時間軸はかなり飛びます。
では、第十三話です。
十三杯目...麺屋の力と不思議な同居人
「行ってきます。」
一人の少年はそう独り言のように呟きながら、玄関のドアを開ける。
先の言葉には返事はない。この家の後二人の住人は用があって出ていったのだろう。
コンコンと靴を鳴らし玄関を出ると、真上に登った太陽から、さんさんと陽が照りつけた。まぶしさに思わず目を覆いたくなる。
小麦色の髪をしたその少年は、出た先の真っ直ぐの方に進み、迷うことなく林の中へと入り、そのままどんどん進んでいく。
ある程度進んで足を止めたところは、やはり先ほどとは変わらぬ林の中であった。しかし、違うところは所々の木が折れていたり幹に傷がついていたりする。
「ようし。」
少年は深く息を吐いて集中し、一本の気を見定めて背中に背負ったものを引き抜いた。
それは一本の大きな剣。少年とは同じほどの大きさはあるほどの大剣であった。
並の人であれば持ち上げることすら難しそうなものを、彼は両手でしっかりと構えた。
そして、瞬間彼は剣を振りかぶり溢れんばかりの力で木を斬りつけた。
ガン!!と音が鳴る。
「うっ……くっ。」
剣は予想と打って変わって木を斬り倒すことなく、まるで鉄の壁にぶつけたかのように跳ね返った。少年はその跳ね返った反動で回転し、さらに木を斬りつける。細い木であれば安々と倒してしまいそうな大剣はやはり、ガン!!という音と共に逆方向へと返される。少年はこの繰り返しを延々と行なっていた。
「餅士、調子はどうかしら?」
ふと背中側から女性の声が聞こえて、呼ばれた少年、麦野餅士は振り返った。
そこには、白い傘をさして佇む金髪の女性がいた。袖で汗を拭いながら、餅士は笑顔でこたえる。
「紫さん、だいぶコツはつかめてきました。
最初は無理だと思ってたけど、意外にできるもんなんですね。」
「そうね。貴方、飲み込みは早いしきっとすぐに制御できるようになると思っていたわ。」
「すぐって言ったって、もう何年……いや、正直その時まで生きてた分の数倍の年数かけてる感じがします……。」
「感じではなく、本当にそれぐらいの時間は生きているのだけれどね。でも、そんなにも高度な能力を身に付けるにしてはかなり早いほうだと思うわ。」
「そう、なんですかね。」
紫と呼ばれた女性は、周りの木々を見回して本当に良くやったわと呟く。
傷だらけの他の木々とは違い、今さっき剣で斬ろうとしていた木には
餅士は苦笑しながら少し昔を懐かしんだ。
「あの時は本当に驚きました。いや、驚いたというよりもうよく分からなかったですね。あまりに複雑で理解できませんでした。」
「そうね。複雑では無いのだけれど、かなり難解な能力だと思うわ……。きちんと教えるのにも何年かかったことやら……。」
「そうですねー……。」
大きな剣を地面に突き刺し、餅士は一息つく。その時、つかの間の回想をしていた。
「では、このあたりで話しましょうか。」
寒い雪道の中、紫は閉じた扇子を手に持ちながら、餅士にそう告げた。
餅士はごくりと唾を飲む。紫の話すことは
『餅士とは何者か。』についてだ。
「そうね……何から話しましょうか。まあ単刀直入に言う方がいいのかしら。」
「早く教えてください。」
紫は兵士と顔を見合わせずに、持った扇子で顎をとんとんと小突きながら呟く。
悠長にする紫とは違い、餅士は焦り、思わず急いてしまう。
紫はそんな餅士に嘆息した。
「そんなに焦っても何も変わらないし始まらないわよ。でもそうね。教えましょうか。」
もう一度餅士は唾を飲む。紫は兵士の方に向き直ると扇子を下ろした。
「貴方は、おそらく付喪神よ。」
「付喪神、ですか……?」
答えを聞いても、餅士には想像がつかない。
第一、兵士は言葉として聞いたことがある程度で、付喪神とはどういう存在なのか。餅士はほとんど知らない。
「付喪神というのは、人の情を長い間強く刷り込まれてきた物や道具が感情を持ち、知性を手に入れることで生まれる存在よ。人の情ってのは例えば愛情であったり、信頼であったり、それこそ恨みでもいいの。あと、死者の霊魂が道具に染み付くことによっても生まれるわ。」
「人の情や、魂によって生まれる……。」
餅士は自分の手を見つめ、ギュッと強く拳を握り締めた。その手には圧力を感じる。しかし、自分は人ではなく、情や魂などの概念でできた存在だと紫は言う。にわかには信じられなかった。
「僕の体は感触もありますし、ちゃんと重さもあります。そういうのは思いや魂で作られるものなんですか?」
「そのことについては難しい話になるわね。でも、1つ言うと情や魂は高度なエネルギーのようなものよ。それによって人も他の動物も動くことができる。体の一部といっても差し支えはないわよ。」
「なるほど、そうですか。じゃあ、付喪神の特徴って何ですか?紫さんが僕のことを付喪神だって分かったということは、何かヒントがあるんですよね?」
「鋭いわね。付喪神っていうのは少し特殊な部類なのよ。」
紫は餅士の顔を見つめ、話を続ける。
「付喪神は、神という言葉がついていながら、昔から妖怪としても認知されてきたの。それは付喪神は災いを起こすなどと言い伝えられたり、そもそも道具が神になどならないという見方から起こったのでしょう。しかし、道具というものに必要以上の価値を与え、情をかけるのは、確かに神が生まれる原理と相違ないわ。しかも、魂がついた存在と捉えれば霊とも考えられる。つまり、付喪神は妖であり神であり霊である存在。一者三様の種と言えるのよ。」
「妖怪でも神様でもお化けでもある存在……ですか。なんか凄そうですね……。」
「まあ、と言うよりかはどっちつかずの存在という感じかしら。たいていの場合、純粋な一種の方が強い力を持つことが多いわ。」
「そうなんですか。じゃあ僕もそこまで強いわけではないんですね。」
「そのはずなのだけれど……。」
紫はそう言ったあと、少し考え込む。餅士は考え込む理由がわからず、首をかしげた。
「何かあるんですか?」
「…………そうね。やはり話すべきかしら。」
首をかしげ続ける餅士をよそに、紫は深呼吸をすると先程以上に真剣な面持ちで語り始めた。
「私があなたをこの幻想郷に来させた理由は二つあるの。」
「二つ、ですか?一つは藍さんから何かの手伝いをさせるためだと聞きましたが。」
「そうよ。一つは貴方が言ったとおり、ある計画についての手伝いをさせること。計画については微修正中でまだ明かせないのだけれど、その計画の核となる部分で、貴方の能力が必要なの。」
「僕の能力……?結局その能力ってなんなんですか?」
「まあ慌てないで。それが二つ目の理由の話につながるの。」
急かす餅士を、紫は冷静におさえる。
しかし、様子を見るにここからが本旨のようだ。
「二つ目の理由は、あなたを放置しておくには危険すぎたからよ。」
「危険……?僕がですか?」
「ええ。貴方の持つ力、百足を返り討ちにしたあの力は、使い方を誤れば世界の秩序を大きく乱すことになりかねないものなのよ。」
「え、そんななんで――――」
思わず問いただしそうになる餅士を、紫は手で制した。
「とりあえず、貴方のその力について説明するわ。ずっと見てきた中で私が行き着いた推論は、貴方のその能力は、ずばり『流れを操る能力』よ!」
「流れを操る……?」
「そう。」
「何言ってるかわからないです!詳しく教えてください!」
「でしょうね……。」
自信満々に教えを請う餅士。紫も理解されると思っていなかったようで、ため息混じりに苦笑した。
「流れっていうのは、不特定多数の原因からくる結果の連続なのよ。それはこの世界のありとあらゆる所に存在する。例えば力の流れ、時の流れ、そして歴史の流れや情の流れまで。貴方はそれのすべてを操ることができるの。」
「な、なんか物凄そうですけどやっぱりよくわからないです……。」
紫は手で頭を押さえながら「難しく言ってしまうのは私の悪い癖ね……。」とごちる。
「そうね……簡単に言えば……簡単に言えば……なんでもできる能力かしら。」
「漠然としてるけどこの上なく強そうです!?」
「あぁダメ……私説明下手ねほんと……。……いえ、こういうのは体で覚えるものなのよ!!」
開き直った紫は自分は何も悪くないと何度も頷き、そして餅士に扇子を突き立てて告げた。
「いい?とにかくその力を暴走させてしまうと、世界を混乱させる事態になりかねないの。それだけは避けたいの。だから、これからはこの場所で私の出す課題をこなしてきっちりと修行してもらうわ。それに、貴方がその力を制御できなければ私の計画にも支障が出るの。分かったかしら?」
「ええっと、はい。分かりました……。」
それならよしと扇子を下ろして紫は満足そうに腕を組む。しかし、餅士にはまだ疑問が残っていた。
「でも、僕はただの付喪神なんですよね?どうしてそんな強い力を持っているんですか?」
その問に関しては、紫は難しい顔をした。
「残念だけど、それは私にもわからないわ。付喪神がここまで異質な能力を持つことは普通ないはずなの。だから一つ言えるのは、貴方はただの付喪神ではないということね。それ以上は私にもわからないわ。」
「そう、ですか……。」
結局、自分がどう生まれたのかなどは分からずじまいなことに餅士は落ち込む。
紫は餅士をじっと横目見たあと、黒い境界から日傘を取り出した。
「さあ、今から修行よ。私が許可を出すまでこの家近くからは出さないわよ。コントロールができないうちに他の輩に殺されたりしたらたまったものじゃないもの。」
「……はい。わかりましたっ。」
「いい返事ね。」
紫はそう言うと、家の横にある森の中へ入っていく。餅士はそれについて行くように森の中へと走っていった――――
「なんか、よくここまで頑張りましたね……。今考えたら何でこんなこと信じたんですかね……。しかも与えた課題が『木に向かって思いっきり剣を振れ。ただし剣が壊れず木に傷がつかないように力の流れを分散しろ。』だなんて……。」
「そうね。瞬間で力を使えるようにする訓練として最適と思って試してみたのだけれど、大成功だったわね。貴方は素直で流されやすいと踏んでいたし、私としては計画通りかしら。」
「相変わらず計算高いですね……。」
ハハハとから苦笑いをしながら、餅士は突き刺さった大剣に体重を預ける。
紫はそのまま何も言わず、ただそっぽを向いてすまし顔をするのみだった。
「餅士、お腹がすいたわ。おそらく藍も帰っていることだし、ご飯にしましょう。」
「そうですか。分かりました。」
さくさくと餅士と紫は森の中を進み、そのまま家へと戻った。
玄関を開けると、トストスと藍がくる音が聞こえた。扉の音を聞きつけてやってきたのだろう。
「紫様、餅士、お帰りなさいませ。」
「ただいま藍。少し部屋に戻るからご飯ができたら呼んでね。」
「かしこまりました。」
紫はあくびをしながら廊下を突っ切り、そのまま自室へと戻っていった。
「藍さんは今日どこへ行ってたんですか?」
「ああ、外の世界へ買い出しだよ。餅士も修行お疲れ様だったな。」
「ありがとうございます。何かいい食材ありましたか?」
餅士は靴を脱ぎ、そのまま家へと上がり、藍と台所の方へと向かう。料理人である餅士の楽しみのひとつは、藍の買ってくる食材を見ることだった。藍は外の世界へと出ていき、町の方で食材を買ってくることがままあるのだ。その中にはとても珍しい食材や、餅士の目にかなうようなものがあったりし、それを見てどんなものを作るか考えるのが餅士のこの頃の趣味であった。
「そうだな。今日行った町の名産は海の幸らしくてな。とりあえず魚とワカメ、あと鰹節というものを買ってきたよ。」
そう言って藍は袋からコトンと茶色い物体を出す。表面には少し光沢があり、なんとも怪しげに光っている。
「鰹節ですか、いいですね!!……あ、これは……この鰹節は確かにいいダシがとれそうですね……。」
餅士は大きな鰹節を持って、しみじみと言う。藍はその間、買ってきたものをいつものように出していった。
「知ってるのか。正直そんなに硬いものが食材だとは思えないのだが、剃って使えば何にでも合うというので買ってきた。なにか使えそうか?」
「そう、ですね……鰹節は出汁をとって使うことが多いですね。やっぱりカツオ出汁は和風のものに良く合いますから、そうですね……うどんとかでしょうね。あぁ、きつねうどんなんかに使ったら旨みが染みて美味しいでしょうねー…………。」
「きつっ……!?」
餅士の発言を聞いて、藍は思わず餅士を凝視する。その口には若干涎が垂れているが、料理妄想にふける餅士の目には何も映っていなかった。
「そうですね……出汁はもうこのカツオだけにして、雑味を入れない旨み一つでやるのがいいでしょうか……これの出汁が染みた揚げ、美味しいだろうなぁ。ちょっと鶏カスを入れるのもいいかな。変化球で冷うどんにするのも……ああでもそれだとせっかくの出汁が染みないかもしれないか。とすると麺を細めにして――――」
「う、うぐぐぐぐ…………」
どんどんと妄想を垂れ流す餅士を横に、袖で口を拭きながら何かを必死に耐える藍。
餅士がはっと気づいた時には、藍は台所の前で頭を抱えうずくまっていた。
「ああすみません藍さん。お邪魔でしたね。じゃあ居間で待っておきますっ……!?」
恥ずかしげに台所から出ようとすると、いきなり藍は餅士の服の袖をつかんだ。
「ど、どうしたんですか?」
「きつ……」
服の袖を掴んだまま離そうとしない藍。そのまま床を這いずるように餅士のもとへ寄ると、もう片方の袖もがっしりと掴んだ。
「え、えっと……なんか僕しましたか?それなら謝ります……。」
「餅士よ……。」
「はい?」
膝をついたまま、餅士に話しかける。
上からでは表情が見えず、なんとなく不気味に見える。
「餅士、私は今日けっこう遠い北の方まで行ったんだ……。食材も探すのも大変だったんだぞ。交渉もいつもより難しかったんだ。ホントだぞ?」
「えっと……そ、そうだったんですか。」
「そうだったんだ。」
いつもであれば藍のこんな愚痴を聞くことはない。いや、ときどきあるのはあるがその時とはかなり様子が違う。この異常事態に餅士は何が起こっているのか分からなかった。
「え、えっと……よく頑張りました?」
「そう、私は今日頑張ったんだ!!」
「あ、は、はいぃ……。」
相変わらず藍は顔を伏せたまま、声を張り上げた。その異様な様子に餅士は言い知れぬ恐怖を感じてき、尻込みしそうになる。
「だから、ご褒美が欲しいんだ……。」
「ご、ほうび……?」
藍がこんなことを言うのは初めてだ。と言っても餅士ができることなど高が知れている。
紫を呼んで何とかしようと思った時、藍はおもむろに顔をあげた。その目は潤んでおり、頬も赤らみ、上目使いとこれまでのギャップも相まって不覚にも餅士はドキッとしてしまう。餅士はそして、さらに混乱する。そんなにも今日の買い出しは辛かったというのか。しかし自分にはどうしようもできない。餅士は慌てて藍を説得にかかる。
「すみませんが僕には何もできません!!僕は藍さんに何もできませんから!!」
「だめだ!餅士じゃなきゃ嫌なんだ!!」
餅士は倒れそうになる。何だこの状況は。欄が何を欲しているのか全く分からない。藍の引っ張る力が強くなり、餅士の体は藍に引き寄せられる。もはや泣きそうになりながら、餅士は「無理です無理です待ってください」と連呼する。餅士はどんどん引き寄せられ、藍の方へと倒れ込みそうになる瞬間――!
「だから餅士……きつねうどん……きつねうどんを、作ってくれぇぇ……」
「無理です無理です僕は何も……え、きつねうどんですか……?」
藍は無言でこくりと頷く。そして、一瞬考えた後、自分がしていた妄想のことを思い出す。
「ああ、あの鰹節でですか?」
「そうだ……。」
一気に餅士の体から力が抜けた。つまり餅士の妄想を聞いて耐えられなくなっただけのようだ。それならそうと言ってくれればよかったのに……おそらく藍は自分の何かと戦っていたのだろうが、あまりにおかしくて餅士はぷっと吹き出してしまう。
「おかしいか……?」
「いえいえ、分かりました。今日は僕が作りますよ。」
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
藍はいきなり飛び上がり、両手を振り上げて喜ぶ。そしてきっつね♪きっつね♪と言いながらランランと居間の方へと向かっていった。
「なんというか、ほんと面白い場所だなここは……。」
九尾はきつねうどんが好きなんて書物に残したら世紀の大発見かもなと考えながら、餅士はご飯の準備へと向かった。
「紫さん、ご飯できましたよー。」
「わかったわ今い「きつねうどんーー!!!!」くわーー……。」
餅士は丼を3つ台に乗せ、居間まで気をつけて運ぶ。
居間には既に箸を持って準備万端の藍とそんな従者の様子を見て微妙に顔がひきつった紫が既に座っていた。
「お待たせしました。きつねうどんです。」
「いただきます!!」
「こら藍。はしゃいでるのは分かったからもう少し落ち着きなさい。」
「こ、これは申し訳ございません!!」
こんなにも大盛り上がりする藍に、餅士は新鮮さを感じる。なんとなく、藍の知らない一面を見ることができて嬉しかった。
「では、召し上がってください。……いただきます。」
「いただきます!!」
「いただきます。」
三人は手を合わせると、そのまま麺をすすった。藍はそのまま上に乗った油揚げも一口頬張る。
「んんっ?????!!んんぅ????っ!!」
藍は目をギュッと閉じてしっかりと味を噛み締めているようだった。餅士も麺を飲み込むと、油揚げを口に含む。カツオ出汁のさっぱりとして、しかし豊潤で濃厚な旨味が溢れるように出てきて、舌を刺激する。
「ああ、これは自分で言うのもあれですけど、美味しいですね。」
「ええ、とても。藍は天国に行ったような顔をしているし。」
紫も美味しさに同意する。藍に至っては食事中にもかかわらず畳に寝そべり。天井をぼーっと見ながらにやけ顔で惚けている。
「なんというか、作った甲斐があります。」
「まさかこんな藍を見ることになるとは思わなかったわ……。」
紫は頭をおさえ、その様子に餅士も苦笑する。藍の方はしばらく戻ってこなさそうだ。そのあいだにうどんがのびなければ良いが。
「そう、餅士。明日は私と一緒に出かけるわよ。」
二人が食べている途中、紫が思い出したように餅士に話しかけた。
「分かりました。でもどこへ?」
「この場所をでたところの神社よ。会わせとかないといけない人がいるのよ。もう能力はある程度制御できるようになったようだし、そろそろ外に出てもいい頃だと思って。」
「本当ですか!ぜひ行きます。」
お願いね、と紫は言い、そしてまたうどんを食べ始める。餅士は初めて外の幻想郷に行けることに達成感と嬉しさを感じ、見たことのない神社へと思いを馳せていった。
ランランと居間へ向かう。(藍だけに)
ついに外へ出る餅士くん!神社っつったらあそこだよなぁ、うん。分かる人のほうが多いですかね。
餅士くんの能力はちょっと漠然としすぎてるかな?でもなんとなくチートなのは分かりますよね?百足を倒したのは、百足の餅士を潰そうとする力の流れを無意識のうちに百足の方向へと変えているという話でした。どこかのアクセ〇レータさんみたい。