慧視点。
衝動で書きてぇなぁ……と思って書き始めたら案外進んじゃったのでそのまま。
とりあえずシャンフロのど沼に引きずり込まれたのでこのザマ。
慧楽って公式でいいと思うんですよ。
とはいえタグが少ねぇ!旧青い鳥もなかなか仕事しないんですよね。
それでも書いてくださっている絵師様、小説家様、ネタ提供係様には感謝しかないです本当にありがとうございます。
話を戻してしまう形になりますが、シャンフロのど沼に引きずり込まれてそこまで経っていないためまだまだ俄の人間です。
一応単行本は購入しました。衝動買いです。特装版高すぎますね。(小説の欲しさに購入断念出来なかった)
原作の方の小説も今追ってます。小説ってなんであんなに読むの楽しいんでしょうかね。
……すみません。この文は読む必要ないって言うべきでしたね……。
独り言を語っただけの前書きでした。
3000文字ちょいしかない小説ですがゆっくりしていってください。
それは突然だった。
「……こんな気持ち、知られたくねぇなぁ……」
俺が"アイツ"を好きになっちまったのは。
――
「お!?カッツォいんじゃん!一戦しようぜ??」
たまたまログインして数分経った時だった。聞き慣れた声と早く勝負がしたいのかワクワクした表情でこちらを見てくる俺が好いてしまった人。
「いいけど……また新しいバグ見つけたから見せつけてボコボコにしてやるよ」
「望むところだ!!!まぁ勝つのはもちろん俺だけどなぁ?」
「上等だよサンラク……!」
2勝2敗。まぁこうなるだろうなとは思ってた。
「次で決まりだカッツォ……!」
「悪いけど勝たしてもらうよ!!」
「んだよあれ!!!!!!勝てるかよ!!!!!!」
「新しいバグだよ、攻略法は未だなし。残念だったねサンラク^^」
「くっそがぁあ!!!!!」
勝ったのは俺。いやぁ、あの新バグ無かったらガチで負けてたかも。ほんっと恐ろしい奴だなぁ。
「あ!そうそう、お前に言いたいことあったんだったわ」
そう言うと仕事の話と共に俺と一緒に配信をしたいという要件を話してきた。
「……っつー訳で、その日仕事立て込んでるしお前と同じ仕事が最後だからお前ん家に泊めてくんね?そしたらその日か次の日についでに配信やっちまえば一石二鳥なんだよ!」
……ん?あれ、今なんて?
「?おーいカッツォ?何ポカーンとしてんだよ」
「いやおま、今泊めろって……」
「え?あーまぁダメなら近くのホテルに泊まるからいいけど……」
は!?いやいやいやいやいや!!!!!!こっちは大歓迎だしもう嬉しすぎて今すぐ踊り狂いたい!!!!!!!
だけど……好きな奴と自分の家でお泊まりするとか……心臓もたないし……何かしてしまわないかという不安が襲ってくる。
でもせっかくの機会だし……まぁその日にノリでなんとか乗り切ればいっか……きっと大丈夫でしょ……
「泊まってもいいよ俺ん家。つーか泊まってけ馬鹿。」
「ほんとか!?助かるぜー!!!あんがとよ!!!」
「んじゃ俺仕事あるから落ちるわ。じゃあね。」
「おう!じゃあな!またシャンフロで!」
「ん。」
――
すーっ……ついにこの日が来てしまった……
サンラクが俺ん家に泊まりに来る日!!!!!!!!
あ"〜!!!やばい!緊張してきた!!
いやいつも通りだ……いつも通りにしてればいいんだ魚臣慧……。
「はぁ……とりあえず仕事行かなきゃなぁ……。」
――
「かっ……慧〜!!!」
ここは職場。プレイヤー名ではなく本名で呼ばなければならない。
にしても癖でプレイヤー名で呼びそうになるサンラク可愛すぎでは??は〜幸せ録音したい。
「あはは、言い直してんじゃん。」
「うるせぇ!癖なんだよ馬鹿!!」
そうこう会話をしているうちに仕事の時間が来た。
そこからはいつも通り仕事をこなして……サンラクは他の人とも少し予定が入ったため俺が職場で少し待つことにした。
「悪い!遅れた!!!」
そこにはへぇへぇと息を切らせながら走ってくるサンラクが居た。
「あーもう別に走んなくても良かったのに。」
そんなところも可愛いなぁとしみじみした。
「いや待たせてるし……悪りぃよ。はぁ疲れた……帰ろうぜ……」
「ん。帰ろっか。」
――
「荷物そこらへん置いといていいよ。俺は風呂沸かしてくる。」
サンラクからはーいと返事をもらい、風呂を沸かした。
一緒に入るか?……なんて誘えるわけもなくリビングに戻った。
「あ"ーマジで今日疲れたわ。風呂入るのだるいけど入んなきゃなぁ。」
「じゃあ一緒に入る?背中流してあげるよ」
……あ。やばいつい言ってしまった。
え。どうしようシンプルに気持ち悪いよな?
「マジ?つくづく助かるわー!慧きゅん流石ですわ〜!」
「おい茶化すなら流さねぇからな。」
うぉおおぉ……っぶねぇ〜〜!!!!!なんとかなった〜〜〜〜〜!!!!!
〜♪
「お、噂をすれば〜♪入ろうぜ〜!」
「っ、お、ぅ……」
「え、何その顔。」
ちゃぽん。
「あ"〜……生き返るわ〜……てかお前ん家の風呂デカすぎ。なんなの?」
「いや怒んなよ!!キツキツじゃないだけマシだろ!」
でも……俺も思うんだよなぁ。なんでキツキツじゃなかったんだ!!!!!そうすれば合法的にくっつけるのに!!!あー!!!!!!
てかサンラクの体!!!エッチ!!!!なんで!?なんで俺よりガタイ良いわけ!?腹立つ!!!!!好きすぎて!!!!!!
「っつーかお前、ひょろひょろそうに見えて意外といい体してんだな。」
「まぁこれでも一応鍛えてるからねぇ。何何?見惚れちゃった?w」
「っ"ぐ、そ、、んなわけないだろ!!!!!!」
そう言ってサンラクはばしゃん!と俺に水を飛ばして風呂を出た。
ちょっと顔が赤かった……気がしたけど気の所為か……
――
あれ……あれれ……?なんか何事もなくもうベッドなんですけど?
「んん……」
あれぇ?なんかすごーく可愛い寝顔拝んじゃってるんですけど……?
しゃしんしゃしん……
「か、っつぉ?」
びくっっ
お、起きたのかな……
そろぉっと後ろを向くと……そこには寝起きだからか少しとろっとした顔で俺の方を見てくるサンラクが居た。
「さんら……」
くいっと服を引っ張って俺を引き寄せるサンラクに言葉をかける余裕なんてなかった。
ただ……ただこのチャンスを逃したくなくて。
理由が出来たから、という甘い考えが俺を邪魔した。
ずっと我慢していた。
期待なんてしちゃいけないと思ってた。
だってしてしまったら後には戻れないから。
サンラクはきっと普通の恋をする人で。
男になんて興味無いだろう。
だから蓋をしようと思った。
"こんな気持ちを知られたくなかった"。
でも、これはお前が悪いよ。
馬鹿野郎、。俺の努力返せよ。
「」
言葉なんて交わさない。
お互いそんな余裕無かったんだと思う。
サンラクは俺にこんなことされることを前提でやったなんて天と地がひっくり返ってもないのに。
ない、はずなのに。
どうしてそんな顔をする?
期待しちゃうじゃん、
「いいんだよね、しても。」
俺がそう言うとサンラクは意味が通じたのか、あるいは分からなかったけど俺が悲しそうな顔をしていたから気を使ったのか。
優しい顔で「いいよ、しても。」と返した。
ベッドに入る前に飲んだ飲み物にアルコールでも入っていたのかと疑いたくなった。
……いや、やっぱり酔っていたんだろう。
あまりにも予想出来なかった展開に。
――
チュンチュン。
「……ぁ」
気づけば朝。隣にサンラクは……まぁまだ寝てるよな。
交尾まではしていないがきっと普通、友人にしないことはしてしまった。
「怒るかなぁ。サンラク。」
覚えてるかも分からないのに不安ばかり込み上げてくる中、もし……もし許してもらえたならば。
「期待、してみたり……しても……」
いいのだろうかと、ふと思ってしまった。
「はは、馬鹿だなぁカッツォ。期待なんかしなくてもお前の願いは叶ったんじゃねぇの?」
「!?は、さんら……!?おま、起きて、!?」
「ばーか。起きてるよ。昨日のこともちゃーんと覚えてるっつーの。」
怒ってはいなさ……そう、?
「あんなこと、するつもりなかった。本当に悪いと思ってる。だからもし嫌だったら距離置いてもいいから……」
本当はなんでもするからいかないで、と言いたかった。
でもそんな我儘を言えるほど俺は甘え上手じゃなかった。
でもサンラクは……
「じゃあさ、責任とってよ。俺の"初"、奪ったんだからさ。」
「せ、責任って……どうとれば……」
「お前ほんと鈍すぎない?鈍感すぎてため息出るんだけど?」
「い、いや!だってそりゃ……」
「責任なんて"俺を一生養う"しかなくない?」
「は、、」
その時、俺はどんな顔をしていたんだろう。
指を指して目の前で大笑いしているサンラク。ああ、きっと変な顔なんだろうなぁ。
だって仕方ないだろ。ずっと諦めようと思っていた相手に"一生養え"って言われたんだから。
あー!もう、こんなの責任とりまくるしかないじゃん……!!!!!!
「お前って奴はほんと……」
「んだよーそんな俺も好きだろ?」
「当たり前だろ!!!!!この野郎!!!!!」
一生離してやんねぇからな……!!!!!!ほんっと覚悟しとけよバカサンラク……!!!!!!!!