古代王者恐竜キング ジュラシック・エイジ 作:バックベアード
次話投稿前に、現在行なっているアンケートも締め切ろうかと考えております。
それでは、今回もお楽しみ下さい。
その頃 レックスが乗っている地下鉄車両
地下鉄車両は、相変わらずサイカとアンキロサウルスによって絶えず揺さぶられ続けていた。
「くそっ、ディノホルダーさえあれば…」
その時、エースがレックスの腕から抜け出し、ひしゃげた先頭車両から車外へと駆け出していく。
「エース!?」
そのままエースはアンキロサウルスに食らいついたのだ。あまり効いてはいないようだが、アンキロサウルスは鬱陶しくて仕方がない様子だ。
ついに食いつきが緩んだ隙を突かれ、アンキロサウルスの尾の一撃を受けてエースは吹き飛ばされてしまった。
「エース!」
すかさずレックスが駆け寄り、エースを抱き起こす。そこへアンキロサウルスが尾をもう1振りして瓦礫を落とし、レックスとエースを隣のトンネルへ隔離してしまった。
これにはアクト団サイドも驚く。
「あーっ! 1匹逃げたッス!」
「あぁ~もう焦れったいねぇ! ちゃっちゃと決着つけるんだよ! ほら! ちゃっちゃと技をお出し!」
「了解ザンス! 『ダイノスイング』!」
ノラッティ〜が技カードをアクトホルダーに通すと、サイカの体を紫色の光が包み込む!
「「いけーっ!」」
「やっちゃえやっちゃえー!」
サイカは地下鉄車両を踏み潰しながらアンキロサウルスへ向かっていくと、その顔を思い切り叩いた。アンキロサウルスの体が後ろ向きになったところでサイカがその尻尾を咥え、自身を起点にグルグルと振り回し始める。
そして壁へ投げつけるだけでは飽き足らず、『ストンピングハンマー』のようにアンキロサウルスを叩き埋め出したではないか。
「「「やったー!」」」
歓声を上げながらアクト団達がサイカの元へ駆けつけ、アンキロサウルスの姿を確認しようとする。
…が、そこには何もなかった。
「え? 何してんだい?」
「いなくなっちまったッスね、アンキモサウルス」
「アンキモ! アンキモ! アンキモ!」
「バカなこと言ってんじゃないよ! アンキロ…」
ウサラパがエドの間違いを訂正しようとした時、彼らの足元が揺れた。
突如として地面の一部が紫色に光ると、それがサイカの真下へと近づいていき…アンキロサウルスが勢いよく飛び出してきたのだ。サイカが大きく吹き飛ばされ、弱点の腹を上にして転がってしまった。アンキロサウルスはそんなサイカの腹へとどめの2振りをくれてやると、サイカは力尽きてカードへ戻っていった。
それを確認すると、アンキロサウルスは再び暗いトンネルの先へと歩み去っていってしまったのだ。
「「「あらぁ…」」」
「今のは、『
「…んで、負けちゃったってワケ?
ムキーッ! 逃さないわよーっ!…何してんだいアンポンタン! 早くトロッコをこっちへ運ぶんだよー!」
「「ヘイヘイホー!」」
ということで、ノラッティ〜とエドはまた先程のところへ戻ると2人がかりでトロッコを担ぎ、潰れた地下鉄車両を乗り越えていった。ウサラパのところへ到着した頃にはもう疲労困憊の様子である。
ちなみに彼女は当然のようにトロッコの席に腰掛けていた。
本当にいいご身分である。
「なぁにやってんだい! もう十分休んだだろ?
早くトロッコを動かすんだよぉ!」
ウサラパが偉そうに指示を出していた、その時だった。
「あっ! いたっ!」
マルムが声を張り上げた。遂にオウガ達が追いついたのである。
「さっきはよくも!」
「あんた達にアンキロサウルスは渡さないぞ!」
「あ~ら、今頃来たところでもう遅いわよ〜! お先に失礼〜!…音楽スタート!」
ウサラパの掛け声と共にあのやかましい音楽が流れ始める。それと共に疲労困憊のエドとノラッティ〜が何とかハンドルを漕ぎながらトロッコは進んでいった。
ちなみにエドとノラッティ〜は疲れているので言わずもがなだが、ウサラパは優越感に浸っていたのでオウガ達の後ろから付いてきている青いアンキロサウルスには気づかなかったようである。
「くそっ…待てっ!」
『ガブ! ガブガブ!』
『ゴロゴロ!』
リュウタ達はトロッコを追いかけようとしたが、ガブとイナズマの声に気づいて立ち止まった。彼らが吠えている先には、なんとディノホルダーが落ちているではないか。
しかもスキャン口は風のマーク…レックスのものだ!
「これは…!」
「レックスのディノホルダーだわ!」
「まさか、さっきまでレックスがここに…?」
その時、レックスとエースはすぐ隣のトンネルでうずくまっていた。
「ケガはないか? エース…」
「ギャウ…」
「すまない…。僕がディノホルダーを落としたりしなければ…。でもお前、あのアンキロサウルスに飛びかかっていくなんて…。驚いたぜ」
そうして話していると、どこからともなく騒音が聞こえてくる。意外にも地下は静寂とは程遠い空間だった。
「地下も結構うるさいんだな…。あのアンキロサウルスも、どこかでこの音を聞いていたのかな…?
…なんて言ってるから、リュウタに神経質とか言われるのか」
このままでも埒が明かないと判断したのか、レックスは立ち上がった。
「とにかく、出口を探そう」
その頃 アンキロサウルスを追っていた古代博士は…
「おーい! アンキロサウルスー! どこだー?」
地下鉄のトンネルへと迷い込んでいた。しかも、彼の背後からは汽笛と共に地下鉄車両が迫ってくる…。
「あぁ!? うっそー!?」
かくして、古代博士は地下鉄車両と追いかけっこをすることになってしまったのだった…。
一方アクト団達は…
ようやく周りが静かになったところで、アンキロサウルスは線路に横たわって眠りについていた。そんなアンキロサウルスの元へ、騒音を響かせながらまたしてもアクト団の3人が接近していく。
「オーッホホホ…。さぁいい子だねぇ、今度こそ大人しくカードにおなり〜?」
「逃さないーザンス!」
逃げようとアンキロサウルスは背を向けるが、そこへノラッティ〜が投げ縄を投げ入れた。縄は見事にアンキロサウルスのハンマーを捉え、さらに縄のもう片方はトロッコに結わえ付ける。
これによってエドとノラッティ〜がハンドルを漕がなくてもアンキロサウルスを追跡できるようになったのだ。
「「「イエーイ!」」」
「これならどこまでも追いかけられるザンス!」
「流石ノラッティ〜! 冴えてるじゃないか!
よぉーし! このまま走らせて、奴が疲れたところを仕留めるよぉー!」
「「ヘイヘイホー!」」
アンキロサウルスを追い詰めるのに最適な形となったアクト団達。しかしこの後、彼らは自分達の見通しが甘かったということを嫌というほど思い知らされることになるのだった…。
そのちょうど近くを、レックスとエースが駆けていたのだが、目の前をアンキロサウルスと火花を散らしながら走るアクト団のトロッコが走り抜けていくではないか。
「「「うっひゃー!」」」
さらにどこかにぶつけて壊れたのか、彼らのスピーカーから流れる音楽はひどく音割れしていた。
「うう…ひっでぇ音…!…あっ、そうか! もしかしたらこの音がうるさくて…行くぞエース!」
とにかくアンキロサウルスとアクト団を追跡することにしたレックスであった。
一方先程よりスピードを上げたアンキロサウルスに引き回されているアクト団達。彼らのトロッコに積んだスピーカーは壊れてしまったようで、音割れや雑音がひどいものになっていた。
「あーもううるさいねぇ! 誰だい音楽を鳴らそうなんて言い出したバカは!」
「ウサラパ様ザンしょ!」
「あっ、あれは!」
その時、エドが前方を指さす。なんと、はるか前の方から光が差し込んできているではないか。
間もなく外へ辿り着けそうなところまで来たのだ。
「よっしゃあ! 外に出たところで一気に決着をつけるよー!」
そして光の中へ飛び込んだ先は…!
なんと、地上陸橋の上だった。しかも突然周囲の景色が変わったことに困惑しているのか、アンキロサウルスは足を止めてしまう。
「えっ何これ!? アタシ達地下を走ってたんじゃないのかーい!?」
「た、高いッスぅ!」
突然街中に現れたアンキロサウルスに人々は興味津々のようで、ざわざわと色めき立つ。さらにこれを見ようと車を止める者まで現れ、それに対して鳴らされるクラクションなどで周囲は一層騒がしくなっていっていた。
その様子にアンキロサウルスの苛立ちはますますつのっているようで、尻尾を振り回し始める。当然、アクト団達も危険予知で身震いし始めた。
「な…なんか…すごく嫌な予感がするザンス…」
「ど…どんな予感だい…?」
その時、アンキロサウルスの尻尾が一層強く振るわれた。アクト団のトロッコは強く引っ張られて宙を舞い、ロープも千切れてどこかへとかっ飛んでいってしまったのであった。
「「「うわぁぁぁぁ!」」」
「ズビズバー!」
「「パパパパー!!」」
空の彼方へ消えていくアクト団をアンキロサウルスは見送っていたが、そこへレックスとエースがようやくたどり着いた。
そして下でもリュウタとマルムが地下鉄の出入り口から地上へと出てきていた。しかし、何故かオウガと青いアンキロサウルスの姿はない。
目の前のアンキロサウルスに対し、エースは勇敢にも吠えかかっている。
『ガァウ! ガァウ!』
「エース! 無茶だって!」
そして更に悪いことに、彼らを取り巻く状況は更に悪くなっていっていた。
噂を聞きつけた人々が大勢集まってくる上に、誰が呼んだのか警察車両や消防車両もサイレンを鳴らしてかけつけてきている。
更にはこの特ダネを逃がすまいと上空にはマスコミ各社の報道ヘリが飛び交っている。
そしてダメ押しに街角の巨大モニターではアーティストのPVが大音量で流されていた。
そのさ中にいるアンキロサウルスは、苛立ちを通り越して苦しみ始めていた。
「静かに! どうか静かにして下さい! アンキロサウルスを刺激しないで!」
懸命にレックスが叫ぶものの、この喧騒では聞こえるものも聞こえようがない。終わらない音の地獄の中で、アンキロサウルスは苦しみ続けていた。
そんなアンキロサウルスにエースが飛びかかるものの、あっさりとあしらわれてしまう。更にはレックスに向けて尻尾のハンマーまで振り下ろしてくるではないか。
「エース!…うわっ!」
「レックスー!」
その時、彼の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
リュウタだ!
「り、リュウタ!?」
「忘れ物だぜぇっ!」
リュウタはすぐさま近くの車からトラックの荷台によじ登ると、レックスにディノホルダーを投げ渡した。それを受け取ったレックスは、すぐさまエースを成体化させるべくカードへ戻し、ディノホルダーにスキャンした。
「あっ、ディノホルダー!…よぉし!
ディノスラーッシュ! 吹き抜けろ! カルノタウルス!」
グォォォォォン!!!
成体化したエースが降り立ち、アンキロサウルスと向かい合った。
「頼むぞ、エース!」
レックスの言葉と共にエースは駆け出していくものの、またしてもあしらわれ、尻尾の一撃で橋の欄干に叩きつけられてしまった。さらにそのまま自重によってエースの体が橋の下へと落ちていく。
「ああっ!」
「エースが!」
「しっかり! もう少しでオウガと助っ人が来てくれるはずだから!」
「助っ人だって…?」
レックスが驚いていると、彼の背後を何かが走り抜けていく。それはそのままアンキロサウルスに激突し、橋から突き落としてしまったのだ。
その正体は、あの青いアンキロサウルスだった。更にその後ろからオウガも走ってくる。
「ありがとう! バンピー!」
「オウガ! 何なんだこのアンキロサウルスは?
それに…バンピーって?」
「オーウェンさんの世界から迷い込んできたアンキロサウルスだよ。名前はバンピーって言うんだって。自分から俺達に教えてくれたんだ」
そう言っている内に、青いアンキロサウルス…改めバンピーは橋から下へ飛び降りていく。下ではアンキロサウルスがエースを何度もビルにたたきつけて痛めつけていた。そこへバンピーが割って入り、アンキロサウルスをエースから引き離す。そしてそこへすかさずエースがアンキロサウルスの横へ走り寄り、角を巧みに使ってひっくり返してしまった。
「いいぞエース! 鎧竜の弱点はお腹だ! お腹を攻撃するんだ!」
その言葉に従い、エースがアンキロサウルスの腹に乗っかって何度も踏みつける。だが踏みつけている内にアンキロサウルスはどこかへ消えてしまっていた。
『
「消えた?…あっ!」
地中からエースへ向かって近づいてくる紫色の光にレックスが気づいたものの、もう遅い。アンキロサウルスがエースの足元から飛び出し、大きく跳ね飛ばしてしまった。
「あぁ? なんだ今の!?」
「あぁ…。やられちゃう!」
「でもエースはまだ立ち上がれないぞ! どうすれば…」
「バンピー! 君も…何か技を使えないか?」
オウガがそうに尋ねると、バンピーはコクリと頷き、体に力を溜め始めた。すると周囲を紫色の光と土塊が渦巻き…突然、地中から4本の巨大な紫結晶が現れたではないか。バンピーはそれを伴うと、エースにトドメを刺そうと近寄るアンキロサウルスに突進して弾き飛ばす超技『
跳ね飛ばされたアンキロサウルスに大きな隙が生まれる。しかも結晶の効果で背中の鎧の強度が落ちたようだ。
「今だ! レックス! エースに技を!」
「分かった! 行こうエース! 『
レックスがディノホルダーに技カードを通すと、エースの体を竜巻が包み込む。エースはその風を纏い、立ち上がろうとしていたアンキロサウルスを大きく跳ね飛ばした。アンキロサウルスは大きく宙を舞ってから地面に落下し、2枚のカードへと戻っていく。
「やったあ!」
「エース、流石だな!」
エースとバンピーの勝利を見届けたところで、レックスとオウガも下へ降りていく。下では既にリュウタがアンキロサウルスと『
「へへっ、恐竜カードと技カード、いっただきー!」
下へ戻ったレックスは、すぐさまエースをカードに戻すと、チビ恐竜形態で召喚した。
「すごいぞエース! よくやったぞエース!」
彼に頭を撫でられ、エースは得意げに唸り声を上げていた。
オウガもすぐ傍のバンピーの目線の高さになるようにしゃがみ、感謝の言葉を伝えた。
「ありがとう、バンピー。君のお陰で俺の友達を助けることができたよ」
オウガの言葉にバンピーは目を細めると、その身をカードに戻していく。そしてその場に落ちた『アンキロサウルス・マグニベントリス』のカードと『
そして、その光景を、TVアンテナに引っかかっているアクト団の3人も見ていた。
「ムッキー! もう腹が立つったらー!どうしてこうなるんだいぐやじい〜!」
「ウサラパ様ぁ! そんなに揺らすと…」
ウサラパが手足を振り回して悔しがっていたせいでTVアンテナはポッキリと折れ、哀れ3人は下へと転落していったのであった…。
「「「ズビズバー…!?」」」
場所は戻ってDキッズ達
リュウタからアンキロサウルスのカードを受け取ったレックスは、それらをまじまじと見つめてから口を開いた。
「アンキロサウルス…きっと静かに寝ていたかっただけなのに、都会がうるさくて耐えられなかったんだな…。
それであんなに暴れてたんだよ」
「なるほどな…」
「かもね…。でもレックス、どうしてそんなことが分かったの?」
「僕もこいつと同じで神経質だから…かな?」
そう言ってレックスはリュウタに視線を送った。
オウガとマルムからも同様の視線を向けられ、リュウタがしどろもどろになりながらもレックスに向き合う。
「れ、レックス…。今朝はその…ちょっと言い過ぎたみたいで…」
「いいって。お互い様だよ。それに、このディノホルダーが無いままだったらどうなってたか分からないしね。…ありがとう、リュウタ」
「フフフ、もう喧嘩しないのよ? 2人とも」
「喧嘩するほど仲が良いとは言うけど…やっぱり、喧嘩しないに越したことはないよね」
「おーい!」
そんな調子で4人で談笑していると、そこへ駆け寄ってくる人物がいた。古代博士である。無事に地下鉄からは逃げ切れたようだ。
「父さん?」
「ハッハッハ! 見たぞ! よくやったな!」
「何ですその袋…?」
「それって、ここらへんのデパ地下にあるアウトドア用品店『冒険野郎』の買い物袋ですよね?」
「ん?あっ、こ…これか?アハハハ…」
リュウタ宅へ帰宅後…
帰宅してから古代博士は早速買ってきたアウトドア用品を庭に広げ、ご満悦といった具合であった。
「…じゃあ、これを買うために?」
「あぁ、なかなか手に入らないレアなグッズばかりなんだ!…汚すなよ?」
「アウトドア用品なのに汚さなくてどうするんですか…?」
「よぉし! じゃあオレこれもーらい!」
「!おっ、おい! 誰がやると言った! 父さんがどれだけ苦労して…!」
「シーッ! 3人とも静かに…!」
マルムがそう言うのでオウガ達が中へ入ると、レックスとエースがソファーで眠っていた。寝不足だった上にあれほどの追跡劇と激闘があれば、疲れ切っていてもおかしくはない。
「よっぽど眠たかったのね…」
「寝る子は育つ、かぁ…」
「でも、パラパラやガブ、イナズマやアメジストにレクシィちゃんも、沢山寝たらグングン育っちゃうのかしら…?」
その言葉にオウガ達5人がガブ達を振り返り、その光景を想像する。彼らの脳裏にガブ達がチビ恐竜形態のまま大きくなったシュールな図が浮かび、思わず顔をひきつらせるのだった。
ちなみに何故か亜紀だけは笑顔のままであった。
(…まあ、レクシィがいっつも寝てるのに大きくなってないからそんなことはないんだろうけどね…)
オウガは内心そうは思いながらも、もしもを考えるとどう反応すればいいのか分からない、そんな心境であった。
そんなオウガを、当のレクシィはチラリと見るとまた顔を伏せてしまったのだった…。
今回の恐竜解説!
「今回の担当は私!古代博士だ!
今回紹介していくのは…脅威のハンマーフック!『アンキロサウルス』だー!装盾亜目の鎧竜なら誰もが知る代表的な恐竜だな!
名前の意味は「連結したトカゲ」!これは背中を覆う装甲板が、あたかも列車が連結している様に見えたからそのように名付けられたと言われているな!
その全長は10〜11メートル!これは鎧竜のみならず装盾亜目の中でも最大の体格なのだ!
本種は北アメリカの白亜紀後期の地層から見つかっていて、あのティラノサウルスやトリケラトプスと同時代同地域に生きていたようだな。
その最大の特徴は、瞼まで覆うほどの装甲だ。その装甲板は楕円形の骨板と骨のスパイクで構成されていて、更に内部は空洞になっているのだ!これは防御特化の装甲を持つノドサウルス類とは違い、装甲を軽量化することで機動力を高める狙いがあったと見られているな。そしてそれによる防御性能の低下を補うのが、もう1つの特徴、尾先のハンマーなのだ!このハンマー状の骨のこぶを使ってティラノサウルスなどの捕食者に対抗していたと考えられているぞ!
…と、ここまで解説してきたのだが、装甲板の詳細などは近縁種のエウオプロケファルスなどの化石を分析して判明したものなのだ。実はアンキロサウルスの化石はあまり数が見つかっていなくてだな、そもそも生息当時から個体数は相当少なかったのではないかと予測されているのだ。その証拠に白亜紀末期から彼らの化石は全く発見されていない。どうやら彼らはティラノサウルスやトリケラトプスのように恐竜時代最期の日まで生き残ることができなかったようだな…」
ということで、今回はここまでです。自分の作風が皆様にどう受け入れていただけているか定かではありませんが、もし好意的に受け入れていただけているならば嬉しい限りでございます。
それではまた次回『恐竜カードマシマシチョモランマ!』でまた会いましょう。
今は2万字以下を前後編、それより多い場合は前中後編としていますが、今後どのような形式の方がよいでしょうか。皆様のご意見をお聞かせ下さい。
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文字数に関わらず前後編にすべき
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現状路線でよい