崩スタに転生したら、前世でやらかしてたみたいです(旧:ゼーレとブローニャの幼馴染に転生しました)   作:ダレンダ

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投稿ペースがグダグダで情けないです


第14話:上陸、仙舟羅浮

 

【レントside】

 

 仙舟[羅浮]

 上陸してみると辺りはコンテナばかりだ

 本当に上陸する場所合ってんのか? 

 

 なのか「凄い、コンテナだらけで、遠くが見えないね。ここって外から来た人が着陸する場所じゃないよね。荷物を下ろすドッグかな。誰がここに誘導したんだろう? 

 こんなに広い空港なのに誰もいないのって、なんか不気味かも⋯」

 

 穹「それでも、誰かが開けてくれたみたいだ⋯⋯」

 確かにそうだな。一体誰が? 遠隔で開けたのか? 

 

 なのか「もう、それ以上言わないで! ホラー映画だったらこのタイミングで現れる人物が黒幕で間違いないよね」

 

 レント「なのか、それもっと雰囲気がホラーになるから逆効果だよ。てか、なのかの言葉でちょっと怖くなってきたわ」本当になのかの言葉どうりになったりして(フラグ)

 

 なのか「ヨウおじちゃん、どうする?」

 

 ヴェルト「玉界門を開けてくれた人を探すことから始めよう。もしその人に何か企みがあるのなら、俺たちの手間が省けたことになる。もし、ただの担当者だった場合は、ここで何が起こったのかを聞こう」

 

 レント「わあ、ヴェルトさん すげー頼りになる」

 

 なのか「そうだよ。ヨウおじちゃんは色んな困難を乗り越えて来たんだから、こんなの序の口だよ」

 

 ヴェルト「行こう、3人とも警戒を怠るなよ」

 ヴェルトの言葉に頷き、コンテナだらけの通りを進んでいると怪我をしている人がいた。

 

 雲騎軍「⋯⋯こ、この先に⋯⋯」

 

 ヴェルト「傷が深い、喋るな。なのか、六相氷を使って「ホイホイ、みんなどいてー。今から冷気で止血するよー」」

 そう言いながら、下層部で使いまくった冷気による止血を行った。

 

 なのか「ウチのアドバンテージが⋯⋯」

 

 レント「すまんな、一応これが俺の本業? だからな。なのかには、バリアを張れるんだからいいでしょ」そう言ってみたがなのかは何やら不満そうな顔をしていた。

 

 ヴェルト「ふん⋯先ほどまで近くで激しい戦闘があったようだ。道中に生存者がいないか、注意してくれ」

 

 確かに出血してからまだ早いみたいだし。急いで進もう。

 生存者が居ないか確認しながら歩いて見ると大きな場所に入った。手で頭を抱える者や、倒れ込んだり、壁にもたれかかっている者もいた。

 

 なのか「あっちこっちに怪我人がいるよ⋯⋯」

 こりゃあ忙しいで応急処置をするか。

 

 レント「大丈夫ですかー? 意識はありますか?」

 

 雲騎軍兵士「俺のことは⋯置いて⋯早く」

 

 レント「目の前に助けられる人がいるなら、最後まで助けるのが俺の信条だが、そうも言ってられない。応急処置をした、あとは応援が来るまで持ちこたえてくれ」

 

 雲騎軍兵士「すまない、助かった」

 

 負傷している人、全員を応急処置をして

 そう言い残して、先へ進んだ。

 

 ヴェルト「気をつけろ、見たことない生物だ⋯⋯」

 

 なんだ、あの腕に刃がついた人型の生物は、それに、周りについてるイチョウみたいな葉っぱはなんだ? 

 

 なのか「ヨウおじちゃんの指示に従うよ」

 

 そうして、腰に掛けた刀抜き、倒してみたが、なんか葉っぱが光って蘇った!? なんじゃありゃ不死身かよ。て思ってたら、倒してた。どうやら2回倒さなきゃいけないのか? 今度、戦うことになったらリスキル戦法で行くか。

 

 レント「一体なんなんだったんだ、あれは?」

 

 ヴェルト「分からない、現地の人に聞いてみるしかないな」

 

 そうして、さっきの生物について考えながら、進んでいくと

 雲騎軍兵士「──停雲様、お下がりください! 彼は既に魔陰の身(長生の病)に堕ちています。もはや我々の戦友ではありません⋯」

 と大きく声が聞こえて、俺たちはすぐに声が聞こえた方に駆け出した。すると、さっきの葉っぱがついたよみがえる人型の生物が、雲騎軍の兵士とケモ耳が生えた女性を 壁まで追いつめていた。

 

 ??? 「すみません、お方達! ご助力ください!」

 ケモ耳が生えた女性が俺たちに気づいて助けを求めた。それを聞くとなのかが突っ走って、それに穹、俺、ヴェルトさんの順になのかの後を追った。相変わらず、この葉っぱ怪人(魔陰の身)は、葉っぱがなくなるまで、よみがえるようだ。よし、先ほど考えたリスキル戦法を試すとしよう。

 

 レント「六道よ、回帰は満ちた。大蛇よ、元に()せ」まずは、必殺技をうって、リスポーンしたところをやろう、と思ったらなんか必殺技一発で倒せた。なんで? 

 なのかや穹が倒してもよみがえるんだ? なんか、雲騎軍の兵士の人たちも驚いてるし。

 ともかく、先ほどの葉っぱ怪人を全部倒した。

 

 雲騎軍兵士「停雲様、魔陰の身は既に消えました。しかし、付近にはどんな危険が潜んでいるかわかりません。状況は楽観できないかと。早く天舶司(テンハクシ)に戻りましょう」

 

 停雲「はいはい、分かっていますよ。でも、恩人方にはまだ感謝を伝えておりません。立ち去るのは失礼じゃないですか。私は羅浮天舶司の商団の‪[停雲(テイウン)]‬です。皆様の尊名を聞いてもよろしいでしょうか?」

 

 なのか「[尊名]って⋯⋯さすがに大げさでしょ。ウチは三月なのか、この人はヨウおじちゃん、じゃなくて、ヴェルト・ヨウさん。それからこっちは──」

 

 穹「俺の名前は、穹だ」

 

 レント「俺の名前はレントだ」

 

 停雲「なるほど、お助けいただきありがとうございました。でも、星槎海(セイサカイ)は全面封鎖されているはず。仙舟の者ではない皆様が、ここで何をされているのですか?」え? じゃあいったい誰が開けたんだ? まさか、なのかの言う通り本当にホラー映画の展開に⋯⋯

 

 停雲「納得できる説明がない場合、こちらの怖い雲騎軍の方々にエスコートされることになりますが」

 

 ヴェルト「俺たちは、ずっとこちらの空港に停泊したいと呼びかけていたんだ。最初は何の反応もなかったんだが、突然誰かが玉界門を開けてくれてな。仙舟に降り立った後は人を見かけなかったから、誰かいないかとここまで来たところだ」ナイス! ヴェルトさん、頼りになるなー。

 

 停雲「あり得ません。私の船が最後に入港した後、玉界門は閉じられ、天舶司は星槎海を完全に封鎖しました──―」頑張れ、ヴェルトさん。この中でまともに説得と交渉ができそうなのはヴェルトさんしかいないんだ。

 

 ヴェルト「俺は嘘は言っていない。玉界門の開閉記録を確認すれば分かるだろう。門を開けた人が何も言わなかったから、俺たちも訳が分からないんだ」

 

 停雲「⋯⋯⋯⋯皆様は⋯⋯星穹列車の?」

 停雲の言葉に俺たちは頷いた。

 

 ヴェルト「俺たちを知っているのか?」

 

 停雲「もちろん知っています。はぁ⋯⋯皆様は訪れる時期を誤りましたね。今、仙舟では予想外のことが起き、お客様をもてなすことができません。それどころか、観光も、治療も、ビジネスも、何もできない状況です。 安全を考慮して、皆様は早急に星槎海の中枢に避難したほうがいいでしょう。天舶司のトップである御空様のもとに案内し、判断は彼女に任せようと思います」

 

 ヴェルト「仙舟で起きたことについて、俺たちも少し把握している。停雲さん、俺たちは仙舟にある[星核]の封印を手伝うために来たんだ」

 

 停雲「ふふっ、助けていただいた時から、皆様は善人だと思っておりました! しかし⋯⋯私にはどうにもできません。皆様は部外者です。御空様の許可がない限り、誰も好き勝手にはできません

 ですが、心配なさらないでください。御空様はお優しい方ですので。ついて来てください」

 そう言われ、停雲たちについて行く途中、ヴェルトさんが、先ほどの葉っぱ怪人のことについて質問をした。

 

 ヴェルト「さっきのモンスターたちは⋯⋯」

 

 雲騎軍「彼らはモンスターじゃない!」

 

 停雲「モンスターではありません。[魔陰の身]です([長生の病])

 ん? 魔陰の身? 何処かで聞いたことのあるような⋯⋯⋯⋯あ、思い出した、俺が回帰の眷属になった時のお守りの説明ででてきた奴か。だからおれの必殺技でワンパンできたわけか? って考えるとこのお守りすげえな。改めてこのお守りについて考えながら歩いていたら停雲が足を止めた。

 

 なのか「ん? 急に立ち止まってどうしたの?」

 

 停雲「少し皆様に手伝って欲しいことがあります」

 

 なのか「えっ⋯⋯手伝う? ウチはやらないからね。気を付けないと、すぐに雲騎軍のお兄さんがウチらを取り押さえるんでしょ」

 

 停雲「ああ~さっきのは私の失言です。本気にしないでください。ほら、この先の道が塞がれていますでしょう? おそらく駐屯していた兵士がコンテナを集めて、バリケードにしたみたいです」

 

 穹「力を合わせて撤去する?」

 

 停雲「ご冗談を。こんな大きなコンテナ⋯⋯ここにいる全員で押しても動きませんよ。 皆様の力を甘く見ているわけではありません。ただ、何かの拍子でぎっくり腰にでもなられたら、悔やんでも悔やみきれませんから。 私の記憶が正しければ、積玉坊(キギョクボウ)のコンテナは操作台を使って移動させることができます。 皆様が操作台を見つけて、操作してくれれば、私たちは先に進めます。どうです、簡単でしょう?」

 

 穹「簡単なら、なんであんたがやらないんだ?」確かに。

 

 停雲「私はか弱く、能力もありませんので⋯⋯」

 

 なのか「ほんと、人を使うのが上手だね」

 なのかの言葉に頷き、コンテナを操作し先を進んでいくと大きな門を見つけた。道中、魔陰の身に遭遇しながらも難なく倒していった。バリケードの意味あったのか? 

 

 停雲「ここさえ抜ければ、星槎海にある船に乗れます。安全な場所に着けば、こそこそする必要はなくなりますよ」それを聞き俺たちはさらに先を進んだ。また、魔陰の身に出会ったらなのかが。

 

 なのか「そういえば、アンタ色々言ってるわりに、結局は恩を仇で返してるよね。ウチらはアンタを助けたのに、兵を使ってウチらを捕まえてるし! ヨウおじちゃんが交渉上手でよかったよ⋯⋯」

 

 停雲「それは誤解ですよ。私にはどうしようもないのです。それに、あなたが私の立場だったら、同じことをしますでしょう?」

 

 なのか「確かにそうかもしれないけどさ。誤解されるのは、やっぱり腹が立つよ」

 そう、なのかが停雲と口論をしていらが、順調に先へと進んでいた。

 

 穹「じゃあ、レント早くやってくれ」

 あの後、俺が倒せば一発で倒せることがわかってから俺が魔陰の身倒す担当になった。

 

 レント「俺が倒すのはいいけど、必殺技出すのに時間かかるから足止め頼むよ」っと言った感じで魔陰の身をじゃんじゃん倒しっていったら。

 

 停雲「先ほど言っていた[星核]ですが⋯⋯」

 

 ヴェルト「君は仙舟の天舶司に所属している。[星核]の脅威については知っているはずだ」

 

 停雲「あ、はい、私は色んな星に行っているので、[星核]の侵蝕による惨状も数多く見てきました⋯」停雲の言葉に内心引かっていたが、心に留め門を通るとごつい感じの葉っぱ怪人、じゃなかった魔陰の身がいた。

 

 ヴェルト「みんな、構えるんだ」

 

 なのか「ウチに任せて!」

 

 そう言ってあのごつい魔陰の身と戦ったが、小さい魔陰の身を召喚して攻撃する度に回復するのなんなん? まあ、小さい魔陰の身の葉っぱに必殺技ぶち込んだら、何とかなったぜ。いやー〜〜ーこのお守りさまさまですな。

 

 停雲「ここまで大変な道のりでしたね。尻尾の毛もかなり抜けちゃいました。はぁ、私の綺麗な尻尾が⋯⋯想定外の出来事の連続ではありましたが、なんとかなりました。皆様、これが私の言っていた船ですよ」

 

 穹「よし、この船の運転は俺に任せて」

 

 レント「穹は、この船の運転できるの?」

 

 穹「多分、何とかなる」

 

 レント「それじゃ、俺たちの命を預けてもキリが無くないわ!」

 

 停雲「皆様の手を煩わせる必要はありません。接渡使として、星槎の操作は必ず身につけなければいけないスキルですので」

 

 なのか「心配してなかったけど、彼女の自信満々な姿を見たら、逆に不安になってきた⋯⋯」

 

 停雲「しっかり座っていてくださいね。出発しますよ」

 俺たちは船に乗り、停雲が船を操作し、大きな建物がある場所に向かった。

 

 

 

 


 

 

 停雲「では、私が天船司を代表して挨拶させていただきますね。皆様、[星槎海(セイサカイ)]へようこそ。[羅浮]仙舟の空域、航行、貿易に関することはすべて、六司から成る[天船司(テンハクシ)]が行っています。]

 ここが星槎海。中華と近未来が合体したような感じだな。

 

 なのか「さすが⋯⋯えっと、なんちゃら渡使。そういう話をしてると、なんだか凄いオーラがあるね」

 

 停雲「いえいえ、私はここを訪れる商人をお迎えするのが仕事ですから。こういうかしこまった場面では、必ず何か言う必要があるんですよ。 とにかく、ここまで来れば安全です。本来なら皆様を案内すべきなのですが、現在は非常時⋯まずは司辰宮(シシングウ)に行き、御空様に皆様の来訪を報告します」

 司辰宮? ⋯⋯って何処? 

 

 なのか「司辰宮?」

 なのかの発言に頷き、後ろを振り向いた。

 

 停雲「見えますか、ここでもっとも高い建物です。あそこが天船司の本部となります。早速行きましょう」

 

 穹「少し話し合いをさせて欲しい」

 

 停雲「あら、急いでいませんよ。ただ、御空様に攻められたら、私はその責任を負いきれませんから⋯⋯」

 

 なのか「なんで怖がるの? 優しい人だって言ってたよね?」

 まあ、俺たちが話聞く限り不法侵入者みたいな感じになってるしね。

 

 ヴェルト「六司に謁見するなら、準備が必要だ。停雲さん、俺たちに逃げる気はない。先に報告に行ってくれないか。俺たちはあとから向かい、司辰宮の入り口で待っているよ」

 ヴェルトさんがそう言うと、停雲が悩み。

 

 停雲「⋯分かりました」といやいや言い、司辰宮に向かった。

 

 ヴェルト「停雲さんのペースについていけずに、俺が置いていかれるとは。暇な時間が長すぎたせいか⋯⋯今のうちに一息つこう、これがゆっくりできる最後の時間だろうからな」 

 

 穹「停雲は狡猾な感じがする⋯」

 

 レント「狡猾と言うよりかは利己的じゃね。合ってるかわからんが」

 

 ヴェルト「狡猾と言うほどではないが、彼女は常に利益になるかどうかを優先して考えているようだ。正体不明の不審者に遭遇したら、警戒するのは賢明な判断と言える。その後の慌ただしさは、彼女が責任を取ることを恐れ、俺たちを早く上層部に任せようと考えたからだろう」

 

 穹「御空はすごく厄介な人かもしれない⋯」

 

 ヴェルト「何も敵対するわけじゃない、安心しろ。俺たちに後ろめたいことはないんだ。何も怖がる必要はない」

 

 なのか「ベロブルグでも、ウチらに後ろめたいところはなかったよ⋯」

 

 穹「よし、散歩しよう!」

 

 ヴェルト「少し落ち着け⋯⋯前もって注意しておくが、これから謁見だ。気を緩めず、真面目に受け答えするんだぞ」

 

 なのか「ヨウおじちゃんは、今回の謁見でベロブルグの時みたいなことを繰り返さないか心配してるの? ⋯」

 

 穹「まさか、またホテルで襲撃を受けるの⋯」

 

 ヴェルト「それはない。仙舟同盟はそんな無礼なことをしないだろう。だが御空という人物は、俺たちに多くのことを問うはず──

 なぜ、俺たちがこのタイミングで仙舟に来たのか? 俺たちはどうやって星核を知ったのか? 誰が俺たちに情報を提供したのか? 返答に気を付けなければ、警戒心や敵意を持たれてしまうはずだ。行動するのがかなり難しくなってしまう」

 

 なのか「ヤバいね。レントはわからないけど、ウチも穹も口がうまい方じゃないし、気を抜いたら間違ったことを言っちゃいそう⋯」

 

 レント「俺は口がは下手くそだが、別に仙舟でなにかまずいことするわけでもないんだし、変に周りを気にするより、堂々した方がいいんじゃない?」

 

 穹「とりあえず全部、ヨウおじちゃんにお任せしよう」

 

 なのか「ナイスアイデア。ウチらは横で雰囲気を演出する係として、ヨウおじちゃんを応援しよう」

 

 ヴェルト「⋯いや、もう少し真面目にしてくれ。 案ずるより産むがやすしだ。心配するな、受け答えは俺がしよう」

 そう言って、話し合いが終わり穹の方は誰かとメッセージをやり取りしているようだ。

 メッセージのやり取りが終わり、俺たちは停雲が待っている司辰宮の入り口のところにやってきた。

 

 停雲「あら? 随分と早いのですね。御空様が司辰宮で皆を待っています」

 

 なのか「アンタは来ないの?」

 

 停雲「私はもう報告を終えたので、遠慮しておきますね」

 そう言い残し、俺たちは司辰宮に入った。

 なにやら辺りはすごい緊迫した雰囲気だ。

 

 御空「[星穹列車]の旅人たち、ようこそ。そなたらの来意は、既に停雲から聞いた。本来なら旅人と接見するのは私の義務ではないけど⋯⋯。星核の存在を知り、羅浮に協力すると言ったと聞く。ならば当然、皆さんとお会いして直接伝えるのが筋であろう⋯⋯

 

 

 謝絶の言葉を」

 しゃぜつって何だ? 

 

 レント「ねえ、穹。しゃぜつってどういう意味だ? (小声)」

 

 穹「人の申し出を断るってことだ。(小声)」

 へえ~~、まあそうか。急にあなたたちを助けに来ました~なんて奴をすぐに信じて頼むほうが珍しいわな。

 

 レント「なるほど。(小声)」

 

 なのか「そんな呑気なこと言ってる場合!? (小声)」

 なのかに注意され、片手で小さく合掌の形を取った。

 てか、ここで断れたら俺たちがここに来た意味なくなるじゃん。

 既にそれを見越していたヴェルトさんが必死に御空さんに交渉をしているが、御空さんの意思は固く認めてくれなかった。

 

 なのか「もういいって、ヨウおじちゃん。同盟が自分たちで解決できるなら、ウチらも手間が省けてよかったじゃん。もう行こう」

 しびれを切らしたなのかがそう言った。

 

 レント「でも、厳しくねえか?」

 

 なのか「え、そう?」

 

 御空「そこの彼の言う通り、あなたたちを行かせるわけにはいかないわ」

 ほら~言った通り。

 

 なのか「⋯⋯は? さすがにひどいんじゃない」

 それが、ひどくもないし、正しい判断だと思うけど、だって星核が暴発したのってつい最近なんだろ? それに、タイミングがいいように俺たちが来たんだ。俺たちが星核が暴発させたって思うのが自然だろ。…って心の中でしゃべってもしょうがないんだけどな。

 

 御空「『羅浮』で星核が発見されたのは、たった数日間。現在、星槎海は全面的に封鎖され、誰ひとり離れられない状況にあるわ。ここで起きたすべてのことが、星核によるものだとは言い切れない、でしょう? 星槎海の入出記録を見た結果、数日前にシステムをハッキングし、玉界門を開け、ある艦船が入港したことが分かったわ──―そう、つまりあなたたち、星穹列車のことよ」

 あれ、予想していた内容より俺ら怪しいことになってんじゃん。

 

 御空「そして、システムをハッキングした人物はかなりの凄腕のようね。まるで挑発するかのように、わざわざ自分のマークを残していったわ⋯⋯星核ハンターの一員、‪”‬銀狼‪”‬のマークをね。これについて、どう説明してくれるのかしら?」

 

「「「「⋯⋯⋯⋯」」」」御空さんの言葉にみんな黙ってしまった。

 銀狼って誰? 星核ハンターって俺、カフカと刃の二人しか知らんぞ。『お前が一番面識が長い星核ハンターだよ』なんか久しぶりに天の声が聞こえた気がする。ここで「銀狼って誰?」言ったら、それはそれで無関係である証明になりそうだけど、ここは、ヴェルトさんに反論を任せよう。

 

 御空「とりあえず、この謎が解けるまで、天舶司にいてもらうわ」

 

 ??? 「御空、そう怖い顔をするな。銀河中に知られたら、仙舟同盟は客人への扱いが粗雑だと笑われてしまう」

 カフカに続きまた、ホログラムで誰かがやってきたようだ。話を聞く限り御空のお偉いさんみたいな立場の人か? にしては、だらけてる? ような雰囲気の人だな? 

 

 御空「将軍様⋯⋯」

 

 景元「星穹列車が星核ハンターと手を組む訳ないだろう? ライバル? なんだから」ヴゥ(言葉の矢)

 

 景元「皆さんの面会を邪魔してすまない。私は『羅浮』の雲騎将軍、景元」

 

 御空「将軍様、これは羅浮内部の事情⋯⋯」

 

 景元「ふむふむ、内部の事情⋯⋯私は、舵取りの意見に賛成だ。

 悪いが、列車の諸君。羅浮に星核が存在するのは確かだが、諸君の好意は断らせてもらう。これは仙舟の問題、仙舟自身で解決するしかない。 しかし、こうやって訪ねてきたのだ、手ぶらで帰らせるわけにもいかない。『星核』の件は列車の協力を拒否させて頂くが、別件で頼みがある。さぁ、こちらへ」なんだろう、こき使われる気がする。サンポとかそういう系の類の頼みか? 

 

 景元将軍に連れられ、別件について要約すると、数日前に星核ハンターの刃を捕らえた後、太卜司(タイボクシ)という情報を管理する部署がもう一人の星核ハンター、カフカの通信を傍受したらしくその対象が俺たち星穹列車だったようだ。つまり、あの時、俺たちがカフカに羅浮に向かうように言った際、すでに、羅浮に潜んでいたらしい。そこで、カフカという不安要素をなくすために俺たちがカフカを捕まえてきて欲しい。とのこと、カフカを捕まえれば星穹列車の疑いも晴れるし、羅浮もカフカという不安要素を取り除ける、一石二鳥というやつだ。

 なんか怪しいんだよな、星穹列車と通信しているところだけ傍受できたのがなんかひっかるんだよな。

 穹やなのか、ヴェルトさんと話しているとヴェルトさんが気になることを言った。

 

 ヴェルト「俺が思いつくのはただひとつ──刃の逮捕の真偽がどうであれ、少なくとも今の彼は、仙舟の手を逃れている。

 そして、星核ハンターを誘い出せるのは、カフカと繋がりがある俺たちだけ。 だから景元は遠回しに援助を求めてきたんだな。刃の逃走を知られては困るから もしこの仮説が正しければ、俺たちは一歩、事件の核心に近づいたとも言える」なるほど。その考えがあったか。

 

 穹「レントはさっきから黙りっぱなしだけど、景元とこの話はどう思う?」

 

 レント「別に、カフカを捕まえること自体は別に問題ないけど、それ以外の話、特に、カフカの通信を傍受したときが星穹列車の話していたのが何か引っかかるんだよな。なんでわざわざ星穹列車と通信するときだけ、傍受されるようになったのか? まだ気になるところだらけだ」

 

 なのか「ねぇねぇ、ウチたちを仙舟の将軍が自ら支援してくれるんだよ! 今回は、絶対に──あれ、待って、前回もそうだったよね? ウチらをホテルに泊めた後にまた⋯⋯気を付けないと!」

 

 なのかさん、あんた情緒不安定すぎない? 航路会議の時と言い。そんななのかのことは置いて、俺たちは司辰宮を出て、停雲と合流した。

 

 停雲「やれやれ、御空様からまた皆様の面倒を見るようにと託されました。どうやら、恩人様たちとは深い縁があるようです。 天舶司が[浥塵(イーチェン)客舎]最高の部屋を用意しております。案内しますのでついてきてくださいませ」

 停雲の後をついて行き、無事に泊まる宿に着いた。

 

 なのか「ふぁ~~(あくび)、客舎の看板を見た途端、睡魔が押し寄せてきたよ」

 なのかは初日で歩いて、お疲れ様だ。俺は別に下層部で徹夜してたから全然眠くないし、穹はまだお月様が出てない。って言えるくらいには元気そうだ。

 その後、停雲が御空さんについて話して、天船司のツケで好きなものを食べていいそうだ、その言葉になのかはさっきの疲れが見えないほどに目を光らせ、興味津々だった。

 だが、ヴェルトさんは違って景元将軍の依頼に専念しようと言ってきた。停雲の話によると、どうやら仙舟の方で既に、カフカの現在地が粗方特定できたようだ、[廻星港(カイセイコウ)]の造船施設というところまで判明したそうだ。

 

 停雲「皆様、今はどうかゆっくりお休み下さい。準備が整い次第、賊を捕まえに行きましょう。その時は、ぜひ皆様の腕前をお見せくださいね」

 穹が停雲と話し終わり、俺たちは一旦、今後の話し合いをすることになった。

 

 ヴェルト「今は休憩しよう。星核ハンターのカフカを追撃するのは、大変になるだろうからな」

 

 なのか「そうだ、穹。列車に無事を報告しよっか! 特に丹恒に。へへっ、いま何してるのか聞いてみてよ。そんでこっちはめっちゃ楽しいよって伝えるの!」

 

 穹「わかった。⋯⋯送信出来ない」

 

 なのか「送信失敗? どういうこと?」

 俺の方も列車組のグループチャットにメッセージを送信したが、送信失敗になった。

 

 穹「基地局が壊れてるのか?」

 

 ヴェルト「長距離通信技術はまだ未熟だ。星核に信号を妨害されているのかもしれない」

 

 なのか「いやでも、他の機能はまだちゃんと使えるよ、ほら?」たしかに、メッセージだけが、機能していない。

 

 ヴェルト「ならば、誰かが細工したんだろう。カフカがいる以上、あの星核ハンターのハッカーお嬢さんの仕業かもしれない」

 あ~さっき言ってた銀狼って人か

 

 ヴェルト「とにかく、今はカフカを捕まえることを真っ先に考えよう。捕まえたら通信ネットワークが復旧するかもしれない」

 

「「「わかった(よ)」」」

 話し合いが終わり、停雲にカフカを捕獲する作戦を聞きに行った。

 

 停雲「あら、来ましたか」

 

 穹「ガッカリしてるように見える」

 

 停雲「ご冗談を。星核ハンターを捕まえて手柄を立てようと、そう意気込んでいるように見えませんか? 私。

 [廻星港]は工造司の管理下にあるため、許可が出るまで少々時間がかかります。ですので、ついでに現状を聞いてきました。

 [流雲渡し]と同じく、[廻星港]の穹儀も止まり、関所の警備が手薄な状態です。雲騎軍は全員、星核の件で他を顧みる余裕がありません。 中はバケモノが横行し、人の気配がない、確かに跡を隠すにはピッタリです」

 実質俺たちのワンオペってこと? 

 

 なのか「つまり助っ人もサポートもなしに、大量のモンスターを退治して、カンパニーに天文学的数字の懸賞金をかけられた星核ハンターを捕まえなきゃいけないってわけだよね⋯⋯うぅぅ、まぁ⋯⋯初めてってわけじゃないけど」

 

 穹「過去に星核ハンターを捕まえた経験があるのか?」

 

 なのか「適当に言っただけだから、細かいこと気にしないで!」

 

 停雲「ふふっ、助っ人がいないかといえば、そうでもありません。さあさあ皆様、準備が済みましたら出発しますよ」

 俺たちは、カフカ捕獲大作戦(レントが勝手にそう呼んでいる)に向けて、準備をし終えたが何か忘れているような、まあいっか。

 穹が停雲に声を掛け、出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

……To be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





レント
メンバーの医者兼ツッコミ&ボケ担当
今回、初めての開拓の旅に、内心緊張しているが、雲騎軍の兵士を治療したときに、ちゃんと医学を学んで良かったっと、喜んでいる
魔陰の身をお守りの力で、ワンパンできてめっちゃ驚いた
ちなみにレントが魔陰の身を必殺技でワンパンできたのは、必殺技にバフ解除があるからである。それと、魔陰の身をみて、真っ先に葉っぱ怪人?と脳内から名前が出てきた私は、おかしいのでしょうか?by作者

メンバーのヤバいヤツ担当。ボケと的確なツッコミの二刀流ができるが、何気に教養もたかい

なのか
メンバーのノンデ…ゲフンゲフン、可愛い担当。レントにアドバンテージを盗られ、悔しい

ヴェルト
メンバーの保護者担当。状況から分析し、解明する。開拓メンバーのキーパーソン。

停雲
胡散臭い奴。以上。
「もうちょっとちゃんとした説明はないんですか?(圧)」
……えっと、狐族で商人、今回のレントたちの案内人として活躍することが期待されている

御空
停雲の上司に当たる人物で、天舶司というとこのお偉いさんである星核の災いでちょっとピリついている
あまり、タイミングの良い、レントたちが星核ハンターと関わってると思い、

景元
羅浮の将軍様。星核の災いで忙しいところちょうどいいレントたちが来たので彼らの無実を証明させるという名目で星核ハンター”カフカ”を捕まえるように依頼した。
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