崩スタに転生したら、前世でやらかしてたみたいです(旧:ゼーレとブローニャの幼馴染に転生しました) 作:ダレンダ
青鏃「少し待ってて、太卜様はすぐに戻って来るから」俺達は、一度長楽天に戻って、休息を取っていたが、将軍の様子が心配になり、神策府を訪れていた。いつの間にか、丹恒は普段の姿に戻っていた。
青鏃「今の太卜様は代理将軍だから、あなたたちと面会する前に、民に状況を告げて安心させる必要があるの。将軍になるための第一関門ってところかな、早く慣れてくれると良いよね」
符玄「……永遠になれないでしょうね……」後ろから符玄の声が聞こえて、振り返ると符玄がやってきて、俺達の前に立った
符玄「こうしてここでおまえたちと会えて嬉しいわ。 死者数を統計して、薬王秘伝の討伐に人手を回し、六御に状況を説明する……どうりで景元が、[刃先の座]と言っていたわけね」
穹「その負担、少し肩代わりするよ」腕を組みながら穹はそういった
符玄「将軍の座は厳粛なものよ、これは私の務め、譲るなんてことできないわ。……コホン」
なのか「実は楽しんでるだろうな……(小声)」同感
ヴェルト「太卜がわざわざ俺たちを招いたのは、愚痴を言うためではないだろう?」
符玄「もちろんよ! しばしばとは言え、私は将軍を務める身。事件が一段落したから羅浮を代表し、正式に感謝の言葉を伝えようと思ってね」
なのか「やった! ついに景元将軍が約束してくれた報酬がもらえるんだね!」
符玄「ええ、羅浮のために生タヒを顧みないその誠実さを、しかと見届けさせてもらったわ。六御の商議により、本日をもって星穹列車は羅浮の盟友となる。お前たちは羅浮境界内で同盟の使節とみなされ、最高レベルの優待を受けられるわ」おおすげえな、列車のみんな
ヴェルト「星穹列車を代表して、太卜に感謝を伝えよう」
なのか「おお、実物の報酬ではないけど、なんかカッコいいかも……」
符玄「感謝の言葉はコレで終わりよ。けど、別件で相談したいことがあるの、どうぞこちらへ」
急に真面目な口調になったな。丹恒とヴェルトさんが、先に、符玄の方に向かったが、俺と穹、なのかの三人は青鏃さんのところに向かった。
穹「[建木]は今、どうなんだ?」
青鏃「[建木]はずっと静止状態よ。みなさんが戦ってくれたおかげで、羅浮は平和を取り戻せた。 実は将軍様が戦に出る前、私にこう言ったの──[府内で待機し、機を見て策を打つように]って。でも皆さんが無事に凱旋したから、その策を使わずに済んだ。本当に良かったよ。あっ、いや、あの策を除いてか……自分が事務を見れなくなったら、太卜様にその職務を代行させろって、将軍様がおっしゃってたからね」
穹「景元将軍はどうなんだ?」
青鏃「どうだろう。私は医者じゃないから、なんとも言えないかな」
なのか「そういえば、幻朧と戦った後、レントは景元将軍の体調を診てたよね? どうだった?」
レント「残念だが、俺にはよくわからなかったよ。そもそも、肉体に[壊滅]の力を与えられてた影響がどうなるか、俺としては、安静にして、身体の回復を待つ、としか言えないな」
青鏃「でも、あなたが応急処置をしてくれたおかげ、[将軍様の損傷はほとんどなかった]って軍医が言っていたわ……丹鼎司と[薬王秘伝]が関わっているのを知った今、信頼できる医者を探すのが難しいんだ」
レント「えっ! そうなの?」
青鏃「そっか、[薬王秘伝]との繋がりがわかった時、あなたは居なかったものね」
レント「
穹「まだ、そのこと引っ張ているのか? 子供じゃないんだし?」
レント「お前に、子供って言われたくはねぇ」
なのか「まぁまぁ、落ち着いて二人共。でも、青鏃さん。もし、医者に困っているならどうぞここに医者がいるので、遠慮なく使って」
レント「俺を物みたいに言うな」
青鏃「でも、安心して。長命種の強靭な生命力を持つ将軍様であれば、きっとこの困難を乗り越えることができると思う。それに昔は戦に出ると、今より何倍も危険な目に遭って、そのたびに乗り越えてきたんだから」
穹「[建木]はどうするつもり?」
青鏃「どうする、ね⋯幾千年も前の仙舟同盟では、あれをどうすることもできなかった。そして、幾千年経った今も同じかな。 帝弓の光矢以外にあれの根を傷つけ、成長を止められるものは無いと思う。きっと持明族の力で抑えるしかないだろうね。けど、いま持明族は内部の問題でいっぱいいっぱいだろうし、それも厳しいかも⋯」
ヴェルト「建木に埋め込まれた星核の位置を把握できれば、列車が力になってやれるんだが」
レント「あれ、ヴェルトさん。こっちに来たんですね」
ヴェルト「君達がこっちに来ないから、様子を見に来ただけだ」
青鏃「ありがとう、ヴェルトさん。でも、[建木]のこととなると⋯かなり重要だから六御会議で決めないといけないの」
穹「符玄、将軍らしくなってきたな⋯」
青鏃「まだまだかな、ここであと20~30年は働かないと。将軍の職務のうち、戦に出る割合はほんの少しだけなの。普段は羅浮・六御の相手をして、十王司んl審査に同盟上層部との付き合いもしなくちゃいけないの⋯誰も向き合いたくないこと、それを日々行って交渉するのが、将軍の座に生えた[トゲ]なんだ。忘れてた。太卜様から情報を収集して、それをまとめろって言われてんたんだ⋯私はこれで失礼するね」
俺たちは、青鏃さんと話し終え、符玄の所へ向かったが、案の定
符玄「こちらに来てっと言って何分待たせればのいいかしら?」あらぁピリついてる
なのか「ちょっと、ひどくない! 少し待っててくれもいいじゃん! それに感謝の言葉を貰ったと思ったら、すぐまた任務?」
符玄「任務、とまではいかないわ。星核の災い、[薬王秘伝]の動乱、[建木]の復活、そのうえ反物質レギオンの手まで羅浮に及んでいる⋯この詳細をすべて同盟の上層部に報告し、調査しなければならないの。でも、私は事件の渦中にいた人物の一人。多かれ少なかれ主観的になって、見解が片寄ってしまう可能性があるわ。だから、おまえたちの力を貸してちょうだい。共に事件の流れを整理して、細部を分析して欲しいの。⋯さて、どこから始めようかしら?」相変わらず、真面目だな。(君が言うかい?)グサッ 誰かから、言葉の矢が⋯
状況整理か、俺、途中別行動してたから、役に立てるか?
穹「まずは、幻朧について」
符玄「幻朧ね⋯⋯現状から見ると、全ての元凶と言っていいでしょうね。仙舟は過去にも反物質レギオンと戦ったことがあるから、奴らの動向は常に警戒していただけんのだけど⋯まさか、ここまで秘密裏に攻めてくるとは思わなかったわ。絶滅大君が仙舟人に化けて潜入し、陰謀を企てくるなんて⋯奴は星核を薬王秘伝に渡して、反乱を引き起こすことで、羅浮に自滅の道を歩ませようとしていた。レギオンの危険度については、再評価する必要があるわね」
穹「次は、薬王秘伝について⋯」
符玄「数千年前、[建木]が帝弓の司命によって折られてから[豊穣]は禁忌と見なされてきた。[仙道]を握っていた丹鼎司はそれ以降失墜しあってもなくてもいいような司になったわ。今思うと、あの時から[薬王秘伝]の反乱の種は撒かれていたんでしょう⋯あの者たちの中に、反物質レギオンに星核を求め、
レント「俺が知らん内にいろんな遭ったんだな。それにしても因果応報だな、禁忌のために他人に手助けしてもらう時点で、そいつが成功するわけないのに。レギオンに星核を求めた時点で、薬王秘伝の計画は失敗していたんだな」
符玄「確かに、その通りね」
穹「星核ハンターについて……」
符玄「星核ハンターについては、互いに持っている情報が少ないわね。けど窮観の陣で、私はカフカが[
穹「かなりの情報を掴めた……」
符玄「そうね。かなりの情報を掴めたし、筋もとおっている。でも、まだ細かなところが不明瞭よ。星核がどうやって仙舟に持ち込まれ、何者によって鱗淵境に送られたか。そして、他にも薬王秘伝の残党がいるのか……この疑問はまだ解消できていないけれど、私達は最善を尽くした。同盟に出す報告書は、ある程度、頭の仲で考えがまとまったわ。おまえたちのことも漏れなく書くつもりよ。けど景元のために、仙舟の内務に関わる部分では、名前を伏せさせてもらうわ。どうか、理解してちょうだい」
ヴェルト「こちらとしても、そうしてもらえるとありがたい。建木については同盟の上層部も重視しているだろうから、恐らく細部まで精査することになるはずだ。それに星穹列車が巻き込まれたら、しばらくここを離れられなくなる」
符玄「まったくよ、今回は景元が色々と規則違反みたいなことしてくれたおかげで、私がいちいち後始末をしなきゃいけないの……ふっ、雲騎将軍ってなんでどいつもこいつもこう面倒なのかしら。おまえたち、旅を再開するまでゆっくり休んで。もし行きたい場所があれば、自由に見て回ってくれていいわ。私はしばらく雲騎軍の事務を代行するから、一緒に行けないけれど。ああ、そうだ。もし途中で星槎海に寄ることがあれば、これを御空に渡してくれると嬉しいのだけど」そう言って、符玄が差し出したのは
穹「これは……停雲が残したもの?」
符玄「当時は現場が混乱していて、幻朧が姿を現した後、停雲の体も消えてしまった。雲騎軍が見つけられたのは、彼女がずっと身に付けていた扇子だけ。私たちに同行していた[停雲]が幻朧に操られていた傀儡なのか、それとも一葉で目を覆った幻術なのかは、当分の間はわかりそうにないわ。もう最悪の事態を想定して準備は整えてあるけれど……レギオンのやり方を考えると、あの天舶司の接渡使本人は……凶多吉少でしょうね。でも停雲の件をどう処理するかについては、同胞である狐族が決めることよ。事の経緯は天舶司に伝えてあるから、この品は……おまえたちが届けた方が良いと思うわ」
ヴェルト「わかった、任せてくれ」
符玄「よろしくね。さて、今日残っている公務を確認しないと……って、多すぎ……今日はこの辺にしておきましょう。私に用があったら、太卜司の授事庁まで来てちょうだい」
そう言って、符玄はここを後にした。その後、ヴェルトさんが、先程の停雲さんの扇子を渡しに、司辰宮に行って御空さんに会うことになった
穹「レントは、この後、どうするんだ?」
レント「俺か? 俺は、当分の間は、羅浮を観光する予定だな、個人的にやりたいこともあるし」
穹「なんか、あるのか?」
レント「いや、ちょっとベロブルグのみんなに連絡するだけだよ」あんま、ブローニャやゼーレに連絡しないと何あるか……考えただけで恐ろしい。まぁ、それだけじゃあねぇが、景元将軍に色々と聞かないとな。特に応星と丹楓についてはな
その後、俺たちは、 司辰宮に向かった
雪衣「客人が来たようですね、私はこれで失礼いたします」
あの人、見たことない人だな。
御空「あなたたち……天舶司一同を代表して、列車の乗員たちに礼を言うわ。羅浮を星核の災いから救ってくれて、ありがとう」
ヴェルト「御空舵取も聞いたかと思うが、停雲さんが……」
御空「ええ、知っているわ。5人で離れたのに4人で帰ってきたのを見て、符玄の戦報が事実だって理解した」
穹「これは、停雲が残した物……」そう言って、御空さんに停雲の扇子を渡した
御空「停雲……まだ信じられない。あの戦報は……ただの悪い冗談ではないの? ……仙舟に反物質レギオンが現れた? [停雲]が……絶滅大君の偽装だった? 何もかも信じ難いわ……私と30年も共に働き、共に天舶司の事務を処理してきた停雲が、化け物の偽装だったなんて……それなら、本物のあの子は今はどこにいるの……?」やはり、今まで働いていた部下が、今回の事件の黒幕であったのが彼女の心にきているようだ
なのか「御空……」
御空「ごめんなさい……わかってる……わかってるの。ただ、納得がいかないだけ……はぁ……停雲の私物を司辰宮まで届けてくれてありがとう。今回の星核による災いで、私たちは、あまりにも多くの同胞を、兄弟を、姉妹を、子供たちを失ったわ……天舶司は戦没者のために[慰霊祭]を行う予定なの。今回の戦いを身を以て経験したあなたたちにも、証人として参加してもらいたいのだけど……どうかしら?」あ、これ、過去に重い話がある人だ
ヴェルト「[慰霊祭]?」
御空「短命種の言葉でいうと葬儀ね。ただ仙舟の長命種にとって、死後というのはあまりに遠く希薄な概念だから。通常。魔陰の身の前兆が現れる前に、十王司の引接者が因果殿まで導き、その生涯の経歴を残して無に還すわ。儀式の煩雑な[埋葬]に代わり、このような短い[別れ]が定着して、皆がそれに慣れていった。
唯一、タヒの儀式を重んじているのが、寿命が有限である私たち狐族よ。けど、今回の災いで、数えきれないほどの雲騎軍が殉職し、また魔陰の身に堕ちた。因果殿が彼らの人生を納める前に、死んでしまったの。すべての予期せぬタヒが、叶わなかった願いが、私たちに教えてくれたわ……長命種の命も、有限であることを。私はタヒんだ人たちに還る場所を与えたいと思っているの。天舶司の方法で、狐族の祭礼で、死者が遺した物を星槎に乗せて仙舟から送り出すつもり。恒星に向けて飛ばし、共に輝かせるの。これは死者のことを、もう話すことのできない魂を慰めるだけじゃないわ。
この世に残された肉親を、友を、すべての仙舟の民を慰めるためでもある……私自身も、この儀式を通して停雲とお別れをしたいの。これは私の願いでもあるわ。あの子は戦場でなくなった雲騎軍ではないけど、私たち天舶司の者で、この災難の被害者だから……この儀式で、私は私の部下と、その身分を奪い、あの子の姿で現れた絶滅大君と区別したいの……これくらいしか、あの子のためにできることがないの……不躾なお願いで申し訳ないのだけど、一緒に見届けてくれるかしら?」
穹「俺たちにできることはある?」
御空「停雲が使っていた物を整理するように岩明に伝えてあるから、その中からいくつかの品を選んで、星槎に載せてくれるかしら?」
ヴェルト「分かった。そのようにしよう。俺たちに任せてくれ」
御空「ええ、改めてお礼を言わせて。先ほど十王司の判官に[慰霊祭]の通達を頼んだの。私はこれから廻星港に向かって、星槎の製造監督と儀式の準備をしてくるわ。もし何かあったら、そこで、私を探してちょうだい」
そう言って、御空は、廻星港に向かっていった。だいぶ、長話をしていたが、要は殉職者の葬儀をするみたいなことを言っていたのは分かった。長命種は寿命が長い分、葬儀に関しては希薄だったのは、巧蓮だったときに、痛感していたが、ここまで大規模な葬儀は見たことも聞いたこともなかったな。
そう思いながらも岩明さんに会いにいった
岩明「いつも口うるさいだの、お節介だの文句を言ってたくせに……今日はどうした? ぜんぜん止めにきてくれないじゃないか?」
穹「岩明さん?」
岩明「あ、ああ! 君たちか……てっきりあいつが戻ってきたのかと……舵取様に言われてきたんだよな?」
なのか「停雲の私物の整理を手伝いに来たの。[慰霊祭]に使う物を選んで欲しいって御空に言われたんだ」
岩明「ああ、片付けはほぼ終わっている。そこの箱に入れてあるから、見てみるといいだろう」仕事早!
そう、内心思ってたら、先に穹となのかが箱の中身を確認していた。
なのか箱の中から何個か物を出して確認した。中には、仕事で用いる印鑑と小さな箱、刃物? や弓などいろんなものがあったが、なのかが一際気になった物があった。丁寧に包まれていてなにかはわからなかったので、なのかが包装を取ると
なのか「骨董品?」
レント「招き猫を狐バージョンにした、みたいな物だな」
なのか「確かに、言われてみたら、似てるというかそっくりだね。でも、なんでこんな変な骨董品を持ってるのかな?」
岩明「ああ、停雲から聞いたことがある。たしか……狐族に昔からある伝統品の彫像らしい。金運を招く物で、飾っておくとご利益があるとか……」
レント「もろ、招き猫じゃねえか! 狐族は、狐のほうがご利益があると思っているのか?」
岩明「……さあな、今度、御空さんや他の狐族の人に聞いてみると良いかもな」
なのか「あれ、包みの中に手紙が入ってる……[岩明さんへ──金運良好、順風満帆であらんことを]。どうやら、停雲はこれをアンタに贈ろうとしてたみたい」
岩明「……確かに、自分も一つ買おうかなと言ったことがあったが、まさか──その言葉をずっと覚えていたなんて……僕と停雲は違う商団に属している。みんな同僚ではあるが、同時にライバルでもあるんだ。僕と停雲の[鳴火]はこれまでずっと天舶司で一番の商団の名を巡って競い合ってきてね。だから互いに目の上のたんこぶで、いつも貿易から帰って来るたびに変なものを贈り合っていたんだ。食べたらすね毛が映える飴とか、ガラスがわれような音の出る六弦琴とか……ったく……まさかだよ。最後の贈り物が、こんなに良いものなんてな。ちゃんとお返ししないと、あいつに負けていられない。何を……返せばいいんだろうな?」
何が良いんだか? そう考え始めたときに、なのかが、口を開いた
なのか「ねえねえ、ちょっと気になったんだけど、印鑑はともかく、この刃物とか弓って……どう見ても停雲が持つような物じゃないよね? 停雲のイメージって、宝石に囲まれた麗人って感じでしょ? もしかして、さっきの岩明の彫像みたいに、この中に誰かに贈ろうとしてた物があるんじゃないかな……もう一回、見てみよっか?」
レント「じゃあ、この箱から見てみるか?」
そう言って、落とさないように慎重に箱を取り出してみた。
レント「箱の中身は……植物の種……とこれだけか?」
ヴェルト「いや、箱の下に文字が……[
レント「ここを出て、すぐ歩いたところにある……確か、仙人爽快茶で有名なお店だったな」
なのか「あ! 聞いたことある! そこ、行ってみたいんだよね!」
ヴェルト「そこにこの箱を渡すつもりだったかもな」
穹「次は、この刃物を見てみよう」
なのか「ウチ、料理はできないけど知ってるよ、これって包丁だよね。停雲と一緒に行動してた時、こんな物を持ってた記憶はないし……うん、これも贈ることのできなかった物なのかも。あれ、包丁の箱にチラシが入ってる。[尚滋味]、金人港? これって、どこのお店だろう?」
レント「……あ、あそこか」
なのか「レント、何か知ってるの?」
レント「多分、合ってると思うけど、いや、気にしないでくれ」確か、
レント「それは、置いておいて、最後にこの弓を見てみるか」
なのか「この弓……へぇ、いい弓だね。あれ、ひょっとして……これってウチへの贈り物?」
何、言ってんだ。おまえ
穹「停雲の周りにも、弓を使う人がいる……」
レント「おおよそ、御空さん宛だろう」
なのか「分かってるって、空気が重かったから、ちょっと冗談を言っただけ」それ以外でもよく言うだろ
穹「よし、もう分かったから届けに行こう」
なのか「え!? もう誰に贈るのか分かったの、穹?」
穹「ああ、まず、不夜候にこの箱を贈りに行こう」
俺たちは、みんなで、箱に入っていた物を持って、司辰宮を出た。まずは、不夜候か、ここから目視できる距離にあるから、すぐに着いた。
夢茗「ようこそ[不夜候]へ! お客様方、お茶を飲みにいらしたのですか? 私は店主の
穹「停雲の代わりに、これを届けに来た……」
夢茗「おや、これは……停雲姉さんが約束してくれた茶の種! 他の世界から探してきてくれたのですね。姉さんには、本当にお世話になります。この茶館を継いでから、ずっと新しい茶を開発していたんです。先人たちができなかったことを成し遂げようと思いまして。ですが、仙舟の鱗淵春や丹鼎素針のような茶には数千年もの伝統がありますし、外から入ってきたブレンド茶にもそれぞれ特徴があって、新商品を出すのはとても難しい状況でした。すると、この話を聞いた停雲姉さんが約束してくれたんです──[行商で各世界を遊覧する時、必ず仙舟人が飲んだことのないお茶を見つけてみせる]と。その約束は子供を喜ばせるようなもので、果たしてくれると思っていませんでした。そういえば……姉さんの姿が見えませんが……?」
穹「実は、停雲は……」
そう言うと、穹はことの経緯を手短に伝えた
夢茗「停雲姉さん……」事の経緯を聞いた夢茗はどこか悲しんでいた
ヴェルト「彼女の私物の中から種の入った箱を見つけた。恐らく、君に渡そうとしていたものだろう」
夢茗「ありがとうございます……姉さんに何かお返しをしなくてはいけませんね」
そう言って、夢茗は、店の方に行き、しばらくすると、自分の入れたお茶を出してくれた
夢茗「以前、姉さんの提案通りに鱗淵春と蔭山緑、それから朝露小芽を改良して作ったお茶があるんです。甘く爽やかな味がして、姉さんの名前から[
そう言って、俺たち四人にお茶をくれた
夢茗「……姉さんにも味わってほしかったな……」
レント「……穹、本当に言って良かったのか?」
穹「いつ、また会えるか待ち続けるよりも、ことの経緯を伝えてたほうが良いだろう?」
レント「……まぁな。……責めて、夢茗がくれた、このお茶で停雲さんをしっかり弔おうぜ」
なのか「うん、ウチもそうしたほうが良いともうよ。それで、次の……[尚滋味]は、レントがしってるんだっけ?」
レント「ああ、って言っても俺の予想があっていればだけど」
確か、金人港は、長楽天の隣のところにあったはず。その記憶を頼りに、長楽天に向かった
穹「本当に、この道でいいのか?」
レント「ああ、このまま行けば金人港のはずだ」
??? 「あれ、穹じゃん。どうしたの? 最近暇になったから、仙舟観光でもしてるとか?」
レント「誰? この人?」
なのか「あ、そう言えば、まだ会ったことがなかったね。レント、この人は、青雀。太卜司の卜者だよ」
青雀「君があの、行方不明だった、レントなんだね。 はじめまして、私、青雀。よろしくね」
レント「不名誉な称号が付いていることに不満を感じるのだが、レントだ、よろしく」
なのか「ウチらね、今、尚滋味っていうお店に行くところなんだ」
青雀「尚滋味って長楽天金人港にある、大食漢たちが集まる飲食店だよね?」
穹「いや、俺たちは、行ったことがないから、わかんないだけど。青雀は知ってるのか?」
青雀「金人港は長楽天の商店街だよ。近ごろは、星核のせいで人が少なくなってるけどね。外の客人が初めて訪れた時は、だいたいが有名で賑やかな星槎海の宣夜通りに行くんだけど、本当に美味しいものや面白いものを体験したければ、やっぱり金人港かな。はい、地図に記してあげるね。私も牌をやって疲れたら、いつもあそこの店に行って陳婆豆腐を食べるの。 ああ、まずい──この話をしてたら仕事したくなくなってきた! 全部アナタのせいだから! あそこに行ったら、何か食べてみて、本当に美味しいから。でも、新メニューの試食だけは、絶対にやめたほうが良いよ。あそこの店は私が生まれる前、よく店に通っていた卜者に新メニューの試食を頼んだら、その卜者が泡を吹いて気絶したって有名な裏話があるの」
あ、それ、
なのか「なんで、そんな話があるの!?」
青雀「なんでも、思いつきの新メニューらしくて、人が食べるには難しすぎたみたい。今でもたまにそういうのがあるから気をつけてね」
そう言って、青雀は何処かに言ってしまった。
レント「確か、今、青雀にもらった地図を見ると……やっぱり、この道で合ってたみたいだな」
このまま、道に沿って進んでいくと金人港に入った。長楽天に比べれば、人は少ないが、お店の人、一人一人に活気があり、賑やかな場所になっている。
なのか「おお、ここが金人港。ウチらが探している尚滋味は……あ、あそこにあるのがそうじゃない?」
なのかが指を指した先には、尚滋味と書かれた看板があった
燕翠「いらっしゃいませ。ご注文は何になさいましょう?」
レント「実は、停雲さんの代わりに、これを届けに来たんですけど……」
燕翠「停雲さんからですか? ……ふふっ、どうやらあの人の手を煩わせてしまったみたいですね。彼女みたいな可愛らしい人に、包丁を用意してもらえるなんて。昔、停雲さんがここで食事されていたときに、私の信条を託したことがあるんです──[私は自分で倒すことのできない食材を口にしない]とね。そして、別の世界で料理や借りをした時のことを彼女に話しました。停雲さんはそれ興味深そうに聞き、君の料理をもっと紹介して欲しいと言いました……最後には[英雄には宝剣がふさわしく、名高き料理人には思考の包丁がふさわしい]と言って、贈り物をする約束をしてくれたんです。見たところ、この包丁は他の世界で集めた珍しい素材で作ったものでしょう。タラサ銅背カメの殻を簡単に切れそうなほど鋭いですね。停雲さんったら、本当にお人好しなんだから。この金人港で[鳴火]の恩恵を受けていないお店はきっとないでしょうね。彼女が開催した[海市]のおかげで、私たちみたいな小さな店舗も城外の客を多く迎えることができました。お礼はむしろ、こちらするべきなんです。そうだ、商港がまた開いたと聞きました。停雲さん、また忙しくなるでしょうね」
なのか「実は……[停雲]はね」
再び、穹と、なのかは彼女にことの経緯を伝えた。案の定、動揺しており、今回は怒りを感じた
燕翠「お客さんたち……嘘を言っているのですよね? その化け物は……どこから来たのですか? この包丁で……切り刻んでやります。 はぁ……一回の料理人に過ぎない私が何を言っているのでしょう。皆さん、ありがとうございます。皆さんと、それから停雲さんへのお返しとして料理を作りましょう。すこしお待ちを」
そう言うと、彼女はお店のところに行き、しばらくすると熱々の料理を持っていた
燕翠「そういえば、停雲さんがうちに惹かれたのも、この[牛もつ乱切りのラー油和え]を口にしたからなんです。この辛く香ばしい料理を、もう彼女が食べられないなんて……停雲さんの代わりに、お腹いっぱい食べていってください」そう言って、牛もつの乱切りのラー油和えをくれた
燕翠「停雲さんに、私の料理を食べてもらえなかったのですね……」
なのか「……やっぱり、真実を言うのはちょっと、辛いね」
レント「……辛っ!!」
なのか「なに、ちゃっかり食べっちゃってるの!」
レント「いや、これ、冷めないうちに食べた方が良いから、食べようかなって、思ったけど、思いの外、これ辛いわ」昔は、全然食べれたのに、今は全然だめみたいだな
穹「あ、これ美味しいな」
なのか「アンタも!」
ヴェルト「確かに、これは冷めないうちに食べたほうがいいな」
なのか「なんで、ヨウおじちゃんも食べちゃうわけ!」
レント「だって、出来立てが一番美味しいからさ、なのかも食べなよ。停雲さんのぶんは他にあるからさ。それに、
なのか「……分かったよ。いただきます……あ、これ、美味しい!!」
燕翠「お口にあってよかったです」
よし、これで、停雲さんのこと少しでも紛らわせばいいけど
レント「次は……この弓か、多分、御空さん宛のものだろうから、廻星港に行こう」
御空「あら、どうかしたの?」
穹「停雲の贈り物を届けにきた」
御空「この弓を停雲が私に? ……あの子は私の苦しみを理解してくれていたのに、私はもうあの子のために何もできないのね……30年前、私はある凄惨な戦争に参加したの。私は親友と共に出航したけど、帰港した時には独りになっていた。 あの戦いが終わった後、戦争の残した傷跡に触れるのを恐れるように、仙舟羅浮はずっと航路に沿って休養をし、貿易をしてした……私も、自分が飛ぶことに飽き、弓を引き絞る勇気を失ったと思ったわ。そして、天舶司の事務に没頭するようになり、空を見ようともしなかった。舵取になったとはいえ、軍人出身の私は厳密な経営に向いていなかった。 でも停雲はそんな私と違って、生来の商人だったの。役職上、あの子は部下だけど、いつも商売の相談をして意見を出してもらっていた。たとえ戦場で共に戦ったことがなくても、あの子は私の[戦友]よ。停雲と商団の助けがなければ、羅浮が30年で息を吹き返すことは不可能だった。 時代は移り、仙舟は変わったのだと私は思っていたわ。私のような、流血と戦火が染み込んだものではなく、停雲のような人材こそが天舶司の未来であると、あの子が羅浮に繁栄をもたらすと信じていた。 でも、私は間違っていたわ。反物質レギオンを一匹残らず滅ぼすまで、仙舟には私が必要……血と炎のために、空をかける私のような存在がね」
めっちゃ覚悟ガンギまってるやん
御空「儀式に使う星槎の準備ができたわ。さあ、停雲の思い出の品を星槎に乗せましょう」
??? 「ま、待って! 待ってくれ!」声が聞こえて後ろを振り返ると岩明さんが走ってきた
岩明「停雲が贈り物を僕に用意してくれたんだ。ぼくも同じ接渡使として、そのお返しをすべきだろう……」
なのか「……そっか。それで、岩明は何を用意したの?」
岩明「……僕は、この紙鳶を……停雲の貴重な贈り物と比べたら見劣りするかもしれないけど、どうか笑わないでくれ。コレにはちゃんと意味があるんだ」そう言って、岩明さんは、紙鳶を御空さんに渡した
岩明「狐族の風習で、紙鳶は飛べなくなった飛行士の魂を癒やすらしい。僕も停雲も飛行士とは言えないが、ずっと星空を翔けてきた身。だから、停雲もきっと……再び星空を飛べるようになれば喜んでくれるはずだ」
へぇ、あれってそういう意味があったんだ。子供の遊び道具だと思っていたが
御空「準備が出来たら、停雲の思い出の品を星槎に乗せましょう」
なのか「う〜〜ん……穹、この中からどれを星槎に乗せる?」
穹「まずは、仕事で使っていた接渡使の印鑑を入れて、その次は……停雲の名前を由来にした……「遏雲歌だぞ」そう……そのお茶を入れて、停雲のお気に入りの料理に……岩明の紙鳶……これで、全部だな」
御空「停雲、天舶司は決してあなたを忘れない……必ずやこの手で真相を突き止めて見せる。そして、もしもあなたが帰らぬ人になったなら……そのときは私はアナタの仇を討って見せるわ」
なのか「……御空」
レント「相当、停雲のこと大切みたいだな(小声)」
岩明「当たり前だ。あいつは、俺のライバルだが、あいつが天舶司にした功績は大きかったんだ(小声)」
御空「さぁ、そろそろ[慰霊祭]を始める時間よ。星槎海の
レント「……おい、穹。なんかきになったことでおあるのか?」穹だけが、星槎をじっとみているのが気になって、つい、声を掛けた
穹「いや、この星槎は何処かの星に向かって飛んで輝くんだなって思うと、感慨深いな〜って」
レント「穹……」お前の心にそういった物があったのか(失言)
無事に坤輿台に着いた。近くに、将軍様やクソガk……じゃなかった、彦卿、それに付言もこの場所に居合わせていた
しばらくすると上空から多くの星槎が宇宙へと向かっていった。きれいだなぁ
景元「この規模の葬儀を見るのは、私の旧友の時以来だ」一体誰なんだろう? (棒) すげぇ、こっちを見てる気がする
なのか「……あれ、景元将軍じゃん。体は大丈夫なの?」
彦卿「そうだよ、儀式も終わったんだし、そろそろ休んだほうが良いよ」
景元「待った。 まだ、列車の友と話したいことがある。 すまないね、彦卿からずっと休むように言われていたんだ……もっと早く、諸君らを招くべきだったのだが。 星穹列車が羅浮を離れる前に、贈りたいものが3つある」
なのか「贈り物もの? やっと良心がうずいて、ウチらの頑張りを労る気になったのかな?」
穹「まさか、不動産をくれるとか?」
景元「では諸君、神策府まで来てもらえるか」
そう言って、俺たちは、神策府を無刺した、行く前に御空が宇宙を見ているのが、どこか、けじめを付けられたような雰囲気を感じた。停雲さんの真相を探れると良いけど
そう言って俺たちは、神策府についた。道中、俺と穹となのかで何がもらえるのか考えていたが、候補としては、家や骨董品や羅浮でのvip待遇やらが出たが、一体何をもらえるんだか
景元「諸君をここに招いたのは、改めて仙舟羅浮が列車のナナシビトに感謝を伝えるためだ。符玄殿からも聞いたと思うが、諸君の成した壮挙はこの羅浮では恩に報いることが出来ないほど、偉大なものだ。故に私は羅浮雲騎軍を代表し、この[結盟の誼]を象徴する玉兆を諸君らに託そうと思う」
穹「玉兆? 記念品みたいなものか?」
レント「((( ;゚Д゚))エッ!?」なんてもんを託そうとしてんだ!!
なのか「レントは、なにか知ってるの?」
レント「いや……」知ってるもなにも
景元「これを知っているものなら、そうなるのは当然だ。確かにこれはある種の記念品とも言えよう。だが、旅の土産として気軽に買えるような代物ではない……数千年前、同盟が成立した時に各仙舟は共に誓いを建て、玉兆を刻んで証とした。たとえ天地が崩れようとも、この誓いに背くことはない。 この玉兆も同じで、ソイを表している。これは星穹列車に対する羅浮雲騎軍の許可が記されており、それと同時にビーコンでもあるんだ──玉兆を握ることで、私が持っているもうひとつの玉兆へと連絡が届く。約束しよう。たとえ銀河の果てでも、羅浮雲騎軍は列車の元へと駆けつけ、恩に報いると」
なのか「へぇー、すごい贈り物だね」
レント「すごいってレベルじゃねえぞ」まじで、一生に一度のお願い(ガチ)のやつだぞ、これ
景元「ああ……無論、これほど重要な物だ、些細なことや交誼に反するようなことは使わないで欲しい。私の言っている意味が分かるよね?」
なのか「大丈夫、大丈夫、分かってるって」穹となのかは図星を突かれたような反応をしているが大丈夫か?
景元「そして、丹恒殿「ああ……」 十王司の通達により、君への追放令を赦免する。本日をもって君は自由に羅浮を行き来できる身だ」
なのか「やったー!」
レント「よかったな、丹恒」
穹「まぁ、そこまで、意外でもない」
俺ら三人は、丹恒の方を見たが、すこし表情は暗かった
景元「だが、ひとつ忠告しよう。丹楓の罪はあまりに深い。雇用な通達があったとしても、一部の人の考えは、鱗淵境の潮のように簡単に変わりはしないだろう。出入りの自由は保証するが、身の安全までは私も保証できない。この点について、どうか理解して欲しい」まじで丹楓、何やらかしたんだよ。鏡流もなんか目隠しして、使ってる剣も違ったし。なんなら、鏡流がつかってた剣を刃が持っているあたり、多分応星なんだろうけど、相当やばいことしでかしたんだろうな
丹恒「ああ、分かってる」
景元「贈りものを渡せて、気持ちが軽くなったよ……傷口の痛みも和らいだようだ。っ……コホン、この情景を詩にしたい気分だが……私は符玄どのように学識が豊かなわけでは無い、やめておこう。ナナシビトの道はまだ長い。列車の旅がどうか順調であることを祈るよ。では、さらばだ」そう言って、将軍様は、俺達に、玉兆を渡した
レント「これ、ヴェルトさんが、持っててください、下手に触れないんで」
ヴェルト「ああ、任してくれ。……実は、さっき姫子からメッセージが届いた。列車で玉界門が再び開かれたのを観測できたらしい、いつ戻ってくるかと聞かれている。丹恒の状況についても聞かれているんだが、戻って君から姫子に説明したらどうだ?」
丹恒「ああ、俺も列車に戻るべきだと思う。姫子さんもきっと心配しているだろうからな」
なのか「へへっ、ウチらが今回の旅で体験したことを聞きたくて待ち遠しんだよ、きっと……あっ、ちょっと待って! 忘れてた、車掌さんにお土産買ってない! 穹、レント、アンタたちは仙舟でやり残したことない?
穹「旅の中で出会った友人に会いたい……」
なのか「ウチってばすっかり忘れてたよ。まだ今回の旅で出会った友達にお別れを言ってない」
レント「俺は、少しやりたいことがあるから……」
ヴェルト「なら、俺と丹恒は先に列車に戻るとしよう。3人とも、なるべく早く戻ってきてくれ」
なのか「安心して、ヨウおじちゃん!」
そう言って、丹恒とヴェルトさんは、列車に戻り、俺たち、3人は各自それぞれ分かれの挨拶をしに行った。俺は、そのまま残って将軍様の方に話を聞きに行った
景元「おや、まだ君の頼み事があったね、だが今は星核の災いでやるべきことがまだ残っている。事の整理が終わるまで、少し待ってて欲しい。私の連絡先を送る、こちらが終わったら連絡をしよう」
そう言って、俺は将軍様の連絡先をもらった。
レント「ありがとう、将軍様。また、話しましょう、きちんと詳しくね」
景玄「ああ、それと君に話したい人がいるんだ」
レント「俺と話したい人?」そう、疑問に思ってたら、将軍様の後ろから彦卿がやってきた
彦卿「実は、君に謝りたくて、あのときは、不審者だと思って牢獄に入れちゃって、ごめんなさい」
レント「なんだ、そんなことか。別に気にしてないよ。彦卿、君は雲騎軍として正しいことしてたんだ。そんな気に病んでもしょうがないぞ。君は[剣首]になるんだろう、気持ちを切り替えて剣術に励みな」
彦卿「……ありがとう。君のお陰でなんか心のもやもやが無くなった気がするよ」
レント「それは、よかった」そう言うと、彦卿は神策府を出た、恐らく剣術の修行でもしに行ったのだろう
景玄「相変わらず、そういう人を慰めるのは、上手だな」
レント「そうですか? ……そう言えば、君にも似たようなこと言ってたな」
景玄「ああ、君の言葉はいつも、私の励みになっているんだ」
レント「さいですか。じゃあ、俺はここで、『ちょっと、私のこと忘れてない?』あ、そう言えばそうだった。巧蘭、俺に着いてくるのか」
巧蘭『そうしたいのは山々だけど、うちは歳陽だし、仙舟の規則で、羅浮を出れないんだよね』
景玄「もちろん、巧蘭を自由の身にさせたいが、そうすると他の歳陽も同じように対応する必要が出るんだ」
レント「そっか、まぁあの時みたいに離れ離れになるわけでもないしまた会えるから、それで勘弁してくれないか? 巧蘭」
巧蘭『良いよ、じゃあ私は元の場所に戻るよ』
そう言って、巧蘭は俺から出て、懐かしいところに戻っていった
レント「……はっ、こりゃあ、また随分と懐かしい物を……」
巧蘭『君に、閉じ込められた時の物だよ、君のタヒ後、景玄に助けてもらったけど、思いの外、これが快適で、今はここで暮らしてるよ』
レント「なんか……すげー複雑な気持ち」
景玄「はは、先ほど言ったように私たちはこれが最期になるわけではない。メッセージは送りあえるんだ、それに私たちで話す時がある、その時にまた会おう」
巧蘭『またね~〜』
そう言って、俺は神策府を出た。
レント「……あ、この装置どうしよう」そう思ったが、まあ将軍様に話す時にでも聞こう
あの後、穹もなのかも、友達に分かれの挨拶をしてきたようだ、ついでになのかは、パムのお土産をたくさん買っていたので、俺たち、2人はお土産をもたせることになった。その後、無事に列車に戻った、姫子さんたちに声を掛けようと思ったら先にヴェルトさんと話していた。なんかすげえ難しいことを話していた気がする
穹「詩的な表現だな」
ヴェルト「穹、なのか、それにレント、おかえり。ちょうど姫子と今回の旅について話していたところだ。またひとつ、旅の終点に辿り着いたな。あらゆることには終わりがあり、その後には新たな始まりが待っている」
姫子「次はヴェルトに留守番してもらって、私があんたたちを連れて一緒に新世界を開拓しようかしら」
ヴェルト「列車にそんな交替システムがあったのか?」
穹「今度こそ、計画通りに跳躍できるんだよな?」
レント「そう言えば、そうだったな」
そう言うと、なのかが俺に呆れ顔をしていた
姫子「フフ、そうね。星核ハンターの介入によって予定を乱されたけど、当初の軌道に戻りましょう。次の目的地はピノコニーよ、覚えているかしら?」
穹「よく覚えていない」右手を顎に当て、考え始めた。
姫子「列車のアーカイブによると、ピノコニーは元々犯罪者を流刑するために使われていた監獄星よ──少なくとも、記録された時代ではそうだった。でも
次はピノコニー……夢の国……d……いや、これ以上は考えないほうが良いな。先にパムにお土産を渡そう
レント「はい、パムこれ……なのかが買ってきてくれたお土産だよ」
パム「おお! 感謝するぞ!! なのか!」
なのか「どういたしまして、これ、美味しいよ」
そう言って、なのかとパムは羅浮のお土産渡していた。
姫子「そう言えば、ヴェルトから話は聞いたけど、初の開拓の旅で大変だったわね」
レント「まさか、俺だけ連れてかれると思わなかったですよ、ですがお陰で友達も出来ましたし」
姫子「ふふっ、それなら良かったわ。次のピノコニーはきっと楽しめるはずよ、まだ時間があるから、今のうちに準備しておくと良いわよ」
レント「わかりました」そう言って、俺は、自分の部屋に戻った
レント「いや〜〜〜、疲れた。まともに休めたの初日ぐらいじゃなかったか? とりあえず、さっさと支度をして休もう」
レント「よし、これでピノコニーの準備は終わり」
ピロンッ
レント「ん? ……なのかからだ」
なのかは、確か……符玄のところで自分の過去を知りたいとか言ってたな
メッセージが来ていた
なのか:[なんか、太卜様がレントに用があるから来なさい、だって]
レント「符玄が俺に用?」
これで羅浮の大まかなストーリーが終わり、次は巧蓮と清蓮の過去を深堀する話を投稿していこうと思います
追記:なぜか二回投稿されてて驚きました?なんでだ?