ワンピースをテンプレで生きる   作:楯樰

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テンプレその弐拾
・腹黒いCP
・恋する人魚姫


ゴミはゴミ箱に入れないと(使命感)

 ああ、もう、面倒臭いですわ。

 

 なに、この天竜人候補。

 

 今すぐにでもこの劣化天竜人の老害お掃除したいわ(迫真)

 

「私が皇帝を名乗るのは、王を名乗りたくないからだ。……王とは、前言ったように民にとって崇め奉られるような存在に。神が如き存在であらなければならない。だが、私たちは所詮人間だ。人間は神になれるわけがない。……神になれぬのなら、王を名乗る資格はない」

 

 それなのにあのゴミどもは自らが神様のように振る舞いやがって。

 

 ……自分も大概好き勝手やっているけど、ふざけんなって一発ぶん殴りたい。後で殴ろう。

 

 そうだ、マリアのトラウマもついでに克服させよう(名案)

 

「この場にいる者達に王を名乗る資格はあるか? ……世界政府を創った20人の王たちはアラバスタの一人を除き、皆自国を捨てたのだぞ? そのような者達を偉大なる王と崇め奉るのはさて、如何なものか」

 

 まぁ、ドルトンに丸投げしようとしていた自分が言えることじゃないけども(遠い目)

 

「……ただの独裁者ならば。民の事を考えぬようでは我々は王ではない。人が付いてこないような政治を取る人間は王を名乗る資格はない」

 

 でも中には善政を敷いている王も居る。

 

 原作と友人というフィルターを通してみているから、本当に良い王様なのかはわからないけど。

 

「ネプチューン王、コブラ王、リク王は私が知る限りでは善き王だ。王と名乗っても問題はないだろう。……だが、私は王ではない。だからこそ皇帝を名乗るのだ。好き勝手にしか出来ない、海賊と何ら変わりない皇帝をな。……ご指摘の通り、海賊女帝を妻に迎えるくらいだ。私が野蛮だという事は認めよう」

 

 そう、自分は王じゃない。

 

 統治者を続けるとは言ったものの政が面倒になって、結局国民任せ総理任せにした愚か者で、覚悟の足らない未熟者だ。

 

 だけども、そんな自分にも許せんことが幾つかある。

 

「……だがな、妻たちと娘。そして我が帝国を……我が家族を貶めるようであれば、貴殿らの持つ全てを滅ぼしに行くから覚悟しておけ……良いな?」

 

 ハンコック達とマリアを侮辱した老害に向けていた覇王色の覇気をほんの少し強めて気絶させた。

 

 

 

 世界会議が終わり、頭を抱える。

 

「はぁ……やってしまった。ついカッとなってしまった……反省と後悔しかない」

 

「世界会議の場であのようなことを言うとは……よくやった!」

 

「あぁ、よくやった!」

 

「お二方は不謹慎です! お気持ちはわかりますが、……少々やり過ぎたようですね」

 

「……うむ」

 

「確かにな」

 

 つい、本音が出てしまった。ゴミって言っちゃったよぉ……。

 

 ……でもちょっとすっきりした。

 

「……アレでは除名処分を受けてしまってもおかしくはない。いや、確実に世界政府加盟国から除名になるだろう」

 

「「さみしくなるな……」」

 

 声をそろえて残念がってくれるのは嬉しいが、なんでそんなに愉快そうに見てるのかな二人とも。

 

「まぁ、また個人的に会えばいい。……まだまだ国は盤石な体制を取れていないというのに……もうしばらく政府の庇護下に入っていれば」

 

「確か、魚人島の移民の件を受けるために開発を進めているのだったな……」

 

「……本当に、ありがとうございます。……ワポル様にはなんとお礼を申し上げたらよいか。……ですが、大丈夫なのでしょうか?」

 

「……ああ。魚人、人魚の受け入れについての体制は年内には終わる。問題なのはまだ国の防衛力が不確かであること。そして危険因子としてバスターコールを受けてしまうのが恐ろしいのだ」

 

 特に疚しいことはしていないけれど。まぁ、強いていればベガパンクの発明と国で行っている発明が被っているという珍事があるくらいか。

 

 ……証拠がないから検挙しようが無い。

 

 いや、奴らにとって証拠は作るものか。

 

「徹底的に入国審査をしなければな。……サイファーポールの工作員の連中が来ていてもおかしくない」

 

「まて、何処からサイファーポールが出てきた?」

 

「あ、うむ……すまない、独り言だ。……まぁ、バスターコール自体は問題ないのだが、事後処理が面倒なのだ。……仮にオハラの時に来た赤犬を海に沈めてしまったとして、他国からの評価と沈めてしまった海軍の船の弁償と……ちなみに一隻幾らすると思う?」

 

「いや……そんな事が心配か?」

 

「ああ」

 

 世界政府と全面戦争になれば……まぁ、勝てるとは思うけど、国を人質に取られたらどうなるかわからない。

 

 仮に勝ったとしてもその後の世間から風当たりが恐ろしいものになることは間違いない。

 

 というか娘を人質にでも取られたらガルダ解き放つかも(震え声)

 

 そんなことにならないためにも国防力をもっと上げないと(使命感)

 

 まぁ、マリアも強いから人質になることはまずないと思うけど。

 

 最終手段、国の開発には力を出さないとな。

 

「はぁ……子供たちを迎えに行こう。……ゴミクズがあの子たちを奴隷にしようとしてマリアに返り討ちにされている。……面倒だ、向こうの姿で掃除してくる」

 

「もう自重しなくなったのだな」

 

「……もう疲れた」

 

 

 

 なるようにしかならんね()

 

 

 

 Ξ-Ξ-Ξ-Ξ

 

 

 

 マリアが気絶させていた天竜人を電気ショックで叩き起こして、子ども達には見せられないのでマリージョアの知り合い以外全生物を気絶させる。

 

 子ども達に親三人がついているのを確認してゴミを引き摺り屋外へ出る。

 

「私はエネルだ! さぁ私はなんだ! 言ってみろぉ!」

 

「え、エネルだえぇ!」

 

「残念だったな! 我はカミなり! ゴミに我が名を呼ばれたくもない! この燃えないゴミめ!」

 

「あばばばばば!」

 

 自我と記憶をフォーマットさせてこのゴミの収集所に遠投した。

 

 記憶を失い自分が天竜人だったという事も忘れたかもしれないけど、問題ないな!

 

 廃人になっていようと問題なし!(ゲス顔)

 

 あぁ、ゴミ掃除っていろんな事を忘れることが出来て清々しいですわ(爽快感)

 

 ……また奴隷が増えていたのでバクバクして首輪を持ち主に返してから、控室に戻るとマリアがすっ飛んできた。

 

「お父さん! やっつけたよ! みんな守れた!」

 

「……よくやったな」

 

「うん!」

 

 頭を撫でてやると恥ずかしそうにするお年頃のマリアは天使(真理)

 

「エネルさん?」

 

「あ、しらほし姫!」

 

「……しまった」

 

 余りにも清々しくてオトヒメさんに連れていかれていた、しらほし姫の事を忘れていた。

 

 そういや自分、好かれてたね(諦観)

 

「エネルさんですよね! あれからずっと会いたかったです! それにしてもどうして……あれ、マリアさんのお父さんはワポル様では……」

 

「……お父さん?」

 

 娘の視線が冷たくなってくよぉ……!

 

「少し前にオトヒメを救った事があってな? その時この姿で」

 

「むぅううううう!」

 

 あ、これ「カム着火インフェルノォォォオオオウ」レベルですわ。

 

 覇気を纏わせた蹴りが股関節に入ってもおかしくないわ(震え声)

 

「マリアのお父さんはワポルさまで? マリアが今お父さんって言ったのはエネルさんで……頭がくらくらしてきました、お母さま……」

 

「後で説明してあげます……話してもよろしいですね?」

 

「……うむ、構わない」

 

 バレないようにと思っていたのにバレてしまったね。仕方ないね。

 

 

 

「お父さんの馬鹿!」

 

「ま、マリア……それは、駄目だと……言っただろう……?」

 

「あ……ご、ごめんなさい!」

 

 ――ぁ!(悶絶)

 

 

 




>>スパンダム「証拠はつくるモノ(キリッ」
>>相手が友達のお父さんって……なんだか危ないにおいがプンプンするぜ!
ねぇ、助けて…テンプレが息してないの…(落涙)

パトラッシュ、僕もう疲れたよ。なんだかとても眠いんだ(徹夜明け)
パトラッシュ「でも予約投稿だろ」
なん…だと…!

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