ブラック企業勤務、アラサー女探索者の迷宮探索 作:Yunoko
「はぁ~~~~…………」
長く絞り出すような溜息であった。
広い空間の、静かな空気の中でそれはよく響く。
探索課全体を仕切らねばならない権守は、実のところ既に帰りたい心境だった。
(こいつらにまとまりだとか常識なんぞ、期待もしてないが……)
第一課のワガママ神崎などは、端から出席するとも思っていない。
その相方で副主任の不破も、面白い方にしか従わない男であるから、やはり欠席するだろうと踏んでいた。
ついでにいえば、課長の飾田が置いていかれるのも半ば確信していた。
言う事を聞かず、好き勝手にしか動かない神崎によってストレスを感じたり、やらかした余波の責を負う事でこれまで何度も何度も第一課だけ、課長がコロコロと替わるのだ。
《月替わり課長》なんていう揶揄が飛ぶのも致し方ないのかもしれない。
今日、哀れにも神崎の生贄とされた飾田にしても、今年で七人目となる第一課の課長であった。
メンバー不在の点について怒った権守にしても、内心では若干の同情心も無くはなかった。
第六課に至っては、課長から平社員まで自由主義者の集まりである。
元からそうだったのか、それとも課長である風祭の人格的影響が強く及んでしまうのか、第六課の空気に触れていく内に感染するのか、よくは分からない。
おそらくはいずれもであろう。
マイペース代表の遊佐をして、「六課の風子ちゃんには勝てねぇ」といわしめるくらい、自由な一味なのだった。
もしその事を権守が聞けば、方向性が多少異なるというだけで、遊佐も決して風祭に負けていないと答えるだろうが。
とはいえ。
まさか、第六課が全員欠席してくるとは、さしもの権守にも予想は出来なかった。
今年の5月に開催した時は、
つくづく、社会人としての適性に疑問を抱かざるを得ない。
探索者が社会不適合の代名詞として、蔑称扱いされるのも仕方ないと思ってしまう権守だった。
(それに比べれば、まだコイツらはマシな方だと思わねばならんか)
第二課の面々は、いずれもが真剣な顔つきで権守に視線を向けている。
今日の会議の資料とメモ代わりのノートを手元に置いて、必要な情報を得るためのアンテナを張っている。
なんなら、一字一句を聞き逃すまいとボイスレコーダーの類まで備えている有様で、会議に対する熱意が桁違いであった。
このように堅実で真面目な面々揃いであるから、もしも第二課が全員で休みだしたら、さしもの権守も動揺したかもしれない。
その隣の第三課を見やれば、主任である夏美があからさまに不機嫌そうに顔を顰めている。
両腕も組み、足も組んでのふてぶてしい態度であるが、それでも休まず出席しているだけで相当にマシな部類であるように、権守には思えた。
第三課で反抗的なのも夏美くらいで、あとは副主任の鹿野以下、真面目に目と耳を傾けているからだ。
第五課は遠目でも覇気のない、生気に乏しい表情に空気を醸し出しており、探索課達の中でも群を抜いて印象に乏しい。
相次ぐノルマの未達成や、探索者の犠牲や負傷などもあって、権守の視線は自然と鋭くなってしまう。
第七課に関しては、第二課ほどでないにせよ、まず集中して会議に臨んでいるといえるだろう。
主任である姫華が掴みどころのない性格であるのが難点ではあるが。
それでも、主任達の中では間違いなくマシな部類だ。
残る第九課と第十課に関しては……。
「ピーガー……オ腹ガ、空イタネ!」
「炭酸もう無いんで、単三電池でいいすかね」
「電池……アルカリ? マンガン? リチウム?」
「リチウムっす」
「リチウム、イイネ!」
背中に取り付けられたバッテリー(?)へ雑に単三電池を数本放り込まれ、嬉しそうな声を上げているのが第九課の課長である外道院。
小声で話していても、その奇行は遠目にもよく目立つ。
第九課の面々は何食わぬ顔をしているが、他の探索課達からは奇異の目を向けられていた。本当にあそこの課長は人間なのか? という声も微かに聞こえる。
「……戦はまだでござるか?」
「……まだで候」
「……ううむ、探索者たる皆の衆も集っているのだから、ここが主戦場でいいはず。今に権守殿が戦の鐘を鳴らす手筈となっておるのであろう」
「然り然り」
然り然りじゃねぇよ。
そう思った権守であったが、頭のいかれた第十課には見向きもしない事にした。
このご時世、ただの会議だというのに鎧やら甲冑を着込み、腰や背中には刀剣類、槍に弓と担いでいるのだ。戦にでも出るつもりなのか。時代錯誤にもほどがある。
しかも、この会議に何を求めているのか知らないが、やたらと期待を込めた視線を送ってきているのが、見なくても分かったからだ。
目を合わせたが最後である。
第九課と第十課は実力は確かだ。
確かなのだが、色々と話が通じない。控えめに言って頭のおかしい連中だ。
会議を休まず出席する点は評価すべきだが、むしろ、この二つの課は休んでいてもらってもいいかもしれないとさえ思えた。
権守は決して繊細だとか、神経質とは無縁な人間であった。
だが、社会人としてのルールだとかマナーだとか、そう高くない水準を求めているにも関わらず、学生気分か、あるいはそれ以下の行動を取る者が多く、頭痛の種には事欠かなかった。
なんなら、畑も種も用意して、水まで撒き散らしてくる有様だ。
「ゴンちゃん、お疲れかぁ?」
「……ゴンちゃんと呼ぶな馬鹿もんが」
隣の席に座り、どう見てもアルコール類であろう《しれっと酔い》を片手に、遊佐が呑気な声を上げた。
それに対する権守は呆れたように見やり、注意はするが声はそれほど大きくない。
「溜息ばっかり吐いてると幸せが逃げ出すよん?」
「やかましい。課長だの主任の貴様らが率先して疲れさせるんじゃい」
「私らのおかげ……って事? 照れるとこぉ~?」
「………………はぁっ」
探索課の面々からは「ノルマの鬼」だとか「怒鳴り散らすばかりの糞上司」なんて事を言われがちな権守にも、権守なりの苦労があるのだった。
「まぁいい。レジュメに沿って進行していくが、聞き逃さんように! 質問は一通り話してから聞くが、些細な事なら主任や副主任あたりに聞けよ」
一通り文句を言い終え、スッキリとするより、むしろ疲れた様子の権守。
全体会議、なんて名称ではあるが、実質的には《黒井商会》の上層部が話し合って決まった決定事項や伝達事項を、権守が代表して伝えていくのが主である。
別に探索課の人々の意見だの求めてはいないし、相談や議論をするつもりなど、ありはしないのだ。
上層部が決めた事を、指定指名した事柄に対し、ただ黙ってこなす事を求めているのだ。
意見具申だの改善案の提案など、求めてはいない。
「最初に、商会の新事業についてだが……」
大体、会議が始まると最初に話すのは《黒井商会》の代表取締である黒井権蔵からの有難いお言葉だとか、商会があちこちに手を伸ばしている新規事業の話になる。
代表たる黒井権蔵の言葉といえば、要約すれば「頑張っているな! 今後も頑張れ!」だとか、「しっかり稼いでいるな! これからも稼げ!」といった類である。
なんなら、本当に本人が考えているのかすら怪しい。秘書課の誰かか、あるいは上層部の誰かが適当に考えた台詞を、権守が読み上げているだけの可能性もある。
新規事業といっても、探索課の面々には預かり知らぬ事だ。
県外、あるいは県内のどこどこで、何かの会社だの店を作るといった話になるが、それが出来たからと福利厚生とか優待措置が適用されるわけでもない。
例をあげれば、飲食店を経営したとして、社員がそこへ行ったからとメニューが少し安くなるような、そんなサービスすらないのだ。
「ふーん……」
誰かが小さく呟いた声。
興味も関心も欠いた声には、なんらの感情も感慨もありゃしない。
だが、それですべてだ。
権守の地声は大きいから、誰も口を開かぬこの空間ではよく響く。
だが、話している内容は次から次へと耳へ入っては抜けていく。
会議が終わったあとに、「あの話だけど~」なんて聞いても「そんなのあったっけ?」で終わってしまうのもむべならぬ事であった。
「ここまでで質問はあるか?」
と、権守が問いかけても誰も答えないのは当然だ。
おそらく、真面目な数人を除けば、あとは誰も内容を理解していないし、なんなら脳内に取り込んですらいないのだから。
それを権守があくまでただ事務的に聞いただけなのか、探索課達がなんの疑問も抱かずにいると満足しているのか分からない。
とはいえ、誰も興味がない事項であるから、下手に質問などされて会議が長引くくらいなら、話だけさせておいて、さっさと終わらせたい。
それがこの場にいる多くの共通認識である。
「戦か?」
「あいや待たれ。今は分からぬ」
「戦ではないのか?」
「あいや待たれよ、それもさりとて分からぬ」
まったく理解するつもりもない第十課はさておき。
「では、探索課のノルマだが」
権守の言葉に、探索課の面々は次々と顔を上げる。
極端な話、この会議に参加する者達のほとんどは、ここに関心の大部分を占めているといっていい。
「まず、先に今月のノルマからだ。ほとんどの課は問題なくこなせておる! それは結構な事だ。誠に重畳といいたいところだ。だが……」
満足気に頷いたかと思えば、顔を上げた時には厳しい視線を権守は向けた。
「ノルマをこなせていない課もおるようだ……伍藤っ!」
「はっ、はいっ」
視線の先には第五課の主任である伍藤浩司がおり、名指しで呼ばれた伍藤は勢いよく立ち上がる。
「なぜ、お前の名前を呼んだのか、分かっとるな?」
「はい……僕、あ、いや、私達五課が今月のノルマを達成出来ていないから、かと思います」
「
権守は特に声を荒げてもいないのだが、その声色は明らかな非難の響きが含まれる。
視線は鋭く厳しく、伍藤はしどろもどろに応答するばかりだった。
それでいて、伍藤の表情にはほとんど変化がないので、傍目から見ると恐縮しているのかよく分からない。
大勢の中で、吊るし上げられる形となる伍藤。
その彼に対し、周囲の探索課からの反応はまちまちであった。
伍藤に厳しい視線を向けたり、権守に同調する姿勢や反応は多い。
特に夏美などは当然だといわんばかりの反応であり、そこには怒られて自分のやり方を改めろという思いもあるのかもしれない。
探索課に割り振られるノルマについて、不満を持つ者は多くも、それでも現状はなんとかやっている。
なのに、ノルマをこなせずに足を引っ張られるわ、あれやこれやと教えても、いつまでもやり方に改善の兆しも見せぬでは、わざとやっているのか? という疑心を抱く者もこの頃は少なくない。
ノルマをこなせていない第五課のフォローをしたり、人員が欠員した際にヘルプに出したり、あるいは育てたメンバーが持っていかれるのだから、そうした思いが出てくるのも致し方ないのかもしれない。
ましてや、一時的に欠員を穴埋めするためにヘルプに出しているのに、探索中の事故などで死傷したり、退職に至ったりすれば、憤る気持ちも昂りこそすれ、収めようもない。
興味関心を持たない者もいる。
だが、この場においては少数だろう。
そして、伍藤に同情の視線を向ける者は、もっと少なかった。
「どこの課からも五課の応援には出している。それでも、五課はノルマをこなせておらん」
「は、はい」
「理由はあるのか? お前の育成能力や指導能力に対し、疑問の声も大きいぞ」
「仰る通り、です。理由は、その、私が至らないからで、私が実力不足でノルマの達成するペースや割り振りが出来ておらず、他の皆にもノウハウを十分に伝えきれず……」
「そうか。では、別の者と代わるか?」
「あ、いえ、それは……」
「なんだ、主任でいたいのか? では聞くが、お前に今後の改善策や改善案はあるのか?」
「それは、より一層頑張りまして、五課の皆に寄り添って、真剣に……」
「もう少し、具体的な内容が知りたいが。ついでにいえば、いつまでにそれは出来るのかのもな」
淡々と、散文的に、権守は言葉を続けていく。
権守はその気になれば、棒で大きく振りかぶって叩くような真似をせず、小さく鋭い針で突くように責める事もできた。
言われた方はたまったものではないが。
「…………」
姫華の元々吊り目がちだった双眸が険しくなる。
彼女の視線は伍藤にではなく、権守をはじめ、室内にいた探索課に向けられていた。
姫華自身、育ててきた第七課のメンバーを幾度も第五課にヘルプだのフォローで持っていかれ、負傷したり心を病んだりで、そのまま戻ってこなかったりしている。
ゆえに、伍藤に対して決して良い印象を抱いてはいない。
だが、だからといって。
あからさまに嘲笑だの、強い口調での罵倒まではしていないかもしれないが、多くの人々の前で視線に晒され、延々と非難の言葉を浴び続ける事がどれほど辛いか。
姫華は過去に似たような状況となった事がある。
だからこそ、同情する気持ちが強かったのかもしれないし、一方的に責められ、味方もいない伍藤に対して思うところもあったのかもしれない。
正義感からではない。
ただ、不愉快に思った事を、自分が辛いと思った状況と同じ事を、他の誰かが置かれているのが気に入らなかっただけだ。
それに、元第七課であった芦出や、野呂田が、今は第五課におり、一緒くたで注意されているのも、放ってはおけなかったのだろう。
「…………権守部長。その辺でよろしいのではないでしょうか」
だから、思わず動いてしまった。
特に声を大きくしたわけではなかったが、周囲の反応は早く、顔には驚きや焦りが浮かぶ。
突然姫華が立ちあがり、あろう事か権守を制止したのだから、このやりとりを面白くもなさそうに静観していた者でさえ、好奇の視線を向ける。
「なんだ如月。お前もどちらかといえば、伍藤に不満のある方だと思ったが?」
「無いとは言いません。でも、そろそろいいでしょう。皆の前で怒られ続けて、建設的で前向きな意見が出てくるとは思えません」
「だがどこかで言っておかねば、五課に不満を持つ連中も納得できんだろう」
「ですが、ここで五課だけ怒られ、詰められて、ここから挽回しようとする気持ちになれるでしょうか。委縮していくばかりでは?」
「何も言われずにいれば、いつまでも同じことの繰り返しになるだけだ」
「とはいってもやりすぎかと。面前で言い返せない部下を叱責し続けるなんて、ただのパワハラではないでしょうか」
「如月っ、お前はいつもいつも差し出口をっ! 大体、お前はこの間のダンジョンで……――」
「ゴンちゃん!」
「なんじゃい!!」
何かを言いかけた権守、それを強く制止したのは遊佐だ。
もし、俯瞰的に見れる者がいたとするなら、この時彼女が一瞬だが目を見開き、普段からは想像が出来ないほど、怒気をみなぎらせていた事を視認出来ていたかもしれない。
ただし、権守が顔を向けた時には、いつもの笑顔を遊佐は浮かべている。
「まぁ、落ち着こうぜ」
「お前、何を」
怒りを露わにする権守を見ても、遊佐は臆する気配も見せない。
それどころか、シャツの胸ポケットから硬貨……おそらくはパチンコ店のスロットメダルであろうそれを取り出し、親指でキィンと弾く。
宙に浮いた銀色の硬貨に、一瞬室内の視線が集中した。
遊佐の左手の甲に落ちた瞬間、右の掌で覆う。
「社内規定だよ、ゴンちゃん。社員同士のマジギレ厳禁。揉めたらコインで……だろ? あ、表か裏、どっちにする?」
「……そんな規定は無い!」
「そうだっけ? あんだけ無駄に長いんだから、あると思うけどなぁ~」
気にした様子もなく、硬貨を仕舞う遊佐。
その動作を見ている内に、権守は息を吐き、「もういい」と声を洩らす。
彼女がなぜ、
権守という男は、熱するのも早ければ、冷めるのも早かった。
「……もういい伍藤、それに如月、お前らも座れ」
この状況の中で伍藤を叱責しようとも、如月と口論し続けようとも思えなかった。
結局のところ、公然と伍藤を締めあげているのは
「続けるぞ。来月のノルマについてだが、探索課全体での割り振りはざっと30」
探索課のあちこちで小さなざわめきが起きる。
30という数字のあとに続くのは、もちろん万単位ではない。億単位である。
ざっと30億円。それが探索課に振られるノルマである。
これだけ稼げるなら独立して探索者になるという話だが、実際はそう甘くない。
よほど個として突出していて、かつ、国にとって有益と判断されなければ、個人での探索権は認められない。
ただ強いだけでは駄目だし、国に忠実であっても弱くては話にならないのだ。
「各方面からの依頼だが、それは配った資料の方を確認するように」
お金を稼ぐだけ、というのなら極端な話、金稼ぎに特化した神崎率いる第一課だけでも達成は可能だ。
だが、そのほかにも特定の資源や素材などもノルマには含まれている。
あちこちのダンジョンで手に入る物や、特定のダンジョンでなくては入手が難しい物、モンスターを倒す事でしか得られない物など、要求の内容は様々だ。
幾人かが資料に目を通していく内に顔をしかめる。
「それと、今年は《古色古香》からの依頼も含んでおる! メーカーとの繋がりは、お前達探索課にとってもメリットがあるはずだ」
「午後からは主任達の会議で詳細を伝えていく。どのような分配をし、どういったペースでノルマ達成をこなしていくのか、しっかりと決めるように!!」
「また、気をつけてほしいのは《黒の派閥》だ! 今年は目立った活動をしておらんが、ダンジョン内で遭遇した際の注意点など、また回覧するから確認するように!!」
権守の言葉は尚も続くが、姫華の意識は既にそこには向けられていない。
彼女の視線は資料に集中しており、視線の先には彼女にとって見落とせない単語が記載されている。
「《天空旅館》……」
天空旅館ダンジョン。
難易度は中級認定、全三十階層。
先日、遊佐と出かけていた際に天川温泉町にて見かけた建物(第21話参照)だ。
正確には、外から見える風景と実際に探索する時に見えるそれは異なるが。
そこはまだダンジョンと化す前、《空と海》という名前で経営していた頃に姫華がアルバイトをしていた場所であり。
ダンジョンと化してからは、散々に姫華が暴れまわった場所である。
記憶力に乏しい姫華にしては、鮮明で明確に思い出せる場所であった。
「…………来月、行ってみようかな」
周囲に座る者達の聴覚を刺激しないほどに小さな、それでいてどこか懐かしむような響きを乗せて、姫華はつぶやいた。
尚も権守のよく通る声が続いていた。
◆現時点での如月姫華◆
※変動の内訳
《精神汚染度》
・見知った顔の面々が生きている、まだ働いている(-補正)
・名前を知っている探索者が犠牲or退職(+)
・上層部は相変わらず探索課を下に見ている(+)
・遊佐廸子が約束通りに会議に参加する(--)
《個人知名度》
・中途入社の探索課が姫華の存在を知る
◆今更補足(ステータス編)◆
序盤から当たり前のように表示していたステータスの補足。
個人知名度は1000人でそこそこゲージがあるように見えますが、これはあんまりゲージの数値を小さくすると、ゲージの太さ(?)が何故かやたらと分厚くなるからだったりします。
なので、初期は1000人程度、かつ、バーを20%で設定してたりします。
このステータスの意味が出てくるのは本当に終盤ですが、知名度が高まった際の変動は以下の設定をしております。
(1,000人まで)
50人毎に1%up 20%まで
(2,000人まで)
100人毎に1%up 30%まで
(5,000人まで)
150人毎に1%up 50%まで
(15,000人まで)
500人毎に1%up 70%まで
(25,000人まで)
1000人毎に1%up 80%まで
(50,000人まで)
5000人毎に1%up 85%まで
(100,000人まで)
10000人毎に1%up 90%まで
(1,000,000人まで)
90,000人毎に1%up 100%まで
※修正しました
普通に計算間違えてました。おめぇはよぉ! 数学以前に、算数が出来てねーんだよぉ! でした。
10万人ずつ足して10をかけたら100万じゃねぇかと後で気付きました。
推敲の意味よ。
《精神汚染度の内訳》
本編内のあとがきで載せてるステータスの一つ。
安定<平常<不安<狂乱 の順番で移行していきます。
本編内では基本的に安定して不安定です。
汚染度の状態によって思考状態や他者へのセリフへの変化、戦闘中の攻撃パターン、戦術のバリエーション、攻撃の威力なども変化します。
あと、これは気付いてもらえたら……というか、なんとなく「ん?」と違和感を抱いてもらえるよう頑張りたいのですが、汚染度の数値によって特定の人物の動きなどに変化が出るようにしています。
本来、姫華の汚染度具合なんて、周囲には分かりません。
それを踏まえた上で読んでいただければ、今後の展開で納得していただけるかも……してくれたら嬉しいなぁと。
でも私がポンコツなので、この設定を忘れてるかもしれませんので、やっぱり覚えてなくても大丈夫ですね、はい。
安定し、落ち着いた状態。
本編中では滅多にない状態といってもいいかも。
視界が鮮明に、脳内がクリアに物事を判断出来ている。
この時は、普段関係性の薄い相手でも愛想良く接する事が可能。
他者から見れば、機嫌が良いのかなと思われやすい。
幾らか余裕のある精神状態。
汚染度の変動が小さく、日常生活や探索中における判断力が向上(というよりは本来のものに戻る)する。
設定はしているものの、本編中でこの状態で過ごす事はほとんどないと思われる。
精神的に不安定な状態。
この状態は汚染度の変動が激しい。
良くもなりやすく、悪くもなりやすい。
姫華自身、悲観的になりやすい傾向にあるが、根が単純なので嬉しい出来事があるとその間だけは不安を忘れていられるようだ。
この状態に入ると、限界手前。
言動や行動が目に見えておかしくなっており、錯乱状態。
90%以上に至った場合は自然回復は絶望的。
100%に到達すると……?