天ッ才科学者で格闘家のシンフォギア   作:神戸六甲

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龍兎「ビルドへ変身していた天ッ才科学者である創成龍兎は爆発のあった地上へと向かうとそこには響が覚醒した際にいた際どい鎧を装着した少女がいた」

翼「少女はソロモンの杖と呼ばれる杖でビルドを圧倒するノイズを召喚し、ビルドはたちまち窮地に陥る」

龍兎「しぃかぁぁし!!この天ッ才科学者である俺が作ったフルフルドラゴンボトルによってビルドドラゴンドラゴンフォームへとフォームチェンジ!!そのノイズを見事倒したのだった!!」

奏「なぁ、そのフルフルドラゴンボトルってどうやって作ったんだ?」

龍兎「んなもん、ズババッってやってシュババッって作ったんだよ」

翼「説明にすらなってないぞ」

龍兎「一言で表せないのが天ッ才なんでね!さぁどうなる第9話!!」


x−y=1(x,y∈{mn})=話 少女と少女と天ッ才科学者

 

 

 

 

バァァァァン

 

龍兎「ぬわっ!?」

 

時は進んで数週間後。龍兎はいつも通りnascitaでゆっくりしていた。そんな時、突然未来が扉を勢いよく開けて入って来たのだ。

 

龍兎「未来……?」

 

未来「龍兎さん、いつものコーヒーお願いします……」

 

龍兎「お、おう……」

 

未来の顔色と声質から何かあったのだろうと考え、未来を座らせるとすぐに未来のお気に入りのブレンドで淹れた。

 

龍兎「はい、いつもの。それで未来、お前もしかして……響と喧嘩……したのか?」

 

未来「…………はい」

 

コクリと頷くと未来はポツリポツリ喧嘩した理由を話した。ただしそれは二課に関する情報の為、ある程度省いての説明にはなったが。

 

龍兎「うぅむ…………俺からは何とも言えないな」

 

未来「そうなんですね……」

 

龍兎「けど、1つだけ言える事はあるな」

 

未来が俯くと、龍兎は棚に飾ってある写真を見て話す。

 

龍兎「喧嘩したなら、謝ればいい。それだけだな……それだけ……」

 

未来「龍兎さん……」

 

未来には龍兎が話す顔はどこか後悔を残しているような表情をしているように見えていた。そんな姿を見て未来は何かを決断したかのように立ち上がるのだった。

 

龍兎「未来?」

 

未来「私、響に謝りたいです……」

 

龍兎「……それでいいんだ。あ、響に待ってるぞって伝えておいてくれよ」

 

未来「分かりました。あ、コーヒーご馳走様でした」

 

龍兎「それじゃあまたな」

 

そう言って未来は何処かスッキリした雰囲気でnascitaをでて行ったのだった。

 

龍兎「…………友達、か」

 

龍兎は席からは見えない位置にある棚に置いてある少しボロボロな写真を見る。その写真は龍兎ともう1人が写っており、2人は肩を組んで笑っていた。

 

龍兎(難波、あの時俺が謝っていれば……あんな事には……)

 

龍兎の脳裏には、雨の夜に横断歩道のすぐ横に止まっている大型トラックと開いたまま落ちている傘の情景が浮かび上がる。

 

龍兎「お前と……一緒に居たかったなぁ……なぁ、難波……」

 

ここで龍兎の過去について話そうと思う。

龍兎には“難波 惣一”と言う親友・真友と呼べる人物がいたのだが、とある何も変哲もない些細な事で喧嘩してしまい、龍兎は雨の夜の中惣一の家へと向かっていたが、家には惣一はおらず、次の日に謝ろうと家に戻っていた帰りに丁度同じ事を考えていた惣一が交通事故によって亡くなってしまったのだった。その際謝れなかった事をずっと後悔しており、今もこうして御守りとして持っていた写真を飾っているのである。

 

龍兎「…………さて、いっちょやりますか!」

 

龍兎は目に浮かんできた涙を拭き取り、ノイズの出現場所へと向かうのだった。

 

 

 


 

 

 

チン

 

オーバーフロー

 

紅のスピーディージャンパー

ラビットラビット

ヤベーイ

ハエーイ

 

殺風景となった市街地に似合わない音声が流れる。

 

ビルド『さて、自意識過剰なヒーローのお出ましだッ!!』

 

そう言ってフルボトルバスターをノイズへと叩き込み、高速斬撃を喰らわせる。

 

ビルド『にしても朝っぱらからよくも出て来るな……!んな事できるのは、あの杖を持つ奴しかいない……!』

 

ビルドの脳裏には響達と同じギアを纏うあの鎧の少女と、その協力者らしき金髪の女性が思い浮かんでいたのだった。

 

ビルド『ったく、あんまりドラゴンは使いたくないんだがなっ!』

 

ドライバーからフルフルボトルを取り出してウサギの面からドラゴンの面へと向ける。

 

ドラゴン

 

ドラゴン&ドラゴン

 

ガタガタゴットンズッダンズダンガタガタゴットンズッダンズダン

 

Are you ready?

 

ビルド『ビルドアップ』

 

チン

 

蒼炎のブルーファイター

ドラゴンドラゴン

ヤベーイ

アツーイ

 

ビルド『クローズドラゴン、あっちを頼んだぞ』

 

ビルドはクローズドラゴンに指示を出して目の前のノイズと戦闘を再開する。蒼炎の拳をノイズへと叩き込み、そこから飛び蹴りを。そしてフルボトルバスターとビートクローザーによる二刀流によってノイズを断ち斬っていく。

 

ビルド『くっ……やはりドラゴンは負担が大きい……!早めに決着を着けねぇと……!』

 

武器を思いっきりノイズの方へと投げ、ボルテックレバーを回す。

 

Ready go!!

 

ハザードドラゴニックフィニッシュ!!!

 

ビルド『ハァァァァァッ!!!』

 

体全体を横にした状態で脚を一閃。するとノイズは真っ二つになり炎に燃やされながら灰へと散っていくのだった。

 

ビルド『ハァ……ハァ……ピックアップ』

 

ラビットラビット

 

ビルド『やっぱドラゴンは扱い辛いな……!』

 

ドラゴンドラゴンフォームに使われている成分は、2話前を読んでもらっている方なら分かっていると思うが、ただでさえ通常のフルボトルよりも出力の大きいドラゴンフルボトルとグレートドラゴンエボルボトルの成分から作っているため、中々の負担を要するのだ。

 

ビルド『お、お前も終わらせたのか』

 

ビルドの手元にはクローズドラゴンがおり、何かを伝えるように鳴いた。

 

ビルド『……分かった、今すぐ行こう』

 

変身を解除し、クローズドラゴンに導かれるままその場所へ向かう。そこには少し前に龍兎がたまたま出会った腹を空かせ、nascitaでパンケーキを食べさせた赤い服の銀髪の少女……雪音(ゆきね) クリスがいたのだった。

 

龍兎「……なるほどな。おい、大丈夫か!」

 

クリス「うぅ……」

 

龍兎が起こそうとするも、かなり体力を消耗しているようで深い眠りについていた。どうしたものかと考え、雨も降っている事だしnascitaに連れて帰ろうと考え、クリスを背負って歩き出した。

 

未来「龍兎……さん?」

 

龍兎「未来?」

 

商店街まで来た時、背負ったクリスの事を見た未来から話しかけられるのだった。龍兎はノイズの事をぼかして状況を説明した。

 

未来「それなら“ふらわー”に行きましょう!ここからだとnascitaまでは2kmくらいあるので」

 

龍兎「分かった、そうしよう」

 

商店街にあるお好み焼き屋のふらわーへと2人は足を進めるのだった。

 

 

 


 

 

 

龍兎「んで、どうしてくれんの、この紅葉」

 

未来「すみませんでした……」

 

クリス「どうなってんだよこの状況」

 

ふらわーでは頬に紅葉を作った天ッ才科学者と、天ッ才科学者に謝る少女とそれを見て困惑する少女がいた。何故こうなったのかと言うと……

 

ふらわーに来る→クリスの服を未来の体操服に着替えさせる→龍兎知らずに来る→未来が咄嗟にビンタ→龍兎吹っ飛ぶ→クリス起きる

 

と言ったところである。ちなみに龍兎は『ブヘェッ!?』と言っていたとか……

 

おばちゃん「いい食べっぷりだね、クリスちゃん」

 

クリス「ま、まぁな……おかわり」

 

龍兎「お前よく食うnいだだだだだ!!何だよ未来!?」

 

未来「龍兎さん、ダメです」

 

龍兎「アッ、ハイ」

 

しばらくして、クリスがお腹を空かせているだろうとのことなので、おばちゃんのお好み焼きを食べる事となり、クリスはお好み焼きを数枚食べていた。余計な事を言いかけた龍兎は未来に制止させられるのだった。

 

龍兎「それにしても、何であんな所に?」

 

クリス「えっと、それはだな……」

 

龍兎「言いたくないのならいい。偶々見つけただけだからな……美味いなこれ……」

 

龍兎は理由は粗方予想はできているのであえて聞く事はやめ、お好み焼きを食べる事に集中していた。

 

龍兎(恐らくあの女と何かあったな……クローズドラゴンに追跡させてある程度の情報は分かっているが、あの女、何処かで見たような……)

 

未来「龍兎さん?難しい顔してどうしたんですか?」

 

龍兎「え?いやぁ、難解な方式を暗算で計算していただけだ。そんな難しい事じゃないから安心しろって」

 

未来「そうなんですね」

 

未来は何か引っかかるものはあるものの、龍兎の説明に一応納得する。クリスは『難しい方式を暗算でするなんて聞いた事ねぇぞ』と考えていたとかないとか。

そんなのほほんとしていた時、それは起こった。それと同時に龍兎の脳内に信号が伝わり、扉の方向を見た。

 

龍兎「来る……っ!」

 

「「「え?」」」

 

龍兎の一言に他の3人は疑問を浮かべるが、次の瞬間、けたましくノイズの発生を知らせるサイレンが鳴り響くのだった。

 

クリス「な、何だ!?」

 

未来「ノイズの警報だよ!?早く逃げないと!」

 

クリス「っ……!」

 

クリスは一瞬ハッとした顔になったかと思えば未来や龍兎をどけて店を出て、人々が逃げている方とは別の方向へと走って行ったのだった。そして未来もクリスを追いかけて去ってしまった。

 

龍兎「え?ちょ、お前待てって!!おばちゃんは先に逃げてくれ!!」

 

おばちゃんに先に行かせて龍兎はそのまま2人を追いかけてふらわーを後にした。

 

龍兎(……やるしかないよな)

 

そう考える龍兎の手にはグレートクローズエボルボトルが握られていた。正直今変身してもいいと考える事はあるものの、大勢の人が反対方向へと逃げている中、変身時にかなり場所を取るビルドやクローズでは妨げになってしまう。そう考えた龍兎は覚悟を決めて2人の元へと向かう。

 

龍兎「ビートクローザー!!」

 

ドライバーから生成されたビートクローザーを手にして走る。その先にはノイズに囲まれた未来とクリスの2人がいた。

 

龍兎(己の正体を知られたくないからって人を見捨てたらそれはもう……)

 

龍兎「ヒーローじゃないでしょうがぁぁぁぁ!!!!」

 

ビートクローザーにエボルボトルを装填し、グリップエンドを引っ張り、内部発動機を作動させる。

 

スペシャルチューン

 

ヒッパレー

 

龍兎「オリャァァァァ!!!」

 

スマッシュスラッシュ

 

刀身に蒼炎が纏われ、ノイズを横に一閃。龍兎は生身でノイズに触れる事なく倒す事に成功した。

 

クリス「なっ!?何でお前が!!」

 

未来「りゅ、龍兎さん!?」

 

いきなり現れた龍兎に2人は困惑するしかないのを分かっているからか、龍兎は2人の前に立ち、ビートクローザーを地面に刺す。

 

未来「な、何でこんな場所に……」

 

龍兎「……そんなもん、決まってんだろ」

 

そう言う龍兎の手にはグレートクローズドラゴンが握られており、クリスはそれを見て目を見開いた。

 

クリス「お、お前、それって……!!」

 

龍兎「あぁ……俺は……」

 

覚醒!!

 

グレートクローズドラゴン!!

 

ボルテックレバーを回す事によってボルテックチャージャー内のニトロダイナモが高速稼働し、エネルギーが生成される。それによりビルディングモジュールからスナップライドビルダーが展開されトランジェルソリッドが型内に注入され、クローズの半身を前後で生成する。

 

Are you ready?

 

龍兎「仮面ライダーだ……!!変身ッ!!」

 

ウェイクアップクローズ!!

ゲットグレートドラゴンッ!!

イィィィィェェェェイ!!!!

 

クローズ『俺の魂が熱くなる……!俺の闘志が燃えたぎる!!!!今の俺は負ける気がしねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

 

ビートクローザーを引き抜き、ノイズと対峙する。襲いかかってくるノイズをビートクローザーで斬りつけ、後ろから襲いかかってくるノイズには後ろ蹴りを叩き込む。2人を守るように立ち回り、少しずつノイズをぶちのめす。

 

クローズ『未来は逃げろ……!!道は作る!』

 

未来「……分かりました。けど、話は聞かせてくださいね?」

 

クローズ『……あぁ』

 

未来にそう呟くとノイズから未来を守りながら戦う。クリスはどうしているかと言うと、ギアを纏って戦っている。この少し前にちょっとしたいざこざがあったものの、2人とは打ち解けたのだった。

 

クローズ『俺をもう誰にも止められねぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

 

クローズの闘志が上がっていくたびにビートクローザーの切れ味が上がり、ノイズはかなりの速度で減っていく。

 

ヒッパレーヒッパレーヒッパレー

 

クローズ『うおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 

メガヒット

 

ビートクローザーの刀身に蒼炎が纏われ、巨大な剣へと化す。そしてビートクローザーをノイズへと振り回し、真っ二つにぶった斬る。

 

クローズ『……ふぅ……反応はなさそうだな……』

 

と、安堵したのも束の間。この後起こる事を数秒考えてみた。

 

ポクポクポクチーン

 

クローズ『……393に怒られるよな、これ』

 

戦闘が終わって数秒考えた末の答えだった。




これからしばらく就活とかで出てくる事が難しくなります(ただでさえ今も出れてないし)。更新はできたらします。
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