第2話投稿後...
「さーてと、どうかなどうかn」
初の☆9評価+感想 UA1000超えでお気に入り15件
「ファッ!?ファッ!?フォォォォォ!?」(語彙力消失)
こんなマイナー内容でどうしてこの短期間で行けるんだ...?
※注意 第2楽章を読んでくださった皆さんへ
3月19日までに読んでくださった皆さんは、ぜひもう一度ご覧になってください。
一番書きたかった一節が、改定前に抜けておりました。
こんな書き手失格も同然のことをしてしまい申し訳ございません。
許しをもらえるなら今後とも王の名はサガをよろしくお願いします。
というわけでくっそ遅くなった第3話!
ぜひご覧あれ!
Gatrandis babel ziggurat edenal
それは、幾多もの人物の運命を変えた。
Emustolronzen fine el baral zizzl
数え切れない程の、悲劇を生んだ。
Gatrandis babel ziggurat edenal
―――歌?
あの日、燃え尽きそうな空の下で...
「歌が、聞こえる...」
胸元を赤黒い液体で染めた少女は、微かに呟く。
Emustolronzen fine el zizzl
―――そうさ。
悲鳴も聞こえた。
歌と比べればちっぽけな、"ノイズ"も聞こえた。
だがそれ以上に、到底忘れることの出来ないであろう"歌"があった。
そして、血まみれの少女の前に、もう1人。
撃槍を掲げた歌姫が、今まさにその命を燃やしつくそうとしていた。
―――生きるのを諦めるな!
あの時言われた言葉が、再び蘇る。
そして直後、眩い光があたり一面を覆った。
そこからどうなったのか、詳しいことはよく分からない。
ただ最後に見たのは、大切な片翼に抱きかかえられ、
朽ち果ててゆく
こうして1人の少女の命は、救われた。
また1つの少女の命を、犠牲にして。
そこから瞬く間に、時は流れて―――
「おーい響ー!早くしないと遅れるよー?」
そして、今に至る。
現代風で、どこか見たことのないような建物に向かって走る少女、
名前を『立花響』。
そんな彼女に向かって手を振っているのが『小日向未来』だ。
2人とも、学校の制服のようなものを着ている。
「ハァ、ハァ...未来が早すぎるんだよー!まだ入学式なのに!」
「その入学式が、もうすぐ始まるんだよ?」
響が彼女に追いつくや否や、呆れたように未来は建物へと歩き出す。
「え?えぇぇ!?」
その背中を、へとへとになりながら彼女は追いかけるのだった。
そうして、彼女たちが入っていった建物に立てかけられた看板。
そこに書かれていたのは
―2043年度リディアン音楽院 入学式―
という文字だった。
「うわぁ...すっごい人。」
「入試の日よりもずっと人がいる...」
入るや否や、建物内の人数に驚く2人。
2階建ての音楽ホールは生徒たちで埋め尽くされていた。
それを見て2人も、慌てて指定の場所に座った。
「そういえば今年から
「うん。案外男子少ないと思ったら、意外と来てるんだ。」
響の囁きに、未来が答える。
再び響は、物珍しいものを見るように辺りを眺め始めた。
『お待たせしました。只今より、リディアン音楽院入学式を開始します。』
その瞬間、室内にアナウンスが響き渡る。
生徒たちのざわつきは消え、一気に部屋に静寂が訪れた。
『では初めに、理事長からの言葉です。』
そうして、音楽ホールのステージから足音が聞こえてくる。
現れたのは、右目に老眼鏡を掛けた男性だった。
容姿は整った紳士服に清潔感のある白髪と、悪いイメージではない。
(うわぁ...こういうのって結構話長くなるタイプだよね?)
響は思わず、心の中でため息をついた。
そして演説台のマイクへと、理事長が手をかける。
台本とみられる冊子を開くと、話が始まった。
「みなさん。この度はわが校にご入学いただき大変ありがとうございます。
私は本学校の理事長を務めています、
圧を掛けるようなものではなく、穏やかな口調で理事長は挨拶を済ませる。
お辞儀をして頭を戻すと、そのまま話は続くいた。
「我がリディアン音楽院は、その名の通り『音楽』に親しみ、
また学びを深めるところでございます。必ずしも、とまでは言いませんが、
皆さんにもその道を選んでいって欲しいと願っております。」
すると、理事長はそこで一歩下がった。
まだ話を切り上げるには早い。全員がそう思ったその時...
「それではまず、わが校の期待する生徒像を見てもらいましょう。
上がってきなさい。」
理事長は横を向き、手で招くようなジェスチャーをした。
そこから今度は、響たちと同じように制服を着た1人の少年が出てくる。
「紹介しましょう。わが校の誇るべき主席合格者生徒、"
その瞬間、ホール内の生徒たちが騒ぎ出す。
仮にも主席合格者だ。驚かない、という訳にはいかないだろう。
さらには理事長と同じ苗字。
どこか生徒との繋がりを感じさせるをえないものだった。
飛牙。そう呼ばれた生徒は、くるりと正面を向き、座っていた生徒たちと向き合った。
顔つきはよく、いわゆるイケメンと呼ばれるようなもの。
その見た目から、一部の女子は目を輝かせて彼を見ていた。
「普段ならこういう時は、代表生徒はスピーチなどをするでしょう。
しかしわが校は、音楽を学ぶ学校です。」
理事長がそう話すと、すぐに飛牙へと視線を移す。
表情は全く笑っていなく、感情の読み取れない目つきをしている。
雰囲気からして、いかにも無口な男といったところだろう。
そしてその手には、1つの楽器が握られていた。
「...フルート?」
小さな声で、響が呟く。
「それでは、彼の演奏を聞いてもらいましょう。」
理事長が手を飛牙に向け、それに応えるように彼もフルートを構える。
その視線は、真っ直ぐに目の前の生徒たちを捉えていた。
飛牙の手が動き、一呼吸置いた、その瞬間―――
『以上で、入学式を終わります。皆さんは指定された各教室へと移動してください。』
それからはあっという間だった。
校歌を歌い、各教師の軽めの説明を聞きいて、
気が付けばもう初の授業へと差し掛かるころだ。
アナウンスを聞くと、生徒たちも散らばるように音楽ホールから出て行った。
「ふぅ...よーし響、一緒に教室行くよ。」
一瞬背伸びをすると、未来は響の方へと向く。
「...あ、うん。」
しかし一方の響は、中々席から立とうとしない。
その姿はまるで魂でも抜き取られたようなものだった。
「...どうしたの?」
流石にその様子が気になり、未来は尋ねる。
ようやく気づいたのか、響も振り向いた。
「あぁ、ごめん。」
「さっきからちょっと変だよ?」
そう言って心配する未来を見て、響は話し始めた。
「いや、なんというか...さっきの演奏あったでしょ?」
「演奏?うん。」
「あの音楽、とってもすごかった。
私、恥ずかしいけど本格的な音楽には興味なくてさ...
だけどあの音楽を聴いた瞬間、すっごい心に響いた。
まるで、"心がある"みたいに。
言葉じゃ表せないって、こういうことだったんだなって。」
呆気に取られたような表情でありながら、その顔はどこか笑っていた。
「...そっか。よかった。」
「よーし、言いたいこと言えたし、
早速教室に行っちゃおうか!」
そうして響が、席から立ちあがり歩き始めたその直後、
何かが真正面から響にぶつかった。
「きゃぁっ!?」
「おわっ!?」
彼女自身のともう一つ、見知らぬ声と共に、通路へと倒れこむ。
「いたたたた...何...?」
響は急いで起き上がると、ぶつかった何かへと顔を向ける。
そこには、彼女と同じように倒れ伏した男子生徒がいた。
「あぁっ!?すみません!」
急いでその少年へと、響は謝る。
「いやいや...こっちこそ、見てなくてごめん。」
対して少年の方も、響に頭を下げ詫びた。
「大丈夫?」
未来も彼に気づくと、すぐに声をかける。
「いやいや別に、なんとも...」
「本当ですか...?平気なんですよね!?」
「え?いや...はい。」
一方の響は、大慌てで少年の容態を食確認している。
少し過剰とまで言える反応だ。
そんな彼女に、彼は困惑しながらも返事を返した。
「もう響ったら。ごめんなさい、迷惑かけちゃって。」
未来はそう言うと、男子生徒の前を響と共に通り過ぎてゆく。
「なんなんだ?あの子...」
2人の背中を見送りながら、少年は呟くのだった。
一方その頃、代表としての演奏を終えた生徒...黒森飛牙は、
これからの学び舎となる自身の教室へと来ていた。
「ねえ、ちょっとあれ...」
「ほんとだ!さっきの代表生徒の人?」
「すごいぞ、あの推薦の中から首席なんだからな。」
「てことは私達...あの人と同じクラスってこと!?」
入るや否や、教室がざわめきで包まれ、そんな小言も聞こえてくる。
しかしそれに耳を傾けることはなく、飛牙は坂道のように段差のついた
階段を上ると、黙って席についた。
間もなく教師が入ってきたため、立っていた生徒たちはいずれも自分の席へ戻る。
そして授業開始のチャイムが鳴り、教師が生徒たちの方へと向いた。
「初めまして皆さん。本日から皆さんの担任をさせていただきます...」
軽く自己紹介を済ませると、今度は教師は出席簿を手にする。
「では始めましょうか。まず点呼を...阿部さん、安藤さん...」
「すみません!遅れました!」
そうして教師が生徒の確認を...となった矢先、その声をさえぎるようにして
突如大きな声が教室に響き渡った。
(なんだ..?)
ゆっくりと、飛牙は声の方向を向く。
そこには、荒い息遣いをしながらドアのところに寄り掛かった
1人の女子生徒がいた。
そして、その手に持っていたのは...
「猫!?」
少女の手に抱きかかえられるようにそこにいた小柄な猫を見て、
思わず飛牙も驚愕の声を上げる。
「どういうことですか...?」
するとその横から、険しい顔をした教師が少女へと詰め寄った。
「えっと...その...」
「こちらに来てください。」
有無を言わさず教室の窓側へと少女を移動させ、
生徒の目の届くところへと移動する。
「名前は?」
「立花...響です。」
「立花さん...先ほどまで、どうしていました?」
「えっと、この子を見つけて、授業をほったらかして...」
「たぁちばなさぁん!!!」
そこまで行ったところで、ついに教師の怒号が女子生徒へと降り注いだ。
誤魔化せばいいものを、ほったらかしたなど何故バカ正直に言ったのか。
いや―――純粋に馬鹿なのか?
思わず飛牙はそんなことを考える。
「木から降りられなくなっていたから、助けようとしてて...」
先ほどのにビビったのか、かなり怯えた様子で少女は釈明を始める。
しかし一方で、教師の方は質問攻めだ。
「だからと言って、初授業をすっぽかすとはどういうことですか。」
「......」
飛牙は何も言うことは無く、そのやり取りを唖然としながら見つめていた。
初の授業よりも期から降りられなくなった猫を優先するとは聞いたことがない。
余程の変人なのではないかと、訝しむばかりである。
「先生。」
しかしそこで、飛牙の前方にいる生徒が手を挙げた。
「え?あれ...」
「なんですか?」
その生徒を見るや否や、見覚えのあるかのような態度を見せる少女。
どういう顔かは、飛牙からは見えなかった。
「初にお目にかかります、"
先生、説教はその辺にしておいて、早く授業を始めてくれませんか?
確かに授業に遅れたのはあれですが、彼女も悪気があった訳じゃありません。
せっかくの入学式ですし、今日はこれでいいでしょう?」
「うーん...」
生徒の発言に少し間を置き悩んだような動作をすると、
教師はその生徒へと目を向けた。
「そうですね。まずは授業と行きましょう。」
そうして遅刻は一旦まるでなかったかのように、すぐさま授業は始まった。
少女...立花響が席に着くのを見送りながら、飛牙もまたノートを取り始める。
彼が響が猫を返していないことに気づいたのは、この数分後であった。
「......」
「響、何落ち込んでるの?自分が起こしたことなのに。」
夕暮れ、響と未来は帰路についていた。
鞄を両手で掴み歩きながら、未来は響に話しかける。
「はぁ...朝からクライマックスの連続だよー。
すんごい演奏聞いた後に、見知らぬ人とぶつかって、
さらには先生に叱られているところをその人に救われてぇ。」
ため息をつきながら話す姿は、
如何にも落ち込んでいるといったようなものだった。
「ほんっと、恥ずかしい恥ずかしい...」
「別に気にしなくていいって。」
そうして小言を口にはさんでいる途中、
ふと響の後ろからそんな少し見慣れた声がした。
「...え?」
振り向くとそこには、制服に身を包んだ『名護健介』がいた。
「えぇぇぇぇ!?」
驚きのあまり思わず大声で叫んでしまう響。
そんな様子を見ながら、健介は優しく笑いかけた。
「ハハハ。そんなに驚かなくたっていいだろ。
こっちだってさっきは君が出てきてびっくりしたもんさ。」
「だっ、だって...」
「さっきの...健介君、だっけ?」
未来が尋ねると、健介は頷く。
「まさか同じクラスなんてね。偶然にも程があるってものさ。」
「それは私のセリフだよー。」
微笑ましく話す彼は、好青年というのが相応しい。
黒髪で男子の中でもかなり背が高く、
響にとっても中々お目にかかれない人物ではあった。
「これから一緒に学ぶんでしょ?だからさ―――」
そしてそんな風に話が盛り上がる中、
響の横をまた見覚えのある人物が通った。
「あっ。」
それはまさしく、響に魂の音楽を見せつけたあの少年。
主席合格者であり、代表生徒...
「どうしたの?」
そこで未来の声がし、響は我に返った。
「あぁ、ごめんごめん。気のせいだったみたい。」
なんとか誤魔化し再び会話に戻った時には、
少年の背中は響のはるか前へと移ってしまっていたた。
(なんなんだろう、あの人。どこか、不思議で...)
そんなことを、響は思うのだった。
その夜―――
燃え盛る山奥の中、1つの存在を囲うようにして
軍服を着た男たちが銃を構えていた。
「このノイズの大軍を討ったのはお前か!?」
リーダーのような男が、
火の海と化した戦場を見せつけるかのようにその存在に聞く。
しかし何も、それが返すことは無い。
「それが答えと見ていいのだな!?」
そうしてさらに一歩、向けた銃口を下ろすことなく
男たちはそれに近づく。
ーImyuteus amenohabakiri tronー
そこでさらに、突如歌が響いた。
同時に、地響きのような音と共に何かが降ってくる。
そこにいたのは、1人の女性だった。
「"シンフォギア"...」
銃を構えた誰かが、そう呟く。
その姿は、なんとも奇抜だった。
インナースーツにある程度の鎧のようなものをまとった容姿、
持っているのは一本の剣のみ。
下手をすれば軍服の男たちよりも軽装かもしれないそれは、
目の前の
「また現れたか、『サガ』!今度こそ大人しくついてきてもらおう!」
青い髪をたなびかせ叫ぶと、女性はそれ...『サガ』へと剣を向けた。
しかしその女性に顔を向けるだけで、サガは何もしようとはしない。
「いいや、まだ早い。」
ただ一言だけそう言うと、サガは勢いよく真上へと飛び上がった。
「!?」
急いで女性と軍服の男たちが空を見上げるが、
もうサガの姿はどこにも無い。
どこかに着陸したという訳でもないらしく、
まさしく一瞬にして姿を消してしまったのだ。
「!....くそっ...」
取り残されてしまった女性は、歯を食いしばり刀を強く握る。
『翼、駄目だったか...早く撤退しろ。
ノイズなら奴が全て倒してしまったからな。』
そんな時、女性...風鳴翼の耳元からそんな声がする。
「はい、分かりました。」
そうして彼女の体が光ったかと思うと、
既に翼の姿は普通の服装へと戻っていた。
その服装はまさしく、リディアン音楽院の制服。
「今に見ていろサガ...次こそ貴様を捕らえて見せる...!」
真っ赤に燃えた
彼女はどこかへと去ってゆくのだった。
いやあ、高校の入学前の宿題って恐ろしいね。
こんなに投稿が遅れちまったよ。
はい、ということで今回から本作のオリジナル要素、
リディアンが共学ということでしたがいかがでしょうか。
かなり賛否が分かれるというのは承知でしたが、
主人公...飛牙くんをどうしても絡ませたい、ということで
そうさせていただきました。
さらには首席合格+代表生徒って...色々詰め込みすぎましたかね。
ついでにしっかりと主役の顔は立てといて。
次はようやく、響覚醒です。
ちょっとペース遅いかな?なんとか改善しないと...
あっ、でも高校の宿題が(察し)
良ければ感想お願いします。誤字があればぜひ報告を。
では、また次回!