名前 日暮 心葉(ひぐらし このは)
性別 男
年齢 16歳
身長 155cm
髪色 黒色
髪型 ショート
瞳色 空色
服装 黒コート
性格 大人しく控えめ
神機 新型・カリギュラ装備(白一色に塗装)
チャージスピア
スナイパー
バックラー
「神機使い喰らい…?なんだそりゃ?」
「ここ最近現れた、とある神機使いだそうです。文字通り神機使いを喰らうとの噂だとか」
「えー…そんな物騒な神機使いがいるのー?」
「あくまで噂です。皆その人を神機使いを救世主と例え、救世主喰らい(メシアイーター)。そう呼んでいます」
「救世主喰らい…どっかで聞いたことあるな…」
「…前にコウタさんが言ってたような…?」
人間誰もが運がいいとか運が悪いとかよく思ったことがあるだろう。今本当に運が悪いとつくづく思った。
「ちっ…こりゃー参ったな…」
右手の金色のガントレットを抑えながら、一人の神機使いがつぶやいた。長身で白いコートに身を包んだ黒髪の男性。極東でかなりのベテランの神機使い。名前は、雨宮リンドウ。
「まさか…堕ちた者に出会うとはな…」
視線の先には道路の中心に立っている一人の神機使い。その神機使いの右腕の神機は変化し、異形と化している。おそらくオラクル細胞に取り込まれたのだろう。
堕ちた者。簡単に言ってしまえばアラガミ化した神機使い。この状態になってしまえば、元の人間に戻ることは不可能である。
『リンドウさん、すぐに撤退をお願いします!』
耳元で凛とした女性の声が聞こえた。通信だ。
「おい、堕ちた者はどうするんだよ」
『早く撤退してください!リンドウさんまで殺されますよ!!』
言っている意味がわからなかった。「俺が殺される」ならまだわかる。「俺まで殺される」。その意味が分からなかった。
だが、その意味はこの後嫌でもわかるようになってしまった。
スタァン。と軽い銃声の音が鳴った。おそらく神機のスナイパーの音だ。だが、同時に異変を感じた。スナイパーであそこまで軽い音は聞いたことがなかった。いろんな神機使いを目にしてきて、いろんな音を聞いてきた。だが記憶をあさってもそんな音は一切出なかった。
そして、軽い音が鳴ったと同時に堕ちた者の右肩から下が消えていた。堕ちた者も何が起きたかわからずにいた。その直後、堕ちた者は奇声を上げた。たぶん痛みによる悲鳴だろう。
「…っ…ごめんなさい」
どこからか幼い声が聞こえた。その直後には堕ちた者の胸部は吹き飛んでいた。正確には心臓のある部分。堕ちた者は倒れ、二度と動かなくなった。
「…いったい何が起きてるんだ…?」
たった数十秒の出来事にリンドウは呆然としていた。ヒバリの言っていたことが実現しそうで、足が震え始めた。自分もさっきの堕ちた者みたいに腕を撃たれ、心臓を撃ち抜かれるのだと。
「おいおい…冗談じゃねぇぜ……今日はすげぇ厄日だな……」
逃げたくても足が動かない。足に力が入らない。立つだけで精いっぱいだ。
「………………っ」
突如、物陰から一人の少年が現れた。背が低く、黒いコートに身を包んだ少年。少年の腕には赤い大きな腕輪と白の神機が握られていた。神機は銃形態で、砲身が長く伸びていた。誰が見てもスナイパーだった。どうやら先ほどの堕ちた者を殺したのはこの少年だったようだ。
「…ウソだろ…?あれを殺したのが、あの少年だっていうのか…」
驚きを隠せなかった。堕ちた者は通常の神機使い比べ、圧倒的な戦闘能力を持っている。それをたったスナイパーの2発で沈黙させたのだ。過去に堕ちた者と刃を交えたことはあるが、その時はかなり苦戦した。
少年が堕ちた者の死体に歩いて行った。その際に近くにある縦長の長さの違う木材を二つ拾い、死体のそばに近づき、コートの中のポケットからロープを取り出した。木材を十字に置き、ロープで固定し、それを堕ちた者の死体の頭のそばに刺した。簡易的な墓だ。
「……っ……ごめんなさい……ごめんなさい……」
少年は泣きながら、堕ちた者の死体に誤っていた。堕ちた者を殺す。すなわちそれは人を殺すもしくは味方を殺す。という意味を持つ。これほど苦しいことはない。
リンドウはこれ以上はいられないと思い、動かない足を殴りつけ、足早に去った。去る時に少年が発した言葉が心に深く突き刺さった。
「………僕は…あと…何人殺せばいいんですか?」
オリジナル要素強すぎました。