お~ば~ろ~ど・ミニマム   作:トータス

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とある熟練(ベテラン)冒険者(モブキャラ)の心境?

こちらが先に出来てしまたので、こちらを先行投稿します。
この前話、セバスの育児休暇? は完成次第、割り込み投稿予定です。


お~ば~ろ~ど・リトル
冒険者の洗礼? ベテラン冒険者達の勘違い? 甘えん坊万歳!


 エ・ランテル冒険者ギルドに併設された待合場所=酒場のスイング(ウェスタン)ドアが、ゆらゆらと揺れている。

 その扉をくぐった者を、己々が何気ない素振りで観察を始めたが、直に嘲笑へと変化した。

 

 くぐった者は、ドワーフだとしてもさらに背が低く、その身も極当たり前の六頭身。痩身短躯(そうしんたんく)と言えるものだった。 (×言いません)

 

   ///   ///   ///

 

 エルフは痩身長躯(そうしんちょうく)長身痩躯(ちょうしんそうく)=痩せていて背の高い様

 エルフは、大体八~九頭身位かな? =要は、モデル体形

 

 ドワーフは太身短躯(たしんたんく)短身太躯(たんしんたく)=太っていて背の低い様 (×知りません)

 ドワーフは、大体四~五頭身位かな? =ビア樽体形

 

 普通の人間は・・・多種多様? どちらでもあり、どちらでもない?

 普通の人間は・・・六~八頭身・・・かな? =食生活によりけり

 赤ん坊~幼児なら、三~五頭身相当?

 

 小鬼(ゴブリン)は・・・三~四頭身?

 

   ///   ///   ///

 

 だがしかし、その身に付ける物は目を見張るものだった。

 身の丈を超える様な長大な竪杵(タテギネ)に、全身を(よろ)う皮鎧。更にはその背に背負われた宝箱様式のトランク(頑健そうなランドセル)、それに異様に細い柄(子供用サイズ)の剣。

 

   ///   ///   ///

 

 顔出し状態の【兎の皮衣EX】に【金砕棒:ミーシャ】=兎杵、【魔宝箱】(マジックボックス)、トランクに据え付けられた【漆黒の護剣】。

 腰に差すと引き摺り、背中に背負うと【魔宝箱】が背負えず、【魔宝箱】の側面に剣帯(ベルトホルダー)で据え付けた。

 

デミウルゴス曰く、ガルガンチュアが乗ろうとしても壊れない・・・らしい。

=勝手に自主的避難を図る。

 

デミウルゴス製・防衛装置

魔猫の義肢(アーティフィカル・リム) =ソリュシャン不在時用

 魔猫の肢(キャス・パリューグ)が借りられる。

 勝手に経験値(強敵)奪う(倒す)こともある((=^・^=))の手?

 

   ///   ///   ///

 

 その場に居合わせた者達の心には、

 

【カモがネギ背負(しょ)って来やがった! イヤ、兎が宝箱背負ってるぞ!】

 

 そんな子供が身に付けているモノがマジックアイテムだという事は、見る者がみれば分かる事だった。

 

 なにはともあれ、ここは酒場。

 その酒場に付きものなのは、へべれけに泥酔した酔っぱらい。

 

「なんだぁ? ここはガキに出すもんナンざねぇンだ、ヨ」

「ここはミルクは出ねーぞ」

「お家に帰って、ママのおっぱいでも吸ってな!」

 

 さもありなん、と思う者達は多かったものの、酔っぱらいを(いさ)め、怪我をしない内に帰そうとする者も居ないではなかった。が、その逆に、巧く連れまわしてそのマジックアイテムをどうやって剥ぎ取ろうか思案する者もそれなりに居た。

 

 兎にも角にも、酔っぱらいに恐れをなして早々に立ち去るならよし、行きがって歯向かってくるようなら・・・その授業料はそれなりに高く付く事にはなるだろうと誰もが予想を立てていた。

 

 まぁ、早々に扉を振り返っている時点で賢い選択だ。

 そのままお家に帰って大人しくしてな。ここはお子様が来るには早過ぎる場所だ。

 

 だが、子兎(リュート)が取った行動は、誰もが思わぬ、斜め向こうへの行動だった。

 

 扉の方に向かって、すぅっと大きく息を吸うと「ママ~!」と大声で呼んだ!?

 

 母親が居るのか、今日は同伴で来ているか、奪うチャンスはないなと見切りを付け、子供にアレだけのマジックアイテムを見に付けさせる母親だ、どうせ大胸筋(ガガーラン)みたいな規格外の容貌魁偉な存在なんだろうと勝手な想像に耽って、それならそれで酒が不味くなるなと皆が皆、扉から目を逸らした。

 酔っぱらい達は拍子抜けした様子で元のテーブルへ戻ると、突っ伏したりテーブルに足を掛けて居眠りを始めている。

 

「リュート、どうしたの?」

 

 聞こえてきた声は、水々(瑞々)しく、甘い響きのある甘露のよう(ウエット)な美声。

 

 イヤイヤ、そんな声をしているとしても、姿形(ナリ)大胸筋(ガガーラン)じゃぁな。

 あ~、子供の前ではって声か。

 相手がモンスターとかだったら、野太い絶叫に豹変するんだろうな。

 大胸筋のどっからそんな甘い声が出るんだよ!

 

「ママ、おっぱいちょ~だい」

 

 子供らしく、甘えた声が聞こえた。

 

 おお、勇者だ。

 イヤ、本当の美人を知らん痴れ者なのかもしれん。

 狂人だな。

 ・・・チェンジで。

 

「あら、ママのおっぱいが恋しいの?」

「うん! ママのおっぱい、おっきくて美味しくて好き!」

 

 そのセリフが聞こえてきたとき、その場に居た殆どの者達が一斉に噴き出した。

 噴き出した者達は、ガガーランの大胸筋を想像したのだろう。

 怖いもの見たさで振りかえろうとする者は居たが、ピリピリとした身の危険を感じてか振り返る者は無かった。

 

 噴き出さなかったのは、居眠りをしていそうな酔っぱらい達。ウヘヘェ、と助兵衛な声を上げていた。

 

「じゃあ、いらっしゃい」

 

 しゅるりとした衣擦れの音と共に、たぷん、とした何かがまろび出る音がした気がした。

 特に隠す気もないのか、その場で(さら)け出している様だ。

 

 いやいや、あの大胸筋の胸だぞ? 絶対、ボッキン! とか、ブッチン! とか、何か(アレ) (挟まれて)折れたり、ボタン(理性)発射さ(はち切)れる様な音の筈だろ!? とか失礼極まりない事を考えているが、見る勇気はない様だ。かつてそれでブッ飛ばされた事もある。

 そう、俺は学習したんだ。()らぬ()災禍(さいか)ありってな。

 

 そう思っている内に、ちゅ~ちゅ~と、何時か耳にした事がある様な音が聞こえて来た。

 

 なぜ、(なご)むんだ! ここはそうじゃないだろ!

 これが、走馬灯ってヤツなのか・・・俺は、もう駄目なのか?

 ・・・岩盤から染み出てる?

 あの固い大胸筋(アレ)からあんな緩そう(スライム)な音がするか!?

 

 頑なに・・・見たら後悔する気がした者達は酒瓶だけを、ジョッキだけをひたすら見詰める事にした。

 酔っぱらい共は、ひゅ~ひゅ~と気の抜けた風船のような音を立て、ゴクリと喉音を立てている。

 

 暫くすると、ちゅぽんとした音がした。

 

「もう良いの?」

「うん!」

「じゃあ、冒険者登録が終わるまで、自分一人で頑張るのよ」

「うん! ガンバル!」

 

 ギィッと音を立て、立ち去ったようだ。

 

 ふぅ、と一息つく声があちらこちらで聞こえてきた。

 

「よっこらせ」

「ん、ん~」

「じゃ、行くか」

 

 さっきまで酔いつぶれていた筈の者達が起き上がると、それぞれがさも慌てるそぶりも見せずに足早に、揺れる扉に殺到していった。

 

 ・・・便所か。アレだけ飲めば、な。

 

 こういう酒場は基本、金は先払いだ。金と引き換えが基本で無いと、食い逃げはしないまでも、踏み倒されるからだ。

 だからあんなに慌てていても、誰も引き留めようとはしない。

 

 間を置かず、バンッ! と扉が荒々しく開かれたかと思うと、カツカツとこちらへ向ってくる靴音が聞こえる。待ち人が来たようだ。

 

「おい! 今出て行った美人、何者なんだ!?」

「はぁ? おいおい、何言ってるんだ。昼間っから夢でも見たんじゃないのか?」

「お前こそ! 朝から酒かっ喰らってるじゃねぇか! 見て無かったのか?」

「おいおい、今さっき出て行ったのは大胸筋(ガガーラン)みたいな女の筈だぞ」

「・・・お前、熱でもあるんじゃないか?」

「はぁ? 何言ってるんだか」

 

 そんな事はし~らないっ! とばかりに冒険者登録を無事に終え、最下級の冒険者標を手にきらきらした目で眺めているリュート。

 

 

   ・・・   ・・・   ・・・

 

 

 地獄へ行った酔っぱらい

 

 酒に溺れた酔っぱらいは()っぱらいへと進化したもよう。

 文字通り、乳っぱらいは (ソリュシャンの)おっぱいに溺れ、呑み込まれて逝きましたとさ。・・・あ、まだ暫くは死なないか。時間の問題です。




こちらが先に出来てしまたので、こちらを先行投稿します。
この前話、セバスの育児休暇? は完成次第、割り込み投稿予定です。

ほぼ完成しては居るのですが、今少しの猶予をいただくこととなります。
【漆黒の魔剣】五振り目の【護剣】の誕生話を予定しています。

悪魔猫 =キャスパリーグ、キャス・パリーグ、キャス・パリューグ、呼び方は様々ある様です。
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