・くいな
・ベルメールさんとアーロン
・トムさん
「ありがとうございました!」
「礼には及ばん……。だが、父君には内密にな? 勝手に家に入ってしまっているのだからな……」
「は、はい!」
Ξ-Ξ-Ξ-Ξ
時期が判らなかったけど子ゾロの幼馴染、くいなは助けたぞ。
……実はたしぎと同一人物でした、なんてことはないはず。
たしぎは子どもの時から眼鏡かけてたし。
くいなは目が良かった。
これが階段から足を踏み外して記憶を失くして、ってことになってたらもう知らない!
くいなとたしぎは別人なんや…っ!
……と、丁度アーロンがコノミ諸島のオレンジ村に上陸したもよう。
ベルメールさん助けにいこうか。
Ξ-Ξ-Ξ-Ξ
「ふん! くだらねぇ愛に」
「おい、何やってやがる」
「あぁん? ……な?!」
肩を掴まれ振り返るとそこには、部下達が白目を剥いて縛られ担がれていた。
……何をいっているか……ってあれ、なんか拳が飛んできて……、
ううぅ――あ? なんでシャーリーが此処に!?
あ、あれはシャボンディパーク! なんでだ、ここはシャボンディ諸島…!
何? 行こう? いや待てよシャーリー!
どうして俺たち地上にいるんだ! おい、待てって――!
「目を覚ませ。アーロン」
「……は!?」
「にゅぅ……アーロンさん、俺たち捕まったんだ……」
「なに…? ……!?」
俺の顔には影が掛かっていた。
人型の影だった。
逆光になり顔は見えなかった。
「アーロン、何故人を恨むんだ?」
「あぁ? 何故って、そりゃあ……!?!?」
顔が見えた。
――よぉ、アーロン。元気にしてたか?
「なん、……タイの兄貴!?」
なんだ、俺はまだ夢を見てるのか。
目の前に死んじまったはずのタイの兄貴が……。
「ああそうだ。オレだ。ったくよぉ。お前、人さまにこんなことしてたら駄目だろうが」
「いや、だが! ……なんだってんだ、畜生! 確かに俺たちはタイの兄貴の遺体を海軍が持ち去るのを見たじゃねぇか……!」
確かにコアラってガキを送り届けた後海軍に襲われて、兄貴は一人戦って、俺たちを逃がしてくれた。
遠くからだが、海軍に殺されて連れ攫われるのを見た。これも確かだ。
俺はそれから遺体だけでも奪い返そうと、仲間に迷惑かけねェように一人で海軍に挑んで捕まったってのに…!
頭を殺した人間どもを憎いと思ったってのに……ッ!
「なんでいぎてんでだよぉアニキぃ…!!」
――あぁ、なんてことだ。情けないことに涙が止まらねぇ。
「なんだ、お前。俺に死んでて欲しかったのかよ……」
「ちげぇ! うれしくて、……ちきしょおぉ前がみれねぇ!」
死んだと思った人が生きているということが、こんなに……。
「男がおめおめと泣くんじゃねぇよ。あの後な、俺は助けられたんだ。……ある人にな」
――頭は語る。
一度死んだこと。
海軍に連れ攫われて運ばれる途中悪魔の実の能力者が体を奪った事。
その能力者に生き返らせてもらい、悪魔の実『サキサキの実』を食べさせられた事。
……でもそのせいで泳げなくなったこと。
「ま、泳げなくなったが、泳ぎの代用が効く能力をもらったから、別段悲しくもねえ!」
「……じゃ、じゃ本当に…!」
「生きてるっての! ああ、あとてめぇ! この人たちに謝りやがれ! なんだ、大人一匹10万ベリー、子供一匹5万ベリーっつぅのは! あぁん!?」
「っ! すまねぇっ! すまねぇェ!! ――あぁ、ちっくしょう! なんでとまらねぇんだ!」
謝って謝って。
……あの殺そうとしていた厳つい女には笑って殴られ、許されて。
――でもそれ以上に、生きてるタイの頭に会えたことがうれしかった。
Ξ-Ξ-Ξ-Ξ
……原作とは違い、フィッシャー・タイガーは海軍の奇襲にあってその場で息絶え、海軍たちに連れ攫われた。
その間、自分は少しの休憩と思って居眠りしていて、目が覚めたら残っていたのは血と海軍の撃った弾丸。
やっちまったと思い、せめて故郷に遺体は返してやろうと海軍の船を襲撃。
いつもの完全犯罪の方法で無かったことにし遺体だけ回収した。
まぁ、勿論遺体も運ぶのが手間だったからバクバクしちゃったわけで。
その時に出来るだけきれいな遺体で魚人島に返却しようと思ったら、死んだ臓器も生きてる状態になっちゃったわけで。
それで身体の中で生き返ったタイガーに、ついでにベルメールさんを助けてもらおうと、マリージョアで手に入れた悪魔の実を食べさせてオレンジ村に送り届けたわけだ。
「……本当に、バクバクの実で大概のことが何とかできるあたりがな」
身体の欠損を食事したもので補えるって辺りがね、もうね。
補おうとして生き返らせたってね、人間やめてるね。
いや、バクバクが出来るようになって排泄物らしきものがなくなった時点で人間やめてたや……。
まさに、アイドルはおならもう○こもしないよ状態。
ささ、次だ次。
既に公開処刑が始まってトムさんと子フランキー、子アイスバーグが座ってる。
……うーん、助けるとしたら人目の付かないあのタイミングかな。
それじゃあ、海列車を襲撃しに行こう。
運転手以外痺れさせてからのトムさんバクバクするの余裕でした(ドヤ顔)
Ξ-Ξ-Ξ-Ξ
「おい、起きろ。起きろって兄貴」
「うっ……うう……」
……此処は、魚人島?
それに、コイツは……デン?
なんだって弟のいる魚人島におれは居るんだ?
「兄貴、どうしてこんなところにいるんだ」
「わ、わからん……おれも何がどうなっているのやら」
「おいおい、もう痴呆か? 勘弁してくれよ」
「いや、おれはさっきまで裁判受けてて、有罪にされて……自分が造った海列車に乗ってたんだが……傷が、ねぇ」
一体どうなってやがんだ…?
「そういや、さっきまでエネルとかいった神様チックな服装の男が居たんだが知り合いか、兄貴?」
「……? だれだ、そいつは……」
知り合いにそんな奴……いねぇな。
「昔、丈夫な角材を買わせてもらった
「角材? ……あ、あぁ! アイツか!」
覚えてるぞ! 風貌に似合わず子どもを連れていた男!
金は幾らでも払うから、と偶々持っていた宝樹アダムの角材を売ってやったあの男!
角材だけ買って、帰っていったあの男ッ!
「たはっ! たっはっ……!! ……!! ……!!」
「おいおい、どうした。頭でもぶつけたのか?」
「いやぁ、すまん!世の中には義理深い奴がいるもんだなってなぁ! ……そうかそうか。なら救われたこの命、大切にせにゃならんな……」
すまんフランキー……アイスバーグ……。
おれは少し雲隠れさせてもらうよ。
恩を返すまでは死ぬわけにはいかんようだからな…!
「デン、どうすれば世間から見つからないと思う?」
「あぁ、そういやお尋ね者か兄貴は……痩せたらいいんじゃないか?」
「たっはっ! ……!! ……!! ……そうかっ!」
たっは! ……!! そんなに太ってるか! おれはっ!
>>転落からのお姫様抱っこ(ふらぐ)
>>タイの兄貴おっとこまえー!
>>痩せたらばれんよ。筋肉つけたらもっとばれんよ。
テンプレ~(嘘)
原作の酷イベントは極力ぶち壊していくスタイルで。
原作「らめぇ! それ以上されたら壊れちゃうぅ~っ!!」
バクバクの実が万能すぎて扱いに困る。
エネルさん無双のはずが……いやバクバクを乗っ取る時点でチートだから大丈夫か。
そして前回の徹夜明けのテンションはおかしい。
作者、どうかしてたんや…っ!