仮面ライダー妖魔   作:玲音考人

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最終話「ハッピーエンドの願いと物語閉幕!」

 

伏魔「やあ…待っていたよ」

 

妖魔「…ヌラリヒョン、あなたを止めます」

 

 向かい合う妖魔と伏魔。そして同時に、最後の戦いの火蓋が切って落とされる。

 

《龍神!》《真打!》

《『真価覚醒!』》

 

妖魔「はああああっ!!」

 

《『画竜点睛!龍神ヨロイ!真!』》

 

妖魔「はあっ!!」

 

伏魔「くくく…!」

 

 龍神ヨロイ・真へとパワーアップすると、風を纏って加速した妖魔は龍神之大砲剣で斬りかかり、伏魔は外道丸で迎え撃つ。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

仮面ライダー妖魔

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

最終話「ハッピーエンドの願いと物語閉幕!」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「ふん…そんな攻撃じゃ私は倒せないよ?」

 

妖魔「それでも…負けるわけにはいかないんです!」

 

伏魔「くっ…へえ」

 

 妖魔の斬撃を受け止めた伏魔は余裕そうな態度を見せるが、勢いを止めない妖魔は稲妻と風を帯びた右脚で蹴りを叩き込んで伏魔を弾き飛ばす。

 

伏魔「だったら、こういうのでいってみようか!」

 

妖魔「っ…はああ…はあーっ!!」

 

伏魔「!ぐあっ!!」

 

妖魔「はあっ!はっ!はーっ!!」

 

伏魔「く…この力…。そうか、そういうことか。あれだけ大規模の術式を行使した影響で私の妖力も消耗してるわけか」

 

 伏魔が放った分裂する黄色の光線を氷の塊で分散させつつ熱波を伴う光を至近距離から放ってダメージを与える妖魔。

 そして伏魔は自身の攻撃の威力の低下から自身の身に起きていることを察する。

 

伏魔「けど…やはりそんな力では私には勝てないよ」

 

妖魔「!っ…うあっ!…負けない!!」

 

伏魔「!」

 

《神域砲撃!》

 

妖魔「はあーっ!!」

 

伏魔「っ…ふん!」

 

 伏魔は妖魔に衝撃波をぶつけて攻撃するが、妖魔はその攻撃を受け止めながら龍神之大砲剣で金色と銀色のエネルギーを収束させた強力な砲撃を繰り出し伏魔を怯ませる。

 

伏魔「そうかい。…なら、こういうのはどうかあ!!」

 

妖魔「!うあああっ!!」

 

伏魔「フッ…」

 

《逆鱗解放!龍神ヨロイ!》

 

妖魔「こんな程度…!はああっ!!」

 

伏魔「…!」

 

 伏魔は大量の爆発性の術式をばら撒いて外道丸から放った炎の斬撃で一気に起爆する。

 しかし、その爆炎を突き破るように飛び出した妖魔は龍神ヨロイに弱体化しつつも突っ込んでいって伏魔の横っ面を殴り飛ばす。

 

伏魔「ふん…!」

 

妖魔「はっ…はああっ!!」

 

伏魔「…!くっ!!」

 

妖魔「ううっ…!まだ…まだ!」

 

 伏魔はオオタケマルの矛で妖魔を打ちのめそうとするが、妖魔はそれを腕の爪で受け止め、更には尾を伸ばして振り回すことで伏魔の斬撃を受けつつもダメージを与えることに成功する。

 

《逆鱗抵触!龍神ヨロイ!猛龍!》

 

妖魔「はあああっ!!」

 

伏魔「く…そんなのもあったね…」

 

 伏魔の攻撃を受けつつも、妖魔は龍神ヨロイ・猛龍之刻に姿を変え、稲妻のブレスを放ちながら体当たりを喰らわせる。

 

《逆鱗猛撃!》

 

妖魔「これで…!はああああ!!」

 

伏魔「くっ…。ふんっ!」

 

妖魔「うああっ!!」

 

 妖魔は強力な雷撃のブレスを放って伏魔を攻撃し、それを受けた伏魔は剣型のエネルギーを飛ばして妖魔を攻撃し、吹き飛ばす。

 

妖魔「ホウオウさん…力お借りします!」

 

《聖炎復活!鳳凰ヨロイ!》

 

妖魔「まだ、終わりじゃないですよ…!」

 

伏魔「…やれやれ、君もしつこいねえ。ならせめて、もう少し楽しませてくれよ」

 

 鳳凰ヨロイとなって爆炎の中から飛び出した妖魔に、伏魔は楽しげに笑う。

 

妖魔「はあっ!!」

 

伏魔「ふっ…!」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「…そんな攻撃、効かないよ」

 

 妖魔は妖之流星刀で斬りかかるが、伏魔はそれを容易く片腕で受け止める。

 しかし、妖魔は続けて聖なる炎を吹き出させて伏魔を攻撃する。

 

伏魔「ふん!…おや?」

 

《聖炎聖撃!》

 

妖魔「はあーっ!!」

 

伏魔「そうきたか…!っ…ふん!」

 

妖魔「うあああっ!!」

 

 炎で一瞬伏魔の視界を奪うと、妖魔は鳥型の炎を全身に纏ってドロップキックを伏魔に叩き込む。

 多少ダメージは与えられたものの、伏魔が放った突風を受けて後方へ飛ばされてしまう。

 

妖魔「…だったら…キリンさん…!」

 

《聖音泰平!麒麟ヨロイ!》

 

妖魔「はっ!」

 

伏魔「君も必死だねえ…ふん!」

 

妖魔「ぐうっ…はあ!!」

 

 麒麟ヨロイに姿を変えた妖魔は妖之流星刀を伏魔に突き立てるが、伏魔には通用せず振り払われてしまう。

 

妖魔「はああああっ!!」

 

伏魔「聖なる音か…!」

 

妖魔「これで!」

 

《聖音流星閃撃!》

 

妖魔「はあっ!!」

 

伏魔「ふ…!」

 

妖魔「はあっ!はっ!はーっ!!」

 

伏魔「…!無駄だよ。ふん!」

 

妖魔「っあああ!!」

 

 聖なる音を発して伏魔を一時的に退けた妖魔は妖之流星刀から麒麟を呼び出すと騎乗してそのまま伏魔に斬りかかり、空を駆け巡りながら突撃して攻撃を繰り出すも、渾身の一撃を放ったところで伏魔が放った拡散型のエネルギー弾を受けて地面を転がってしまう。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

ヌラリヒョン「喜悦光」

 

「「うあああっ!!」」

 

ヌラリヒョン「くく…!」

 

霊魂「思った以上に手強いぞ…!」

 

幽冥「あのナルシスト野郎…!」

 

 ヌラリヒョンの放った黄色の光線を受けて吹き飛ばされた霊魂と幽冥は、元のヌラリヒョンよりも強くなっていることを感じ取る。

 

霊魂「…仕方ない、なるべく温存したかったが…」

 

《激怒!》

 

幽冥「ここで使うしかねえみてえだな」

 

《地獄!》

 

《大蛇装填!》

 

《装填!》

 

《編纂装着!変化!

 

八重展開!八岐大蛇ヨロイ!》

 

《憑依装着!変化!

 

閻魔裁決!地獄ヨロイ!》

 

 ヌラリヒョンの想像以上の手強さを前に、一気に勝負を決めるべく霊魂と幽冥はそれぞれ八岐大蛇ヨロイと地獄ヨロイへとパワーアップする。

 

霊魂「はああっ!!」

 

ヌラリヒョン「っ…!」

 

幽冥「隙だらけだぜ!オラァ!」

 

ヌラリヒョン「く…」

 

霊魂「そこだ!!」

 

ヌラリヒョン「ぐあっ!!」

 

 霊魂はクサナギガトリンガーとオロチキャノンから射撃してヌラリヒョンを怯ませると、距離を詰めた幽冥が冷気を帯びた右脚で蹴り飛ばしつつ凍らせて動きを封じ、その隙に霊魂が地面を鋭く隆起させて突き刺す。

 

ヌラリヒョン「怒気爆…!」

 

霊魂「賢昇!」

 

賢昇「わあってる!ふんっ!!」

 

ヌラリヒョン「!?…哀哭波!」

 

霊魂「今度は俺からだ!はっ!!」

 

ヌラリヒョン「っ…!」

 

 ヌラリヒョンは爆発性の刻印を何発も飛ばそうとするが、幽冥がその場でターンして腰のアンカーを振るうことで闇のフィールドを発生させて飲み込み、続けて放った高圧水流も土の壁に阻まれる。

 

幽冥「一気にいくぜ!だあっ!」

 

霊魂「喰らえ!!はあっ!」

 

ヌラリヒョン「ぐあっ!!」

 

 幽冥は腕の針を伸ばして斬りかかり、霊魂は腰のオロチスラスターから水流をジェット噴射させて一気に加速しつつ拳を叩き込む。

 

霊魂「賢昇!」

 

幽冥「おう!」

 

《八重憤怒爆撃!》

 

《焦熱刑撃!》

 

霊魂「はああっ!!」

 

幽冥「どりゃあっ!!」

 

ヌラリヒョン「楽天嵐…!ぐああっ!!」

 

 霊魂は強力な青色のエネルギー弾を連射し、幽冥は巨大な獄炎の火球を放ってヌラリヒョンを攻撃し、緑色の風によるバリアすら打ち破ってヌラリヒョンを吹き飛ばす。

 

《一・撃・必・殺!》

 

霊魂「これで終わりだ」

 

《八重憤撃!》

 

幽冥「ぶっ潰す!」

 

《閻魔剛撃!》

 

「「はあーっ!!」」

 

ヌラリヒョン「ぐ…うぐあああっ!!」

 

霊魂「…よし」

 

幽冥「やったな」

 

 好機を見た霊魂と幽冥はそれぞれ背中から展開した八体の青色の大蛇型エネルギーを右脚に収束させた跳び蹴りと地獄の炎、氷、鋼、闇を左脚に渦巻かせた跳び蹴りを同時に繰り出してヌラリヒョンを打ち破る。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

妖魔「テングさん…!」

 

《疾風神通!天狗ヨロイ!》

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「神通力か…面白い力だけど…私には通用しない…!」

 

妖魔「ふっ…」

 

伏魔「!」

 

妖魔「はあーっ!!」

 

伏魔「粘るねえ…」

 

 天狗ヨロイに姿を変えていた妖魔は風を纏って飛行しながら神通力による攻撃と妖之弓剣による斬撃を交互に繰り出し、伏魔から放たれた巨大な岩を空中で身体を捻ることで紙一重で回避し、そのまま蹴りを叩き込む。

 

《疾風剣撃!》

 

妖魔「これで…!はっ!」

 

伏魔「おや…」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「…くく…良いかい?風というのは…こう使うんだよ」

 

妖魔「っ…うあああっ!!」

 

 妖魔は竜巻を発生させて伏魔を閉じ込めると、そのまま神通力によって強化した斬撃を放って伏魔を斬り裂く。しかし、伏魔には受け切られてしまい、反撃に緑色の暴風を喰らって吹き飛ばされる。

 

妖魔「っ…なら…カッパさん…お願いします!」

 

《水勢怪力!河童ヨロイ!》

 

《弓之刻!》

 

妖魔「はあっ!!」

 

伏魔「ふむ…そう来たか」

 

妖魔「何がなんでも…負けるわけにはいかないんです…!はあっ!!」

 

 妖魔は暴風にもみくちゃにされながらも妖之弓剣を地面に突き立てて体勢を整えると、河童ヨロイに姿を変えつつ弓状態に変えた妖之弓剣で胡瓜型の矢を打ち出し、接近する。

 

妖魔「はあっ!!」

 

伏魔「ふっ…おっと…!」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「やるじゃないか。けど…これには対応出来ない」

 

妖魔「…!そう来るなら…!」

 

《水勢射撃!》

 

妖魔「はあっ!!…っ…うあっ!!」

 

伏魔「ふん…。く…っ!」

 

 妖魔の張り手を軽く受け流す伏魔だったが、油断した隙に投げ飛ばされる。

 そして距離を取った伏魔の放つ青色の荒波に対抗すべく、妖魔は巨大な胡瓜型の水の矢を放つが、押し切られてしまい押し流される。しかし、荒波を突き破った胡瓜型の矢は伏魔に直撃し、多少後退させる。

 

妖魔「…まだ…終わりじゃない…!ネコマタさん!お願いします!」

 

《俊敏鉤爪!猫又ヨロイ!》

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「今度はすばしっこいなぁ…!」

 

 猫又ヨロイになった妖魔は素早く移動して伏魔に攻撃を叩き込んで離脱を繰り返し、伏魔が放つ木の根を生やしての攻撃も回避していく。

 

《俊敏剛撃!》

 

妖魔「一気に畳み掛けます…!はあっ!!はっ!」

 

伏魔「おっと…なら」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「今、かな…っ!」

 

妖魔「!っうああ!!」

 

 妖魔は白色のオーラを纏って超加速すると、連続で爪による斬撃を叩き込み、トドメに跳び回し蹴りを繰り出すが、そのタイミングで伏魔は矛による斬撃をカウンターで繰り出し、互いに攻撃を受け、妖魔は後方の地面に転がり、伏魔はやや仰反る。

 

伏魔「さて…この歪みを作るために妖力を使い過ぎたとはいえ…君一人にここまで苦戦させられるとは思わなかったけど。もうこれで最後だろう?」

 

妖魔「…っ…リュウジンさん、いきますよ」

 

《龍!》

《装填!》

 

リュウジン「…ああ…!」

 

《憑依装着!変化!

 

登竜大成!龍ヨロイ!》

 

妖魔「……」

 

伏魔「君の他のアヤダマは既に妖力切れを起こしてる。残念だったね。君の力全てをぶつけたって…私には勝てないんだ」

 

妖魔「まだ…戦いは終わってません…!」

 

伏魔「そうだね。…まあ、中々楽しかったからねえ。多少名残惜しくはあるけど…最後まで楽しませてくれよ…!」

 

妖魔「っ…!はあっ!!」

 

伏魔「良いねえ、そう来なくちゃ…!」

 

妖魔「はあっ!はああ!!」

 

伏魔「ほら、そんなんじゃ倒せないよ?ふん!」

 

妖魔「うあああっ!!」

 

 龍ヨロイに戻った妖魔は妖之弓剣とブンプクブラストフォンで斬撃と銃撃を連続で繰り出していくも、伏魔には通用せず、外道丸による斬撃を受けてしまう。

 

ピコン!

 

妖魔「!…漸く、この時が来ました」

 

伏魔「ん?」

 

《三倍装填!》

 

伏魔「それは…成る程、下の偽者は負けちゃったか。結構強くしたんだけどな」

 

 伏魔に抵抗する中、ブンプクブラストフォンに入る通知を見た妖魔は三面ドライバーを取り出して装着し、それを見た伏魔は下のヌラリヒョンが倒されたことを悟る。

 

《妖魔!》

 

《霊魂!》

 

霊魂「っと…」

 

《幽冥!》

 

幽冥「来たか…!」

 

《融合装着!変化!

 

三位一体!阿修羅ヨロイ!》

 

妖魔「二人とも…いくよ!」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

《三位一体!阿修羅ヨロイ!》

 

妖魔「二人とも…いくよ!」

 

霊魂『ああ、よく持ち堪えてくれた』

 

幽冥『よくやったぜ時雨』

 

 阿修羅ヨロイへとパワーアップを果たした妖魔。その粘りを集合した霊魂と幽冥も褒め称える。

 

伏魔「成る程…確かにまだそれがあったね。…じゃあ、せいぜい楽しませてくれよ」

 

妖魔「はあっ!!」

 

伏魔「…へぇ」

 

霊魂『はああっ!!』

 

幽冥『だあっ!!』

 

伏魔「流石に今までとは力が違うね…!」

 

 放たれたエネルギー球を妖之弓剣を振り下ろして真っ二つに斬り裂く妖魔。

 そして霊魂側が妖之斧火縄で銃撃している隙に妖魔は距離を詰め、幽冥側から妖之盾槍による刺突を喰らわせる。

 

妖魔「はっ!!はあっ!!」

 

霊魂『ふっ!』

 

幽冥『オラッ!』

 

伏魔「良いねえ…まだまだ楽しめそうだ…!」

 

 妖魔は霊魂側、幽冥側と共に連続攻撃を仕掛け、その勢いから伏魔は防戦に入る。

 

伏魔「なら…こうだ!」

 

妖魔「っ…取りました!」

 

伏魔「おや?」

 

《妖魔!》

《分離之刻!》

 

《霊魂!》

《分離之刻!》

 

《幽冥!》

《分離之刻!》

 

伏魔「…へえ…!」

 

「「「はああっ!!」」」

 

伏魔「くっ…!」

 

 伏魔の突き出してきた矛の一撃を何とか受け止め、押さえ込んだまま連続で妖魔、霊魂、幽冥を分離させると、三方位から同時に斬撃を叩き込む。

 

妖魔「一気に攻めよう!」

 

霊魂「了解!」

 

幽冥「喰らえっ!」

 

妖魔A「……」

 

伏魔「成る程…これは中々…!」

 

 妖魔は剣状態の妖之弓剣、霊魂は銃状態の妖之斧火縄、幽冥は槍状態の妖之盾槍を構えて突撃し、妖魔Aも妖之流星刀による斬撃を連続で叩き込んでいく。

 

《蛇行銃撃!》

 

霊魂「ふっ!!」

 

伏魔「く…!」

 

《鬼気槍撃!》

 

幽冥「オラァ!!」

 

伏魔「ぐ…っ」

 

《登竜剣撃!》

 

《三星閃撃!》

 

妖魔「はあっ!!」

 

妖魔A「……!」

 

伏魔「ぐあっ!!」

 

 四人の連続攻撃で怯んだ隙を見逃さず、霊魂の水の蛇型のエネルギー弾の発射、幽冥の炎の金棒型エネルギーを纏わせた刺突で連続攻撃を仕掛け、妖魔と妖魔Aが同時に放った稲妻を纏った斬撃と黄色、青色、赤色のエネルギーを集めた斬撃によって伏魔は大きく後退させられる。

 

伏魔「流石だよ。じゃあ、こういうのはどうかな!」

 

妖魔A「……」

 

《全員!》

《集合之刻!》

 

伏魔「!」

 

妖魔「一気に決めます!」

 

《一・撃・必・殺!》

 

《妖魔!》

《霊魂!》

《幽冥!》

《全員!》

 

伏魔「…少し、本気を出すかな」

 

《一撃…必殺!》

 

《三位連撃!》

 

「「「はあーっ!!」」」

 

《邪智滅撃…!》

 

伏魔「ふんっ!!」

 

妖魔「っ…押されて…!」

 

伏魔「くく…ふんっ!!」

 

「「「うあああっ!!」」」

 

 向かってきていた妖魔、霊魂、幽冥の三人を狙って伏魔は火球を放つが、その瞬間妖魔Aによって三人は回収され、一体化することで回避される。

 そしてそれと同時に妖魔は黄色、青色、赤色のオーラを混じらせながら跳び蹴りを繰り出す。

 しかし、流石に危機感を覚えた伏魔は本気と称して五芒星を生み出して右脚に付与し、ドス黒いオーラへと変わったそれを纏わせて上段横蹴りを繰り出すことで迎え撃ち、妖魔に大きなダメージを与える。

 

汰月「ぐっ…!ここは…外だと…!?」

 

賢昇「…まさか、時雨の奴…咄嗟に…」

 

 あまりのダメージに変身解除されてしまったらしい妖魔。

 元いた場所に弾き出された汰月と賢昇は自分達を助けるために時雨が咄嗟に戻したのだと悟る。

 

汰月「く…っ…体が動かない…!」

 

賢昇「マズいな…!」

 

汰月「…ウジウジしてても仕方ない。…皆を頼ろう」

 

賢昇「…そうだな。誰か動けるかもしれねえ…!」

 

 自分達もダメージが大きく、マトモに動けない汰月と賢昇は時雨を助けるべく他の仲間を頼ることに決める。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

時雨「…っ…うう…」

 

伏魔「おや…わざわざ霊魂と幽冥は送り返してあげたのか。心優しいなぁ」

 

リュウジン「時雨…!」

 

時雨「…ごめんなさい、リュウジンさんは…送り返せなくて…!」

 

リュウジン「バカ!我は良いんだ…!お前を見捨てて助かりたくなんてない…!」

 

伏魔「麗しい友情だことで…ん?」

 

《アヤダマブラスト!》

 

伏魔「おっと…聖炎?今更こんなの効かない……。いや、成る程。傷を癒すのが目的か」

 

時雨「一回分妖力を残しておいて正解でした…。まだ…終わってません…!」

 

伏魔「はは、凄い執念だねえ」

 

 傷だらけで地面に這いつくばっていた時雨を嘲笑う伏魔。

 対する時雨は鳳凰アヤダマを装填したブンプクブラストフォンで火の鳥を放って伏魔を撃つが、軽く弾き返されてしまう。しかし、自身の元に戻ってきた火の鳥でその身を包むことで完治とはいかずともある程度傷を癒やし、再び立ち上がって妖之弓剣を構える。

 

伏魔「何故だい?何故そこまでする。私のこれまで見てきた晴河時雨という人間はこんな性格じゃない気がするんだけどね」

 

時雨「……僕は変わってないですよ。何も。ハッピーエンドが好きだから、皆と笑い合える今が好きだから、守りたい。そのために出来ることがあるのなら…やる!それだけです!はああっ!!」

 

伏魔「くくっ…それで妖力すら使い果たして変身も出来ないくせに無謀な戦いを挑むか。これだから人間という生き物は興味深いよ。ふん!」

 

時雨「っ…うあっ!!…はあっ!」

 

伏魔「ふん」

 

時雨「うぐっ…!」

 

リュウジン「し、時雨…!…我に何か、出来ることは…!」

 

 妖之弓剣で斬りかかる時雨だったが、伏魔には軽く遊ばれてしまう。

 そして傷ついていく時雨を助けたいと思いつつも妖力を使い果たしたことで動くことの出来ないリュウジンは何か逆転の糸口はないかと探る。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

清那「白石!」

 

澄香「け、怪我大丈夫…!?」

 

真黒「…大丈夫…とは言えないかも。力を使い過ぎたみたいで、身体が動かなくてね…っ!」

 

清那「…流石に晴河君の所に送り出せないよ……」

 

聖「く…っ、こんな時に…動けないなんて…!」

 

克真「だ、駄目ですよ!そんな状態で行ったら死んじゃいます!」

 

愛菜「そうですよ!マトモに動けもしないんですから!」

 

聖「っ…すまない…!」

 

由香里「藍羽先生も戦わせられませんね…」

 

星海「と、とにかく情報共有しましょう…!」

 

都黎「…俺も役には立てなさそうだ。…ドライバーも壊されているし…いや、仮に壊れていなくても今の俺じゃ…足手纏いになるだけ…!……俺は…時雨を助けることすら出来ないのか…!」

 

瑠璃子「都黎…」

 

双葉「ど、どうしましょう!?都黎先輩もダメなんじゃ晴河さん死んじゃいますよ…!?」

 

玲「双葉、落ち着け…と言いたいけど、正直俺も落ち着いてはいられないかも…!」

 

雪音「…時雨君が…!」

 

結佳「その怪我じゃ戦えない。安静にしてて」

 

夢華「けど晴っちを助けなきゃ…!」

 

千瀬「今の二人が行ったって戦いにもならないよ。少し落ち着こ?」

 

圭佑「そうっすよ。無理したって状況はよくならないっす…」

 

雪音「っ…時雨…君…」

 

夢華「……っ」

 

 汰月と賢昇から連絡を受けた仲間達が戦いを終えた仮面ライダーの元を訪れるが、皆満身創痍でありとても戦い続けられる状態ではないと判断する。

 

咲穂「っ…皆、力を使い果たしてる…」

 

調「お願い…凪桜ちゃん…!」

 

 そんな中、一縷の望みに賭けて咲穂と調は凪桜の元に向かっていた。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

両面宿儺「ふんっ!」

 

黄泉「っ…手強い…!」

 

両面宿儺「哀しいな…神の力を振るいながらその程度の強さとは。憎いな…己が力も碌に振えぬような小娘が相手とは」

 

黄泉「…言ってくれる」

 

 両面宿儺の拳を辛うじて終滅之薙刀で受け止めつつも、その威力に後退する黄泉。

 そんな黄泉に対して両面宿儺は煽るような言葉を投げかける。

 

咲穂「凪桜ちゃん!」

 

両面宿儺「む…?」

 

黄泉「!…咲穂先輩に調?どうしてここに…」

 

調「た、大変なんだよ、時雨部長が、ピンチなんだ」

 

黄泉「!」

 

咲穂「日島さんと降谷さんと力を合わせても負けてしまって、今お二人を逃して一人で戦ってるみたいなんです!」

 

黄泉「っ…時雨先輩…!」

 

両面宿儺「哀しいな、戦闘中に余所見など…。憎いな、目の前の敵を無視とは…。滅びよ…!」

 

黄泉「…彼岸桜」

 

両面宿儺「!?」

 

黄泉「…イザナミみたいに連発出来ないし、なるべく取っておきたかったけど…仕方ない。もう時間がないから、さっさと倒させてもらう。はあっ!!」

 

両面宿儺「…身動きが…!」

 

黄泉「千本桜!」

 

両面宿儺「く…ぐああっ!!」

 

 咲穂と調から時雨が窮地に陥っていることを聞いた黄泉は覚悟を決めると、その隙に両面宿儺が放っていた邪悪なエネルギー弾を桜色の円陣を展開して防ぐ。更にそのまま移動してきた桜色の円陣に動きを封じられたところに続けて放たれた大量の桜の花弁が直撃、炸裂したことで両面宿儺は全身から火花を散らして倒れ込む。

 

両面宿儺「馬鹿な…!あり得ぬ…!」

 

黄泉「…私、一刻でも早く時雨先輩のところに行かなくちゃいけないし、これ以上時間を使ってられない。だから…これで終わらせる」

 

《姑獲鳥!》

《装填…一撃…必殺!》

 

両面宿儺「く…!」

 

黄泉「…これがあなたのエピローグ」

 

《大翼薙撃…!》

 

黄泉「はあっ!」

 

両面宿儺「ぐっ…。哀しいな…この程度の攻撃では倒れぬ…!憎いな…半端に痛みを与えしお主が…!」

 

黄泉「…安心して。これで終わりだから」

 

両面宿儺「…!」

 

黄泉「はああっ!!」

 

両面宿儺「く…うぐああああっ!!」

 

 意を決した黄泉は姑獲鳥アヤダマを終滅之薙刀に装填し、大量の濡羽色の羽根を飛ばして両面宿儺を攻撃する。

 そして舞い散った羽根によって眼を眩ました隙に急接近した黄泉は大きな翼型のエネルギー刃を展開した終滅之薙刀を振り下ろして両面宿儺を真っ二つに斬り裂き、撃破する。

 

黄泉「……時雨先輩…今助けに行くから」

 

咲穂「時雨君を、お願いします」

 

調「た、頼んだよ」

 

黄泉「うん。…任せて」

 

《姑獲鳥!》

《アヤダマブラスト!》

 

黄泉「はあっ!!」

 

 姑獲鳥アヤダマを用いて背中に翼を展開した黄泉は歪み目掛けて一直線に飛び立つ。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

時雨「うあっ!!」

 

伏魔「あれ?もうネタ切れ?じゃあ…終わりにしようか」

 

リュウジン「…!こうなったら、一か八か…!」

 

伏魔「ふんっ!」

 

時雨「…っ…」

 

伏魔「くく…ん?」

 

リュウジン「時雨は…倒させない…!」

 

時雨「リュウジンさん…!?」

 

 伏魔に軽く捻られた時雨。そんな時雨にトドメを刺すべく手からエネルギー弾を放った伏魔。

 しかし、そこに謎の金色のオーラを纏ったリュウジンが飛び込み、時雨を守る。

 

伏魔「この妖気は…まさか」

 

リュウジン「ああ!そのまさかだ…この場所の特殊な妖気を吸い込んだ…!」

 

伏魔「成る程…相当無茶だが…強力な力の素質を持つあなただから成し得た技というわけか」

 

リュウジン「我の力を…使え!」

 

時雨「リュウジンさん…ありがとうございます…!」

 

 空間に満ちる特殊な妖気を吸収して力に変えるという捨て身の策をとったリュウジン。

 それによって龍アヤダマも金色と銀色の稲妻模様が入った龍アヤダマ・極に変わる。

 

《『龍!』》

 

リュウジン「いくぞ!」

 

《装填!》

 

時雨「変身!」

 

《憑依装着!変化!

 

『登竜大成!龍ヨロイ!(ごく)!』》

 

伏魔「成る程…これは想定外、面白そうだ」

 

 何とか立ち上がった時雨は外見こそ龍ヨロイと同じであるものの、その迸らせている妖力は桁違いの妖魔 龍ヨロイ・極へと変身を遂げる。

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「っ…この力…通常の妖魔を上回っている…!」

 

妖魔「当然です!リュウジンさんが…懸命に与えてくれた力なんですから!はああっ!!」

 

伏魔「く…ははは!やはり想定外!面白いねえ。つくづく楽しませてくれるよ」

 

 大剣状態の龍神之大砲剣による斬撃で伏魔を大きく後退させる妖魔。

 その見かけ以上の戦闘力に伏魔は楽しげに笑う。

 

伏魔「こういうのは…どうかな!」

 

妖魔「…!はあっ!!」

 

伏魔「!へえ…リュウジンの力が一時的に強化されてるのか…!」

 

妖魔「はっ!!」

 

伏魔「ぐあっ!!…やるね」

 

 伏魔の放った黄色の光線に対し、妖魔は空から雷を降らせることで防ぎつつ伏魔を貫き、大きくダメージを与える。

 

《大砲之刻!》

 

《『龍!』》

《読取装填!一柱!一撃必殺!》

 

妖魔「はああ…!」

 

伏魔「おっと…!」

 

《一柱砲撃!》

 

妖魔「はあーっ!!」

 

伏魔「く…っ…ぐあっ!!」

 

 妖魔は大砲状態に変えた龍神之大砲剣に龍アヤダマ・極を読み取らせると激しい稲妻の砲撃を飛ばして伏魔を痺れさせる。

 

《一・撃・必・殺!》

 

妖魔「…いきますよ!」

 

伏魔「まさか…ここまでとはね…!」

 

《『登竜剛撃!』》

 

妖魔「はあーっ!!」

 

伏魔「ふっ…く…うあああっ!!」

 

 妖魔は激しい雷を右脚に集めて跳び蹴りを繰り出し、伏魔を蹴り飛ばす。

 

妖魔「これで終わり…っ!?」

 

リュウジン『マズい…変身が維持出来な…っうああ!!』

 

時雨「!?リュウジンさん!」

 

伏魔「くっ…くくくっ…いやあ、よく戦えたものだよ。けど、そもそもが無理のある強化なんだよ。長く持つわけがない」

 

時雨「っ…」

 

伏魔「さっきのは流石に効いたけど…そろそろ終わりにしようか」

 

《一撃…必殺!》

 

 妖魔は伏魔にトドメを刺すべく龍神之大砲剣を構えるが、無理な強化を行なった反動で変身が解けてしまう。

 

時雨「…マズい…!」

 

伏魔「さっきみたいな小細工もされないよう。これで終わりにしてあげよう。…ふん!」

 

《邪智滅撃…!》

 

時雨「っ…!」

 

リュウジン「時雨ーッ!!」

 

黄泉「させない!彼岸桜!」

 

伏魔「おっと…!ふんっ!!」

 

黄泉「っ…きゃあああっ!!」

 

時雨「うあっ!!」

 

 伏魔は確実に時雨を始末するべく五芒星状の陣を展開し、五行の力を集めたドス黒い光線を放つが、そこに乱入した黄泉が桜色の円陣を展開してその一撃を受け止める。それを見た伏魔が更に力を込めることでその守りを打ち破られた黄泉は変身解除され、時雨共々吹き飛ばされつつもなんとか時雨を守り切る。

 

伏魔「黄泉…!」

 

時雨「凪桜ちゃん…」

 

凪桜「時雨先輩!…生きてて良かった……」

 

時雨「わっ!…心配かけてごめん」

 

 駆け付けた凪桜は時雨を抱き締めてその生存を確認すると束の間の安堵を得る。

 

凪桜「…良いんだよ。時雨先輩は私が守る」

 

時雨「…ありがとう。けど、僕はもう変身が…」

 

凪桜「…そう。なら、私が戦うだけ」

 

時雨「!凪桜ちゃん…!」

 

凪桜「…私だって、もう時雨先輩に守られるだけの私じゃない。それに、時雨先輩の力になりたいんだ」

 

時雨「僕の…力に」

 

凪桜「そう。…それに、時雨先輩の力になりたいのは私だけじゃない。時雨先輩と関わって来た皆が、時雨先輩を応援してるんだよ。…私はその思いを背負って戦う」

 

 時雨が変身出来ないことを知った凪桜はならば自分が戦うと覚悟を決める。

 

時雨「皆が…っ!そうだよ…僕はまだ、諦めない…!変身出来るから戦うんじゃないんだ…!守りたいものがあるから…戦うんだ…!」

 

伏魔「やれやれ…諦めってものを知らないのかい?」

 

時雨「…諦めませんよ。絶対に。例え今変身出来なくても、僕は…皆一緒のハッピーエンドのために戦う…仮面ライダー妖魔ですから!…これは…!?」

 

汰月『時雨…負けるな』

 

賢昇『やられんじゃねえぞ!時雨!』

 

都黎『時雨、頼んだぞ…!』

 

雪音『時雨君…お願いしますね』

 

夢華『晴っち、頑張って…!』

 

真黒『晴河君…君なら出来る!』

 

聖『信じているよ、晴河君』

 

咲穂『時雨君なら絶対に叶えられます!』

 

調『時雨部長!帰って来てくださいね!』

 

凪桜「…無双アヤダマの破片が…!」

 

伏魔「何…!?」

 

晴朗『……時雨。見せてくれ、お前のハッピーエンドを!』

 

時雨「…皆、ありがとう!」

 

 例え変身出来ずとも、そんな思いで無双アヤダマの破片を握り締めて立ち上がった時雨。

 そんな時雨の決意に応えるように仲間達の想いが集まり、無双アヤダマを修復する。

 

伏魔「無双アヤダマが…直っただと…?フッ…ならばあああっ!!」

 

時雨「!一体何を…!」

 

伏魔「ふん、リュウジンに倣ったのさ。この場所の妖力を取り込んで…補充させてもらったよ。…この力で君に勝つ。そして、私は私の夢を…叶えるんだ…!」

 

時雨「…ヌラリヒョン、あなたの夢はこの世界の裏側へ行って知識欲を満たしたい、でしたよね」

 

 無双アヤダマの復活という事態を受けた伏魔は妖力消費を補うために空間に満ちる特殊な妖力を大量に吸い込む。

 

伏魔「それがどうした?」

 

時雨「…僕は、知らないことを知ることが好きです」

 

凪桜「時雨先輩…」

 

時雨「僕は平凡で、普通だから。そんな僕じゃ経験出来ないようなことを知ることが出来る本が好きなんです」

 

伏魔「何だ、少しは理解出来るんじゃないか」

 

時雨「そうですね。けど、だからこそ言います。…やっぱりあなたは間違ってます…って」

 

伏魔「…何?」

 

時雨「僕は…凪桜ちゃんと出会って、仮面ライダーになって、皆と出会って…色んなことを知りました。この世界にはまだまだ知らないことが沢山あるんだって」

 

リュウジン「時雨…」

 

時雨「僕は知ることが好きです。…だからこそ、見てみたいんです!この先皆と紡いでいくまだ知らないハッピーエンドを!」

 

伏魔「…!」

 

時雨「あなたが世界を滅ぼしてしまったら、あなたが知りたい世界だって無くなります。未来だって無くなります。そうなったら…あなたはもう二度とそれを知ることは出来なくなります」

 

伏魔「…黙れ」

 

時雨「本当はずっと気付いてたんじゃないんですか?…いや、気付いていたからこそ、こんなことをしようとしたんじゃないんですか?」

 

伏魔「黙れ…!」

 

時雨「知るってことは果てのないことです。世界の全てを知るなんてきっと無理なんです。だって、世界には今も絶えずに新しい物語が紡がれているんですから。だからこそ、僕達は目の前にある新しい物語を楽しんで、一つ一つ知っていくんです。…ヌラリヒョン、あなたは…知ることから逃げようとしているだけです。自分が全てを知ることが出来ないからって、果てを決めて終わらせようとしているだけです!」

 

伏魔「黙れッ!!」

 

凪桜「時雨先輩の言う通りだよ。私は…時雨先輩と出会って色んなことを知った。知ることが出来た。そして…この先待ち受ける物語もこの目で確かめたい!」

 

時雨「未来を恐れて求めないあなたに…未来のまだ見ぬ物語を求める僕達は負けない!凪桜ちゃん…いくよ!」

 

凪桜「うん…いこう!時雨先輩!」

 

 時雨は伏魔の心の内にある恐れを突きつけていくと、伏魔はそれまでの余裕を完全に捨てて襲いかかるが、時雨と凪桜は立ち向かうべく並び立つ。

 

《無双!》

 

《伊邪那美…!》

 

《装填!無双!》

 

《装填…》

 

「「変身!」」

 

《憑依装着!超変化!

 

超絶最強!無双ヨロイ!オォー!》

 

《支配装着…変化…!

 

冥界姫君…伊邪那美ヨロイ…!》

 

伏魔「消え失せろ!!」

 

妖魔「はあっ!!」

 

黄泉「ふっ!!」

 

 時雨と凪桜は同時に妖魔 無双ヨロイと黄泉 伊邪那美ヨロイへと変身を遂げると、伏魔の放った黒いエネルギー弾を同時に斬り飛ばして駆け出す。

 

リュウジン「…時雨…凪桜…いってこい!」

 

妖魔「…はい!」

 

黄泉「うんっ!」

 

黄泉「結末は絶対に…」

 

妖魔「ハッピーエンドで決まりです!」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「く…」

 

黄泉「はあっ!!」

 

伏魔「ぐあっ!!」

 

 リュウジンの声援を受けて更に勢いを増した二人。

 まず妖魔が妖之流星刀と妖之弓剣の二刀流で斬撃を叩き込むと、そのまま飛び出した黄泉が回し蹴りを叩き込む。

 

伏魔「このッ…!」

 

妖魔「凪桜ちゃん!」

 

黄泉「任せて!千本桜!!」

 

伏魔「っ!?」

 

妖魔「こっち…です!!」

 

《無双加速剛撃!》

 

伏魔「ぐっ…」

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「うぬああっ!!」

 

 伏魔が降り注がせた隕石に対し、黄泉が桜の花弁を飛ばして爆破し、その隙に青色のオーラを纏って超加速した妖魔が横蹴りで伏魔を蹴り飛ばし、空中で斬りつけて地面に叩き落とす。

 

伏魔「ならばァ!」

 

黄泉「時雨先輩!」

 

妖魔「任せて!」

 

《無双守護剛撃!》

 

伏魔「!?」

 

《弓之刻!》

 

妖魔「お返し…です!!」

 

伏魔「くっ…ぐああっ!!」

 

 伏魔は強力な黄色の光線を分裂させつつ発射するが全て紫色のオーラを纏った妖魔が受け止めており、弓状態に変えた妖之弓剣から紫色の分裂する矢を放って反撃し、吹き飛ばす。

 

伏魔「以前より…強くなっている…?」

 

黄泉「当たり前だよ…!時雨先輩は皆の応援を、想いを自分の力に変えられる人だから!」

 

《龍!妖斬り!》

 

黄泉「リュウジン!力借りるよ!!」

 

伏魔「ぐああっ!!」

 

リュウジン「全く…高く付くぞ」

 

 伏魔が妖魔に吹っ飛ばされた先に待ち構えていた黄泉は妖魔から借り受けていた妖之流星刀でリュウジンの力による稲妻の斬撃を繰り出して伏魔を斬り裂く。

 

伏魔「くっ…ならブラックホールで!」

 

妖魔「もう通用しません…!」

 

伏魔「消された…!?」

 

黄泉「ネタが古いんだよ。ふっ!」

 

伏魔「ぐああっ!!」

 

黄泉「この世は優勝劣敗弱肉強食。…そう私達に教えたのはあなたでしょ。情報のアップデートくらいはしといたら」

 

伏魔「貴様…!」

 

《無双猛攻剛撃!》

 

妖魔「はああっ!!」

 

伏魔「!ぐっ…」

 

妖魔「はあっ!」

 

伏魔「があっ!」

 

妖魔「はっ!!」

 

伏魔「うぐ…」

 

妖魔「はーっ!!」

 

伏魔「ぐあああっ!!」

 

 伏魔はブラックホール状のエネルギーを発生させるが、瞬時に妖魔に相殺されて消される。そして生じた隙に黄泉の回し蹴りを受けて後退させられた伏魔へと間髪入れずに赤色のオーラを纏った妖魔が威力を増していく拳の連撃を叩き込み、最後に強烈なストレートを叩き込んで殴り飛ばす。

 

妖魔「はああっ!!」

 

黄泉「ふっ!」

 

伏魔「くっ…なら!」

 

妖魔「っと…時間を止めて…!」

 

伏魔「ふん、これなら妖魔一人に…」

 

黄泉「こんな子供騙し、私には効かないよ」

 

伏魔「何…!?」

 

妖魔「う、動けるの?」

 

黄泉「まあ、なんか。…ま、死んだら時間は関係ない。つまり、死後の世界を司る神であるイザナミの力を持つ私に時間干渉は無意味ってことじゃない?」

 

伏魔「ふざけるなァァ!」

 

妖魔「凪桜ちゃん!」

 

黄泉「うん!」

 

「「はああっ!!」」

 

伏魔「くっ…ぐ…うああっ!!」

 

 伏魔は時間を止めることで優位に立とうとするが、イザナミの力を持つ黄泉には通用せず、激昂したところを妖魔と黄泉からブンプクブラストフォンによる連射を受けて地面を転がされる。

 

伏魔「うああっ!!」

 

妖魔「ツクモブースターさん!」

 

伏魔「何…!?ぐっ…!」

 

妖魔「はああっ!!」

 

《超絶剛撃!》

 

伏魔「ぐああっ…!」

 

黄泉「相変わらず流石のハンドル捌き」

 

 妖魔はツクモブースターに乗ると自身の力でその性能を超強化させ、ドリフトの勢いで後輪をぶつけて伏魔を撥ね飛ばし、そのまま巧みに方向転換してすれ違い様に黄金のエネルギーを纏わせた妖之弓剣で斬撃を叩き込む。

 

伏魔「邪魔されてたまるか…!幾星霜の月日を掛けて漸く成就するこの計画を…!」

 

妖魔「そのために!沢山の人の運命を弄んできた報いです!…向日葵!」

 

黄泉「終いにはこの世界の運命まで滅茶苦茶にしようとしてる癖に、被害者面しないでもらおうか。…彼岸桜!」

 

伏魔「なっ…ぐ…!身動きが…!!」

 

妖魔「いくよ!」

 

黄泉「任せて!」

 

《神業斬撃!》

 

《冥界薙撃…!》

 

「「はああっ!!」」

 

伏魔「ぐああっ!!」

 

 妖魔と黄泉は伏魔が自身の計画を邪魔する二人に苛立った様子を見ると、そんな自分勝手な姿に怒りを見せつつ黄色の向日葵が描かれた円陣と桜色の桜が描かれた円陣を同時に展開して伏魔の動きを封じ込め、黄金の斬撃と桜色の斬撃を交差するように叩き込む。

 

伏魔「…くっ…オオガマの力による回復が追いつかない…!」

 

妖魔「凪桜ちゃん…!」

 

黄泉「うん…決めよう。時雨先輩」

 

伏魔「っ…終わってたまるかあ…!」

 

《一撃…必殺!》

 

伏魔「ふんっ!」

 

《邪智滅撃…!》

 

「「はあっ!!」」

 

伏魔「何…!?」

 

 伏魔は杖から仕込み刀を取り出しつつ、ドス黒い斬撃を飛ばすが、妖魔と黄泉には弾き返されてしまう。

 

《究極之刻!》

《一・撃・必・殺!》

 

《一撃…必殺!》

 

「「エピローグといくよ!」」

 

《無双究極剛撃!》

 

《冥界滅撃…!》

 

「「はあああっ!!!」」

 

伏魔「こんなところで…こんな…人間の子供如きに…!嫌だあああ!!!」

 

妖魔「はあーっ!!」

 

黄泉「はあ…っ!!」

 

伏魔「ぐ…うう…ううあああっ!!」

 

 妖魔は右脚に黄金のオーラを纏わせて白い稲妻を迸らせ、黄泉は左脚に桜色のオーラと桜の花弁のエフェクトを舞い散らせ、同時に跳躍して跳び蹴りを繰り出す。

 伏魔は必死にドス黒いエネルギーを纏わせた仕込み刀で対抗するが、その仕込み刀すら砕け散り、そのまま二人に押し切られて蹴り込まれると、大爆散する。

 

雹介「くっ…これが…人間の…力…未知の結末を作り出す…力……!」

 

時雨「……終わったぁ…」

 

凪桜「…だね」

 

 変身を解かれた雹介は、無理やり妖気を取り込んだ反動も手伝ってそのまま塵となり消えていく。

 そして決着が付いたことで変身を解いた時雨と凪桜は、互いに顔を見合わせ、この一年の戦いが終わったことを悟る。

 

時雨「…ありがとう。凪桜ちゃん」

 

凪桜「私の方こそ…ありがとう、時雨先輩」

 

リュウジン「良い雰囲気のところ悪いが、術者であるヌラリヒョンが死んだことでこの空間が保てなくなってる!早く脱出しないとここ崩れるぞ!」

 

時雨「リュウジンさん!?べ、別にそういうのじゃ!」

 

凪桜「……ないこともないけど…」

 

時雨「へ?」

 

凪桜「な、何でもない!それより早く脱出しよう」

 

時雨「う、うん」

 

 ちょっと良い雰囲気になって時雨と凪桜だったが、茶化し半分、焦り半分といった様子のリュウジンに急かされ、なんとか脱出することに。

 

時雨「じゃあ、最後に一仕事いきますか」

 

リュウジン「妖力が足りないから、無双アヤダマから貰うぞ」

 

時雨「分かりました」

 

《無双!》

 

リュウジン「うむ、妖力満タンだ!いけるぞ!」

 

時雨「…よーし、それじゃあ…リュウジンブースター…起動」

 

リュウジン「いくぞー!」

 

時雨「さ、凪桜ちゃんも乗って!」

 

凪桜「…うんっ!」

 

 時雨の無双アヤダマから大量の妖力を補給したリュウジンはリュウジンブースターの力を引き出し、そのまま時雨と凪桜を乗せて出発する。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

咲穂「歪みが崩壊していってますね…!」

 

調「きっと時雨部長と凪桜ちゃんがやってくれたんだ…!」

 

賢昇「あ?…おい、あれ見ろ!」

 

汰月「!時雨…凪桜…帰って来たか…!」

 

時雨「皆ー!」

 

 崩壊していく歪みを見た仲間達は時雨と凪桜が成し遂げたことを悟り、そんな中リュウジンブースターに乗った時雨と凪桜が帰還を果たす。

 かくして、ヌラリヒョンの計画に端を発した一連の戦いの幕は閉じたのだった…。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

──1ヶ月後

 

あれから、色んなことが変わっていった。

皆、戦いが終わったことでそれぞれ新たな道へ進んでいくみたいだ。

…と言っても、今年卒業の皆は同じ大学だから来年からも付き合いは続きそうだけどね。

 

汰月「学区内の見回りの時に注意するべきなのは…」

 

星海「…新しく委員が入ってくれて良かったですね」

 

愛菜「そうですね。絶やすわけにはいかないですから!」

 

克真「さあ!俺達に着いて来て!」

 

由香里「…あんまり調子に乗らないの」

 

朔「相変わらず楽しそうだな」

 

汰月「…ははは」

 

汰月君は活躍を見て治安維持委員会に新しく入って来てくれた後輩の子達の育成を頑張ってるみたい。

大学卒業後は警察になりたいって言ってたし、そこにも繋がるのかもね。

 

賢昇「成る程な…その依頼、しかと引き受けたぜ!」

 

千瀬「対人関係のトラブルはバスターズにお任せだよ!」

 

結佳「…今回の恋愛相談だからトラブルとも違う気がするけど…今更かな」

 

圭佑「張り切っていくっすよ!」

 

拓矢「様子を見に来たが…変わらず賑やかだな」

 

賢昇「拓矢!どうせお前も暇だし手伝え!」

 

拓矢「ええっ!?」

 

賢昇君達バスターズは元々イジメを解決するグループってことでその活動にまた本格的に戻ったらしいけど、何故か最近は恋愛相談も来るみたい。

賢昇君には縁結びの才能があるのかもね。

 

都黎「…また、ここに通えるとはな」

 

双葉「……山道辛いです…」

 

玲「これでも道が整備されて相当行きやすい方だけどね」

 

瑠璃子「双葉、最近運動サボってるんじゃないの?」

 

都黎「…俺達は俺達の学園生活を楽しむとしよう」

 

世模継学院高校は正式に貴真賀中央大学系列の第四の高校として認められて、都黎君達世模継正屠会のメンバーも世模継学院高校に戻ることに。

今後は新入生の募集を募りつつ、なんと人間界で暮らすモノノケ達も通うことの出来る学校にしようということ。

どうやら藍羽先生や田貫教授が夏休み前から裏で色々頑張ってくれてたみたい。

 

真黒「成る程…興味深い事例だね」

 

清那「よーし、しっかり解決していくよ!」

 

澄香「やる気だね、二人とも」

 

真黒「黄坂さん、遊びに来てたんだ」

 

澄香「そんなところ」

 

夜御哉「ここも随分と騒がしくなったもんだな…ふっ」

 

白石さんは朱井さんや田貫教授とかと一緒に怪異について調べてるみたい。

本人曰くモノノケと似て非なる存在である以上、この先人とモノノケの融和を目指す時に障害となりかねないから、とのこと。

同時に人間に戻るための研究もしてるみたいだけど…本人が面倒臭がって朱井さんによく怒られてるみたい。…まあ、仲睦まじそうで何よりかな。

 

雪音「ここはこうして…」

 

夢華「引退後も引っ張りだこだねえ、雪ちは」

 

雪音「…まあ、こうしてお手伝い出来るのは嬉しくもありますから」

 

夢華「…そだね。てか雪ち、戦いも終わったしそろそろ晴っちと決着付けてきなよ」

 

雪音「ごほっごほっ!いきなりなんですか!」

 

雪音ちゃんと夢華さんは生徒会を引退して後輩に引き継いだみたいだけど、それでも二人はまだまだ頼られてるみたい。

まあ、今年は色々あったし、なるべく僕達も手伝うようにしてるけどね。

 

そして、僕達は──

 

時雨「藍羽先生、目の隈酷いですけど…大丈夫ですか?」

 

聖「だ、大丈夫大丈夫。ちょっと色々事後処理があったけど…漸くひと段落しそうなところだし」

 

凪桜「…あんまり無理しすぎないでね」

 

聖「お気遣いなく…」

 

咲穂「…それにしても、反人間連合がいなくなっても案外スッキリモノノケとのトラブルがなくなってくれたりはしてくれませんね」

 

調「確かに…この一ヶ月色々あったなぁ…」

 

時雨「まあ…反人間連合派のモノノケもまだ残ってるからね。一つ一つやっていこう」

 

凪桜「…そうだね。私達なら…乗り越えていける」

 

リュウジン「この我も付いているしな!」

 

あれから一ヶ月、色々と事後処理のために藍羽先生は頑張ってくれていたみたい。藍羽先生には本当に頭が上がらないなぁ。

僕達歴史研究部はというと、あまりヌラリヒョンとの戦いの前からそう変わった生活を送っているわけではなくて。

相変わらずモノノケとの共存を目指しつつ、人と敵対的なモノノケが起こす事件を解決していく日々を過ごしていた。

 

…けれど、そんないつも通りの日常が続いてくれて良かったと、本当に思ってる。

卒業したら変わっていくのだろうけど、それでも…今は。

 

時雨「じゃあ、いこうか!」

 

凪桜「うん、いこう!」

 

咲穂「いきましょう」

 

調「いくよー!」

 

リュウジン「いくぞ!」

 

聖「うん。いってらっしゃい」

 

この日常的なハッピーエンドを続けていきたいな。

 

─仮面ライダー妖魔 完─

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

次回!仮面ライダー妖魔!

 

時雨「今日で卒業かぁ…」

 

雪音「…色々なことがありましたね」

 

戦いを終え、卒業を迎える時雨達!

 

???「吾輩こそ数多の並行世界を束ねし並行世界の王!」

 

???「俺は仮面ライダーメカニック!ヒーロー目指してるんだ!よろしく!」

 

卒業式に現れる謎の敵!?

 

時雨「凪桜ちゃん、本当に…ありがとう」

 

特別編「卒業之刻、そしてこれからの物語」

 

日曜午後9時!




最終話をご覧いただきありがとうございます!

遂に妖魔の物語も一区切り付くこととなりました。
ここまで応援してくださった皆様には頭が上がりません。

最終決戦ということで前回に引き続き色々と懐かしい要素も出て来ましたが、最後を決めるのはこの物語の始まりを飾った時雨と凪桜というのは妖魔の物語の開始当初から決まっていたことでした。
描写に違和感が生まれないよう、一年かけて時雨と凪桜の関係性も描いて来たつもりでしたが…いかがでしたでしょうか。

ヌラリヒョンについてもかなり早期の登場となりながらもラストバトルまで黒幕として活躍させてあげられたのかなと思っております。
自分の夢は叶いようがないというある種の挫折を味わったことと、世界の裏側を開ける術式を発見出来てしまったという二つが重なったことでこうなった…という感じです。

さて、最終回限定フォームである龍ヨロイ・極も登場しましたが…フィニッシュは無双ヨロイで決めることになりました。
個人的には最強フォームで決着の方が好きなので、これは個人の趣味です。
設定的にはまあ上手く纏められたんじゃないかなと思ってはおります。

さて、次回は最終決戦を終えた時雨達の卒業式!…とそこに現れる謎の怪人&新ライダー!と盛りだくさんな特別編となりますので、是非ともお楽しみに!
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