【未完】このミームも混ざったカスみたいな多重クロス世界でTS転生して銀髪ロリ美少女になったオレは冒険する羽目になる 作:味音ショユ
『ウキの先行、ドロー!!』
「ウキ!?」
ベンに先行を取られ動揺するより先に、一人称にビックリしちゃった。猿の一人称ってそれでいいのか?
しかし次の瞬間、それどころじゃない超展開がオレ達に襲い掛かった。
ヒュン
「よっ、パラガスにブロリー!」
なんと瞬間移動でいきなり悟空がオレ達の目の前に現れた。
そうか、ブロリー映画の一作目の時系列はセルゲームの直前くらい……! ブロリーMADの原作キャラも時系列は大体同じくらいの扱いをされてる……!
つまりこの世界の悟空は瞬間移動が使えるのか!!
「カカロット!?」
「一体、どうしてここが分かったというんだ?」
一方、ブロリーとパラガスは悟空が現れたことに驚き、戸惑っている。
いや、悟空がここ分かった理由は明白なような――
「オラを誰だと思っている……!? たまたま暇潰しに配信を眺めていたら、ブロリーにパラガスの声が聞こえたからな。気を探ってやってきたっちゅうわけだ」
あちゃー、やっぱり二人の声が配信に乗っちゃってたか。スタッフの声が漏れないよう対策しとかないとな。
「後オラ孫悟空だ!!」
それはそれとして、カカロットと呼ばれたくないのか悟空は怒って腹パンを叩き込んだ。
ベンに。
「そこ!?」
『がはぁ!?』
前触れもなく腹パンを叩き込まれたベンは、ヨロヨロと体を震わせながら、しかし倒れまいと踏ん張る。
だがそれも時間の問題。やがてベンは腹を押さえて地面に蹲った。
「オラはおめえよりもはるかに高みからこの世界を! この宇宙を! 万物の真理、全てを見ている! 下等生物め。その程度の戦闘力ではオラには勝てねえ。ぶっ殺すぞ!」
「色々と混ざりすぎだろ素材」
本人に加えてゴクウブラック、ターレスにバーダックまで。クズロット素材の見本市か?
ドパァン!
するとここで、腹パンを叩き込んだだけでロクに注目を向けられていなかったベンが立ち上がり、猟銃の引き金を悟空に向けて引き、弾は命中する。
当然、悟空にそんなものは効きはしないが、ベンは意に介さず殺意を高めていった。
「い……いかん!! ベンが完全武装している!!」
「な……ベンがブチ切れた!!」
それと同時に実はまだいたコロトックとフタチマルはベンに怯える。
いやこの流れってま、まさか……!?
「さっき見たばっかなんだけど!?」
なんで五分も経ってないのに二回もこの流れを見なきゃいけないんだよ!!
「ならば、死ねぇ!! 波ぁ――――――――――っ!!」
そしてこれだけ前振りしたにもかかわらず、悟空のかめはめ波だけでベンはあっさりと消滅した。
「なんなんだ今のはぁ……?」
「おいおい、孫悟空。一体、どうしたというんだ?」
この様子を見ていたブロリーとパラガスが、悟空のセリフがゴクウブラック交じりになっていることに違和感を覚えるのか、疑問を呈していた。
クズロットって、あんまりゴクウブラック素材にしないイメージあるな。ゴクウブラックの味が濃すぎるからかな。
しかし、当の悟空は意にも介さない。
「そう! オラという存在の全てはただひたすらに……孤高……」
己の何が素晴らしいのか、なんか自己陶酔に浸っている悟空。
だがそれが逆にブロリーの逆鱗に触れた!
「カカロットォォォオオオオオオ!! お前、俺を無視するなYO。血祭りだぁ!!」
ブロリーが唐突にキレたかと思うと同時に、悟空へと突撃していき、猛烈な勢いで拳を振るう。
その拳は悟空の顔面を見事にとらえたのだが――
「何ィ!?」
「少しは効いたぜ……」
悟空は少しダメージを受けた程度で、決定打にはならずブロリーは驚愕する。
もっとも、その驚愕は悟空にとっては必然として隙にしかならない。
「邪魔だ! ムシケラの様に岩場に叩きつけられて死ねぇ!!」
カウンターとして今度は悟空が拳を振るう。
一撃。ただの一振りでブロリーは体をよろけさせ、後ろへと足を進ませる。
「なんて奴だ……!」
「このオラの力で全宇宙を跪かせてみせる!」
「流石カカロットと褒めてやりたいと思っているブロリー……です」
「オラ孫悟空だ!」
ブロリーと会話する傍らで、唐突な怒りで今度は近くにいるフタチマルに腹パンを叩き込む。
そのまま二人の戦いが本格的に始まった。
互いの拳の、蹴りのラッシュが互いに飛んでいくが、互いに紙一重で躱し、防ぎ続けている。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「はああああああああああああああああああああ!!」
互いの気が高まる……溢れる……
二人の戦いの衝撃で洞窟の壁が崩れ始め、ガラガラと天井も崩れてきた。
しかし二人とも気づくことなく、戦いはさらに激化していく。
「可哀相だがブロリー、お前はここでカカロットとともに死ぬのだ」
それを見てか、パラガスはブロリーを見捨て一人逃げようとしていた。
いや、洞窟が崩落したくらいであの二人は死なないと思うけど……まあ、引き留めた方がよさそうだな。
「どこへ行こうというのかね?」
「ふっ、私はそろそろお暇させてもらうよ」
別に逃げるなとは言わんけど。だが、もうおしまいだぁ……
「あなたって遅いのね! よぉ~く見ろぉ!!」
オレが出口へ続く方の道を指さすと、そこは既に崩落した後だ。
つまり脱出できぬぅ!!
「シュワット!?」
いつの間にか帰り道が崩落していたことに驚くパラガス。
それを尻目に、オレはブロリーと悟空の戦いを見物する。
「カカロット! その程度のパワーで俺が死ぬと思っているのか?」
「ブロリー、おめえだけは許さねえ……! 許さねえええええ!!」
二人はどっちが味方なのか分からなくなるようなセリフを叫びながら、一進一退の攻防を繰り広げている。
凄い。Z戦士の戦いをリアルで見れる日が来るとは……でもなあ――
「うお……めっちゃ戦ってる……男を熱くさせる名バトルだね♡頭きたぶっ殺してやる」
オレの出番が一切ないんだよなあ!! というかここでブロリーに悟空倒されたら、オレ元の世界に帰れなくなるんじゃねえか?
だったら、ここでオレも割り込むしかねえ!!
なのでオレは
さあ行くぜ!!
「オレ達の戦いはこれからだ!!」
・打ちきりじゃねーか
・なんだこれ
・超展開が過ぎる
はい、はっきり言ってこの小説は打ち切りです。
理由としましては、まずは単純にモチベーションの低下です。元々勢い任せ、ライブ感でやろうと考えていた本作ですが、予想以上にネタが出ず、ズルズルと更新ペースが落ち込んでいました。
そしてもう一つの理由として、遊戯王OCGのカードパワーにあります。
少々ぶっちゃけた話になりますが、今のOCGなら遊戯王なのはMADシリーズのオリカの対処ははっきり言って簡単な部類です。
なので当初はカードプールを制限することでチート無双しようと思っていたのですが、制限内でも十二分に強いカードが揃ってきたうえ、正直OCG、アニメ、ラッシュ、バンダイ版だけで戦った方が面白くなるのでは、というこの小説の根本部分が私の中でブレてきたのです。
ならこんな話書かなくてもエタでいいのでは、みたいな声もありそうですが、これに関しては単に私がエタ作品のまま放っておく経験をもう二度としたくなかったからです。投稿してたサイトが消えるとかじゃないと、経験上なかなか未練として残ってしまうので。区切りが欲しい。
あと滅茶苦茶な打ち切り最終話を一回書いてみたかったというのもありますが。
ここまでこの作品、あとがきを読んでいただいた方、ブクマ、評価、感想を入れてくださった方は誠に申し訳ございません。そしてありがとうございます
私のハーメルン活動の今後は未定ですが、もしまた書くようなことがあれば、その時は読んでいただければ幸いです。