龍兎「天ッ才科学者で仮面ライダーな創成龍兎は、銀色の鎧を装着した少女と交戦し、響がギアを纏った際に出た光に気を取られている間にその場から逃走し、無事響と響と共にいた少女を助け出す事ができたのでした!」
響「そして私は特異災害対策本部二課と言う対ノイズ組織に翼さん達に連れられて、色々あって二課に所属する事になりました!って、龍兎さん、ここの話がないんですけど何でですか?」
龍兎「主役の俺がいないシーンなんて必要ないの!と言うより、この台本書いてるやつが無印編を完璧に履修できてないから」
響「へ、へぇ〜」
奏「という事でビルドが活躍する第七話をどうぞ!」
龍兎「セリフ取られたぁっ!?」
龍兎「むぅ………」
唸る龍兎の目の前には、フルフルラビットボトルが鎮座しており、コードの先にはドラゴンフルボトルとグレートドラゴンエボルボトルが繋がれていた。
龍兎「ラビラビフォームを応用して、ドラゴンでもできっかなぁ〜って思ったけど、まさかできるとはね……」
龍兎が作製しているのは、フルフルドラゴンボトル。ハザードトリガーが使えないクローズで、どうにかして使おうと考えた末に出てきた案をやってみた結果、できる事が分かったものである。現在別のアイテムも開発していたりするのだが、まずはフルフルドラゴンボトルからという事にしたので、龍兎は作製に勤しむのであった。
〜しばらくして〜
龍兎「ん……?ヤバっ!もうこんな時間かよ!?」
時計を見るともうすぐ午前6時前。龍兎の仕込み作業を始める時間であった。慌てて作業着から着替えて上へ上がる。
龍兎「今日は……アイツらは来ないか」
あの4人が来ない日程のため、いつもより少なく料理の仕込みをする(響がかなり食う為)。
龍兎「今日も今日とて(ノイズ以外は)平和だねぇ〜……ズズッ……まっず……」
4人が来ないので、新しいブレンドを試した結果、どっかの地球外生命体みたいな味になったコーヒーになり、すぐさまミルクと砂糖を投入した。龍兎自身そこまで不味くなるとは思ってなかったようで……
龍兎「このブレンドは……ダメっと……」
自身のコーヒーブレンドの比率を書いたノートに×を書く。ちなみに種類は25あるものの、18は×である。
ピッポーピッポー
〜数時間後〜
龍兎「これは……うん、好きな人は好きだな……」
ブレンドを試し続けて数時間。辺りは暗くなり、帰る人が多くなっていた。
龍兎「うわっ、もうそんなに経ってたのか……コレやるんだったらフルフルドラゴンボトル作ってたら良かったなぁ……」
フルフルドラゴンボトルの開発をしていればと後悔するも、時間が経ってしまっては意味がない。と言う事で店を閉めて開発を再開するのであった。
カテカタカタカタカタッタァァァッン(パキッ
龍兎「〜〜♪〜♪」(口笛でBe The One)
余裕そうに口笛を吹きながらパソコンのキーボードを打ち込む。エンターキーにヒビが入っているのはご愛嬌。
龍兎「後は成分を装甲にするだけか………頑張るか〜………」
あれから数日。龍兎がビルド・クローズとして戦っていたり、響が二課に所属したりと色々あった。そしてそんなある日。響と未来が久しぶりにnascitaへとやって来たのだった。
チリンチリン
龍兎「おっ、らっしゃい」
未来「お久しぶりです、龍兎さん」
響「パンケーキ!」
龍兎「ここに来ての一言目が『パンケーキ』とは……まぁいいや、適当に座っといてくれ」
龍兎はコーヒーを淹れつつパンケーキを焼く。匂いがnascitaを包み、2人の腹が減っていく速度が速くなる。龍兎はパンケーキを皿に盛り付け、トッピングを施す。そしてコーヒーと一緒に2人に出した。
響「これだよこれ〜。龍兎さんのパンケーキが1番美味しいんだよね〜」
未来「響ったら、もう。あ、龍兎さん、いつもすみません」
龍兎「いやいや、1番美味しいって言われるのはすごく嬉しいからな。それに美味しく食べてもらえると俺の顔、くしゃってなるからさ」
そう言いながら龍兎は顔をくしゃっとする。その時の龍兎には1人の天ッッッッッ才物理学者が2人には重なって見えたとかないとか……
未来「あ、そう言えば明後日に流星群が見られるの知ってますか?」
龍兎「ん?あぁ、なんか朝ニュースで言ってた気がするな……」
響「それで今度、未来と一緒に見に行こうと思ってて……龍兎さんもどうですか!」
龍兎「アハハ、気が向いたらね」
龍兎は微笑みながら2人と色々話す。最近のトレンドやツヴァイウィングの動向。そして最近のノイズの動きの事を。
未来「最近ノイズの発生が増えましたよね」
龍兎「だな。そのせいでnascitaの来客が増えないんだよ」
響「そりゃ、私達と数名くらいですもんね」
龍兎「うぐっ」
響に痛いところを突かれ、ワンパンK.O.を決められ、頭から煙を出しながらぶっ倒れた。そんな龍兎に2人はあたふたしながらも時間が過ぎていった。
ウゥー
けたまじく鳴るサイレン。逃げる人々。そしてそんな見慣れた光景にうんざりする人物が1人。
龍兎「折角の流星群の日だってのに、どうしてくれんだ、全く……」
マシンビルダーに乗り、1人ノイズの発生場所へと向かう龍兎。腰にはハザードトリガーが装備されたドライバーを巻いており、いつでも戦える事を示していた。
龍兎「さぁ、実験を始めようか」
マックスハザードオン!!
ラビット
ラビット&ラビット
ハザードトリガーを起動し、フルフルラビットボトルをドライバーに装填。レバーを回し、ハザードライドビルダーを展開する。
Are you ready?
龍兎「変身」
オーバーフロー
紅のスピーディージャンパー
ラビットラビット
ヤベーイ
ハエーイ
ビルド『勝利の法則は……決まった!』
右側のイヤーフェイスモジュールRRの耳部分を指先でなぞり、パッと手を開く動作をすると、フルボトルバスターを構えてノイズへと斬りかかる。
ビルド『ハァッ!!』
ズシャッズバッッ
ビルドの戦闘が始まるや否や、ノイズは待っていたと言わんばかりにビルドへと襲いかかる。そんな事は関係無しにビルドはノイズを片っ端から片付ける。
そんな中、ビルドの聴覚センサーにノイズの反応が示される。
ビルド『地下か…!』
地下へと入ると、そこには大量のノイズがおり、ビルドを見るや否や襲いかかって来たのである。
ビルド『これはヤバいな……!ハッ!!』
近づいてきたノイズをフルボトルバスターでぶった斬り、高速移動による斬撃を喰らわせる。装甲に組み込まれている《ディメンションスプリンガー》によって、攻撃の威力は増大している為、ノイズは消える前に吹っ飛んで周りのノイズを巻き込みながら消えていくのだった。
ドゴォォォォン
ビルド『ぐうっ!?』
突然、後ろから爆発が起き、吹っ飛ばされるビルド。後ろを見るとブドウみたいな爆弾を持つノイズの姿があった。
ビルド(あの背中にあるボールは爆弾って事か……!なら被害を抑える為に倒さないと)
ググっと構えたその時だった。
響「ビルドさん!?」
ビルド(何っ!?)
突然、制服姿の響がやって来たのだった。響の存在を察知したノイズは爆弾を響に向かって投げる。
ビルド『この野郎……!』
しかし、その攻撃はビルドによって弾かれ、爆弾は他のノイズへと飛んで行き、爆発によって消え去るのだった。
ビルド『大丈夫か!?とりあえずあの姿になっとけ!』
響「は、はい!」
聖唱を唱え、響はギアを纏うと戦闘を開始する。
ビルド(何で響が……確か今日は未来と…………もしや、組織の方を優先したんじゃないだろうな!?)
響「ていっ、おりゃっ!」
ビルドは思考を巡らせながら戦闘を続けながら響の戦いを見る。素人っぽさは残るものの、繰り出される拳は鋭くて強いものだった。
ビルド『これで決める!』
ガタガタゴットンズッダンズダンガタガタゴットンズッダンズダン
Ready go!!
ラビットラビットフィニーシュ!!
ビルド『伏せろ!』
響「は、はい!」
伸びた脚でノイズを薙ぎ払い、周りよりも少し大きいノイズにキックを叩き込む。
ビルド『ふぅ……って』
響「へ?」
ビルドが周りを見渡すと、ブドウ型が逃げておりついでと言わんばかりにノイズが現れる。
ビルド『逃げやがった!とりあえずひb じゃない、君はあっちを追ってくれ』
響「分かりました」
響がノイズを追いかける姿を見届けると、ビルドはフルボトルバスターを構えてノイズを蹴散らし始める。
ビルド(正直なところ、響の戦いは素人だ……!とりあえず俺はここのノイズを……っ!)
ビルド『ドリャァァ!!』
ビルドによる高速斬撃がノイズを襲う。何処かの大将が言っていたように、《速度は重さ》と言う事をそのまま表したようにビルドは高速で移動し、斬撃を喰らわせる。
ビルド『ふぅ……これで何とか“ドガァァァァァァァン”のわっ!?』
突然地上から爆音が聞こえ、ビルドは目が飛び出そう(出てはいない)になる。何があったかと飛び出してみると、地上では翼と奏、そして鎧を装着した少女が戦っていたのだった……
オリジナルフォーム、見えちゃいましたね。まぁこれは最終局面に出す奴ではないので。まぁこうなったら