行3日目の自由行動について、どこに行きたいか意見を出してください」

 

今現在、俺達のクラスは教室にいる。見ての通り、修学旅行の自由行動の場所を決めるんだと。もちろん、結果的には班行動になるんだけど、その前にいくつか案を出しておきたいらしい。

 

「はーい!」

「井上君」

「大阪といえばたこ焼き!みんなで食いに行こうぜ~!」

 

真っ先に手を上げて発言したのは井上せいじ。席はやよいの隣なので、手を上げればかなり目立つ。

たこ焼きねぇ・・・・・確かれいかは食べたことないんだっけ。いくらなんでもお嬢様すぎる。・・・・・よし、いいこと思いついた。

 

「よっしゃ!ウチの知ってる店、案内したるわ!」

「おぉ!日野、頼んだぜ」

「めっちゃうまいから、腰抜かさんよう、気ぃつけや~」

「うまさで腰抜かす奴がどこにいるんだよ、あるとしても天に昇るだろ」

「りゅ、竜星くん、それ、死んでることにならない?」

「あれ?・・・・・あ、そっか」

 

教室中で笑いが起こる。いつもの空気だなぁ~、これ。クラスで話し合うってなるといつもこうなる気がする。

 

「それより私はショッピングがしたいなぁ」

 

そう言いながら気だるそうに髪をいじるのは岡田さん。

いやあのな・・・・・・お土産屋さんあるんだからショッピングは別にいーだろ。東京にいくらでもあるじゃんか・・・・大阪まで行ってすることじゃない気がするぞ?

 

「やっぱり天王寺動物園でしょ。動物かわいいし」

「あのな、動物園はどこにでもあるだろ。大阪限定のモノとかがいいんじゃねぇの。行くなら」

「それもそっか」

 

なおが立って発言したけど東京で事足りるものはわざわざ大阪でするのは違うと思う。

 

「じゃあやっぱ大阪と言えば大阪城だろ~!!豊臣秀吉!」

「いや、通天閣が見てみたいよ~」

「万博記念公園に行きましょうよ~」

「それはちょっと遠いだろ?」

「そうなの?」

「それより通天閣だって!」

 

あぁ・・・・・・・ざわめき始めたな。っていうか口々に言ってるけど、あかねなら大阪よく知ってるし、行きたそうな場所を出すならあかねに任せればいいんじゃ・・・・・・・って、あちゃ~れいかが困ってる表情してるな・・・・・よし、こうなったら。

 

『おい、お前ら!!今は雑談の時間じゃあねぇぞ。喋るなら一人ずつ喋れ!れいかが困ってるだろうが!』

「「「・・・・・・」」」

 

あれ?なんでみんな黙るんだ?

 

「いや、うん。騒いじゃったのは悪いけどよ・・・・・・」

「なんでルフィの声やねん」

『うんうん』

「えぇ・・・・・・いやだって、そっちの方が静かにしてくれるかなって・・・・・・」

 

だってそうでしょ?普通に言ってもヘイトが集まるだけ。だったら、キャラに喋らせればいいんだよ。ルフィならみんな知ってるし、ルフィにヘイトが行くわけがないからうまく事態を収束できるかなって・・・・・

 

「そうですね。私も思うところはありますが・・・・・・ありがとうございます。では今のところ、候補に出た場所は・・・・・」

「たこ焼き屋、ショッピング、天王寺動物園、大阪城、通天閣、万博記念公園、って感じだな。で、この中で大阪じゃなくても東京でも行けるだろ、っていうのを除くと、ショッピングと天王寺動物園は消えると思う。お土産屋さんはちゃんとみんなで行く時間しおりにはあるからな」

「なるほど・・・・・・では、そういう竜星さんは何かいい案はあるのでしょうか?」

 

ふふふ・・・・・・・よくぞ聞いてくれました!!さすがれいか!!

 

「ああ、あるぜ。とっておきのいい案がな!!」

『ええ!?あるの!?』

「ああ。正直言って俺らはあまり大阪のことをよく知らねぇ。その知らない人達の中でごちゃごちゃ言っても想定の範囲内でしか聞けない。もっと上が必要だ!・・・・・・・そこで、だ。いるじゃねぇか。このクラス唯一の大阪出身の女子がよォ~~!」

『!?』

 

そうだ。なんでみんな頼らないんだよ。地元をよく知っている人がいるってのに頼らないのはアウトだぜ。

 

「そう!!日野あかねだ!!みんなが楽しめるスポットを教えてくれねぇか?」

「うひひ、そう来なくっちゃな。ナイスやで、竜星」

 

俺はあかねのところまで行って、あかねとハイタッチを交わす。

 

あかねのことだ。みんなに紹介したい場所が頭の中にいくつもあるのだろう。ただ、みんな通天閣やら大阪城やら、夢中になりすぎて、あぁ、そっちなんやな~ぐらいに思ってたんじゃないか?

 

「さて、ということでウチが大阪にどんな施設があるかきちんと教えたるで!!地元の極秘情報もな~」

 

 

 

 

あかねの大阪授業が始まった。道頓堀、大阪城公園、通天閣、世界最大級の水族館である海遊館・・・・・・・それぞれの場所を俺が再現度の高い路線図を描き、場所をそれぞれあかねが記していった。

まぁ俺もあかねと一緒に何度か大阪遊びに行ってるからな。これぐらいなら描ける。

 

「あれ?万博記念公園はどこなの?」

「あぁ、それならこっちの方やで」

「え!?遠くない!?」

 

先ほど万博記念公園に行きたがっていた尾ノ後きよみだが、あかねが場所を説明すると、驚いていた。まぁ、一つだけポツンと遠くにあるもんな。

 

「そこはおそらく他のところを周りたい人達には難しいんじゃないかな。筋斗雲でも乗れないと」

 

ちょっと現実的じゃないかもしれないけど、行くなら舞空術か筋斗雲。舞空術は戦闘力が少ないなら普段使いしてないと普通に疲れるので筋斗雲だね。まぁ、きよみは筋斗雲乗れるから大丈夫だろ。

 

「筋斗雲・・・・・よし!私は大丈夫だね、じゃあ他は・・・・・・」

「あ、あのきよみさん。班決めの時間は後できちんと設けるのでその時にお願いします」

「あ、そうだね。ごめんごめん」

 

あの感じだと絶対筋斗雲乗れる人たちだけで班員集めようとしてたでしょ・・・・・・まぁ、そこら辺は自由だからなんとも言わないけど。

 

それでしばらく経って、あかねの大阪授業が終わり、班決めの時間になる。あかねはみんなから感謝されてた。すっごいぐらいに顔がほころんでたけど、ま、うん。調子乗りすぎてたら俺が止めるから大丈夫だろう。多分。

 

「では、グループごとに行先を決めます。まず、班長を決めてください」

「班長はれいかがええんちゃう?」

「キャンディも賛成クル~~!」

「わぁあああ~~!」

 

ば、バカ!キャンディ、今はダメだ!ほら、クラスメイト達から視線が来てるよ~!先生も青ざめてるから!!

 

《キャンディごめん、今はちょっと静かにしてて。いつもみたいに人形のふりしてて》

《クル・・・・・なんでクル?》

 

みゆきちゃんがこのままではまずいと念話で静かにしててほしいことを伝えると、キャンディはなんでか聞きに来る。いや、うん。それぐらい考えてほしいんだけど。っていうか、つぼみやえりかにも聞いたけど、シプレとコフレはちゃんと人形のフリできてたって言ってたぞ・・・・・・

 

《今、たくさん周りに人おるやろ?バレたらまずいんや!頼む。な!?》

《キャンディ、次はないですよ?修学旅行に行きたければ、おとなしくしていてください》

 

あかねとれいかがすかさずそれに答えた。さすがに修学旅行へ行くことができるかどうかがかかると弱いのか、キャンディは引っ込んでくれた。

 

《クル・・・・・・分かったクル》

《ありがとう!》

 

ちゃんとお礼を言うのも忘れない。なんかキャンディの相手が幼児や小学校低学年の相手してるみたいでかなり疲れる・・・・・・・

 

「では、班長決めの再会なんですけど、私はクラス委員もありますのでできれば他の方のほうが・・・・・・」

「じゃあ私、竜星くんがいい!」

「え、俺?」

 

なんで俺?まぁ、みゆきちゃんだから言った、と言えば納得する自分もいるんだけど。

 

「お、それええな。竜星頭ええし、精神年齢も高い。そのうえ、交通面でも電車好きやから問題ないわ」

「うん。一人だけ大人だもんね」

 

あ、なるほど・・・・・・かなり考えて言ってくれたわけね。でもさ、一つ問題があるんだよ・・・・・・

 

「俺、でもいいんだけど・・・・・性別、違うよね?お風呂で班長がいないってどうなの?」

『あっ』

 

うん、気づいてくれてよかった。一応班長なくてもできるけど、さすがに班長は君たちの誰かがいいと思う。

 

「じゃあ・・・・・みゆきちゃんじゃない?《プリキュアのリーダーなんだから。ね?》」

「あぁ~うん。だね」

「私も賛成です」

「ウチもそれでええ。みゆき、ええか?」

「うん。分かった。私が班長ってことね。竜星くんは?」

 

なんか流れでなっちゃってるけど、大丈夫か?ふぅ・・・・・なんか似たような場面、前にも会ったな・・・・あ、あの時か。

 

「読み聞かせ会の時ということは同じだよ。みゆき、流れで決まってはい、やろう、じゃあなくてきちんと自分の意思も入れてくれよ。みゆきはいいのか?」

「うん、大丈夫だよ。やるからには責任もってきちんとやるから。それに多分だけど、修学旅行中にも敵来るからこの方がいいんだよね・・・・・・」

 

・・・・・・来るね。しかも二回。二日目と三日目に。さすがみゆきの勘だな。よく当たる。

 

「では、決まりですね。次の行き先ですが・・・・・・どこにしますか?」

「まず京都だな。俺は鉄道博物館行きたいけど・・・・さすがにやめとこう。清水寺、三十三間堂、二条城、伏見稲荷大社、金閣寺、銀閣寺、平等院鳳凰堂、八坂神社、春日大社・・・・・金閣寺は最初に記念撮影で行くから除外だな」

「神社仏閣ばっかりやん!もうちょい京都タワーとか嵐山の渡月橋や竹林、祇園なんかも言ってくれたってええやん」

「平安京や錦市場なんかもあるよ~」

 

京都での自由行動は約二日間。かなり長いので、色々な場所へ行くことが可能。そのうえ、この6人なら筋斗雲、舞空術が使えるため、広範囲を周ることができる。・・・・・・・ねぇ、新幹線よりも直接京都行った方が速い気がするんだけど?

 

「まぁ、一日に七社より多く周るのはよくないっつうのを聞いたことあるから、行くなら7社までだな」

「だからそれも神社仏閣の話やろそれ!」

「詳しいの?神社とか」

 

あかねがツッコミをすると、やよいちゃんが乗って質問してきた。

 

「まぁある程度はな。前世は家族ぐるみでかなり神社仏閣巡りしてたから、人よりは知ってると思う」

「神社仏閣ですか・・・・・先生が言っていたように、この修学旅行は学問を収めるためのもので、遊びではありません。神社仏閣巡り、素晴らしいと思います」

「おぉ、ありがとな。この中で特に行きたいのは伏見稲荷大社と、三十三間堂だ」

 

正直、みゆきが大凶引くことになってるからまともに楽しめるかどうかは怪しいが・・・・・・・まぁ、なんとかなるだろう。アニメと違ってこっちのみゆきちゃんは勘が鋭いから。

 

「どんなところなの?」

「伏見稲荷大社は、稲荷神社の総本山。全国の稲荷神社の中で一番強い力を持つ場所だ。稲荷神社は両脇に狛犬の代わりにキツネがいる」

「確か、宇迦之御魂神をお祭りする神社ですよね?」

「おぉ、れいか。よく知ってるな」

 

さすがれいかだな。日本書紀やら古事記やらで知ってるんだろう。みゆき達は・・・・・どうだろう?

 

「お稲荷さんってあれ?油揚げが好きな・・・・・・?」

「あ、それなら私もおばあちゃんから聞いたことある!」

「それぐらいならあたしも・・・・・」

「まぁ、常識やな。お寿司の時に出るから小さい頃に父ちゃんから聞いたことあるわ」

 

なるほどね。それぐらいの認識か。それもそうか。みんなお稲荷さんって聞いたら稲荷神社さんじゃなくて、お寿司の方が先に浮かぶのね。

 

「では、伏見稲荷大社は決定ですね。他はどうしましょうか?」

「じゃあ・・・・・二個目の三十三間堂って、どんなところ?」

 

みゆきちゃんはまず、俺の行きたいところを先に埋めておきたいようで、そっちを聞いてきた。みゆきは行きたいところないのか?

 

「一言でいうと、めっちゃ千手観音様がいる。それはもうずらりと」

「千手観音様・・・・・・・って誰だったっけ?」

 

おい、なお。なんでしっかりしてそうなお前が知らねぇんだよ。見たことぐらいないのか?

 

「千手観音は、聖観音が変身した姿です。聖観音はいくつか変身した姿がありまして、千手観音はそのうちの一つとなっています」

「・・・・・・・なぁ、れいか。お前どこまで知ってんだ?」

 

いくら知識のれいかって言ってもさすがにこの知識量はすごい。大阪の修学旅行の時はなおに『歩くガイドブック』って呼ばれてるらしいけど、それは事前に楽しみで調べていたからで・・・・・・・マジでこの知識はなんなん??

 

「ふふっ、父親が画家ですので美術関連で仏像に関してはある程度知識はありますよ」

「あっ!確かに重徳先生の作品に仏像あった!そういうことか~」

 

なるほど、そういうことか。納得した。

 

そうこうしてる間に目的地は全て決まり、この場は解散となった。あ、もちろん京都だけじゃなくて大阪の方も決めたよ?あかねがいるからこっちはすぐに決まって楽だったけど。

 

って、ああああ!!忘れてた!!よし、帰り道にいろいろと言ってみるしかない。

 

 

 

 

そして帰り道。

 

「いやぁ、結局神社仏閣ばかりになったなぁ~」

「修学旅行ですからそれでちょうどいいと思いますよ。それに神社仏閣ばかりなのは京都だけです」

「できれば天の橋立とか行きたかったけどさすがに先生に却下されちゃったからね・・・・・・」

 

うん、やよい、俺もそこは行きたかったけどしゃあない。いくら俺達が筋斗雲や舞空術でそこをスケジュールに組み込んでたとしても、さすがに遠すぎて先生たちの目が届かないからダメなんだって。

 

「まぁ、いきたけりゃ絵本の扉でいつでも行けるだろ。それと・・・・・・・れいか」

「はい。なんでしょう?」

「確かたこ焼き食べたことないんだったよな?」

「・・・・・・え、ええ。確かにいまだに食べたことはありませんが・・・・・」

 

その言葉に他四人は口を大にして驚く。

 

『ええええええ!』

 

当たり前だと思う。だってたこ焼きって有名すぎて屋台でもよく出るのに食べたことないって言うのはさすがにびっくりする。

 

「れいか、たこ焼き食べたことなかったの?!」

「ウチらの年代で食べたことないの見たことないで!?」

「・・・・・・まさかあかねちゃんが転校してくるまでお好み焼きも食べたことないなんて言わないよね?」

「食べたことありませんでしたが・・・・・・皆さん、どうしたんですか?」

『・・・・・・』

 

もう、驚きを通り越して絶句した。どうしたんですか、じゃねぇんだよ!いくらなんでもお嬢様すぎるでしょ!キャンディのことはぬいぐるみじゃなくてからくり人形って言うし、電話もいまだにダイヤル式つかってるぽいし!・・・・・・いや、お嬢様というより家が古いのもありそうだな、これ。

 

「俺の言いたいこと、分かったか?」

「うん、私はなんとなく分かった」

 

さすがみゆき。頭がいい俺の彼女。言いたいことをすぐ理解してくれた。やよいもなんとなく理解したようだ。あかねとなおは微妙な顔してるけど。

 

「れいかには現在の流行りとかを教える。あまりにも疎すぎる。大阪ではそこに焦点を当てるぞ。みゆき、あかね、やよい、なお。それでいいな?」

『うん!!』

「え・・・・いや・・・・・・・あの・・・・・さすがにそれは・・・・」

 

説明すると、なおとあかねもようやくわかったようでみゆき、やよいと一緒に力強くうなづいてくれた。熱意がすごいな・・・・・そしてれいかはどうやら少し遠慮しているようだが・・・・・・

 

悪いがれいか。さすがに友達として放っておくわけにはいかない。まぁ流行りを教えるぐらいなら東京でもできそうだけどな・・・・・・でもこの修学旅行という学びを修める、というにはふさわしいからいいだろう。

 

「れいか」

「はい」

「悪いが拒否権はない」

「えっ」




はい、三日目は(れいかの修学)旅行に決まりました。きちんとみゆき達に教えられてください。まぁ色々とギャグ方面に行きそうだけど()
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