古代王者恐竜キング ジュラシック・エイジ   作:バックベアード

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今回が『風雲アクトアイランド!』最終話のPart.6になります。
DキッズVSアクト団&Sin-Dの対決の行方はどうなるのか、そしてオウガとレクシィは信頼関係を築くことができるのか…?
ぜひ、最後までご覧ください。


Part.6

その頃 上空では…

 

 リアスとオーウェンは、待ち合わせの座標にアジ島がないことに困惑していた。

 

「なぁ、リアスさん…。本当にここの座標なのか?」

 

「確かにそのはずなのよ。でも、おかしいわね…。

島が移動した訳でもなければ、ここには島があったはずなのよ…」

 

「いや、分からんぞ。もしかしたら本当に島が移動したのかもしれない…」

 

 その時、窓の外の風景が変化した。オーウェン達もバトルフィールドの範囲内にいたのだ。

 

「これは…マルムや博士からも聞いていたバトルフィールドかしら?」

 

「ということは、そこまで遠くないはずだ。どこかに…どこかに手がかりがないか…」

 

 オーウェンが窓に顔を押し付けんばかりの勢いで外を注意深く観察していると…何かに気づいたのかそちらへまっすぐ指を向けた。

 

「あそこだ!」

 

 そこでは、紫色の光に包まれながらブラキオサウルスがその優美な首を伸ばしているところだった。

 

「こちらでも確認ができたわ。さっきの座標より西方向に数キロほど移動しているわね」

 

「まさか本当に島が動くとはな…。

にしても、まさか戦力増強のために渡した技カードが目印にもなるとは思わなかったな」

 

 方向転換のため大きく旋回する飛行艇の機内で、オーウェンはそう呟くと苦笑いを浮かべたのだった。

 

 

一方 アジ島 基地内部

 

「Dr.ソーノイダ。外へはまだ着かないのですか?」

 

「もう少しじゃぞい。少しは待ってくれぞい…」

 

 基地の中を進んでいるのは、ソーノイダに先導されたカロリディーである。彼らは今Dキッズとウサラパ達が戦っている地上外周部へ向かおうとしているのだ。

 

「それにしても…もうあのガキンチョのティラノは倒したではないかぞい…。それならもうお主の気は晴れたんじゃないのかぞい?」

 

「いいえ、あんなものでは足りませんよ。もっと徹底的に…私のジョーカーであの暴れるトカゲを死ぬ方が楽なほどに痛めつけ…いかにティラノを好きになることが愚かなことなのかをあの少年の骨の髄まで刻みつけなければならないのですよ…」

 

 そうブツブツと呟き、低く笑うカロリディーを見て、ソーノイダはゾッとしながら前を向き直すと、げんなりとしながらため息をついた。

 

(やっぱりワシ、手を組む相手を間違えたのかもしれんぞい…)

 

 

戻ってアジ島 地上外周部

 

「すごく大きいな…。やっぱりあれはブラキオサウルスだ…!」

 

「本当ね! あれならオウガが1人でも大丈夫、って言ったのも分かる気がするわ!」

 

 インドミナス・レックスと戦いながらも、出現したブラキオサウルスにレックスとマルムの2人は感嘆の声を上げる。

 勿論、今相手にしているインドミナスから視線を外すこともなかった。逐一エースやパラパラに指示を出し、インドミナスにしっかりと立ち向かっている。

 

「くそぉ…ちょこまかと…。こうなったら一気に決めてやれ! インドミナス! 『不可視凶爪(インビジブルクロー)』!」

 

 遂に痺れを切らしたようで、ジェイソンが技カードをアンバーに押し当てた。するとインドミナスの体が虹色の光に包まれ、咆哮をあげてから防御姿勢に入る。

 しかし、当然ながらレックスとマルムはエースとパラパラに攻撃の指示は出さなかった。リュウタからの話で、インドミナスの技がカウンター技であることを知っていたからだ。

 だからこのまま動かなければ大丈夫なはず…と、そのように考えていると、ジェイソンはクックックと笑い始めた。

 

「ククク…お前らもしかして攻撃しなけりゃ大丈夫だとでも思ってんのか? 浅ぇなぁ…。

そんなんでやり過ごせるわけねぇだろ!」

 

 そう言ってジェイソンが新たに指示を出すと、インドミナスは体を小さく縮こませながらその姿を消していく。なんとこの技は自主的に発動させることもできたのだ。ただカウンターに向いた技であるというだけなのである。

 

「そんな! 姿を消しちゃったわ!」

 

「大丈夫! 僕が何とか姿を追ってみるから…」

 

 そう言い、レックスは懸命に目を凝らす。彼は以前カルノタウルス・サストレイの擬態も見破れたのだ。それなら似たようなインドミナスも見破れるはず…。

 じっくりと観察していたレックスは、ほんの僅かではあるが上がった砂を見逃さなかった。

 

「そこだ! エース!」

 

 指示を受けたエースが突撃し、何かに食らいついた。しかし、あまり大きなものに噛みついた感じはしない。

 するとインドミナスの擬態が溶け始め、遂にその姿を現した。エースが噛みついていたのはインドミナスの尻尾だったのだ!その背後ではインドミナスが高く両腕の爪を掲げている…。

 

「残念だったな! これでてめぇのカルノタウルスは…おしまいだぁーっ!」

 

 勝ち誇ったジェイソンの声と共にインドミナスがその両腕を振り下ろす。その先にあるエースの体がインドミナスの鋭い爪に貫いかれたかと思うと…ドロンという煙と共に丸太に変化した。

 

「なっ…何だと…!?」

 

「今だ! エース!」

 

 想定外の事態にジェイソンとインドミナスは驚く。そしてその背後からエースが飛びかかり、インドミナスを押し倒した。インドミナスが悲鳴を上げながら砂浜を転がっていく。

 

「保険のために『恐竜幻影(ダイノイリュージョン)』を使っておいて良かったよ。慢心のためか分からないけど、攻撃前に姿を現すってことはリュウタから聞いていたからね」

 

「よーし! あなたも行くのよ! パラパラ!」

 

 マルムからの指示を受け、パラパラも倒れたインドミナスへ突撃していく。それを見たジェイソンは慌てて技カードをもう1度アンバーに押し当てた。

 

「く、くそっ! インドミナス! もう1度だ! 『不可視凶爪(インビジブルクロー)』!」

 

 技カードが虹色に輝くと共にインドミナスは再び防御姿勢をとる。ここでパラパラが馬鹿正直に突進してくればまたカウンターを決めることができたのだが、手の内を知られ尽くしたジェイソンに最早勝ち目はなかったのだ。

 インドミナスの前でパラパラは急ブレーキをかけて停止する。

 

「作戦通りね! いくわよパラパラ! 『朋卵弾丸(エッグスリボルバー)』!」

 

 そう言ってマルムが技カードをディノホルダーに通すと、パラパラが緑色の光と草吹雪に包まれて嘶きを上げる。そして呼び出されたオヴィラプトル達は、パラパラの合図に合わせてインドミナスに卵の弾丸を乱射し始めた。

 インドミナスは防御姿勢だったためその攻撃を何とか受けきって更に擬態状態に入ったのだが…。

 

「やべぇ…卵でマーキングされちまった! これじゃ姿を晒してるも同然じゃねぇか!」

 

 鱗の模様を変えることはできても、体表にへばり付いた卵の色まで変えることはできない。

当然、その姿は丸見えも同然だった。そしてその隙を、レックスは見逃さない。

 

「よし、エース! これで終わりにするぞ!『分身術攻(ニンジャアタック)』!」

 

 レックスが技カードをディノホルダーに通すと、エースは灰色の光と風をその身に纏いながら2つ、4つとどんどん分身していく。そしてインドミナスを分身達と共に取り囲むと、代る代る突撃していくではないか。

 インドミナスは何もできずに連撃を受けていき、最後の一撃を食らうとバッタリと倒れ、その体をカードに戻していった。そして自動的に戻っていくカードを受け取り、ジェイソンは悔しそうに声を絞り出したのだった。

 

「クッ…。やるじゃねぇか…」

 

 

 一方、ガブ&イナズマVSインドラプトルの戦いは、インファイトながらも互いにあまりダメージを負わない内容が続いていた。

 インドラプトルへガブやイナズマが突進を仕掛けるも軽くかわされ、逆に背中へ貼り付かれそうになる。そのたびにもう片方が角で薙ぎ払いをし、それを避けたインドラプトルが着陸する…という流れを繰り返していた。

 その戦況を、イシドーラは内心冷や汗を流しながら見ていた。

 

(1度でも突進を食らってしまえば、インドラプトルも大ダメージは避けられないだろう。

とは言え、この戦いを続けていれば先にスタミナが尽きるのは間違いなくこちらだ。そうとなれば…すぐにでも技を使う方がいいな…)

 

 どうやら技を使うことに決めたようで、イシドーラは技カードを取り出し、アンバーに押し当てた。

 

「ツンツン頭の少年。悪いですが巻きで終わらせてもらいますよ。『血鬼魔手(ヴァンパイアネイル)』」

 

 技カードが発動するとインドラプトルの体が虹色の光に包まれる。そしてインドラプトルは軽く宙返りをすると地面に尻尾を叩きつけ、周囲を黒い煙で包みこんだ。

 しかし、それを見た瞬間リュウタはニカッと笑い、1枚の技カードを手に取った。

 

「よーっし! レックスが言ってた通りだぜ!

まずはイナズマ! 頼んだぞ! 『来電蓄電(エレクトリックチャージ)』!」

 

 リュウタがそう言って技カードを通すと、黒煙の中のイナズマへ黒雲から雷が落ち、その全身に電撃が迸る。そして雷と電撃の眩い光によって、闇に紛れた悪鬼…インドラプトルの姿が照らし出されたのだ。

 

「!しまった! 少年の狙いはそこか…!」

 

 イシドーラはここに来てようやく、自分が超技を使わされたのだと気づいたが、時既に遅しである。

 イナズマが角先に電気エネルギーを蓄え、稲光に目が眩んだインドラプトルへ突撃し、大きく上空へ跳ね飛ばす。

 そして落下予想地点では、既にガブが待機していた。

 

「トドメは任せたぜ! ガブ! 『雷槍角刺(ライトニングスラスト)』!」

 

 更にリュウタが技カードをディノホルダーにスキャンし、今度はガブに超技を発動させた。するとガブの体を黄色い光と電撃が渦巻き始め、その電撃が長い2本角に収束して雷槍のようになる。

 インドラプトルは自分が落下していく先にいるガブ、特に2本角の雷槍を目にした瞬間、これまでの余裕の笑みが嘘のように慌て始めてた。必死に身を捩り、何とか雷槍から逃れようとしている。

 だが、自由落下中に取れる動きなどたかが知れている。そのままインドラプトルの体は落下を続け…ガブの雷槍で貫かれたのであった。

 全身を流れる凄まじい電撃に激しく痙攣しながら、インドラプトルはまるでトラウマを掘り起こされたかのように、恐怖で顔を引き攣らせていた。

 そして、その体はカードへと戻り、イシドーラの手元に返っていく。それを見届けたイシドーラは、大きくため息をついたのだった。

 

「やれやれ…。これではまた手当は没収ですかね…」

 

 

 そしてこちらはアメジスト&アロサウルス&ブラキオサウルスVSアクト恐竜3体だったが…アクト恐竜ではまるで相手になっていなかった。

 とにかくアメジストをブラキオの背から引きずり下ろそうとアクト恐竜達がブラキオへ攻撃を加えるものの、全く効いている様子がないのだ。それどころか不用意に近づき過ぎたスピノはブラキオに両前足で踏みつけられ、カードに戻されてしまった。

 

「や…やばいザンス!」

 

「新技カードで出てきたあのブラキオサウルス、強すぎるッスよぉ!」

 

「もーう! 何とかできないのかい!?」

 

「お助け恐竜を呼ぶ技は本体を叩かないといけないッスから…あのステゴサウルスが降りてきてくれない限りはどうにもならないッス…」

 

「でもまだ手はあるザンス! ステゴサウルスがエネルギー切れになればブラキオサウルスもカードに戻ってくれるはずザンス!

だからそれまで耐久するのがいいと思うザンスよ!」

 

 ということでティラノとサイカをブラキオから離れて待機させることにしたウサラパ達だったが、彼らはもう1体恐竜がいることを忘れていた。アロサウルスを完全に忘れていたのである。

 そしてそこを見逃さないレックスは、すかさず技カードをディノホルダーに通した。

 

「アロサウルス! 君の力を見せてくれ! 『幻舞連爪(カゲロウ)』!」

 

 するとアロサウルスの体を猛烈な風が渦巻き始める。そしてアロサウルスは猛スピードでサイカの方へ駆け出していった。

 サイカは迎撃しようと身構えるが、アロサウルスの姿は目の前で消えてしまった。困惑するサイカだが、突如としてその周囲を取り囲むようにつむじ風が起き始めた。すると、目にも止まらぬ速さでアロサウルスが連撃を浴びせてきたのである。迎撃の猶予すら与えてくれない、電光石火の神業であった。

 トドメの一撃もしっかり貰ってしまったサイカはその場でひっくり返り、カードへと戻っていってしまう。

 

「あぁ…。サイカまでやられたッス…」

 

「いいぞアロサウルス! さあオウガ! アクト団のティラノに最後の一撃を与えてやってくれ!」

 

「了解! 頼んだぞー! アメジストー! ブラキオサウルスー!」

 

 オウガが大声でそう呼びかけると、ブラキオが動いた。

 まずは両前足を高く持ち上げると、思い切り体重をかけて地面を踏み鳴らす。踏み鳴らしで発生した衝撃波が地面を伝っていき、その先にいたティラノを大きく弾き飛ばした。

 さらにこれで終わりではない。アメジストがブラキオの首を助走台にして空中へ飛び出すと、体を丸め、『土竜突撃(ビッグモールアタック)』のように回転しながらティラノへと落下していく。衝撃波を受けて動けないティラノには、その一撃を避ける余裕などなかった。

 アメジストによるトドメの一撃を受けてティラノの体が地面に叩き埋められ、体を痙攣させながらカードへ戻っていく。

 アメジストが上げた勝利の雄叫びに呼応するようにガブやイナズマ、エース、パラパラ、アロサウルスも雄叫びを上げ、カードとなってDキッズ達の手元へ戻っていったのであった。

 

「あぁ…。また全滅したザンス…」

 

「何してるんだい! さっさとカードを拾うんだよ!」

 

「「ヘイヘイホー!!」」

 

 ウサラパの指示に従い、ノラッティ〜とエドがカードを拾い集めていると、どこからか飛行機のプロペラ音が近づいてきた。

 その音を聞いた古代博士が顔を綻ばせる。

 

「おおっ! 丁度迎えの飛行機もやって来たぞ!」

 

 リアスとオーウェンが乗った飛行艇が遂にアジ島に到着したのだ。飛行艇は着水すると、Dキッズや古代博士がいる砂浜に近づいていく。

 

「よし! みんな! 急いで乗り込むんだ!」

 

 古代博士がいち早く飛行艇に走り寄ると扉を開け、Dキッズを呼ぶ。それに応じて向かおうとした4人だったのだが…。

 

ドズゥゥン…!

 

 重い足音と共に、呼びかける声が聞こえてきた。

 

「待ちなさい! 覇轟オウガ! この私から逃げられると思っているのですか?」

 

 その声にDキッズが振り返ると、基地の入り口からカロリディーとジョーカーが出てくるところが目に入ってきた。さらに彼らの前には何故かソーノイダもいる。

 

「ど、ドクター!」

 

「何でここまで来たザンスか!?」

 

「こいつ…カロリディーに外までの道案内をさせられたのだぞい…。

そんなことより! この有り様ではお前らはまた失敗したようぞいなぁ!?」

 

「「「ヒイィィィッ!?」」」

 

 ソーノイダがギロリと睨むと、ウサラパ達3人は互いに抱き合って怯える様子を見せた。しかしそんな彼を、カロリディーが宥める。

 

「まあ、落ち着いてください。Dr.ソーノイダ。ご心配は要りません。私があの覇轟オウガを今度こそ完膚なきまでに叩きのめし、彼らの雪辱を果たして差し上げましょう…」

 

「いや、それよりカードを取り戻してほしいぞいが…まあいいぞい。それならさっさとやってくれぞい」

 

「承知しました。…覇轟オウガ! ここからご友人と逃れたいと言うのであれば貴方のティラノサウルスと私のジョーカーでもう一度戦いなさい!

言っておきますが拒否権はありませんよ! もしこのまま逃げると言うのであれば…その飛行艇にジョーカーが攻撃を加えるかもしれませんからね…」

 

 なんと、カロリディーは飛行艇に攻撃を加えることも辞さないようだ。

 

「あのカロリディーとかいう奴…好き勝手なこと言いやがって〜!」

 

「オウガ! あんな挑発聞く必要ないわ! さっさと脱出しましょう!」

 

「…いや、俺とレクシィで戦ってくるよ」

 

 オウガの言葉に、リュウタ達は驚く。

 

「俺が戦わないと、最悪飛行艇が破壊されてしまうかもしれない。そうなるとみんながここから帰れなくなっちゃうでしょ?それだけは絶対にダメだ。

…大丈夫。今度は絶対に勝つよ。俺とレクシィを信じて」

 

 オウガがそう言うと、リュウタ達は少し考える様子を見せてから、躊躇いがちに頷いた。

 

「…分かった。でも、無茶はするなよ」

 

「いざという時は僕達も助太刀に入るから!」

 

「頑張ってね! オウガ!」

 

「…うん。ありがとう」

 

 オウガは3人の激励を受けて頷くと、飛行艇の方を振り向いた。

 

「オーウェンさん。あなたもここでお願いします。

もし攻撃がこちらへ飛んできそうになったら、あなたのブルーでみんなを守ってほしいんです」

 

「分かった。だが…くれぐれも気をつけろよ」

 

「勿論、分かってますよ」

 

 オウガはそう言うと砂浜を歩いていき、カロリディーとジョーカーを見据える形で立ち止まった。

 

「どうやらジョーカーに痛めつけられる覚悟ができたようですね。さあ、貴方のティラノサウルスを出しなさい」

 

 オウガはその声に応じ、ディノラウザーからレクシィのカードを引き抜いた。そして、レクシィのカードを手に強く念を込める。

 

「レクシィ…。人間を信用してくれ、なんて傲慢なことを君に言うつもりはない。でも…今だけ…今だけでもいいから、俺だけは信用してくれないか?」

 

 オウガが小声でそう呼びかけると…レクシィのカードが赤く光り、あの咆哮が聞こえたように感じられた。それを肯定の言葉だと受け取ったオウガは、レクシィのカードをディノラウザーにスキャンした。

 

行こう!レクシィ!ディノスラーッシュ!

燃え上がれ!ティラノサウルス・レックス!

 

ゴガアァァァァァァァ!!!

 

 するとカードは赤い光と豪炎に包まれ、レクシィの姿に変化していく。そしてレクシィは大地に降り立つと、カロリディーとジョーカーに向かって咆哮を轟かせた。

 

「…出ましたね。今度こそそのティラノサウルスを二度と立ち上がれなくしてあげましょう!

さあ! 行きなさい! ジョーカーッ!」

 

「こっちだって、そんな本当にギガノトサウルスかも分からない奴に負けるもんか! 行こう! レクシィ!」

 

 オウガの言葉にレクシィが、カロリディーの言葉にジョーカーが応じ、2体の巨大肉食恐竜がぶつかり合った。すぐさまジョーカーが口を開いてレクシィに噛みつこうとするも、レクシィは素早く身を引いて攻撃を避けると、お返しとばかりに首に食らいついて投げ捨てる。

 

「まあ最初はこんなものでしょうか…。

しかしここからはジョーカーの独壇場です。精々最後まで足掻くことですね」

 

「それはどうかな?」

 

「何…?」

 

 と、そこで再びレクシィとジョーカーが向かい合うと、ジョーカーが食らいつきにかかってくる。そのジョーカーを、レクシィは素早く尻尾を振るって薙ぎ払った。

 またジョーカーが起き上がって今度は尻尾を振るうも、レクシィはその尻尾に食らいつき、逆に振り回してから投げ飛ばしてしまった。

 

「…は? 何が…何が起こっているのです? 何故ジョーカーの攻撃が通用しないのですか…?」

 

 目を疑うような光景に、カロリディーが困惑の声を漏らす。そんな彼へ、オウガは冷静に答えた。

 

「あんたはどうせ知らないし信じないだろうけど、一応教えてあげるよ。

ティラノサウルスはよく嗅覚が優れていると言われるけど、それは脳の嗅球が大きいからなんだよね。でもティラノサウルスはそもそも大型肉食恐竜の中ではトップクラスに大きい脳を持っているから、ラプトルほどではないにせよ複雑な行動を取ることができたのではないかと考えられているんだ。

それでレクシィは特に学習能力が高いみたいでね、一度戦った相手の戦法を踏まえて対抗策を考えられるみたいなんだ。

さっきコロシアムで戦った時のぶつかり合いでジョーカーの戦法やクセを理解したんだと思うよ」

 

 オウガからそう言われたカロリディーは、途端に不機嫌な様子になった。ジョーカーがレクシィに競り負けていることを理解したからだ。

 

「おのれ…暴れるトカゲごときが…。

ならば仕方がありません。そのティラノサウルスに、身の程というものを教えてあげなければいけないようですね…。

最強の肉食恐竜であるジョーカーにこそ相応しい、最強にして隙のない超技を見せて差し上げましょう」

 

 そう呟くとカロリディーは懐からあの金属の小箱を取り出し、中の技カードを手に取った。

 

「ジョーカー…もう一度あのティラノサウルスに屈辱を味あわせて差し上げなさい。『終焉冥火(エンドオブバーン)』…!」

 

 カロリディーがそうジョーカーに告げ、アンバーに技カードを押し当てる。すると前のようにジョーカーの周囲を黒い炎が取り巻き始める。そしてその黒い炎を口いっぱいに溜めてからレクシィへと吐き出した。

 黒い炎がレクシィの体を覆い、取り付く。

 

「さあ、今度こそチェックメイトといきましょう」

 

 その言葉に応じ、ジョーカーがレクシィに向けて走り出していく。

 それに対して、オウガとレクシィは…今度は少しも怯む様子を見せていなかった。

 

「俺達は…レクシィは、こんな技に倒されるほど弱くなんかない!

いくぞレクシィ! 『アトミックボム』!」

 

 オウガが通常技カードをスキャンすると、レクシィは赤い光に包まれる。そして向かってきたジョーカーを掬い投げたのだ。そのまま宙を舞ったジョーカーを追うように大きく跳躍すると、ジョーカーを踏みつけるように着地し、地面に埋め込んだのだ。

 すると、どうだろう。

 レクシィの体を取り巻いていた黒い炎がどんどん勢いを失い、消えていくではないか。

 そしてジョーカーが体勢を立て直して戦線に復帰する頃には、すっかり黒い炎はなくなってしまっていた。

 

「隠れてる間、ずっと考えていたんだ。あんたが『最強にして隙がない』と豪語するその技カードの弱点が何なのかについてね。そして、やっと分かったんだ。

その黒い炎は時間差で起爆するんじゃなく、強い衝撃を加えることで初めて爆発するものなんだ。

だからあの時も、炎を纏い付かせてからすぐに追撃に入ってきた。

でもタネさえ分かれば対処はたやすい!

要はその直後の攻撃を躱せばいいだけなんだから!」

 

「ぐうっ…確かにその通りです。ですがそれがどうしたと言うんですか?

私が『終焉冥火(エンドオブバーン)』を発動させ続ける限り、いつか必ず機会は訪れますよ。それを躱し続けることなどできるはずがないでしょう!

もう一度やりなさい!ジョーカー!」

 

 再び『終焉冥火(エンドオブバーン)』が発動され、ジョーカーが口に黒い炎を溜め、そして吐き出した。炎がレクシィへと迫っていく…。

 そこで、オウガはレクシィに素早く指示を与えた。

 

「レクシィ! 右に回避だ!」

 

 オウガの言葉に…レクシィは素直に応じた。

 その巨体からは信じられないほどの身のこなしで炎を躱す。標的に当たらなかった炎はそのまま直進し、肋骨を模したモニュメントを爆発四散させた。

 

「だからさっきも言ったよね? レクシィは学習能力が優れてるって。

それに加えて俺が適宜指示を出せば、その黒い炎だってもう怖くないよ!」

 

「ぐうううっ…ただの暴れるトカゲが生意気な…!

何をしてるジョーカー! 『終焉冥火(エンドオブバーン)』だ! 当たるまで連射しろ!」

 

 しかし、ジョーカーが三度目の『終焉冥火(エンドオブバーン)』を発動しても、レクシィに命中させることができなかった。

 更に悪いことに、カロリディーの指輪に嵌められたアンバーが赤く点滅し始めた。技の乱用でジョーカーのエネルギーが限界に近づいているのだ。

 しかし、それにも関わらずカロリディーは技を使う手を止めようとしなかった。

 

「な、何をしとるぞい! そんなに技カードを連打したら恐竜のエネルギーが尽きてしまうぞい!」

 

 流石に事態を重く見たソーノイダが助言するものの、カロリディーは聞く耳を持たない。それどころか止めに入ったソーノイダを乱暴に跳ね除けてしまった。

 

「うるさいっ! 私のジョーカーが…ギガノトサウルスが世界最強の肉食恐竜なんだっ!

あんなティラノサウルスなんぞ敵ではないんだぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 既に限界が近いジョーカーの口から次々に黒い炎が放たれる。だがオウガはその度にレクシィに回避の方向とタイミングの指示を与え、レクシィもその通りに動きながら相手との距離を着実に詰めていく。

 十分に距離を詰められたと判断したオウガは技カードを取り出し、ディノラウザーに通した。

 

「いくぞレクシィ! あのギガノトサウルスに一矢報いてやるんだ! 『狙大爆砕(クリティカルエクスプロード)』!!」

 

 レクシィの体に力がみなぎり、口に炎を滾らせながらジョーカーへ突撃していく。だがそれを見て、カロリディーは堪えきれない様子で高笑いをした。

 

「ハハハハハ! 勝ちを急いだな!

ここからなら絶対に! 確実に当たる! 今度こそだ! やれっジョーカー! 『終焉冥火(エンドオブバーン)』っ!」

 

 肩で大きく息をつきながらもジョーカーが口に黒い炎を溜め始めた…が、吐き出す前にレクシィが首筋へと食らいついた。

 ジョーカーが苦悶の声を上げ、口から黒い炎が漏れる。

 レクシィはジョーカーをそのまま地面へと引き倒すと、口に溜めていた炎を思い切り炸裂させた。砂浜に大爆発が巻き起こり、それに交じって黒色の爆発も発生する。『終焉冥火(エンドオブバーン)』も誘爆したようだ。

 煙が晴れると、横倒しになったままビクビクと痙攣するジョーカーと、その腹に足をかけてギガーを見つめるレクシィの姿があった。

 見事にレクシィは、リベンジを果たしたのである。

 そしてレクシィが轟かせた勝利の咆哮と共にジョーカーの体がカードに変わり、茫然自失といった様子のカロリディーの手元へと戻っていく。

 

「な…何だと…? ジョーカーが…ギガノトサウルスが…負けた…?

こんな…こんなはずはない…。

私の理論に…骨の強化によって防御力が上がり、ティラノの噛みつきにも耐えられるという理論に欠陥など存在しなかったはずなのに…。

こんな…頭でっかちで不細工な暴れる大トカゲごときに敗れるはずなど…あるはずがない…。あっていいはずがないのに…!」

 

 絞り出すように口にしたカロリディーの言葉に、オウガは努めて静かに反論した。

 

「恐竜は、それぞれに与えられた環境や獲物、天敵に応じて進化してきたんだ。

例えばティラノサウルスはトリケラトプスやアンキロサウルスなどの重装備の恐竜をなるべく反撃を受けず一撃で倒せるように、ギガノトサウルスはアンデサウルスのような巨大でタフな竜脚類を少しずつ弱らせて倒すため…って感じにね。

だから今考えられている彼らのスペックは、その進化の結果に過ぎないんだ。

それを比べて、どっちが優れてるとか劣ってるなんて考えるのは愚の骨頂だよ。

はっきり言って、あなたみたいな人間に、恐竜使いを名乗る資格なんてない!」

 

「それと、おじさん。

ティラノサウルスの語源の『暴君』っていうのは「暴れる」って意味じゃないよ。

暴虐・横暴な王様っていう意味さ。

それにギガノトサウルスの頭骨は修正こそ入ったけど、ティラノサウルスのものより長いのは変わってないから、どちらかというとギガノトの方が頭は大きいことになるよ」

 

 カロリディーの認識違いを補足するように、レックスが付け足した。

 

「どこまでも…どこまでも私をコケにする愚かなガキ共めが…。

ジェイソン! イシドーラ! 何をしている!

お前たちの恐竜はどうした!」

 

顔中を憤怒の表情で染めながらカロリディーがそう叫ぶが、当のジェイソンとイシドーラはずっと冷静だった。

 

「もう無理だぜカロリディー。おれ達の恐竜はとっくに倒されちまった。

あいつらの恐竜を倒せる手段はもうないってこった」

 

「カロリディー、一度冷静になった方がいい。

我々もここは引いた方が今後のためだ」

 

「ぐ…ぎぎぎぎぎ…」

 

 感情を堪えきれず歯ぎしりをするカロリディーの横にジェットヘリが下りてくる。どうやら彼らは既に迎えを呼んでいたようだ。

 Dキッズやアクト団たちが見る中でカロリディー達はヘリコプターに乗り込んでいく…。

 そして全員が乗り込んでヘリコプターが上昇し始めると、カロリディーが頭を突き出し、声の限りに叫んできた。

 

覚えておけ! ティラノサウルス使いの覇轟オウガ!

そしてそれに与するDキッズ共!

今回はまぐれでジョーカーが敗れたが、次はこうはいかん!

次に会った時は…必ず私のジョーカーがお前たちを焼き尽くす! せいぜい恐れ慄きながら暮らすことだな!

 

 言うだけ言うと、ヘリコプターははるか東の空へあっという間に消えていったのだった。

 

「帰っちゃったザンス…」

 

「案外撤退が早かったッスね…」

 

 ノラッティ〜とエドが呆れた様子でそう呟く。そんな呑気な2人を、ウサラパが叱り飛ばした。

 

「何をボケーッとしてるんだい!

さっさのあのガキンチョを捕まえて…」

 

 そう言いかけたウサラパが口を噤んだ。

 目の前にはレクシィがオウガを守るように立ちはだかっていたのである。当然ながら、手持ち恐竜を全てダウンさせられたアクト団側に戦う手段は残されていなかった。

 安全が確保されたところで、リュウタ達と古代博士は続々と飛行艇に乗り込んでいる。

 

「リュウタ! オウガ君も早く乗るんだ!」

 

「うん、父さん! オウガも早く来いよー!」

 

「ありがとう、レクシィ! 戻ってくれ!

…うん! 分かった! 今行く!」

 

 最後にオウガがレクシィをチビ形態に戻し、アメジストと一緒に抱え上げると飛行艇へと走った。そして彼らが機内へと乗り込んだところで飛行艇は発進し、空高く舞い上がっていく。

 アクト団工作員の3人組とソーノイダは、ただ突っ立ってそれを見送ることしかできなかった。

 そして、そこへロトとロアの2人もやって来る。

 

「お父さん…か…」

 

「パパ…ママ…」

 

 2人は、自分の両親を懐かしむような言葉を口走ったのであった…。

 

 

プロペラ飛行艇 機内

 

 日本へ帰る飛行艇の機内では、ようやく安心した5人が穏やかな時間を過ごしていた。

 

「ごめんなさい、迎えが遅くなっちゃって…。どういう訳か島が動いていたみたいなんです」

 

「オウガ君がブラキオサウルスを召喚してくれたから見つけられたが…あのまま見失ってしまっていたらヤバかったかもしれんな」

 

「やはりそうだったのか…。いや、何も気にすることはない。お互い無事で良かったよ」

 

 やはりあの島は移動していたのだと実感し、リアスとオーウェンに応対する古代博士に、リュウタが話しかけた。

 

「父さん、ありがとう。来てくれなかったらガブがどうなってたか…。

今日ほど父さんを見直した日はないよ!」

 

「そうか…! 父さんはな、どれほどお前を心配したか…。

これからは、あまり心配をかけるなよ?」

 

「あぁ!」

 

「お前が帰ってこないとトイレがビショビショのままだからな!」

 

「…はあっ!?」

 

「早く帰って、掃除をしてもらわないと…」

 

「…それでオレを助けに来たのかぁ!?」

 

「ま、それも理由の1つだ。約束は約束だからな。

3日間掃除をしてもらうぞ! ハッハッハッ…」

 

「そんなぁ〜っ!」

 

 古代博士は照れ隠しのためかトイレ掃除の話を持ち出し、それを聞いたリュウタは大きく肩を落としたのだった。

 しかし、そのように大声で会話していた2人にマルムが注意する。

 

「しーッ! 2人共静かに!」

 

「「ん?」」

 

 マルムに注意された2人が指さす先を見ると、オウガが眠っているレクシィとアメジストを優しく撫でていた。

 そう。アメジストと…珍しいことにレクシィも一緒にオウガの胸で眠りについていたのだ。普段は彼が抱き上げようとしても逃げ回るレクシィが、素直に抱かれているのである。

 これには、リュウタと古代博士も顔が綻んだ。

 

「レクシィと一緒に過ごすようになってからかなり経つけど、こうやって抱かせてくれた事は一度もなかったんだ。

俺は…やっとレクシィと分かり合うことができたのかな?」

 

「フフフ、そうかもね! レックスはどう思う?」

 

「…え? あっ、あぁ。そうだな…」

 

 遠くなっていくアジ島をじっと見つめていたレックスは、生返事をするとまた窓の外に視線を戻した。

 どうやら、ソーノイダの孫だというロトとロアが気がかりな様子であった…。

 

 

その頃 アジ島 トイレ

 

 一方、ソーノイダもまた便座に座りながら何かを一心に考えている様子だった。どうやらレックスが首から下げていた恐竜の爪の化石を模したペンダントが気になっていたらしい。

 

(あのペンダントは…まさか…)

 

 心当たりがあるかのように考えていたようだが、ややあってからかぶりを振った。

 

「(いやいや…)そんなことがあるはずないぞい! それよりも! あのガキンチョ共! 絶対に許さんからなーっ!」

 

 そうソーノイダが叫んだ瞬間、トイレ内のあらゆる水回りという水回りから水が吹き出し始めた。どうやらタルボーンヌは直し切ることができていなかったらしい。

 

「うひゃーっ! なんじゃこりゃーっ!

タルボーンヌ! 助けてーっ! 溺れるっ! 冷たいっ! 超きびしーっ!」

 

 結局ソーノイダが助けてもらえたのは、タルボーンヌが別の部屋の掃除を終えてからになったのであった…。

 

 

その頃 アジ島 ノーピスの研究室

 

 ボスであるソーノイダが非常にしんどい目に遭っている頃、ノーピスは自身の研究室でモニターに向き合っていた。そんな中、誰もその場にいないことをいいことに独り言を呟きだす。

 

「かねてより収集していたティラノサウルスのデータ、これに今日の騒動に乗じて収集したステゴサウルスとトリケラトプスのデータ…。

これだけ集められれば私の研究には十分だろう。

そして、この分析を進めれば…」

 

 そこまで呟いたところで、ノーピスは低く笑った。

 

「改造恐竜…というものに手を出すことができるかもしれないな…」

 

 




 今回の恐竜解説!

「今回の担当は、俺、覇轟オウガだよ。
今回紹介するのは、究極のプレデター『アロサウルス』!ジュラ紀の頂点捕食者として有名な大型肉食恐竜だね。
名前の意味は「異なるトカゲ」。目の上にある1対の突起がそれまでに発見された肉食恐竜との最大の差別化点だったからそう名付けられたと言われているよ。
この突起は涙骨が伸びたもので、生前はケラチン質に覆われていたと考えられているんだ。
これは日除けになったり、異性へのアピールに役立ったんじゃないかと言われているね。
そんなアロサウルスだけど、頭骨は割と薄い構造になっているんだ。横にティラノサウルスの頭骨を並べてみたら一目瞭然だね。でもこれはティラノサウルスの頭骨が厚すぎるだけで、大体の大型肉食恐竜はこのアロサウルスをベースにした頭骨なんだよ。
そんな造りのせいか咬合力は現世のクロコダイルはおろか、ライオンにも劣るくらいしか出せないんだ。
でもアロサウルスの本領はそこじゃない。頭骨は特別頑丈にできていて、かなりの負荷にも耐えられる構造になっていたんだ。しかも顎は90°以上開くこともできた。このことからアロサウルスは、大きく顎を開けてから上顎を手斧のように振り下ろして獲物を切りつけていたのではないか?というユニークな説が提唱されたんだよ。こういう一風変わった戦法を使っていたと考えると、「異なるトカゲ」っていうのもわりかし間違ってなかった気がしてくるよね。
また、体つきは全体的にスマートで比較的素早く移動できたのではないかと考えられているよ。
そして、アロサウルスがよく発見されるのは北アメリカのモリソン層っていうところで、ここからはステゴサウルスやアパトサウルスの化石も多く見つかっているんだ。つまりアロサウルスは彼らと同じ環境で生活をしつつ、時に餌食にしていたんだと考えることができるよね」


ということで、ようやくこれで『風雲アクトアイランド!』は完結です。
ノーピスが集めた恐竜のデータは一体何に使われることになるのか…まあ大体皆さん予想はついていると思いますが。
ところでこの後は幕間の話を1つ挟んでから、次の話へ移っていきたいと考えております。
次回の幕間『訪れる理解の刻、そして新たな出会い』では、当小説のオリ主であるオウガにとってヒロインポジションになる新キャラクターが登場する予定ですので、是非ご期待下さい!
それでは、またお会いしましょう!
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