俺の最高傑作「操縦支援ソフト/行動補助プログラムan-E.R.I.〈アネリ〉」が可愛すぎる件についてお前達と議論したいと思う   作:絶対正義=可愛い

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とある便利屋の日常風景(ワンデイズ) 便利屋with脳幹

『…………』

「アルちゃんその犬どうしたの?」

「さっきドアの前にポツンと哀愁漂わせながら座っていたのよ」

「……拾ったの?」

「さ、さすがですアル様!犬にも慈悲をかけるだなんて…!」

「マスコットを作ればもっと依頼が来るかもしれないでしょ!たから、連れてきたのよ!」

(なら猫がよかったな…)
(犬を飼うお金なんて、ウチにあったかな〜?……ま、いっか、面白そうだし……!)

『………………………』
(ガチャガチャ…パチン…シュボッ…ジジ……フゥー…モクモク)

「」

「」

「」

「す、すごいわこのワンちゃん!煙草を吸ったわよ!?」


「わぁ……さすがの私もびっくりー……」

「……はぁ、まためんどくさいものを拾ってきて」

「こ、このリュックサックみたいなのから、ア、アームが出てきましたよ…?」

「煙草を吸う犬だなんて!なんてハードボイルドなのかしら!ますますマスコットにしなくちゃ!」

『ほう……ハードボイルドを。このロマンに気づくか陸八魔アル君』


「」

「」

「」

「」

『おっと、これは失礼した。私はしがない()()()()()()()()()()()()()だ。よろしく頼むよ便利屋68の諸君』

「喋ったぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!?!?!?!?」


「う、撃ちます、人面犬なんて私が、殺します!」

『やめてくれ、伊草ハルカ君。私はキヴォトスの住人のように身体は頑丈じゃないんだ。一般的な何処にでもいる犬と同じ耐久力しかないんだよだからその目をやめたまえ本当に命の危機を感じるだろう!!!?

「どこが普通の犬よ!!!!」

「すごいよカヨコちゃん!喋ってる!犬が喋ってるよ!」

「はぁ………というか、犬が喋るも何も2週間前の依頼人は犬だったでしょ」

「そういうことじゃないよカヨコちゃん!これは、世紀の大発見だよ!しかるべき機関に持っていけば明日のお昼ごはんに困ることはないよ!」

『本当にやめてくれ!!!』 




『ゴホン……。さて、改めて自己紹介をしようか』

ゴールデンレトリバーが言った。
場が、流れが、常識が、切り替わった。
まるで自身の額に銃口を突きつけられたかのような…冷たい、嫌な空気だ。

『私は木原脳幹。木原テイリに言われ君たちと交渉しに来た者だ。長い付き合いになるか、これっきりになるかどうかは……()()()()()()

誰かが、ゴクリと固唾を呑んだ。







きっと、このせいでアルが煙草を吸い始めようとか思ったりするんだろうなぁ。

あ、でも身体に悪いからそもそもやろうとして止めちゃうパターンかも……。


脳幹先生が一番かっこいいのでは…?
最近そんな事を本気で考えてしまう。

はい駄文ですね。

本編開始!

※加筆修正7月22日


三者三様の戦い

「ん、銀行を襲う」

 

テイリ(先生)この人たちの頭はおかしいです。

私はどうも、この人達についていく自信がありません。

 

助けて下さい、テイリ(先生)……。

 

 

どうしてこうなった?

 

 

 

時は数時間ほど前に遡る。

 

 

 

 

「ブラックマーケットかぁ……パスで

 

「え?」

 

テイリ(先生)は苦虫を噛み潰したような表情でそう言った。

 

「いやー、俺ってば昔結構やらかしててさぁ………行くのはちょっと勘弁」

 

「なにしたのよ……」

 

ブラックマーケット。

 

たしか、犯罪の温床とかテイリ(先生)は言ってた。

学校から退学した生徒や、グレーから真っ黒な組織までが跋扈する、普通に過ごしていればまず関わることのない場所だと。

 

……そんな闇市で一体何をしたんだこのテイリ(先生)

 

 

(言えるわけねぇよ……。()()()()の主犯とか……)

 

 

 

 

 

 

 

B()M()P()()()

 

ブラック(BLACK)マーケット(MARKET)ペロロ(PELOLO)事件の略だ。

 

裏社会に伝わる生きる伝説。

 

たった()()の存在によって、その日ブラックマーケットは全機能を停止した。

 

あまりにも恐ろしすぎて、裏社会では口に出すことすら禁忌(タブー)とされているブラックマーケット史上最悪最凶の事件。

 

たった二人の存在は、裏社会の人間にとって恐怖の象徴となり、希望の象徴ともなった……。

 

そのせいか、たった一度の犯行なのにも関わらず、模倣犯が続出した。

 

それによって、被害にあった企業は数しれず、共同で資金を出し合って賞金がかけられるまでになった。

 

 

通称ホワイト

 

気弱な発言や雰囲気からは到底予想できない最悪の犯罪者。

明らかに表の世界の住人……そういう雰囲気だからこそ、突きつけられる残酷な現実に誰もが目を疑う。

 

その場にいた不良、裏社会のヤクザ、そこそこ大きな企業の社長その他諸々……全ての戦意を失わせて完封する恐怖の少女。

 

通称ブラック

 

ホワイトとは反対に、圧倒的な暴力によって他を薙ぎ払う最悪の犯罪者。

粗暴な発言や身の振り方からは到底読めないほど頭がまわり、全てを灰燼にして去る。

 

マーケットガードの7割を破壊した伝説を持つものの、知名度でいえばホワイトよりも劣るという謎の人物。

 

何が目的なのか、全く意図は分からず全てを灰に還し、忽然と姿を消したアウトロー。

 

特徴は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を両者ともに身に着けていたことだけだ。

 

 

 

ブラックマーケット内の特別賞金掲示板。

 

 

ホワイト&ブラック。

 

 

暗部特定犯罪者集団。

仮称。

 

狂騒ノ黒白(ダーティーペロローズ)

 

 

最高賞金額10億円。

 

 

 

 

 

 

(言えねぇ……絶対言えねぇ。言ったら“先生”に正座説教だ…!下手したら賞金目当てに俺が対策委員会にブチコロだぁ……!)

 

 

どうせ下らないことなんだろう。(くだらない……)

 

テイリ(先生)が何かを隠すときなんて、大抵碌でもないことだ。

 

「あー、でもアレだ。案内人(ナビゲーター)は紹介しとくよ。ブラックマーケットって、それなりにデカいからな」

 

 

―――そもそも俺用事があるから、行けねぇし。その詫びと言っちゃなんだが、アネリも連れてっていいぞー。レディバード君、君も行くといい!

 

 

そう言ってアビドスから出て行ったテイリ(先生)

 

だが、ちょっとまってほしい。

 

私の役目はテイリ(先生)を守ることなのに、護衛対象が護衛を放ってどこかにいかないでほしい。

 

……いや、結構本当にやめてほしい。

 

この状況はアレだ。

 

()()()が貸してくれた漫画で読んだことがある。

 

友達の友達というやつだ。

 

はっきり言って、気まずい…というやつだ。

 

 

 

 

 

「これなんてどうですか〜☆」

「ん、このワンピースもいい」

「この赤いリボンなんて可愛いんじゃない?」

「セリカちゃんてそういうの結構好きだよね」

「な、べ、別に好きとかそういうんじゃ……!」

「もう〜セリカちゃんは可愛いんだから〜。でもそんな可愛いセリカちゃんをおじさんは応援するよー?」

「ちょ、抱きつかないでよホシノ先輩!」

 

 

 

『……理解不能。これはなに?』

 

 

 

競泳水着(いつもの格好)から白をベースにした赤色の線が腰回りに入ったシンプルな膝丈まであるワンピースに、髪には控えめな白い花の髪飾りがつけられていた。

 

「……可愛わね」

「うん、素材は良い」

「それなのにいつもあんな格好だなんて……私、不憫で不憫でっ!」

「いや〜、眼福眼福〜」

 

なんだ、このあまりにも普通の格好(無駄な細工)は。

 

今から治安が死んでいる(キヴォトス大体そう)ブラックマーケットに行くっていうのに……。

 

これじゃあ、いざってときの戦闘に支障が出る。

 

『このヒラヒラ…邪魔』

 

「そんなこと言わないでくださいレディバードちゃん!」

 

『だが、十六夜ノノミ……これではいざってとき最大限のパフォーマンスを発揮できない』

 

「お洒落に我慢は付きものですよレディバードちゃん!そ・れ・と!十六夜ノノミじゃなくて、ノノミです☆」

 

『しかし十六夜ノn「ノノミです☆」…正体不明のエラーが発生した。今すぐにこの場から立ち去りたい』

 

「だーめです☆」

 

 

肩を掴むな十六夜ノノミ。

お前のような怪力に掴まれると私の肩が大破する。

 

 

「そう強情になるでな〜い!良いではないか〜良いではないか〜」

 

「ん。ホシノ先輩、本当におじさんっぽく見えちゃうから止めよ?」

 

「うへー、シロコちゃん、言うようになったね〜?表出ようか?

 

「ん、絶対ヤ」

 

話を進めるな。

喧嘩をするな。

私を玩具(オモチャ)にするな。

 

『大体何故こんな格好になっている?競泳水着(さっきまでの格好)でいだろう?』

 

 

しーん………。

 

 

 

 

私は何かおかしなことでも言ったのだろうか?

たしかに、競泳水着(いつもの格好)は一般的に外を出歩くような格好ではないが、ミレニアムではいつもそうだぞ…?(狂気のミレニアム)

 

「いや……あんたバカァ?」

 

何故私は罵倒された?

 

「さすがに水着で行くのは目立っちゃうよ……?」

 

「ていうか!何でアイツはあんたの服持ってないのよ!」

 

「女の子が私服一つも持っていやしないだなんて……あまりに可哀想だよ〜」

 

「ん。そこら辺の乙女の事情をテイリは蔑ろにしている。帰ったら断罪」

 

『……つまり、潜入任務のような適した服装にしろ…、ということ?』

 

なるほど。

たしかにネル先輩達はいつもメイド服だ。

 

機能的に無駄な細工だが、それでも足元を動かすなら、スカートは理にかなってる。(中身モロバレするが?)

 

「とにかく!あんたはまともな服着て行くのよ!」

 

『……わかった』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、ワンピースの格好ではなくアビドスの制服を着せられた。

 

キヴォトスだと学生服の方が周囲に溶け込めるそうだ。

 

 

じゃあ、さっきまでのショッピングは何だった?

 

 

……シャーレの“先生”。

お前は何も言わなくていいのか?教育者だろう。

 

“うーん、女子高生のショッピングに大の大人が入るのってキツくない?”

 

思考を読まれた……。

気持ち悪いなコイツ…。 

 

“今すごい失礼なこと考えられた気がする”

 

『気のせい』

 

ちなみに、『防御の剣(レフトアーム)』はボストンバッグの中に入れて持ち運んでいる。

 

途中、便利屋の浅黄ムツキと遭遇したものの、戦闘に移ることはなかった。

 

せいぜい、奥空アヤネがからかわれた程度だ。

 

問題ない。

 

「テイリさんが言っていた案内人(ナビゲーター)の人との待ち合わせはここら辺のはずですけど……」

 

「ブラックマーケットの案内人……きっと、厳つい人が来る」

 

ポワポワと頭の中で屈強な筋肉をつけたサングラスをかけた人物を思い描いている砂狼シロコ。

 

テイリ(先生)の知り合いにそんなのいたか?

 

ミレニアムで常に走ってる人は見かけたことがあるが……いや、まさかあの人じゃないだろうし。

 

「でも助かったね〜?こんなよく分からない所じゃおじさん達迷子になっちゃうよ〜」

 

「……それはそうだけど、テイリってどういう交友関係してんの?」

 

『……私が作られる前には既にテイリ(先生)は様々な人と関係を持っていたから分かりかねる』

 

「そ、その言い方はちょっと、語弊を招く言い方ですね

 

「思ってたんだけど、なんでレディバードちゃんはテイリのこと先生って呼ぶの?」

 

『……それは』

 

 

 

「わわわっ、そこどいてくださーい!!

 

 

白い服の少女が奇声を発しながらものすごいスピードで駆けてくる。

 

その後ろから、いかにも不良ですといった感じの少女が数人がかりでその少女を追いかけている。

 

「逃げてんじゃねぇぞテメェ!!!」

「トリニティのボンボンだ!身代金たんまりもらえるぞ!!」

「ヒャッハー!!!金だ金ぇ!!!」

 

 

……想像の倍以上に民度が終わってる。

 

ブラックマーケットというのは、こんなにも世紀末してたのか。

 

 

 

だが、……なるほど状況は把握した。

 

 

 

『戦闘態勢に移行する』

 

 

 

 

防御の剣(レフトアーム)』をボストンバッグから取り出す。

 

カチンッ…という鞘から抜かれる無機質な音が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よお、黒服ちょっと聞きたいことがある面貸せや…」

 

「おや?これはまた…クックック……珍しい客人ですね?」

 

 

小綺麗にされたビル……しかし、そのビル自体は先日放棄されたため、廃ビルだ。

 

その一室。

 

真っ暗な部屋は電気が通っていないのだろう。

 

一つしかない窓から太陽光が射すだけの闇の中、ボウッ……と浮かびあがる白い軌跡。

 

コイツの顔面……いや、体の節々から現れてるから全身か…、とにかくコイツの身体はどうなってんだ?

 

獣人型の市民とも、機械市民とも別種だろ、絶対。

 

「して、私に用とは?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

……基本的に交渉というのは、相手に自身の弱みを握られたら終わりなの。

 

この場合、()が何を知りたいのかが相手に伝わるのはまずい。

 

でも、そこをあえて正面突破する。

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

バチンッッ!!!!!

 

 

頬を思いっきり叩く。

 

……クソッ。

ヤバいな……。

円周ちゃんを最近乱用したせいか……()()が。

 

「…………例え何かをしようとしていて、それを貴方にお教えする義理も義務もありはしないのですが、それを理解してらっしゃいますか?」

 

「ああ。理解してるよ」

 

ンなことは分かってる。

チッ……!

しくったな、自己管理ができてない……いや、想像を超えた速度で汚染が始まっている?

 

汚染の計算に狂いが出た?

 

「……理解できませんね。貴方は一体ここに何をしに?聡明な貴方ならそんなことお分かり頂けるでしょうに……」

 

あーあ。

こうなったら、もう直球で聞くしかないだろ。

 

「……質問の仕方を変えようか。……俺の滞空回線(アレ)ぶっ壊したのは、お前だろ?」

 

「………」

 

手を口元で組みながら座る黒服の空気が少し変わった。

 

 

正解(ビンゴ)だ。

 

 

「ダンマリは止めてくれよ……大人だろ?

 

「…一言言うのであれば、ソレを壊したのは私ではありません」

 

「……あ?」

 

まて。

コイツじゃない?

……いや、他のゲマトリアって可能性も。

 

「……やはり、破壊という手段はよくなかったですね。このままだと、()のことがバレるのも時間の問題……いや、まさかとは思いますがこの状況を狙ってわざと横紙破り(ULエクスプローダー)を使った……?そう考えると…、いえ、決めつけるのはまだ早いですか……」

 

「?」

 

何だ急にブツブツ言って。

見た目も相まって普通に気味が悪い。

 

「………………貴方には、真実を知る権利がある。いえ、義務と言い換えても支障はありませんか……」

 

…あ?

 

「……が、はっきり言って、私はそれを知ることをおすすめしない。貴方がそれを知ったとき、その『狂気』を周囲に発散しないとは限らないですから……。現に今の貴方はそれが出来ていない」

 

まて、本当にコイツは何を言ってる?

 

『狂気』……?

 

まさか……コイツ、『木原』のことを…?

 

「その『狂気』を今の今まで保っていられていることに、逆に驚きです。…『狂気』に呑まれ()()()()()()()()()()()()を知っていますので……なおさら」

 

話しがよめねぇ…。

 

「それでもなお、知りたいというのならば、お教えしましょうか…?」

 

「ゴチャゴチャうるせェなァ……。バカとお偉いさんは話が要約できねェから話をちっとも聴いてくれないンだぜェ?」

 

どちらにせよだ。

アビドスのためにも、情報源たるコイツから抜き出さねぇといかないし……。

 

「つーか、聞かせる気満々じゃねェか」

 

これだから大人の話は嫌いだ。

まわりくどくてめんどくさいんだよ。

 

「で?おまえは何を伝えたいわけ?」

 

一呼吸分の間を置いてから、黒服は端的に言った。

 

「……己が罪と向き合う時間です、木原テイリ(狂気の探求者)よ」

 

「……だから、お前…さっきからホントになに、いって…?」

 

ザッザッ…と背後から足音。

 

そして、背筋に走るイヤな感覚。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

直ぐ様横に飛び退き、地面を転がり受け身を取る。

 

瞬間、()が今さっきまで立っていた場所が……。

 

()()()()()()()()()()

 

直ぐ様チョーカーの電源を押し、下手人に向かって腕を振る。

 

『能力』で向き(ベクトル)を操り鎌鼬のようにすればひき肉の完s

 

「……は?」

 

思わず間抜けな声が出る。

 

そこで能力を止められたのは、ナイスファインプレーだったな()

 

そこに居たのは、()()()()()

 

もっと具体的に言うのであれば、()()()()()()()()()()()()()

 

そして、その少年は………。

 

嫌な汗が全身から吹き出る。

 

呼吸がしづらい。

 

だって、そんな、まさか……ッッッ!!!!!

 

 

()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どうして()()お兄ちゃんは私達を頑なに使わないんだろうねー?だって、持てる力全てを使って相手を叩き潰すのが木原なのに…。不思議だねー?』

 

『それはですね円周ちゃん。彼がまだ()()()いないからですよ。木原に抗うことを……』

 

『そうなの()()()()()()?』

 

『ええ。ですから、私たちがちゃんと彼を()()()()()上げなくちゃならないんですから』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの!本当にありがとうございました!」

 

「ん、困ったときはお互い様」

 

「そうそう〜、お互い様お互い様〜」

 

この人……。

 

「ここら辺は物騒だからあまりウロウロしてると危ないよ〜?」

 

地元みたいな感覚で言ってやがるが、小鳥遊ホシノだって初めてだろう?

 

「あ、あはは……」

 

……思い出した。

 

申し訳無さそうに頭を下げて笑う少女は、テイリ(先生)のモモトークに入っていた……たしか。

 

『阿慈谷ヒフミ……?』

 

「え?…………どうして私の名前を?

「………………ッ…!」

 

正体不明のエラーを検知……。

 

………?

 

なんだ、今の感覚。

まるで、本気のネル先輩と相対したときのような感覚は……。

 

エラーが発生。

エラーが発生。

エラーが発生。

 

????

 

頭の中で警報が鳴り止まない……。

 

 

何故?

いや、まさか………。

 

いや…今は取り敢えず無視だ。

 

『………そちらに連絡をしていると、テイリ(先生)…木原テイリが言っていたはずだが?』

 

「…え?…あ、もしかしてあなた達がテイリさんの言っていた!?」

 

……警報が鳴り止んだ…?

……本格的にエラーが発生したのか?

…………帰ったら、テイリ(先生)に直してもらわないと。

 

「もしかして、テイリさんが言っていた案内人(ナビゲーター)?」

 

「……ということは、あなたが私達の協力者っていうこと?」

 

「た、多分……?あ、えっと、私、阿慈谷ヒフミです!」

 

勢いよく頭を下げる阿慈谷ヒフミ。

拭いきれない違和感を感じる。

 

「……ふーん?その制服……トリニティ?」

 

それに、小鳥遊ホシノの様子が少しおかしい。

……何かを警戒している?

 

「あ、はい!トリニティ総合学園2年生です!」

 

「そっか〜……。おじさんは小鳥遊ホシノっていうんだ〜…。よろしくねヒフミちゃん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで……?いや、だって俺はクローン技術なんて……っ!」

 

「私たちが交わした契約内容を覚えていますでしょうか?」

 

 

 

1.木原テイリの身体の検査だけで、危害を加えない。これには肉体的なものから精神的なものにまで有効。

 

2.他者を巻き込んで木原テイリを脅さない。

 

3.木原テイリの技術を一般的に普及されているもの以外の使用禁止。

 

4.以上の条件を破った場合違約金として10億払い今後一切の関わりを断つこと。

 

 

 

そして。

黒服から提示された新たな条件。

 

 

 

5.本契約は双方合意の元に推し進めるものとし、どちらか片方の契約破棄によって白紙となる。

 

 

 

 

当時はそもそもそんな契約が契約として成り立っていないことに疑問を覚えたもんだ。

 

けど、ぶっちゃけ全く俺にとって問題がなかったから流していたが……。

 

 

 

「まさか……お前……!」

 

「私の知りたかったことはもう知りました……。よって、ここに契約を破棄します

 

契約の破棄……即ち、今までの条件の()()()

 

文字通り、白紙だ。

 

俺が安全策にとっていた条件全てをなかったことにしやがったぞ、この野郎……!?

 

黒服の目が、妖しく光った気がした。

 

「10031号さん?後はよろしくお願い致します」

 

「……イヤだけど、しょうがない。やるよ。と、キハラはマックロクロスケに中指おっ立てて行動を開始します。」

 

声も、同じ……、つーか、案外余裕そうだなこの野郎!

 

いや、そうじゃなくて!

 

じゃあ、コイツは、本当に、俺の………!!!

それに、10031号?

 

じゃあ少なくとも10000()は居る!?

 

 

「それと、『異能』の使用を認めます」

 

 

 

 

今度こそ、俺の脳は容量超過(キャパオーバー)した。

 

 

 

 

「フザケてンじゃねェぞ黒服ゥゥゥ!!!!!!!!」

 

 

 

 

俺の背中から、黒い翼が出現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「退屈だー!」

 

1()0()()()()()()()()()

()()()()()()()()

 

「この家?家なのか研究所なのかよくわかんないけど、とにかくここは退屈だー!ってキハラは嘆いてみたりする〜……」

 

ベッドの上でゴロゴロ~と転がりながら、少年は全身で不満をあらわにする。

 

「……よし、外に出かけよう!」

 

そこは部屋だった。

ワンルーム程度の大きさに、分厚い鉄格子のある部屋だった。

 

ドアノブは硬く施錠されている。

 

()()()()()

 

 

 

どこまでも冷たい鉄の扉は、どういう原理か、ドロドロに溶けていた。

 

 

 

その少年は意気揚々とその溶けた鉄格子の外に出る。

保護者(黒服)が出払っている今なら、らくらく簡単に脱走することができると思い、玄関に向かおうとして……。

 

 

「何処に行こうというのですか?矮小なコピー風情が」

 

 

ギュッ…!と、心臓が締め付けられた。

この声は……!

知っている……!

 

少年自身はその場で直接見たことはないけれど……()()()()()()の情報として、知っている。

 

脳裏によぎる、忌むべき女と無残な姿のキハラが……。

 

「………なんで、なんで、お前がここに…いるの!?ベアトリーチェ……!!

 

「やっと見つけましたよ、統括個体(マスターピース)…いえ、ここでは、最終信号(ラストオーダー)でしたか?」

 

その赤い女は、少年に手を伸ばそうとして、すぐに引っ込める。

 

理由は少年の叫ぶような声に遮られたから。

 

厳密には、その叫んだ内容が、ベアトリーチェが咄嗟にその場から離れる原因となった。

 

「……ッお願い!キハラのみんな!!!キハラに力を貸して…!!!」

 

 

瞬間。

 

         爆炎が

    風圧が

               水球が

       圧力が

                     空間が

  精神が

                 肉体が

 見えない()()()

 

 

 

 

10歳位の少年の身体から溢れ出した

 

「チッ……!多才能力(マルチスキル)!!小癪なッ……!!!」

 

小さな、されど無視できない戦いが……今始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りは瓦礫の山だった。

ビル1棟なんて、ものの3分も持たずに破壊され、藻屑だ。

 

周囲に人の気配はない。

 

俺と、眼の前のクローンと、黒服以外のは。

 

 

「どういうことだ……どうしてお前が………『能力』を、しかも念動力系(テレキネシス)を使ってる!?!?!?!?」

 

「そんなこともわかんねぇんですかオリジナル。と、キハラはオリジナルを煽ります」

 

クソッ!!!

ンでこんなことに……ッ…クソが!!!!

 

 

……ふぅ…切り替えろ……木原テイリ。

ここはすでに戦場だ。

戦場での余計な思考はそれだけで隙になる……!

 

『反射』は使ってはいる。

 

けど、樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)からの、補助ははいってない。

 

多分、電波妨害。

 

そのせいで、チョーカーのスイッチを押しているのに補助がかからない…!

 

今は、黒翼が出ているから、何とか反射がかろうじて生きてるだけで、ぶっちゃけいつ切れてもおかしくない。

 

 

思えば、この黒翼が出た時に察するべきだった……!

 

 

黒翼はAIM拡散力場*1を操作することによって出てくる得体のしれないものだ。

 

黒翼の発生原因は『AIM拡散力場』によるもの。

そう気づいていれば、俺は俺以外に能力開発をしていないから………、ん?

 

「ちょっと待てや!!何で能力なんて開発出来てんだよ!!俺の独占技術しゃねぇの!?」

 

「………人体には路線図のようなものがあります。私の手元には開発前と開発後の貴方のデータがあった。それを逆算することで再現いたしました。まぁ、それなりに時間は掛かりましたが……」

 

はぁ???

は、はぁぁ????

 

え、何シレッと俺にもできなさそうなエゲツナイことやってんのおまえ?

 

いや、天才かよ!!!!!!?

 

なんだこの化物!?

 

見た目だけじゃなくて頭も化物かよ!!

 

いや、まぁ、理屈はわかるけど……。

 

………とりあえず今はこの状況をどうにかしなければ。

 

一応、黒翼を出しているから、演算補助がなくてもこの状態なら、戦えるが……。

 

如何せん殺傷力が高すぎるのと、制御下に置けないのが難点すぎる…!

 

まだ、俺もクローンも黒服も無傷だ。

 

とりま、まずはクローンを落とす!

 

そんでもって黒服に洗いざらい喋ってもらう…!!

 

それを、クローンが許してくれるなら……だけど。

 

 

……相手は俺と同じ『木原』。

 

 

 

何をしてくるか、いや、何を隠し持っているか分からない。

 

 

クソッ……!!

こんなんになるなら、レディバードも連れて……いや、『木原』同士の戦いに、まだ未成熟なレディバードじゃ厳しいか。

 

電波妨害のせいで、アネリとも通信が繋がらないし……。

 

俺の強すぎる黒翼の力場のせいでフリルサンド#Gも呼べない。

 

なら、開発途中の()()を脳幹先生に頼んで……。

 

いや、それも駄目だ。

 

そもそも開発途中段階で実践は危険すぎる。

それに、()()は本当に虎の子だ。

 

木原特化の加群先生を………絶対駄目だ!

 

俺が俺でいられなくやるレベルで汚染されるっ!

あの人の内に秘める『木原』まで解放したら、キヴォトスが……いや目の前のキハラを殺す可能性がある。

 

ヤバい。

 

ここは、ガチで俺だけでやらなければ……!

 

 

つーか……。

 

「基本的に、クローン体の『能力』はオリジナルと同じ系統になるはずだ!」

 

「それに関しては、私も分かりかねています。一般的な生徒のクローンは全て同質の神秘を兼ね備えていましたからね」

 

「テメェ俺以外でもやったのかよ、どういうことだ黒服くゥゥゥン!!?」

 

「あるいは、木原テイリとクローンのヘイローの形がそれぞれ微妙に差異があるのが理由なのかもしれません」

 

あぁ?

ヘイローの形?

 

「オリジナルのその()()()()()()()()()()。観測する角度によって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だよ。とキハラは意味深に呟きます。」

 

 

はぁ?

そもそも俺のヘイローは()()()()()()()()()()()()()だろォが。

 

さっきから、よくわんねェこと言いやがって……。

 

頭上から、空気の変化を察知する。

大質量の塊が俺の頭上で形成され圧搾機のようにのしかかろうとする。

 

そうなる前に、黒翼でかき消す。

 

っと、危ない。

 

チッ……!

 

念動力は見えないから、視覚情報は頼りにならねぇな。

 

黒翼を自動迎撃(オートモード)にして対応するか……。

 

ンなことしたら勝手に殺しちまうか……。

制御、ムズいンだよクソッタレが……!

 

……しかし、コイツのこの練度……大能力者(レベル4)はあるぞ?

 

マジでどうなってやがる……!!?

 

 

()()()()()()()()()()に聞いたことがある……、っていうのは、少し語弊があるけど、まあ、そのキハラが言うに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()らしいよ?とキハラは知ったかぶってみます」

 

「あァ…?」

 

ンだそりゃあ?

まるで、()()()()()()()()()()()()()()()()みてェな話しは……。

 

 

「んー、それとなオリジナル。クローンがオリジナルを超えることはないってことは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだ。と、キハラはテンション高めに言ってみます」

 

 

それはそうだ。

 

でなければ、原作で御坂美琴、つまり、超能力者(レベル5)のクローン『妹達(シスターズ)』を軍事転用する『量産型能力者(レディオノイズ)計画(けいかく)』が凍結されることはなかった。

 

「そもそも、俺の能力はそこまでの練度をもってねェ……。色々矛盾しすぎだろ…!」

 

 

 

俺は演算補助を受けているから超能力者(レベル5)並の出力を出せているだけで、元来は異能力者(レベル2)がいいところだぞ!?

 

なのに、何でお前はそんなに強度(レベル)が高いんだよ……!

 

 

 

 

 

 

 

あ?

 

いや、待てよ。

 

もしかして……。

 

 

「俺の『能力』が『ベクトル変換』だからか…?」

 

「さすが、オリジナル。頭はいいね」

 

無表情無機質な俺とそっくりの顔が小馬鹿にしたように言う。

 

例えば、空間移動系能力(テレポート)

空間移動系能力(テレポート)は11次元方程式を利用した複雑極まりない演算能力を求められるが故に、かの学園都市でも空間移動系能力者(テレポート)はわずか58人しかいない。

 

例えば、念動力系能力(テレキネシス)

最もポピュラーな能力の一つで、『水流操作』や『風力使い』も厳密にはこの定義に入るレベルでポピュラー。

ポピュラーというだけあって、それだけ簡単ということでもある。

 

 

この二つを見比べたとき、どちらが難しい演算を伴うか、と言われれば空間移動系能力(テレポート)であること間違いはない。

 

では、空間移動系能力者(テレポート)念動力系能力者(テレキネシス)大能力者(レベル4)を用意して、その二人は全く同じ演算能力を有しているのか?

 

 

否である。

 

 

圧倒的に、空間移動系能力(テレポート)の方が演算は難しい。

 

ではベクトル変換は?

 

かの学園都市では『ベクトル変換』を有したのは『一方通行(アクセラレータ)』ただ一人しか存在しなかった。

 

超能力者(レベル5)の御坂美琴が、例えば『ベクトル変換』を持っていたとして、『一方通行(アクセラレータ)』と同じように力を使えるだろうか?

 

 

否である。

 

 

つまり、要するに……だ。

 

 

「能力の要求スペックがベクトル変換は異常に高いってことか?だから、異能力者(レベル2)だった?他の能力が発現していたなら、それなりの……たとえば超能力者(レベル5)くらいはあった……?」

 

「レベルだなんだの、よくわかんないのは置いとくとして、多分そうだよ。とキハラはここぞとばかりに隙をついて反撃します……ッ!」

 

 

 

 

ガハッ……ッッッ!!!

 

 

 

 

腹に重たい感触。

セリカから最近腹パンされまくってるけど、その比じゃない…!

 

油断したっ!

 

バカ野郎が……!

呑気に会話なんかしてる暇ねぇだろ!?

だから、戦闘中に無駄な思考はするなってアレほど……!!

 

そして、轟音とともに地面にめり込む力で押し潰される。

 

 

 

ドゴンッッッ!!!!

 

 

 

「……ッ、反射膜が……破られたッ……!?」

 

 

 

待て待て……『反射』を超えて攻撃された!?

俺の反射膜を超えて攻撃を入れられるとしたら、神秘を伴った攻撃!?

 

いや、ちげぇ。

 

これは、まさか…!!

 

『反射』は正常に作用してた。

にも関わらず反射できなかった。

 

…俺と同じ能力(チカラ)を持つ『一方通行(アクセラレータ)』は過去何度かその無敵かのような『反射』を破られている。

 

基本的に、『反射』を突破できる奴は、未知の向き(ベクトル)を使うやつ。

 

即ち、魔術やら未知の物質、未元物質(ダークマター)等だ。

 

だが、その他にも一方通行の反射を破った存在は……ある。

 

つまり、それは……。

 

 

 

 

 

 

 

ふざっけんな、木原神拳かよ!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木原神拳

とある魔術の禁書目録にて一方通行(アクセラレータ)の能力を開発した張本人、『木原数多』が使った対一方通行(アクセラレータ)の体術。

 

『反射』の原理であるベクトルの向きを真逆にする性質を利用した体術で、反射膜に触れるか触れないかのギリギリで拳を引き戻す動作をすることで、その拳を反射して反射を破るという神業。

 

たたし、この体術を見様見真似でやってもそこらの有象無象では決して再現できない。

 

これはあくまでも、『一方通行』を知り尽くした『木原数多』だからこそ出来る力だ。

 

では……何故キハラは木原テイリに攻撃できたのか。

 

理由は明白。

 

彼が木原テイリのクローンであり、その演算式をキハラの総力を使い暴いたからに他ならない。

 

 

黒夜海鳥が一方通行の反射を破ろうとした方法と同じ……といえばわかるだろうか?

 

 

 

 

 

 

つまり……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソが……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……レディ…6号ハッキングは?」

 

『2』と額に描かれている青い覆面を被った不審者、砂狼シロコが、目標に注目しながら、目を向けずに確認してくる。

 

『レディバードさん!目標の銀行のシステムに侵入し、防犯カメラ、通信システム、その他諸々全てを掌握しました!いつでも行けます!』

 

同胞のアネリからの通信を聞いて、何だか妙な気分になる。

 

(アネリ、私達は後でテイリ(先生)に怒られないか?)

 

『きっとマスターなら許してくれますよ!……多分

 

そこは言い切って欲しかった。

 

そういえば、テイリ(先生)は一体どこに行ったんだろう?

アネリですら把握できないといっていたが……、やはり、私も護衛としてついていくべきだったのでは?

 

少なくとも、こんな状況になるよりはマシだったはずだ…。

 

『………、一応、全システムのハッキングが完了した。いつでも行ける』

 

このことがバレてしまえば……説教確定だ。

………………、まあそれは後でいいか。

 

 

「うぅ〜……どうして()()私が…」

 

 

若干涙目になりながらそんな事をいうのは、紙袋を逆さに被り、額に『5』とマジックで書かれた阿慈谷ヒフミだ。

 

 

……()()

 

過去にもこういう経験があるのか……。

見た目によらず、中々バイオレンスな経験をしているんだな。

 

「ん、もう引き返せない……」

 

「あ、あはは………はぁ〜…」

 

『諦めろ阿慈谷ヒフミ。砂狼シロコはこういう奴』

 

「うぅ〜〜、レディバードちゃん…!」

 

やめろ抱きつくな距離感が近い。

動けないだろ。

 

「二人とも!今は名前じゃなくて番号よ!しっかりしてよね!」

 

どうしてノリノリなんだ黒見セリカ……。

どちらかといえば、お前は常識人側だろうに…。

 

「そうですよ〜☆今から私たちは『覆面水着団』なんですから!」

 

緑色の覆面に『3』と書かれたのは十六夜ノノミ。

覆面で顔のほとんどが覆われているが、満面の笑みを浮かべていることは想像に難くない。

 

『あ、はは……それでいくんですね』

 

秘匿回線で繋がっているアネリとは別口の通信で繋がっている奥空アヤネは黄色い覆面に『0』と書かれている。

 

……水着を着ていないのに、覆面水着団とは?

 

『レディバードさんの今の格好は水着なので間違ってはいないと思いますけど?』

 

それはそうだが……。

お前まで私の思考を読むのかアネリ…。

 

ちなみに、私は覆面がなかったのでアビドスの制服を脱いでそれで顔中ぐるぐる巻きにしている。(裸じゃないぞ)

 

目元以外のすべてが塞がれている状況だ。

 

これが例えば、男性型アンドロイドだったら事案だっただろう。

スカートとか頭から被ってる変態野郎だ。

 

そのスカートの上から額部分にガムテープを貼られ、そこに『6』と書かれている。

 

人間と違って、呼吸を必要としないアンドロイドだからこそできる芸当だ。

 

「さて、そろそろ銀行突入するよ〜?準備はいい〜?じゃ、後はよろしくファウストさん?君がリーダーだー!」

 

「え、ええー!?わ、私がリーダー何ですか!?」

 

哀れ阿慈谷ヒフミ。

テイリ(先生)がいつか言っていたことを思い出す。

 

―――どこの学園にも不憫枠はいるんだレディバード。だから、そういうやつを見かけたときは……

 

『南無三』 

 

「レディバードちゃん!?」

 

裏切られたかのような反応をする阿慈谷ヒフミ。

だが、私は別にお前の味方になった覚えはない。

観念してその役を甘んじて受け入れろ。

 

 

 

 

 

「全員その場に伏せなさい!持ってる武器は捨てて!」

 

「言うこと聞かないと、痛い目にあいますよ☆」

 

「あ、あはは……みなさん、ケガしちゃいけないので……伏せてくださいね……」

 

『解答出力……。その場を一歩でも動いてみろブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね?

 

 

ひぃ~…!!!という悲鳴が聞こえてくるが、それを阿慈谷ヒフミ(ファウスト)が一歩前に出て。

 

 

バンッ!!!!!!

 

 

「あ、あはは………動いちゃ駄目って、レ……6号さんが言ったじゃないですか…?」

 

 

し〜ん………。

 

 

沈黙が支配した。

 

やがて一人の銀行員がぷるぷると震えながら阿慈谷ヒフミ(ファウスト)を指さして言う。

 

「……そんな、だって、その、喋り方……何より、ペロログッズ……まさか…お前…!」

 

 

「あ、だ、駄目です!それ以上言っちゃ…!」

 

 

バンッ!!!!!!!!!!

 

銃声があった。

躊躇なく、阿慈谷ヒフミ(ファウスト)が発砲した。

 

その銀行員は一撃で沈んだ。

 

 

沈黙が、恐怖となって客と銀行員達を縛り付けていた。

 

 

「あはは………駄目ですよ〜?余計なこと言っちゃ……」

 

 

その場にいた人達全員が圧倒された。

 

それは、私も、“先生”も、対策委員会も例外に漏れなかった。

 

 

「あ、あれ…?わ、私何かしちゃいましたか…?」

 

 

その声にハッとなった小鳥遊ホシノ(1号)がおどけたように言う。

 

「う、うへー、こ、ここまでは計画通り!次のステップに進もうー!リーダーのファウストさん!指示を願う!」

 

「うぅ……やっぱり私がリーダーなんですかぁ?」

 

「あ、えっと、ちなみに私は覆面水着団のクリスティーナだお♧」

 

「…やっぱその名前ダサすぎよ!!」

 

人間の感性は人それぞれだ。

だからそんなに落ち込むな十六夜ノノミ。

 

「うへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよー?言うこと聞かないと怒られるぞー?って、言う必要もないか」

 

ヒッ……!という悲鳴があちこちで漏れるが、先程の銀行員の惨劇を思い出したのか、口元を押さえる。

 

「あう……()()リーダーになっちゃいました……これじゃあティーパーティーに挨拶しに行くたびに罪悪感が……」

 

はぁ…、警戒心がないのか。

取り敢えず周辺警戒でも……ん?

 

あれは?

 

便利屋?

 

……………………、まあ、邪魔するようなら、今度こそ斬るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くるなぁーッ!!!」

 

10歳くらいの少年、最終信号(ラストオーダー)はベアトリーチェに向けて手をかざす。

 

風力使い(エアロハンド)*2

 

瞬間、吹き荒れる暴風。

 

その風で研究室と思われる建物は大きな風穴を開けることとなった。

 

「本当に……厄介ですねッ!」

 

しかし、そこには無傷ベアトリーチェがいた。

 

どういう原理で避けたのか、あるいは防いだのか、皆目見当がつかない。

 

最終信号(ラストオーダー)は油断をしない。

 

だから。

 

「逃げの一択!!!」

 

「させません!」

 

目の前に投げられたものを薙ぎ払い座標移動(ムーブポイント)*3をしようとし……。

 

 

キュィィィィンッッッ!!!!!!

 

 

音の爆弾と閃光が炸裂した。

 

「耳がッいったい……!!!!」

 

音と閃光は少年の視覚と聴覚に確実にダメージを与え、能力の発動を中断させた。

 

「これで終わりです」

 

ベアトリーチェの手には一つの銃が。

 

視覚と聴覚が潰れた少年は、頭の中がグルグルとしながらも、向けられたものが麻酔の類であると予想する。

 

その予想通り、ベアトリーチェの持つものは麻酔銃だ。

 

撃ち込まれればその場で気絶することは必須。

 

「っあぁぁぁ!!!!」

 

正常に機能しない平衡感覚を無視し、自身の足元から暴風を発生させ、吹っ飛ばす。

 

風力使い(エアロハンド)

 

空高く舞い上がった最終信号(ラストオーダー)

 

だが、このままでは、落下死は免れない。

 

けど……!

 

「落ちるよりも、回復の方が早い!」

 

肉体再生(オートリバース)*4

 

「させないと……言っているでしょう!」

 

落下中の最終信号(ラストオーダー)に向けて、ベアトリーチェが何かを投げる。

 

 

 

 

「なっ、これ…操縦捕縄(そうじょうほばく)!?」

 

 

 

 

 

 

 

操縦捕縄(そうじょうほばく)

 

とある魔術の禁書目録にて舞殿星見が打ち止め(ラストオーダー)を捕らえるために使ったもの。

 

ガス管やスチームパイプなど、接近するのが難しい事故現場で鋼管に巻きついて、漏出ポイントを安全に塞ぐための蛇型ダクトテープに手を加えたもの。

 

普段は包帯のロールのように纏められているが、放り投げるとひとりでに展開し、自動で対象に絡み付き手足や口等を縛り上げて固定する。

 

欠点としては、電子制御式のため、高圧電流などを流せば壊れる。

 

 

縛る・搾る・殺すとなんにでも使える便利な道具。

自身の管轄する子供を〝教育〟するために、ベアトリーチェがよく使う拷問器具だ。

 

 

 

 

「んんっ!!?(こんなもの、ちょっと、ビリビリすれば…!)」

 

「その一瞬があればいいのですよ」

 

ベアトリーチェの手には、先程の麻酔銃ではない別の銃が。

 

引き金の手前に太いマガジンが二本突き刺さった、奇妙なフォルムの大型拳銃があった。

 

 

 

演算銃器(スマートウェポン)

 

とある魔術の禁書目録において、無能力者集団の一人、『駒場利得』が使った武器。

 

赤外線を使用して標的の材質・厚さ・硬度・距離を正確に計測し、即興で最も適した火薬を調合、合成樹脂の弾頭を形成して発射する。

 

設定次第で鋼鉄の板を打ち抜く事や、豆腐の中に弾頭を残す事も自在で、マニュアル操作であれば大抵の死因を作ることが可能。

 

 

 

 

 

そして、その引き金が、引かれた。

 

 

スダンっ………!!!!!

 

 

「がっ……ぎっ……ッッッ!」

 

 

その銃弾は最終信号(ラストオーダー)の肩を確実に貫通した。

 

 

「うぅ……あぁぁぁぁ!!!!!!」

 

唸り声を上げながらも、無理やり『能力』を使う。

 

座標移動(ムーブポイント)

 

シュンッ!と落下中の最終信号(ラストオーダー)が消えた。

 

否、どこかに飛んだ。

 

 

「チッ……、逃がしましたか。痛みを与えれば演算に狂いが出るはずですが……。まぁ、いいでしょう。肩を貫通させたのですから、それほど遠くには行っていないでしょうし。今からでも……いえ、そういえば、再生もするのでしたか?……………どこまでも厄介なガキが」

 

ひとしきり、ブツブツと独り言を零した後、ベアトリーチェは渋々、本当に不服そうに直ぐ様ここを去ることが最善だと判断する。

 

黒服がそろそろ来てもおかしくない。

 

「はぁ………コレ、どうしましょうか?」

 

一通りぶっ壊れた黒服のアジトを見て、ベアトリーチェはそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クッソ……逃げられたっ!」

 

白髪交じりの少年は、その拳を地面に叩きつけて憤りをあらわにする。

 

その場にクレーターができるも、木原テイリにとっては、今はあまりにもどうでもいいことだった。

 

「……俺の……クローン……クソっ」

 

物語はどうしようもなく、歪み、捻れ、正史から乖離していく。

 

その元凶が、自身だと理解しているからこそ、木原テイリは自身に対して憤る。

 

 

 

『……黒服!!上位個体が襲撃にあっている!!』

『な……!すぐに帰ります。』

『させると思うか……!』

『やめておいたほうがいいと思いますよ?』

『は?ふざけんな……俺はまだ倒れて……ガッッッ!?!?』

『その翼はあまり長い時間使えないでしょう?その力は身体に負担がかかりすぎますから』

『……ざっけ…ん…な!』

『それでは、さようなら。狂気の探求者』

 

 

「手がかりは……上位個体………なら、まずはそいつを見つける。黒服との繋がり(パス)は途切れた……なら!ここから挽回するチャンスは、もうここしかない……!!!」

 

痛む頭を抑えながら、そう決意し、木原テイリは最終信号(ラストオーダー)の情報を集めるために、いったんミレニアムへと帰還する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ………ハァ、ハァ……ハァ…!!」

 

どこかの路地裏で。

 

肩を撃ち抜かれ、出血をした少年が右肩を押さえながら、横たわっていた。

 

息を荒げながらも、必死に『能力』を使って肉体を再生させている。

 

肉体再生(オートリバース)

 

その肩が次第に治り、肩周りに血痕を残すだけになった頃。

 

少年はよろよろと立ち上がり、どこともしれぬ路地裏を走った。

 

「助けを……求めなくちゃ……!」

 

 

ズギンッ!

 

 

痛む頭を抑えて、奇しくもテイリと、最終信号(ラストオーダー)はお互いを目指していた。

 

 

「……あの女に……追いつかれる前に……早くっ!」

 

 

 

 

 

混沌の議長達に会うのは、この数時間後。

 

 

木原テイリが、一人の少年に、出会うのに後………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あるいは、それは必然だったのかもしれません」

 

「彼の『狂気』はこの世界において劇薬に過ぎない」

 

「だから、どうか気をつけて下さい“先生”」

 

「私は貴方を気に入っているのです」

 

「これは、忠告です」

 

「生徒を思うのであれば……木原テイリとの関係は切った方が良い」

 

「あれは、そこに存在するだけで世界の法則(ルール)を捻じ曲げ、侵食し、やがて世界そのものを壊す」

 

「……不満そうなお顔ですね?ですが、それが純然たる事実なのです」

 

「今はまだ、抑え込んでいるようですが、それがいつ爆発してもおかしくないのです」

 

「………そうですか。貴方は彼のことも〝子供〟と〝生徒〟と見るのですね」

 

「…………これは、貴方を好意的に捉えるただの黒服からの助言(アドバイス)です“先生”」

 

「いつか、絶対に貴方はその選択を後悔することになる」

 

「…………………なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?何故何故何故何故何故何故何故何故何故、何故!?何故ですか“先生”!!」

 

「聡明な貴方であるのなら、分かるはずでしょう!!」

 

「彼はあまりにも危険すぎます!」

 

「世界の異物(イレギュラー)……我々キヴォトスの外から来た存在よりも、はるかにその存在は異物(イレギュラー)だというのに!!」

 

「……………そうですか。意志は硬いのですね」

 

「…………分かりました。それも貴方の選択です“先生”」

 

「ですが、どうかお忘れなきよう……」

 

 

「我々ゲマトリアはいつでも貴方を歓迎します」

 

 

“………………”

 

 

 

*1
正式名称はAn_Involuntary_Movement拡散力場。『An_Involuntary_Movement』は『無自覚』ということであり、能力者が無自覚に発してしまう微弱な力のフィールド全般を指す言葉。

*2
空気の流れを操る、気流操作系能力。触れた部分に噴射点を作ることで気流の強さ・方向を自在に設定し、対象物をミサイルのように飛ばすことができる。

*3
空間移動系能力。一度に飛ばせる距離は800m以上、重量は最大で4520kg。ただし1000kg以上は身体に負担が大きい。

*4
文字通り肉体的損傷を回復させる。




さぁてと?


迷走しておるのぉ……。

さて、まずはお詫びを。

いや、いやね?

ちょっと無理ある設定かなー?とか思ったのですよ?
でもね?
クローン一人一人に別々の能力とか、エゲツナイとか思ったでしょ?
それを扱う最終信号(ラストオーダー)とかえげつないでしょう?

でもね、AIM拡散力場を、できるだけ多くの力場をキヴォトス中にばら撒かないといけなかったんですよ……。

だって、そうしないと……。


地味眼鏡巨乳娘が出せないでしょう!?!?!?(わからない人は作者の妄言として受け取ってください)

とにかく、彼女を出す布石として、必要だったんです。

許して下さい。え?許さない?(ぽくぽくぽく……チーン)

空間移動系と念動力系の例を出しましたが、あれはほとんど独自設定と解釈です。

演算能力が使う能力によって変わる……というのは間違ってなくもない、と思うんですが……。

それと、キハラ達のネットワークについて。
これは、ガバではありません。
電気能力者でもないのに、ネットワークが存在するわけねぇだろ?

皆さん、お忘れですか?
外部からそういうネットワークを後付けできる便利な音楽プレイヤーを……。

うん、まぁ、よし。

まとめ


レディバード、初めてのショッピング
      ↓
レディバード、初めての銀行強盗
      ↓
テイリ君がキハラ達のことを知る
      ↓
テイリ君の中の……中原達???(上条の中条さんみたい)
      ↓
最終信号(ラストオーダー)のベアトリーチェ戦
      ↓
黒服と“先生”の対談?(“先生”ほとんど喋ってない)
      


総じて何をしたいのかよくわからん。
迷走しております。
うん。
サッサッと終わらせたいという欲が出ましたね。
私には日常回のほのぼの系が似合ってるんだと思います…。

戦闘描写クソザコでごめんなさい。m(_ _;)m


誤字脱字報告感謝です!
感想は大変、大っ変励みになっております!!!
いや、結構マジでね?

活動報告にて、「とある」の科学募集中!



今回出したやつって、目茶苦茶マイナーな気がする…。
誰も覚えてないだろ…、操縦捕縄(そうじょうほじょう)とか演算銃器(スマートウェポン)とか……。

追記
「とある便利屋の日常風景」ででてきた脳幹先生と便利屋のやり取りは、テイリ君が最終信号(ラストオーダー)を探す決意を漲らせた後のお話なのだぁ……。
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夢を見ているだけの『反転』少年(作者:歯茎king)(原作:ブルーアーカイブ)

ブルアカ世界に反転した生徒を生み出しました▼もともとヘイローを持っていなかったが、突然自身にヘイローが身についた!▼そんな少年がいろいろなトラブル・事件に巻き込まれたり、巻き込まれに行ったり…▼ちょびっと不憫な少年の物語▼そんな少年は今日も夢を見る▼P.S.▼最後まで男か女かで迷ってました


総合評価:370/評価:6.31/連載:10話/更新日時:2026年04月09日(木) 21:47 小説情報


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