仮面ライダー妖魔   作:玲音考人

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第参拾参話「楽しい修学旅行へさあ行こう!」

 

リュウジン「前回の仮面ライダー妖魔は!

 

星海を狙って行動を本格化させたオオガマに立ち向かう汰月。

 

激怒アヤダマの力を制御することが出来ずに苦しみ、更には仲間達まで攫われてしまう。

 

しかし、一人ではないと気付いたことで焦りを振り切り、八岐大蛇ヨロイに覚醒!オオガマを打ち倒したのだった…」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

 小雨の降る中、薄汚い路地に、一人の男が座り込んでいた。

 男の名は淀川一茶。学園紛争の件の結果、逮捕こそされなかったものの、職を失い荒んだ様子で街を歩いていた。

 そこに、和傘を差した雹介がやって来る。

 

雹介「やあ、中々良い憎悪を培っているね」

 

一茶「……あんたは…今更俺に何の用だ…」

 

雹介「君をもう一度スカウトしに来たんだよ」

 

一茶「何…?」

 

雹介「私の見立て通りだ。君は今は無くなった高名な陰陽師の一族の末裔…そんな存在が強烈な挫折を味わい、憎悪を培えば…良質な素材となる」

 

一茶「何の話をしている…」

 

雹介「簡単なことさ。私と共に、()()してみないかい?君をそうやって追い詰めた仮面ライダー達に」

 

一茶「!…出来るのか?俺に…」

 

雹介「勿論。…私が君を…導こうじゃないか。さあ、これを受け取りたまえ」

 

一茶「……ふ、ふふふ…!全部ぶち壊してやるんだ…!アイツ等の幸せも…何もかも!」

 

 雹介は一茶の中に燻り続けていた憎悪を言葉と能力で煽ると、乳白色のアヤダマを一茶へ渡すのだった…。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

聖「修学旅行が目前に迫ってきたので、今日は班決めを行うよ。定員は6人までだからね。決まったところから行き先の相談を始めるように」

 

 修学旅行も近付いたある日、この日は修学旅行の班決めが行われていた。

 

時雨「班かぁ…僕はどうしようかな…」

 

沢彦「なら晴河君、俺と同じ班になろうよ!」

 

時雨「波佐見君。いいのですか?」

 

沢彦「勿論!師匠と同じ班なら嬉しいし!」

 

時雨「し、師匠は恥ずかしいので…」

 

 班決めに迷う時雨に声を掛けたのは前の席に座っていた沢彦だった。

 カニボウズの一件を通して懐かれていたことや、名前の関係で席が近いこともあり、仲良くなっていたのだ。

 

弘毅「俺も同じ班になりたいんだが、良いか?」

 

時雨「榎田君!」

 

沢彦「あ、風紀委員長の。晴河君と知り合いだったの?」

 

弘毅「まあな。晴河には前に事件を解決してもらったことがあってな」

 

時雨「勿論大丈夫ですけど、珍しいですね」

 

弘毅「…俺、背が高くて強面だろ?風紀委員長って肩書きもあって怖がられることが多くてな。あんまり圧を掛けてしまうのも不本意だし、良ければ混ぜてほしくてな」

 

時雨「僕は全然大丈夫ですよ。波佐見君は?」

 

沢彦「俺も問題なし。榎田君、宜しく」

 

弘毅「ああ。宜しくな」

 

 時雨と沢彦の元にやって来たのは風紀委員長の榎田弘毅だった。

 かつてテッソの事件をきっかけに時雨と知り合ったこともあり、班に混ぜて欲しいという彼を、時雨と沢彦は迎え入れる。

 

時雨「これで三人…まだ三人は入れるけど…」

 

雪音「なら、私達も混ぜてくれませんか?」

 

沢彦「か、楓山さん!」

 

夢華「やほー!晴っちにはさみんにえののん、三人でしょ?こっちも三人だから丁度六人、どう?」

 

弘毅「楓山に桃原、それに霞流か」

 

咲穂「ええ、宜しくお願いします」

 

時雨「僕は勿論大丈夫!二人は?」

 

沢彦「お、俺もOK!」

 

弘毅「俺も問題ない。楓山と桃原とは委員会の関係でよく話すし、霞流も歴史研究部だしな」

 

 残りの枠には雪音、夢華、咲穂の三人が収まり、時雨達は班を決めたのだった…。

 

時雨「行き先は京都…物語的にも定番!って感じだよね」

 

雪音「ええ。それに、京都は数多くのモノノケの伝承の残る地。私達が行く先として、最適でしょう?」

 

時雨「成る程、確かに!今から楽しみだな〜!」

 

夢華「……修学旅行、か」

 

 班も決まり、修学旅行に向けてテンションを上げていた時雨達を横目に、夢華はどこかアンニュイな表情を浮かべる。

 

────

──

 

夜御哉「やあ。待っていたよ。これが君の依頼したもの…テンコ電子アヤダマだ。電書ドライバーの方はもう少し待っていてくれ」

 

夢華「…ありがとうございます」

 

夜御哉「…おや、あんまり嬉しそうじゃないね。もう間も無く修学旅行なのだろう?」

 

 班決めの日の放課後。夢華は夜御哉への「自身を仮面ライダーにする」という依頼のために貴真賀中央大学の理工学部特別研究室を訪れていたが、その表情が芳しくないことに夜御哉は気付く。

 

夢華「…その…良いのかなって、思ってしまったんです」

 

夜御哉「ふむ…?」

 

夢華「私は、皆を巻き込んで、沢山の人に迷惑をかけてしまって…それなのに修学旅行を楽しんでも良いのかなって…そう思ってしまったんです。…そう思うと、私なんかに仮面ライダーになる資格なんてあるのかなって…そう思ってしまって…」

 

夜御哉「…成る程。そういうことか」

 

 かつて犯した罪への罪悪感に苦しむ夢華。

 そんな彼女の様子を見た夜御哉は一つの提案をする。

 

夜御哉「なら、君に合わせたい人がいるんだ。修学旅行の行き先は京都だったろう?」

 

夢華「そうですけど…」

 

夜御哉「丁度、知り合いが京都にいてな。彼女から話を聞くと良い」

 

夢華「え…?」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

第参拾参話「楽しい修学旅行へさあ行こう!」

 

時雨「やって来たー!京都!」

 

リュウジン「随分と様変わりしたものだな…京の都も」

 

時雨「うわっ、えっ、リュウジンさんついて来てたんですか?」

 

リュウジン「置いてこうたってそうはいかないぞ!」

 

雪音「…ま、まあ良いではないですか。幸い、班のメンバーは事情をよく理解してるわけですし。…ただ、騒ぎになるといけませんから、人前では大人しくしててくださいね」

 

リュウジン「うむ」

 

 京都駅前にて、修学旅行の始まりに時雨が喜びを表していると、そこに唐突にリュウジンが現れるが、事情を知るメンバー達だったこともあってリュウジンの同行を許可される。

 

リュウジン「あの白い塔なんだ?」

 

時雨「あれは京都タワーって言いまして…」

 

夢華「あ、雪ち」

 

雪音「どうしました?」

 

夢華「この後って確か平等院鳳凰堂に行くんだよね?」

 

雪音「ええ。その後で清水寺へ向かう予定ですが」

 

夢華「ごめん。私ちょっと用事があって渡月橋の方に行きたいんだ」

 

雪音「渡月橋?確か鳳凰堂とは真反対のような…」

 

夢華「うん。ごめんなんだけど…どうしても行きたくて。清水寺から合流するからさ!」

 

雪音「…まあ、夢華さんがそこまで言うのなら何かあるのでしょう。分かりました。ちゃんと清水寺に来てくださいね」

 

夢華「ありがと、雪ち。じゃあちょっと抜けるね」

 

雪音「はい」

 

沢彦「あれ、桃原さんどうしたんです?」

 

雪音「渡月橋の方に用があるらしく…」

 

弘毅「…?まあ、清水寺で合流するのだろう?ならまあ、良いか」

 

時雨「……桃原さん?」

 

 夢華は渡月橋へ向かうべく一時離脱し、時雨達も次の目的地である平等院鳳凰堂へ向かう。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

時雨「これが平等院鳳凰堂…」

 

沢彦「…すげえ!10円玉と同じだ!」

 

弘毅「他になかったのか…」

 

雪音「水面に映ることで赤色が映えてますね」

 

咲穂「天候に恵まれたお陰ですね」

 

 平等院鳳凰堂にやって来た時雨達は、その荘厳な有り様に感嘆する。

 しかし、その空気に水を差すような乱入者が現れる。

 

「…楽しそうだなぁ…!」

 

時雨「ん?」

 

「…俺は…あれからずっともがいているというのに…お前等だけ幸せに青春を味合おうだなんて…許せんなぁ!」

 

時雨「!あなたは…!」

 

雪音「淀川一茶…!」

 

 ボロボロのフードを被った不審者然とした男は時雨達に一方的に怨嗟をぶつけると、フードを取り、その本性を露わにする。

 

時雨「なんであなたがここに…!」

 

一茶「決まってんだろ…お前達の修学旅行を、ぶち壊すためだ!」

 

《狂骨!》

 

雪音「アヤダマ…!?ヌラリヒョンの差金ですか…!」

 

《狂骨…》

 

一茶「うぅ…うあああ!!」

 

 一茶は乳白色の“狂骨”アヤダマを取り出すと、自ら朽ちた骨がボロボロの衣を纏ったかのような姿のモノノケ・キョウコツへと変貌する。

 

「うわーっ!?」

 

「化け物だぁぁ!!」

 

「逃げろっ!」

 

時雨「雪音ちゃん!」

 

雪音「ええ。皆さんは下がって」

 

咲穂「危険です!逃げてください!」

 

沢彦「榎田君、俺達も手伝おう!」

 

弘毅「ああ、そうだな。皆!こっちだ!」

 

 キョウコツへ変貌した一茶を前にした時雨と雪音は真っ向から対峙し、咲穂が逃げ惑う周囲の人達を誘導すると、沢彦と弘毅の二人も加勢に入る。

 

時雨「頼もしいね」

 

雪音「ええ。…それにしても、また骨ですか…どれだけ骨がお好きなんですか?」

 

キョウコツ「黙れ…。お前達の修学旅行をぶち壊せるならなんだっていい!」

 

時雨「そんなことはさせません!僕達の修学旅行は…僕達が守ります!」

 

《鳳凰!》

 

雪音「…懸命に企画した、三校和解を記念しての合同修学旅行を…あなた如きに壊されるわけにはいきませんから」

 

《ユキオンナ!》

 

《聖獣装填!》

 

《インストール!》

 

「「変身!」」

 

《聖獣装着!変化!

 

聖炎復活!鳳凰ヨロイ!》

 

《デンシソウチャク!ヘンゲ!

 

凍結Blizzard!ユキオンナヨロイ!》

 

 時雨は妖魔は鳳凰ヨロイに、雪音は氷雪 ユキオンナヨロイに変身すると、それぞれ妖之流星刀とレーザーガンモードのアヤカシレーザーアタッカーを構える。

 

キョウコツ「うおおおお!」

 

妖魔「いくよ!はっ!はああっ!!」

 

氷雪「ええ。…はあ!」

 

キョウコツ「くっ…」

 

妖魔「はあああ!!…えええ!?手が取れたぁ!?」

 

キョウコツ「ふ…ふふ…!」

 

妖魔「治った!?」

 

「うぅ…!」

 

氷雪「増えましたね…」

 

キョウコツ「お前達の攻撃など…恐るるに足らん!」

 

 妖魔の斬撃を右腕で受けたキョウコツだったが、防御力が低いのか攻撃を受けた箇所はあっさりと砕け散ってしまい、右腕が切り落とされてしまう。

 しかし、切り落とされたところから青白い霧が吹き出して元通りに修復され、更には切り落とされて地面に落ちていた腕からもう一体のキョウコツが生まれる。

 

キョウコツ「ヒャハハハ…!」

 

妖魔「ふっ!はあっ!…とと、やり過ぎると分裂しちゃうんだよね…どうすれば」

 

氷雪「さっさと片付けさせてもらいます!」

 

《チャージ!》

 

《チャージシュート!》

 

氷雪「はっ!!」

 

「ぎゃあああ!!」

 

氷雪「…時雨君!どうやら分裂した方は再生しないみたいです!」

 

妖魔「はっ!はあっ!!…分かった!ありがとう!」

 

キョウコツ「だが俺は倒せまい…!」

 

 氷雪は分裂個体をアヤカシレーザーアタッカーから放たれたレーザービームで撃破し、分裂した個体は再生しないことを確かめる。

 

《一・撃・必・殺!》

 

《聖炎聖撃!》

 

妖魔「これで…!はあっ!はっ!」

 

キョウコツ「!ぐっ…!がっ!」

 

妖魔「はあーっ!」

 

キョウコツ「うぎゃあああ!!!」

 

 妖魔は聖なる炎を全身に纏わせると、炎の鳥となって空へと羽ばたいてからキョウコツに急降下してのキックを二連続で叩き込み、最後に両足で跳び蹴りを放ってキョウコツを爆散させる。

 

キョウコツ「…くっ…こんな程度で…俺の恨みは晴れない…!」

 

妖魔「あれでもダメなんて…!」

 

氷雪「しかも燃えかすから分身体が生まれて来ましたね…」

 

「…うぅ…!」

 

「あぁ…!」

 

「うあ…!」

 

キョウコツ「…ふん、ここは見逃してやるが…。お前達の修学旅行はメチャクチャにしてやる…!」

 

 蹌踉めきつつもその体を復活させたキョウコツは、その燃えかすから三体の分裂個体を生み出すと、妖魔と氷雪に嗾けて自身はその場から逃走する。

 

妖魔「!行かせな──おっと…!これじゃ追えない…!」

 

「うぅ…!」

 

氷雪「…時雨君、さっさと片付けましょう!」

 

妖魔「うん!…はああ!!」

 

《聖音泰平!麒麟ヨロイ!》

 

妖魔「はっ!ふっ…はあっ!」

 

「うぁっ!」

 

「うぅ!」

 

「ああぁ…」

 

 キョウコツを追おうとする妖魔だったが、二体の分裂個体に縋り付かれて動きを阻害され、逃走を許してしまう。氷雪の言葉もあり意識を切り替えると、聖なる炎を放って分裂個体を引き剥がしつつ、麒麟ヨロイへと姿を変え、連続蹴りで分裂個体を蹴り飛ばす。

 

《スペシャルムーブ!》

 

氷雪「これで…!」

 

《凍結ストライクフィニッシュ!》

 

氷雪「はああ…!」

 

「うぅああ…!」

 

「ぅうう!」

 

「ううぁ…」

 

氷雪「今です!」

 

 氷雪は凍える息吹を吹き付けて分裂個体達を凍結させると、妖魔に繋げる。

 

《装填!一・撃・必・殺!》

 

妖魔「これで決める!」

 

《聖音閃撃!》

 

妖魔「はあーっ!」

 

「「「うぅううあああ!!」」」

 

 氷雪からのバトンを受け取った妖魔は聖なる音を纏わせた妖之流星刀を横薙ぎに振るい、聖なる音の斬撃を放つことで身動きを封じられた分裂個体達を纏めて叩き斬る。

 

時雨「…皆の修学旅行、必ず守り抜かないと」

 

雪音「そうですね。頑張りましょう」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

汰月「これが慈照寺…銀閣か」

 

星海「銀閣、とはいっても金閣みたいに銀箔が使われてるわけではないんですよね」

 

朔「そうだな。豪華な金閣とは違って、こちらは侘び寂びを感じさせるデザインというわけだ」

 

愛菜「金閣に比べると地味、なんて言う人もいますけど、銀閣には銀閣の良さがあるわけですね〜」

 

汰月「…だな。俺は煌びやかな金閣より、落ち着いている銀閣の方が好きかもしれない」

 

 星海、愛菜、朔と班を組んでいるらしい汰月は、慈照寺銀閣を見て回っていた。

 銀閣の持つ侘び寂びの雰囲気を感じ取り、その良さを見出す。

 

賢昇「おー!これが金閣か!凄えな…!」

 

結佳「はしゃぐのも程々にね…」

 

拓矢「だがまあ、折角このような場所まで来たんだ。少しくらいはいいんじゃないか?」

 

結佳「…そうね」

 

賢昇「そうだな。この三日間は楽しむぞ!」

 

 汰月達が銀閣にいた頃、賢昇達は奇遇にも鹿苑寺金閣へとやって来ていた。

 豪華な金閣にテンションを上げた賢昇は、結佳や拓矢と共に修学旅行を楽しもうと改めて心に決める。

 

 それぞれ和やかに修学旅行を楽しんでいた汰月達のグループと賢昇達のグループ。しかし、それを邪魔するかのように銀閣や金閣のそれぞれが持つ荘厳なその雰囲気にそぐわないざわめきや悲鳴が響く。

 

「ば、化け物!」

 

「なんだコイツ!?」

 

汰月「!あれは…モノノケ…!?」

 

「ううぁああ…!」

 

「うおおうああ…」

 

「…ああぁ」

 

──

 

「ううぅあ…!」

 

「うぅ…!」

 

「あぁう!」

 

「怪物だぁ!」

 

「うわああ!」

 

賢昇「…マジかよ」

 

 二人の元に現れたのはキョウコツの分裂個体。

 人々が逃げ惑う中、修学旅行や京の都を守るべく、汰月と賢昇はそれぞれの場所で立ち向かう。

 

汰月「…修学旅行は邪魔させない」

 

《激怒!》

《大蛇装填!》

 

賢昇「なんだか分からんが…電光石火でぶっ潰す!」

 

《ギュウキ!》

《インストール!》

 

「「変身!」」

 

《編纂装着!変化!

 

八重展開!八岐大蛇ヨロイ!》

 

《デンシソウチャク!ヘンゲ!

 

猛火Burning!ギュウキヨロイ!》

 

「「はあああ!!」」

 

 汰月は霊魂 八岐大蛇ヨロイへ、賢昇は幽冥 ギュウキヨロイへとそれぞれ変身し、分裂個体達に向かっていく。

 

《機関砲之刻!》

 

霊魂「はあ!はああ!!」

 

「ううああ!?」

 

「うぅ…!」

 

「ぅあお…」

 

霊魂「…こいつ等、大したことないな」

 

 霊魂はクサナギガトリンガーをガトリングモードに変えて銃撃を放つが、あっさり吹き飛ばされる分裂個体を前にその弱さに気付く。

 

幽冥「オラアアッ!ふん!だあっ!」

 

「うぁ!」

 

「あぁあ…」

 

「おおぉ…!」

 

幽冥「あ?なんだコイツ等…よえーな」

 

 レーザーブレードモードのアヤカシレーザーアタッカーを荒々しく振るう幽冥も、その歯応えの無さから分裂個体が弱いことに気付く。

 

霊魂「ふん!…これで終わりだ」

 

《一撃!必殺!》

 

霊魂「はあっ!!」

 

《八重爆撃!》

 

「「「ううぅあああ…!」」」

 

 霊魂は纏わりついてくる分裂個体を軽く振り払うと、クサナギガトリンガーのペンダブルバレルを引く。

 そしてクサナギガトリンガーの銃口と両肩のオロチキャノンに蒼い妖気を収束させると、クサナギガトリンガーからは蒼いエネルギー弾を連射し、両肩の大蛇の頭からは高圧縮の水流弾を発射することで三体の分裂個体を同時に撃ち抜き、爆散させる。

 

幽冥「オラ!かーらーのー!ふん!」

 

「うぁぁ…」

 

「うぅおお!」

 

幽冥「さあ!これで決めてやるよ!」

 

結佳「木造の建物が多いし、あんまり火は使わないでよ」

 

幽冥「…わ、分かってらぁ!…なら、コイツだな」

 

《雲外鏡!》

 

《インストール!》

《スペシャルムーブ!》

 

幽冥「喰らえっ!!」

 

《白日スラッシュフィニッシュ!》

 

幽冥「はああ!!」

 

「うぅあぁ!」

 

「うぅ…あ…」

 

「おぉぅ…ああ」

 

 幽冥は近付いてくる分裂個体の一体を蹴り飛ばし、二体目を大きくアヤカシレーザーアタッカーを振り翳しつつフェイントで蹴りを叩き込んで転がすと、〆に入ろうとするが、京都の街並みの特性もあって火気は避けるように言われた幽冥は雲外鏡アヤダマをアヤカシレーザーアタッカーに装填する。

 そして円を描くようにアヤカシレーザーアタッカーを振るって鏡面を展開すると、そこに斬撃を叩き込んで粉々に砕き、光のエネルギーを帯びた鏡の破片を飛ばして分裂個体を切り裂く。

 倒した後には鏡の破片が宙を舞い、光を反射して輝く金閣を映しながら虚空に溶け消えていく。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

夢華「ここ…だよね」

 

 渡月橋へやって来た夢華は、何かを探すようにキョロキョロと周囲を見渡す。

 

「あなたが夢華ちゃん?」

 

夢華「!…いつの間に…!?」

 

「その反応、間違いなさそうね。…私は 九条(くじょう)タマモ。あなたの待ち人よ」

 

 夢華の背後から声を掛けたのは妖艶な雰囲気を漂わせる一人の女性だった。

 九条タマモと名乗ると、夢華に端に寄るよう促す。

 

タマモ「夜御哉から話は聞いてるわ」

 

夢華「じゃあやっぱり九条さんもモノノケなんですか?」

 

タマモ「名前で良いわよ。…ええ。私はモノノケ。こう見えても1000歳は軽く超えるのよ?」

 

夢華「えっ!?そうなんですか?九じょ…タマモさん、若くて美人だし、とてもそうは見えませんけど…」

 

タマモ「まあ、私の種族は人間よりも遥かに長寿だからね。…それで、あなたには悩みがあると聞いたわ」

 

夢華「…はい」

 

 タマモの年齢に驚く夢華だったが、そんな夢華のリアクションに満足そうに頷きつつ、その悩みを聞く姿勢を見せる。

 

夢華「田貫教授から聞いてるとは思うのですが、私…沢山の人に迷惑をかけてしまったんです。そんな私に今更楽しく日々を過ごしたり…仮面ライダーとなって誰かを守ろうと戦ったりする資格なんてあるのかなって…」

 

タマモ「夜御哉から聞いてるわ。ヌラリヒョンの術の影響で学校間での争いを起こしてしまったのよね?」

 

夢華「…ヌラリヒョンのせいだって、皆はそう言ってくれます。けど…あの時確かに私は自分の大切なものを守るためなら、誰にどんな犠牲を強いてもいいんだって。そう思っていた。それは…紛れもなく自分自身の意思だって分かってるんです。だから…」

 

タマモ「…それでも、あなたは自身の過ちを見つめ直して、前へ進もうとしているのでしょう?」

 

夢華「それは…」

 

タマモ「間違わない存在なんていないのよ。大切なのは間違いを犯しているのだと気付くこと…そして、間違いを正すために何をするか、よ」

 

夢華「……何をするか…」

 

 学園紛争の引き金を引いてしまったのは自分である。そんな罪の意識に苦しんできた夢華に、タマモは優しく寄り添う。

 

タマモ「ええ。……少し、昔話をするわね。私、昔はこれでも相当な悪女だったのよ?…沢山酷いこともしたし、多くの人を傷付けてしまった」

 

夢華「え?…そうなんですか?例えば、どんなことを?」

 

タマモ「ふふっ、この国を転覆させかけたりかしら」

 

夢華「この国を!?」

 

タマモ「ええ。それに比べたらあなたの“罪”なんて可愛いものよ」

 

夢華「…そう…なんですかね」

 

タマモ「…私はね、悪事を重ねた末に退治されて、死にかけたの。それで、人間達を逆恨みして憎しみに固まっていたのだけれど…ある時あるお坊さんに救われてね。力の殆どを失ってしまったけれど、己を見つめ直してこの世界を見て回っていたの。…そうしたら、自分がどれだけ愚かだったのか、よく分かったわ。……それから暫く前に日本へ戻って来て…罪滅ぼし、というわけではないけれど、人と共に暮らそうとしているモノノケ達を支援しているのよ。…だからね。夢華ちゃんもやり直していける。私はそう思うわ」

 

夢華「そう…ですかね……」

 

 タマモは自身がかつて犯した罪について明かすと、夢華もまた、やり直していくことが出来るのだと励ますが、夢華の表情は晴れないままだった。

 

タマモ「無理に答えを出す必要なんてないわ。…自分の中でしっかりと考えて、自分がどうしたいか、どう在りたいか。その答えが出たら教えて頂戴」

 

夢華「…はい。今日はありがとうございました!」

 

タマモ「良いのよ。またね、可愛いお嬢さん」

 

夢華「…どうしたいか、どう在りたいか…か。…そろそろ私も清水寺に向かわないと」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

沢彦「ここが清水寺…ここから落ちたらただでは済まなさそう…」

 

雪音「清水の舞台から飛び降りるとは言いますが…私には怖くて無理ですね…」

 

咲穂「つまるところ、それだけの決心だったということなのでしょう。…凄いですね」

 

夢華「すっごい覚悟だよねえ…」

 

弘毅「…あれ?晴河はどうした」

 

咲穂「あー、時雨君ならあそこに」

 

時雨「あ、僕のことは気にせず…ははは…」

 

雪音「…そういえば時雨君、高い所苦手でしたね」

 

夢華「晴っち、それ楽しめてる…?」

 

 夢華も合流し、清水寺へやって来た時雨達。他のメンバーがその景色を楽しんだり、諺の意味を深く理解する中、時雨のみ高所への苦手意識から少し離れた所にいたのだった。

 

賢昇「ひゃ〜、中々壮観だな、こりゃ」

 

汰月「清水の舞台…か」

 

「「ん?」」

 

賢昇「何やってんだよ汰月」

 

汰月「賢昇も来てたのか」

 

時雨「あ、二人も来たんだね」

 

「「時雨」」

 

 汰月や賢昇のグループも偶然同タイミングで清水寺へとやって来たため、時雨のグループと出くわすこととなる。

 

賢昇「しっかしすげえ偶然だな」

 

汰月「全くだな。行き先としてはメジャーだしおかしくはないが…」

 

時雨「まさか時間まで被るなんてね」

 

賢昇「…そういや、お前等に話そうと思ってたことがあるんだ」

 

汰月「…奇遇だな。俺もだ」

 

時雨「あ、実は僕も…」

 

賢昇「?…なんだか分からんが。妙なモノノケに出くわした。弱いんだが…複数体いやがるみてえなんだよな」

 

汰月「まさしくそいつについての話だ。俺も先程交戦した」

 

時雨「僕のもそのモノノケについての話なのだけれど…そのモノノケ、実は淀川さんが変身してるんだ」

 

賢昇「アイツかよ」

 

汰月「…しつこいな」

 

時雨「…僕達を恨んでるみたい。それで、攻撃すると身体の一部が取れて、どっちも再生して増えるんだよね…」

 

賢昇「それがアイツ等か…」

 

汰月「随分とまあ、面倒な相手だな」

 

 清水寺ではしゃいでいる班のメンバーを見遣りつつ、時雨、汰月、賢昇は先程交戦したキョウコツ、及びその分裂個体についての情報を交換し合う。

 

時雨「何を企んでいるのかはまだ分かりきらないけれど…よかったら二人にも力を貸してほしいんだ」

 

賢昇「ふっ、言われるまでもねえな」

 

汰月「あんな奴に折角の修学旅行を潰されるわけにもいかないしな」

 

時雨「二人とも…頑張ろう!」

 

汰月「ああ」

 

賢昇「おう」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

凪桜「…暇だな……」

 

調「暇だね…。まあ、時雨先輩達のいないときにモノノケ騒ぎが起こる方が困るけど…」

 

凪桜「…確かに。そうなると対応出来る仮面ライダーがいなくなる。…いや、もしかしたら都黎が戦ってくれるかもしれないけど…」

 

調「そういえば前に日島さんや降谷さんを助けたんだっけ」

 

凪桜「うん。…今、どうしてるんだろう…」

 

 時雨達が修学旅行へ向かったために暇を持て余す凪桜と調。

 とはいえ事件が起きたら対応に困るため、平和なのは良いことであると思いつつも、凪桜は離別した仲間たる都黎の現在の動向に思いを馳せる。

 

都黎「…状況はどうだ?」

 

双葉「やっぱり何かが進行してるみたいです…」

 

瑠璃子「…とはいえ、大掛かりに動いたりはしてない。飽くまで水面下で動いているって感じ」

 

玲「嵐の前の静けさってやつなのかな。…妖魔達も修学旅行で京都に行っているようだしね」

 

都黎「…問題ない。元からアイツ等に頼るつもりはない。…これは、俺達の戦いだからな」

 

 どこかの廃墟で身を寄せつつ、世模継正屠会の四人はヌラリヒョン達への徹底抗戦の意思を見せる。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

一茶「…どうしたら奴等の幸せをめちゃくちゃに出来る…どうしたら…」

 

シュテンドウジ「お前さんが淀川か」

 

一茶「お前は…?」

 

シュテンドウジ「俺はシュテンドウジ。五行の火さ。そして…あんたの仲間だ」

 

一茶「仲間…だと」

 

 時雨達への報復の方法を考える一茶の前に、シュテンドウジが現れる。

 

シュテンドウジ「俺達にも目的があってねえ。そのためにもお前さんには暴れてもらわなきゃならねえ」

 

一茶「…なら、どうしたら良い」

 

シュテンドウジ「京の都の地下深くに眠る大いなる厄災…オオムカデを使えば良い」

 

一茶「オオムカデ…」

 

シュテンドウジ「かつて暴れた巨大なモノノケさ。奴は今、この街の地下に封印されている。その封印を解けば、この街は跡形もなくなっちまうかもな」

 

一茶「ふ、ふふふ…それは良い…!」

 

 シュテンドウジの口車に乗せられた一茶は巨大なモノノケ、オオムカデの力を使うことを決める。

 

一茶「全部…ぶち壊してやる…!」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

 二日目、時雨達は太秦映画村へとやって来ていた。

 

時雨「…淀川さん、一体何を企んでいるんだろう……」

 

汰月「…気になるが。取り敢えず今は楽しもう。折角の修学旅行だしな」

 

賢昇「そうだぞ。…てかお前等それ、何の格好だよ」

 

時雨「僕のは坂本龍馬だって。二人は?」

 

賢昇「俺のは宮本武蔵だ!二刀流だぜ」

 

汰月「俺のは土方歳三だな。新撰組の」

 

雪音「時雨君、よくお似合いです」

 

時雨「ありがとう、雪音ちゃん。雪音ちゃんは…舞妓さん?似合ってるね」

 

雪音「ふふ、ありがとうございます」

 

夢華「雪ちは様になって良いねー。因みに私はお姫様だよ」

 

咲穂「私は町娘の格好です」

 

星海「私は桃原さんとはまた別のお姫様の衣装です!」

 

汰月「うん。よく似合ってる」

 

結佳「…さて、全員揃ったしそろそろ行こうか」

 

波佐見「そうだな」

 

弘毅「こんな格好で歩き回るなど…中々ない体験で新鮮だな」

 

朔「確かに。ここだけ切り取ったらとても現代日本の光景じゃないな」

 

拓矢「ふっ、それはそうだな」

 

愛菜「ふふ、まさに映画村って感じですね〜」

 

 時雨は坂本龍馬、汰月は土方歳三、賢昇は宮本武蔵、雪音は舞妓、夢華と星海はお姫様、咲穂は町娘のコスプレをし、芸者の格好をした愛菜、町娘の格好をした結佳、新撰組隊士の格好をした朔、お殿様の格好をした拓矢、浪人の格好をした弘毅、そして若侍の格好をした波佐見と共に映画村の中を歩き回る。

 

時雨「あ、あれが池の恐竜だって!」

 

汰月「江戸時代の街並みに恐竜…不思議な感じだな」

 

賢昇「確かに。江戸時代の街並みにいるってのも不思議なのに、その上恐竜だもんな」

 

時雨「だよねぇ…って、うわ!忍者!?」

 

汰月「…いや…餓鬼…!」

 

賢昇「いつになくアクロバティックな登場だな。ご丁寧に忍者衣装着込みやがって!」

 

時雨「皆は逃げて!」

 

雪音「私も戦います!」

 

夢華「ゆ、雪ち…その格好で戦うのはやめなって!ほら行くよ!」

 

雪音「あ、ちょっと!夢華さん!?」

 

 時雨、汰月、賢昇の三人が池の恐竜を見て感心していると、そこに忍者装束に身を包んだ餓鬼がアクロバティックに参上し、三人を取り囲む。

 時雨達と共に応戦しようとする雪音だったが、服装が余りにも戦いに向いてないことから夢華に引きずられ、咲穂や星見達と共に退避する。

 

時雨「うわっ!っとと…はあっ!」

 

汰月「ふ…刀があると、応戦しやすくて良いね!」

 

賢昇「だな!二刀流喰らえっ!!」

 

 時雨、汰月、賢昇はそれぞれ腰に刺してあった刀を抜くと、餓鬼に応戦する。

 

時雨「はあっ!…おっととと…」

 

リュウジン「ふん!…大丈夫か?時雨!」

 

 時雨は刀で応戦していたものの、弾かれてバランスを崩してしまう。しかし、リュウジンが時雨を狙う餓鬼を攻撃して弾き返す。

 

時雨「ありがとうございます!よーし!」

 

《龍神!》《真打!》

 

時雨「変身!」

 

《『龍神ヨロイ!真!』》

 

妖魔「はあああっ!!」

 

 リュウジンが作った隙に時雨は妖魔 龍神ヨロイ・真へ変身すると、突風を巻き起こして餓鬼達を上空へと吹き飛ばし、そのまま地面へ叩き付ける。

 

汰月「良い動きだけど…俺も負けてない。はあ!」

 

「うわああ!」

 

汰月「ふっ!…大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ…」

 

汰月「ちょっと失礼」

 

「へ?」

 

汰月「よっ、ほっ、はあっ!」

 

「ひっ、わっ!ぎゃあっ!」

 

汰月「さ、早く逃げて」

 

「は、はひ…」

 

 汰月は壁をキックして餓鬼の攻撃を回避しつつ、刀による一撃を浴びせていく。

 そして餓鬼に巻き込まれて襲われそうになったスタッフのおじさんの目の前に刀を差し込んで餓鬼の攻撃を防ぐと、そのまま襟首を掴んで振り回して餓鬼の攻撃から避けさせつつ、器用にその攻撃を捌くと、そのまま餓鬼のいない方へ誘導する。

 

汰月「はあっ!…忍者には…忍者だ!」

 

《ミズチ!》

 

汰月「変身!」

 

《ミズチヨロイ!》

 

霊魂「はあああ!!」

 

 汰月は刀を振るうことで餓鬼との距離を空けつつ、霊魂 ミズチヨロイへと変身しレーザーガンモードのアヤカシレーザーアタッカーで次々に餓鬼を撃ち抜く。

 

賢昇「オラアッ!ふっ!だあ!」

 

ドバン!バシャン!

 

賢昇「はっ!ちょろいもんだ…ぜ!」

 

バッシャーン!

 

 賢昇は二刀流で餓鬼達を相手取りつつ、蹴り技と合わせて池の中へと蹴り飛ばしていく。

 

賢昇「ふっ…はあっ!!…さーて!」

 

《ギュウキ!》

 

賢昇「変身!」

 

《ギュウキヨロイ!》

 

幽冥「うらあああっ!!」

 

 賢昇は二本の刀で敵の攻撃を受け止めると、更にそのまま蹴りを浴びせて蹴り飛ばす。そして幽冥 ギュウキヨロイに変身して勢いよく突進して餓鬼達を吹き飛ばす。

 

妖魔「はあっ!!」

 

霊魂「ふん!」

 

幽冥「おらよっと!」

 

霊魂「あらかた片付いたか」

 

妖魔「…一体何なんだろ…」

 

幽冥「なんで餓鬼が…」

 

ズドオオオン!!

 

「「「!?」」」

 

 三人の仮面ライダーが餓鬼を殲滅し、その存在を訝っていると、その目の前に上空から何かが降ってくる。

 

シュテンドウジ「見事な腕前だねえ」

 

リュウジン『……シュテンドウジ…!』

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

次回!仮面ライダー妖魔!

 

汰月「…京都が…破壊される…」

 

賢昇「ふざけやがって…!」

 

時雨「何としても修学旅行を守り抜こう!」

 

修学旅行を守るため、仮面ライダーは立ち向かう!

 

タマモ「答えが決まったんだって?」

 

夢華「ヒーローの資格なんてないのかもしれないけど……それでも、皆を守りたい」

 

夢華、覚悟の変身!

 

夢華「狐だからね。変幻自在ってわけ」

 

第参拾肆話「変幻自在!幻じゃない想いのために」

 

雹介「そろそろあなたにお目覚めになってもらおうかと思いまして。…()()()()()

 

日曜午後9時!




第三十三話をご覧いただきありがとうございます。
さて、今回は修学旅行回&夢華回となります!

やはり高校生活を題材とした物語である以上、修学旅行は欠かせないものとなります!
特に学園モノはあちこちに行く頻度が少なく、また行かせにくいこともあってどうしても学校周辺に留まりがちというのはありますので、こうして思い切り違うところへ行けるというのは物語の雰囲気を変えるのにも大きく貢献してます!

因みに修学旅行の行き先を京都としたのは定番の行き先だったからというのと、作者が行ったことがあって比較的書きやすかったのと、(劇中でも雪音が触れてますが)妖怪に纏わる伝承の数多く残る地だから、ということになります。

次回は夢華の変身!かつての罪を背負う彼女が出した答えについても是非とも見届けていただけると嬉しいです!
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