「うう〜ん〜……」
目を開けると、枕元に置いてある時計が目に入った。
まだ、12時か、もう少し寝よ。
ん?12時?
「やばい‼︎今日はSAOの特集のゲーム雑誌が発売する日だった‼︎」
俺はベットから飛び降りて、すぐに着替えた。
髪は結んでる暇はない。
「やばい‼︎やばい‼︎」
そう言って俺は家を飛び出た。
急がなければ売り切れてしまうかもしれない。
自転車で10分くらい走ったところに、いつもお世話になっている本屋がある。
入り口の前に自転車を止めて、自動ドアが完全に開く前に中に入り、
「おじちゃん、あのゲーム雑誌ある?」
いつもの店員さんに聞く。
「あの辺かな?」
指差されたあたりにいくと、残り1冊だけ残っていた。
危なかった。
正式サービスの前日に発売って遅くない?と、思いながらも雑誌を手に取った。
すると、隣から手が伸びてきて、その手は同じ雑誌を掴んだ。
その手の持ち主を見る。
長めの前髪に、人の事は言えないが童顔だ。
しかも、男の子だし。
「あ、すいません。どうぞ」
そう言って男の子は俺に雑誌を譲ってくれる。
しかし、ここでこのまま受け取るのは後味が悪いというかなんと言うか……
だから、俺も男の子に譲ろうと思った。
「てか、和人じゃんか‼︎」
その男の子は俺の知り合いでクラスメイトの桐ヶ谷和人だった。
「うお‼︎優心か⁉︎てか、お前もSAOをプレイするのか?」
「『も』って事は、和人もか?」
「ああ。俺はβテスターだからな。たぶん、引き継いでプレイ出来るんじゃないかな?」
なんと、羨ましい。
あの限定1000人というβテスターに、こいつは当選していたのだ。
ちなみに、俺も応募したが当選はしなかった。
「βテスターか。当分の間は恨まれるだろうな。てか、この雑誌は俺が買うから和人と家でみよう?」
この後、俺たちは和人の家であれこれ話し合い、一緒にプレイすることを約束した。
11月6日。
正式サービス開始の日である。
「緊張するな」
俺はベットの上にナーヴギアを起き、正座でナーヴギアを見ていた。
すると、そこに、
「おーい‼︎優心‼︎今日は兄ちゃんの誕生日でで帰るのよ。準備できた?」
そうだ‼︎忘れていた‼︎
今日は兄ちゃんの誕生日だった。
俺の家では家族の誕生日の日に、家族で出かけるのだ。
とりあえず、和人には
『用事で遅れる。夕方にはログインする。』
と、だけメールしておいた。
夕方になり、やっと誕生日パーティー?から解放された俺は、すぐさま自分の部屋に飛び込んんだ。
いつもの癖でテレビをつけたら、さっそくSAOの特集がしていた。
しかし、なぜかキャスターの顔はくらい。
普通は喜ばしいことなのだが
そのニュースで俺はSAOの実態を知った。
約10000人の人がSAO内に閉じ込められたこと。
ゲーム内でHPが0になると、現実世界でも死んでしまうこと。
そして、すでに約250人が死んだこと。
親もこのニュースを見ていたのだろう。
ものすごい勢いで俺の部屋に飛び込んできて、ナーヴギアとSAOのソフトをもって部屋を出て行った。
そりゃそうだ。こんなゲームをすすんでプレイさせる親などいない。
俺はしばらくの間、何も考えれなかった。
やっと、キリト君を登場させることができました。
キリト君とは親友という設定で書きたいと思います。
これからもがんばっていくので、生暖かい目でみてやってください。