やめて!殺さないでっ!   作:ハラシキア

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龍が如くネタ大め




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調子乗ってる新人は懲らしめないといけない

「しっかし、どうするよ?結局のトコ、ナシつけるにしても素直に従ってくれるとは限らねぇぞ。力を示す事になるんじゃない?」

 

「その可能性は高いだろうな。負ける事は無いだろうが、どの程度の実力かは気になる所ではある」

 

普通に考えて、俺が勝てないとすれば邪神や他の一部の神かイレギュラーぐらいだろう。負ける可能性は低い。例外がそんなに居て堪るか。

 

「そうは言うが知ってるか?教会の聖女の話?」

 

「あ?聖女?久々だな。今度は何で聖女になったの?」

 

話が急に変わったな。聖女自体レアだからなー。二三百年に一人か二人。

聖者とかならまだ多いんだがな。聖女の場合は邪神が認めなければ成れない。だから基本的に教会は偽の聖女を作り出す。その方が都合が良いからな。

 

アザゼルはわざわざ偽物の話を出すとは思えん。マジか、ホンモンかよ。

 

「俺も聞いた話なんだが……シェムハザの部下の奴なんだが、ソイツが何も出来ずに逃げ帰る羽目になったらしい」

 

「部下のレベルによるが、中級の上澄み程度なら有り得る話、だが口振り的にはもっと上なのか」

 

座天使(ソロネ)でも実力は上澄みの奴だ。ネームドじゃねーが、実力や観察眼は俺も一目置いてるぜ」

 

「なんで幹部じゃねーんだ。まあいい。グリゴリ幹部の平均値ぐらいの実力ね。……ヤバくね?」

 

改めて聞いて青褪めた。相性最悪だぞ、俺と。

え、待てよ。堕天使を実力で封殺したってことか。おい、教会関係者の中でも歴代最高レベルでやべーぞ。

いや、別に教会と仲が悪い訳では無いから良いんだが。後で確認しに行くか。

 

「一応見に行くか。確認しといて損は無いだろうし」

 

「そん時は俺も行くぜ。下手したら俺でも勝てねぇだろうしな」

 

搦め手メインのコイツもヤバいだろうな。タイマンだとコイツは下級神以下ぐらいだしな。別にコイツは戦闘力だけで言えば、厄介や面倒という言葉で片付く。俺が評価してんのは、反省し学習出来る事。一回で仕留めきる事はまあ無理だろうし、次回からの戦闘で対策して来れる柔軟性というべき点が一番凄い。

流石はグリゴリの長と言った所か。コイツも他勢力との小競り合いを制して来ただけの事はあるな。勝てないとは言いつつも、次の接触で探るつもりか。

勝てないなら戦わなくても良いからな。それを選択出来るのもトップとして必要な資質だよな。

 

「じゃあ、行くか」

 

「そうだな」

 

俺とアザゼルは話もそこそこに敵の根城へと向かった。

さて、どんな相手が出てきますかね。

 

 

 

 

 

 

油断していた事は事実だった。

地面に伏している俺とアザゼル。

 

「ごちゃごちゃ言ってねぇで、かかってこい!!」

 

その啖呵に真正面からぶつかった結果がコレだ。

大丈夫、まだライフは残ってる!立ち上がれば絶対に勝てるんだから!

 

クソが!なんで如くリスペクトやねん!

ヒートアクション使いまくってんじゃねーぞ。ゲージの概念無しで永遠攻撃やめろよ!こんなんチーターや!チーター!

 

えー、別に勝てるけどなー。うわ、マジか。一番クソだりいタイプなんだが?肉弾戦特化の異能関連の攻撃が通り辛い。典型的な物理で殴れタイプね。自分の土俵をこっちに強要すんな。しくじったな。いや、想定すべきだったな。敵のフィールドの以上は敵が有利な状態なのは予想して然るべきだった。ミスったな。

 

「どうした、こんなもんか!」

 

サンドバッグを手に入れられてウキウキやん。俺らは残機が実質無限だからなー。そりゃあ、与えられた力を自由に使えたら楽しいでしょうなー。

分からせるか。

 

「随分と粋がるじゃねーかルーキー」

 

「なんだと?」

 

ああ、そういうタイプか。見た目まで拘ってちゃって、まあ……。

本当に馬鹿だよね!弱点を自ら晒してるも同然だぜ。

 

「ルシファー。やるんだな!ここで!」

 

「お前はボケんな。もうカオスなんだわ」

 

「ククッ。しっかし、(ルール)を理解してねーんだな」

 

「外様だからだろ。下手に参入して、こっちと同じように行動したつもりなんだろうな。ったく、仕様を理解してないからこそ、そういう致命的な手を打つことになる」

 

「どういうことだ?」

 

筋金入りだな。RP(ロールプレイ)なりきり過ぎだろ。

元と同じく推理する力が弱いのね。制約で寄せる事を盛り込んで、実質的な教化か。悪くは無いな。

 

「お前は強いぜ。だが間違った強さだ。ところでお前は攻略本だったり、調べたりするタイプか?」

 

「……?」

 

困惑してるな。どちらのタイプでも関係ないが、こんな感じだと判断出来んな。

仕方ないな。ルーキー君に説明してあげるか。

 

「この世界はある意味でパラメーターが決まっている。それを何処で判断してると思う?歴史と知名度だ」

 

「つまりお前が選んだ選択肢はハズレじゃないが、歴史という概念上は不利って事だ。勿論、ステータスだけで勝敗がつくわけではないが、お前さんは成りきるという選択を選んでしまった以上はその影響をモロに受ける」

 

「……何が言いたい?」

 

「こういうことだよ!!」

 

いきなり殴りかかる。防御するが関係ない!そのまま振り切る!

力の封印を解いた。ステータスが最高峰まで戻る。

 

「三分で片付ける!」

 

「なめるなっ!」

 

吹っ飛ばしたが直ぐに復帰したな。あと、違います。三分以上は出来ません。某巨人と同じくこの世界でこれ以上は制約で出来ません。地獄だったらなぁ……。

 

激しい攻防。後ろで偉そうに腕組んで見守るアザゼル。お前も手伝えや!

ノーガードで高ステータスでゴリ押しの俺に次第に力を失う偽者さん。動揺してるな。そりゃあそうよ。さっきと違って権能もフルで使ってる。ああ……制約で貯めてた貯金が……。地獄でまた回収しないと……。

 

一分だったな。あっさりと片付き、速攻で元の状態に戻る。

やっぱ悪魔形態はこの世界で解放するのは駄目だ。コスト消費が激しすぎる。

 

「俺は後三回変身出来る。この意味が分かるか?」

 

「強さが変わるのは一回だけだろ。属性が変わるだけじゃん」

 

「お黙りっ!」

 

「くっ、そ……だめだ……かいふく、を」

 

何か食べようとしているな。そこまでゲームと同じ仕様か。

アザゼルがこっち見てきた。分かってんだろ。阻害入れてるから大丈夫だ。

 

見守ってる俺らを睨みつつ、食べるモーションみたいなのが入った。そこまでやる必要あるか?簡略化してるのもメリットだけじゃないと思うがな。そこまで寄せてんのね。どういう制約をしてるんだ。だから馬鹿みたいな出力だったわけか。ぶっちゃけ相手の領域内とはいえ、上級レベルでも上澄みだろコイツ。領域以外だともっと落ちる事は確かだろうが、日が浅いだろうし属性という概念の重要性に気が付いてないな。喜べ、お前はもっと強くなる。

 

ほう、これは驚いたな。阻害は確実に入れた筈なのに若干ではあるが、回復は可能か。認めよう、お前の牙は俺に届きうる。だが、無意味だ。

 

「流石に見逃せないわ。『動くな』」

 

「!う、動けない、だと!」

 

「言霊入ったか。大分効いてるって事は限界ギリギリだったのは間違いないのか」

 

アザゼルが溜息をついて近寄った。軽く手を振るって領域内を一部塗り替えた。こっちの属性を強く書き換え、テーブルや椅子を出現させる。

 

「『解除』。まあ座れよ。力は示したぞ」

 

「……分かった」

 

さて、話し合いの時間だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話し合いはスムーズに進んだ。言葉通り約束を守った形だな。

それにしてもなー。

 

「これはお節介になるんだが、お前って典型的なチートに溺れた転生者だよな」

 

「……どういうことだ?」

 

うわぁ、怒ってる。当然か、面倒だな。

俺が話すのも良いが、調子乗って女に手を出しまくって失敗した先輩の方が適任か。俺が顎を引いて催促すると、溜息をついて馬鹿が説明しだした。

 

「えっとだな。まず大前提として元ネタがあるキャラは元キャラのスペックに引っ張られる。こっからが大事なんだが、使えると使いこなせるは別物で、お前が思う最強の堂島の龍は弱いという結r「ふざんけんじゃねぇっ!!!」話は最後まで聞け!!!元ネタがあるのは弱いと言ったが、俺らだって元ネタがあるわけだ。なのにお前よりも強い訳を考えろ」

 

黙って考えてるな。時間を掛けて口を開いた。

 

「さっき言ってた歴史と知名度か?」

 

「それもある。だが、それだけじゃない。ぶっちゃけた話、これはあくまで側面だけに過ぎない。スペックが勝敗を分ける訳じゃない。つまりは何処かで別の道を探すって訳だ」

 

「何が言いてぇ!」

 

「焦んな。結論から言えば、お前はもっと強くなれる土台を持っている。だが、それを活かす方法を知らないから俺らに負けたってワケ。当然だが簡単に負けてやる気はねぇよ?単純に、明確にお前が強くなれる手段を教えてやる、が……」

 

「お前らの下に付け、と?」

 

「そういう事だな。言っとくが拒否したらこのままお前を殺すぞ。お前が勿体ないとルシファーが思ってるからこそ選択肢がある事を忘れるな」

 

「……良いだろう。その提案を受けてやる」

 

「だとさ。じゃあ、教えてやれよルシファー」

 

……借りを少しは返した形か。まだ貸しは山ほどあるからな。気長に返済を待ってるぜ。

さてじゃあ教えるとしますか。

 

「あー、じゃあ前提から間違ってる事を言うが、お前が制約の付け方が下手だから伸びなかったんだ。桐生一馬に憧れてたんだろう?今のお前が強くなる方法の一つを言おう。お前に必要なのは神室町だ」

 

「神室町?」

 

「要するにキャラに成りたいなら、そのキャラがしそうな事をしていけばいい。お前はその姿でその口調まで真似たんだろう?なら、お前の場合だと桐生さんという堂島の龍を再現していけば、次第に心技体共にお前が思う最強の桐生一馬になるって訳だ」

 

「……なるほどな」

 

「だが、それはあくまで強くなる方法の一つだ。お前の場合は実戦が足りてない。同格以上とまともに戦ってこなかったろ?それにロクに死線を潜ってない。その点でも本家に負けているぜ。いいか、本家を越える事が通過点だ。文字通り、さっさと人間を辞めろ。条件付きだが、その道で一番になれる可能性はあるんだ。極道という道を極めていけ」

 

黙って頷いたな。じゃあ地獄へ案内するか。

 

 

終わったら朝までパーティーだ!




色々とヤバいキャラ出しちゃったか……


まあ、ええか……




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