古代王者恐竜キング ジュラシック・エイジ   作:バックベアード

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今回は後編となります。
先週末は予定が入っていたため、本日分の更新が遅れてしまいました。
本当に申し訳ありません。


後編

 その頃、アンキケラトプスを乗せたトラックはどこかの会場へとたどり着いていた。係員達の話を聞く限り、ここは今回行われるファッションショー・パリコレクションの会場であるらしい。

 やがてトラックの荷台が開かれ、アンキケラトプスの姿も日光に照らし出された。

 しかし、他の係員達は気づかない。何故ならそのトラックは、恐竜の模型を積荷として載せていたためであった。

 

「オーラーイ…オーラーイ…ストーップ!」

 

「急げ! 時間がないぞ!」

 

 どうやら予定が押しているらしく、係員達は戸惑った様子で周囲を見渡すアンキケラトプスには目もくれない。そしてそのまま、彼をトラックの荷物ごとフォークリフトで運んでいったのだった…。

 

 

 その頃、ガブとイナズマは親子連れと共にパリの街中を歩いているところだった。よく見ると、親子連れは揃ってトリケラトプスのような衣装を身に纏っている。それでガブ達は彼女らを仲間だと勘違いしたのだろうか。

 しかし、向かいからやって来た女性…プテラノドンの衣装を着ている…にガブは目を取られ、今度はそちらへと駆け出していく。

 それを見たイナズマも、ガブに続いたのだった…。

 

 

そのしばらく後 パリコレクション会場

 

 あれからようやく開催の準備が整ったようで、パリコレの会場では招待客の受け入れが始まっていた。

 そこへ、ウサラパ達アクト団工作員の3人も現れる。昨日宿に泊まる金も無かった上、そもそも招待状もないのに一体何をしに来たのだろうか。

 

「ここね〜! 憧れのパリコレやってんの!」

 

「だけどいいんスかねぇ、恐竜探さなくて」

 

「仕方ないだろぉ? どこにいるかも分からないんだし…」

 

「でもどうやって入るザンスか? さっきウサラパ様がジュースを買っちゃったから、ミー達はほぼ文無しザンスよ?」

 

「フッフッフ…任せておきなって…」

 

 そう不敵に笑うと、ウサラパはできる限りの余裕のある立ち姿で会場の入り口へと向かっていく。彼女の姿を認めた係員が恭しく礼をしながら、彼女へ声をかけた。

 

「マダム。失礼ですか招待状はお持ちですか?」

 

「後ろに…」

 

「ムッシュ…」

 

「後ろッシュ」

 

「ムッシュ…」

 

「後ろッシュ〜」

 

 そしてウサラパ達が全員中に入っていったところで、係員の目の前に巨大な足が振り下ろされる。それを訝しんだ彼が頭上を見上げると、そこにはティラノの姿があった。

 

ガアァァァァァァッ!!!

 

「ひえええええっ!?」

 

 係員が驚いて身を屈めた瞬間にティラノは赤い光に包まれ、会場の中へと吸い込まれていく。

 そう。これがウサラパの立てた計画だったのだ。係員を騙し驚かしたことで、彼女達は招待状もなしに会場へ入ることができたのである。

 一方で、係員は先程まで自分の目の前にいたはずのティラノの姿が消えたことに困惑していた。周囲を細かく見渡すが、もうその姿は影も形もない。

 

(おかしいな…。疲れていたのか…?)

 

 と、そこへ1人の女性が招待状を手に彼へ近づいてきた。それを見た彼はすぐさま身なりを整え、恭しく彼女を迎え入れる。

 

「どうぞ…」

 

 その女性は、先程パリの街を歩いていたプテラノドンの衣装を着た人物だった。そしてその彼女の足元には、ガブとイナズマの姿もあったのだった…。

 

 

 その頃、リュウタ達Dキッズはまだガブとイナズマを探してパリの街を歩き回っているところだった。しかし一向にその姿は見つからない上、4人とも疲労困憊の様子である。

 

「へぇ…へぇ…へぇ~…。ガブもイナズマも、どこ行っちゃったんだよぉ…」

 

「ここまで探してもいないってことは、よっぽど遠くまで行っちゃったのかしら…」

 

「でも…これからどうするんだ? さっきも見た通りパリは広い。このままじゃ日が暮れちゃうよ。

それにここに出た恐竜も探して保護しなきゃならないし…」

 

「もし恐竜が出ていれば騒ぎになっているはずだから、どこかでテレビを見て現状を把握した方がいいかもしれないね。

ちょうどあそこに街頭モニターがあるから、まずはそこで…」

 

 オウガがそう言いかけた時だった。彼の手元のディノラウザーが恐竜出現の通知を知らせたのである。すぐさま4人で画面を覗き込むと、パリの郊外にオレンジの反応が出ているようだった。

 

「またオーウェンさんのところの恐竜!?」

 

「そうみたいだね。恐竜が2体も出現しているなら、必ずどちらかはメディアにも捕捉されているはず。

やっぱりどこかでテレビを…」

 

「お、おい! あれ!」

 

 そこでリュウタが街頭モニターを指さした。そのモニターにはパリコレクションの中継映像が流れていたのだが、急遽画面が切り替わり、ニュース速報が流れ出していたのだ。

 問題は、その内容であった。

 

『ここで臨時ニュースをお送り致します。

只今パリ市近郊のヴェルサイユ宮殿近くで恐竜らしき生物が暴れているとの情報が入ってきました。

件の生物は非常に興奮しているようで、車や店舗を破壊しながら凱旋門方面へ向かっているとのことです。

政府は市民に外出の自粛を呼びかけると共に、警察で対応しきれない場合は軍隊の出撃も辞さない構えを示しています』

 

 ニュースキャスターのコメントと共に画面が遷移し、視聴者が撮影したのであろう恐竜の映像が流される。その姿を見た瞬間、Dキッズはその正体に気がついた。

 

「あの恐竜って!」

 

「間違いない! 牛の角みたいに大きく湾曲した角に厚めの鼻…あれはナーストケラトプスだよ!」

 

「まさかあれがオレンジの反応の恐竜なのか?

…とにかく、僕達も早く向かわないと!」

 

「ま、待てよ! じゃあガブとイナズマはどうなるんだよ! 置いていけないだろ!」

 

「そうなると…ここで手分けした方がいいのかもしれないね。

取り敢えず俺はあのナーストケラトプスを止めに行く。今リュウタは力になってくれる恐竜がいないから、レックスとマルムのどっちかはリュウタと一緒にガブとイナズマを探してもらえないかな?」

 

「分かった。じゃあ僕がリュウタに付いていくよ。僕の方が戦える恐竜は多いから。

マルムはオウガと一緒にナーストケラトプスを追いかけてくれ!」

 

「分かったわ! 2人とも気をつけてね!」

 

 そして話し合いの結果、リュウタとレックス、オウガとマルムに分かれ、それぞれガブ&イナズマの捜索とナーストケラトプスの鎮圧に向かっていったのだった…。

 

 

その頃 パリコレクション会場

 

 こちらでは、既にパリコレクションのプログラムが始まっていた。綺羅びやかな光に照らされたステージに次々とモデル達が現れ、新作の恐竜ファッションを観客へと見せつける。

 その度に観覧席からは拍手が起きていたのだが…その中には当然、ウサラパ達の姿もあった。

 

「ステキぃ〜♡」

 

「あの子可愛いッス!」

 

「いやぁ〜! あれいいじゃない! 欲しい〜っ!

ん~~っ♡ パリコレ最高〜っ!」

 

 そんな様子で彼らが使命も忘れて楽しそうに観覧していた時だった。ステージにあのアンキケラトプスが現れたのだ。

 ファッションというより本物の恐竜そのものなアンキケラトプスの姿を目にした観客の中から、様々な声が上がる。

 

「何だあれ?」

 

「恐竜じゃないのか?」

 

「新しいファッション?」

 

「可愛いーっ!」

 

 そして、当然ながらアクト団もアンキケラトプスの姿を視認し、色めき立っていた。

 

「いたわーっ!」

 

「あれは!」

 

「アンキケラトプスザンス! ここで会えるとはなんたるラッキーザンス!」

 

 だが綺羅びやかなステージに絶え間なく焚かれるフラッシュ、そして人々の喧騒の中でアンキケラトプスは混乱しているように見えなくもない。

 しかしアクト団には恐竜の心が分からぬ。おまけに周囲には幾人も人がいるというのに、アクトホルダーと恐竜カードをその手に構えた。

 

「いよーし! 行くわよサイカちゃー…ぐへっ〜!? ぐはっ!?」

 

 その時、何かがウサラパの頭を踏み台にステージへと駆け上がり、更にもう1体も同じようにして駆け上がる。

 それは、ガブとイナズマだった。そして2匹はステージに立つと、かつてバリバリ島でも見せたような踊りを披露し始めたのだ。

 その可愛らしい踊りを目にした観覧客達は、2匹に拍手喝采を送る。その場にいる誰もが、2匹を犬か猫だと信じて疑っていないようだ。更にフラッシュが激しく焚かれ、遂に我慢できなくなったアンキケラトプスは後ろ足で立ち上がり、嘶きを上げた。

 

「ほ、本物の…」

 

「恐竜…?」

 

「まさか…」

 

 その様子を見た観覧客達の間に漂っていた楽しげな空気が、段々と不穏に染まっていく。そして更に、外から駆け込んできた人物の言葉によってその不穏は恐怖へと変わった。

 

「おーい! 大変だ! ヴェルサイユの近くで恐竜が暴れてるらしいぞ!」

 

 それを聞いた観覧客達は一斉に立ち上がると、我先に出入り口へと殺到した。

 しかしウサラパ達は逃げない。むしろ一般人が捌けた今が絶好の機会だと言うべきだろう。

 

「さぁ、気を取り直していくよー!」

 

 しかし、またしても邪魔が入った。逃げる観覧客達が、彼らの方へ殺到してきたのである。ちょうど出入り口に近いところにいたのがまずかったのだろう。

 彼らはまたしても集団に踏みつけられ、足跡だらけにされてしまった。万里の長城、アジ島、ピサと続いてこれで4度目である。

 

「またこれかい…」

 

「ザーンス…」

 

 

 その頃、引き続きリュウタとレックスはガブとイナズマを探してパリの街を歩き回っていた。

 

「ガブ〜…イナズマ〜…どこ行ったんだよ〜…」

 

 そんな中、2人の耳に何やらザワザワと人々が騒ぎ立てる声が聞こえてきた。そちらへ目を向けると、そこには先程とは別の街頭モニターがあった。どうやらそのモニターでもパリコレクションの中継映像が流れていたようで、そこにアンキケラトプスを誘導するように走るガブとイナズマの姿があった。

 

「あーっ! ガブもイナズマもいたーっ!」

 

「あれはアンキケラトプス! まさかパリに2体も角竜が現れるなんて!」

 

 

 一方、ヴェルサイユ周辺まで公共機関を乗り継いでやって来たオウガとマルムは、ナーストケラトプスを視認できるところまでやって来ていた。

 警察も幾人か現場に残っているものの、皆パトカーやら特殊車両の陰に隠れて様子を窺うに留まっている。それほど彼らにとっても危険な状況なのだ。

 そしてナーストケラトプスは、まだ興奮冷めやらぬ様子であった。

 

「なんとかナーストケラトプスを鎮めなくちゃ!」

 

「よし! それなら俺が行くよ。頼めるかい? アメジスト」

 

 オウガがアメジストにそう問いかけると、アメジストは大きく頷いた。それを見たオウガも頷き返すとアメジストをカードへ戻し、ディノラウザーにスキャンした。

 

「よし、行こう! ディノスラーッシュ! 揺るがせ! ステゴサウルス!」

 

ケエェェェェ…!!!

 

 アメジストが成体の姿で召喚されて地面に降り立つと、周囲にバトルフィールドが展開されていく。そしてアメジストの存在に気がついたナーストケラトプスは、そちらの方へと向き直ったのであった…。

 

 

 その頃、ガブとイナズマはパリコレ会場を抜け出し、アンキケラトプスをどこかへ誘導しようとしていた。

 しかし一歩外へ出ればそこは街中である。道路を渡ろうとしたところで急停止した車に取り囲まれてしまった。四方八方から鳴らされるクラクションに、再びアンキケラトプスは苛立たしげに足を踏み鳴らす。

 しかしそんな彼に、ガブとイナズマはまた語りかけた。

 

『ガブガブガァブ…』

 

『ゴロゴォロ…』

 

 その言葉を聞き入れたのか、アンキケラトプスは2匹に導かれるままに方向を変え、道路を横断していったのだった…。

 

 ガブ達がアンキケラトプスと道路を横断しきった頃、リュウタとレックスはようやくパリコレの会場に到着したところだった。その周囲にはまばらではあるが警察車両が停まっているのも見える。

 そして、リュウタ達もバトルフィールドが展開されていくところを目の当たりにしていた。

 

「あっ! バトルフィールドが…!」

 

「オウガ達かアクト団が恐竜と戦ってるんだ! 急がないと!」

 

 そこで、リュウタは向かいから走ってくる1人の男…先程まで会場の受け付けをしていた男だ…に目をつけ、話しかけた。

 

「すみません! 恐竜どこですか!?」

 

「あっ…あっ…あっち…」

 

「ありがとう!」

 

 大まかな方向を聞くことができたリュウタとレックスはそちらの方へと向かう。そして会話が終わったところで男は我先に逃げ出していったのであった。

 

 

 一方、アメジストとナーストケラトプスも街のど真ん中で戦闘を開始していた。

 まずはナーストケラトプスがその牛のような角を高々と掲げ、アメジストに突進していく。それに対しアメジストは、以前シノケラトプスにやったように尻尾を振るってナーストケラトプスの横っ腹にサゴマイザーで一撃を加え、横転させた。そこへ両前脚で何度も踏みつけ、追加攻撃を加えていく。

 

「いいぞ! アメジスト! その調子だ!」

 

「このままならすぐにカードに戻せそうね」

 

 あまりにも呆気ない様子に、オウガとマルムもすっかり油断してしまっていた。

 しかし、こんなところで終わるはずがないのが、彼ら異次元出身の恐竜である。なんとナーストケラトプスは横倒しになりながらもその体に黄色い光と電撃を纏い始めたのだ。

 あまりの眩しさに、思わずアメジストも後退してしまう。そこでナーストケラトプスは素早く体を起こすと、技を発動させた。

 まずは2本の角の間に集めた電撃を、アメジストに向けて放り投げる。それを尻尾で弾き返そうとするアメジストだったが、その電撃はアメジストの尻尾に引っ掛けられたのだ。更によく見れば、その電撃はまるで錨のようにナーストケラトプスと繋がっているではないか。

 そしてナーストケラトプスは、4本の脚で踏ん張り、アメジストを引き寄せようとし始めた。しかしアメジストも負けてはいない。反対にアメジストも引っ張り返し始めたのだ。

 しばらくその状態が続いたものの、ふいにナーストケラトプスが力を抜いた。すると力いっぱい引っ張っていたアメジストは勢い余って尻餅をついてしまう。

 そこを見逃さなかったナーストケラトプスは渾身の力で頭を振るい、アメジストの体を一気に自分のもとまで引き寄せた。まるで釣り竿で魚を釣り上げるような動きである。そして、そのまま落下してきたアメジストに自慢の角でかち上げを加え、古いアパートメントへ叩き込んでしまった。

 これが、ナーストケラトプスの技『雷錨牽引(プラズマアンカー)』であった。

 

「あぁっ! アメジストが!」

 

「アメジスト! 大丈夫か!?」

 

 すぐさまオウガが駆け寄っていくと、アメジストはゆっくりと体を起こした。属性相性が有利だったためかカードに戻されることはなかったものの、ダメージは大きそうである。

 アメジストがまだ立っているのを見たナーストケラトプスは再び身構えると、『雷錨牽引(プラズマアンカー)』の態勢に入った。

 しかし、またそれを指を咥えて眺めているほどオウガは悠長ではない。すぐさま技カードを1枚取り出し、ディノラウザーにスキャンしたのだ。

 

「アメジスト! これを使うんだ! 『土竜聖剣(クエイクセイバー)』!」

 

 するとアメジストの体を紫色の光と紫水晶の欠片が渦巻き始め、それが尻尾に収束して剣のようになっていく。そしてナーストケラトプスが撃ち出してきた雷の錨を、紫水晶の大剣で切り裂いたのである。

 自慢の技を相殺されたのを目の当たりにしたナーストケラトプスは、初めて驚いたような表情を見せる。そして1歩ずつ後退ると、背を向けて逃げ出したのであった。

 

「あっ! 逃げていくわ!」

 

「よし、すぐに追いかけよう!

アメジスト、ありがとう! 戻ってくれ!」

 

 当然、オウガとマルムも逃がすつもりはない。アメジストをカードに戻したところで、2人は逃げるナーストケラトプスを追いかけ始めた。

 

「オウガ! あの恐竜、どこまでいく気なのかしら?」

 

「待ってて。今マップを開いてみるから…。そうだね…。

もしこのまままっすぐ進んでいくとすれば、凱旋門まで行き着きそうだよ!」

 

 バトルフィールドが解けて風景が戻っていく中、2人はそんな会話を交わしながらナーストケラトプスを追いかけていったのであった…。

 

 

 その頃、ガブとイナズマはアンキケラトプスを橋の下に連れてきたところだった。すぐ上では人々が突如出現した恐竜の噂話をしているが、彼らの存在には気づいていないようだ。

 ホッとした様子でアンキケラトプスがガブとイナズマの2匹と何やら話をしていると、そこへ1人の老人が現れた。

 

「いやあ〜、こりゃでっかいキャンバスだなぁ! おいらに描いてくれって言ってるみてぇだ!」

 

 それは、これまでアルプスやら原宿やらバリバリ島やらに現れていた、あの老人であった。どうやら今回は芸術の都パリで、画家をしているらしい。

 

「よーし、行くぞーっ!」

 

 そう叫ぶと老人は絵筆を手に取り、ガブやイナズマ、アンキケラトプスに好き放題に色を加え始める。そして彼が手を止めると、3体はまるでピエロのような化粧を施されていたのだった。しかもご丁寧にガブとイナズマは左右対称になるようにデザインしている。

 

「うむぅ…アートだな…! おいら〜は流れ〜の絵描き〜ヤロ〜♪」

 

 筆を振るって満足したのか、老人はまたどこかへと歩み去っていってしまった。しかし、彼はとんでもないことをやらかしてくれたのである。

 目立つ装飾を施したせいで、人間達に見つかってしまったのだ。彼らが焚く無数のフラッシュを受け、またアンキケラトプスが不快そうに首を振る。

 それを見たガブとイナズマは近くの川へと飛び込み、アンキケラトプスへ呼びかけた。どうやら川に入って絵の具を落とすと共に、水中から移動しようという作戦らしい。それを察したのか、アンキケラトプスは2匹に続いて川の中へ飛び込んだのであった…。

 

 

 その頃、いつもの服装に着替えたウサラパ達は、凱旋門の上からアンキケラトプスを探していた。

 

「あいつはどこ行ったんだい?」

 

「さあ…全然見えないザンス…」

 

「あーっ! あそこ!」

 

 そこでエドが何かを見つけたのか、西の方向を指差した。ウサラパもそちらへ目を向けると、凱旋門の方へナーストケラトプスが走ってくるのが見えたのである。

 

「あれ? 何だい、あの恐竜…」

 

「なんだか牛みたいな恐竜ザンスねぇ…」

 

「おかしいッスね…。アクトサーチにはあの恐竜の反応が出てないッスよ?」

 

「どっちにしてもこれは特別ボーナスのチャンスだよ! アタシ達がいただいて…」

 

 その時、どこからともなく地鳴りが響いてきた。

 

「「「ん?」」」

 

 訝しげに3人が視線を下に向けるが、そこから見えるのは道路しかない。精々その真ん中にマンホールの蓋が見える程度だ。

 しかし、突如そのマンホールの周囲にヒビが入ったかと思うと、蓋を勢いよく押し上げてアンキケラトプスが姿を現したのである。そしてその背中からガブとイナズマも地面に飛び降りる。

 どうやら彼らは水路を通ってここまで辿り着いたようだ。

 

「見たかい? アンキケラトプスも来たみたいだねぇ!」

 

「なーんか行くところ行くところに尽く現れてくれるザンスねぇ…」

 

 しかしそこは凱旋門前の道路のど真ん中である。当然交通量は多く、この時間帯には渋滞も発生していた。

 そんな中でアンキケラトプスは鳴り続けるクラクションに遂に怒りの臨界点に達したのか、高く角を掲げると、近くの凱旋門に突進していったのである。

 ウサラパ達のところにまでその衝撃が伝わり、激しく揺さぶられる。それでも怒りが収まらないのか、アンキケラトプスは何度も何度も角を凱旋門に叩きつけていた。

 

「にゃろめぇ〜…! やっておしまいサイカちゃん!」

 

ウオォォオォォォ!

 

 このままでは振り落とされてしまうと判断したのか、ウサラパはアクトホルダーにサイカのカードを通し、成体化させて召喚した。

 サイカは下へ降りると、アンキケラトプスに向かい合ったのだった…。

 

 

 その頃、ナーストケラトプスを追いかけて凱旋門にやって来たオウガとマルムは、バトルフィールドが展開されたところを目にしていた。

 

「ゼェ…ハァ…バトルフィールドが…展開されてる…?」

 

「どこかで恐竜が戦ってるんだわ!」

 

「ハァ…どこかって…どこで…?ハァ…」

 

「…あっ! あれはサイカニアよ!」

 

「本当だ…。ってことは…オバさん達がここに…?」

 

 オウガが息切れしながらそう呟くと、上から雷のようなウサラパの怒声が響いてきた。

 

「だぁれがオバさんじゃーーーーっ!?」

 

 

 その声はあまりに大きかったため、ガブ達を探していたリュウタとレックスのもとにも聞こえていた。

 

「今の声は…!」

 

「凱旋門からだ!」

 

 

 一方、オウガの「オバさん」発言を聞きつけたウサラパは、細かく周囲に目線を配っていた。

 

「誰だぁ〜オバさんって言ったのはぁ〜〜?」

 

「そんなことよりヤバいザンスよ!」

 

「サイカがボコボコにされてるッス!」

 

「へっ?」

 

 その声にウサラパが下を見ると、アンキケラトプスは手足を縮めて地面にうずくまったサイカに連撃を加えていた。サイカは指示を与えられていないため、ただ必死に耐えているだけである。

 しかし怒りに燃えるアンキケラトプスを鎮めることはできなかった。アンキケラトプスは今度は大きく振りかぶると、思い切り角で薙ぎ払ったのである。遂に耐えきれなくなったサイカは激しく回転しながら吹き飛ばされ、そのまま街路樹を次々に薙ぎ倒してながら転がっていってしまった。

 

「ストライ〜ク!」

 

「言ってる場合か〜っ!?」

 

 その様がボウリングに似ていたからかノラッティ〜がそう叫んだが、すぐさまウサラパにツッコミを入れられてしまったのだった。

 しかし、アンキケラトプスの怒りはまだ収まらないようで、激しく跳ね回ると、その場へやって来たナーストケラトプスへと襲いかかった。ナーストケラトプスもすぐさま応戦し、両者は角を突き合わせて力比べを始めた。

 そこへ、ようやく追いついてきたオウガとマルム、そして反対側からリュウタとレックスも合流したのである。

 

「オウガ! マルム!」

 

「リュウタ! レックス! ちょうど良かったわ! アタシ達はナーストケラトプスを追ってここまで来たの!

オウガはもうバテバテだから、2人も力を貸してあげて!」

 

「あぁ!…それにしてもあいつ、何であんなに暴れてるんだ?」

 

「何かに怯えてるのか…?」

 

 と、そこへガブとイナズマが駆け寄り、4人に何かを訴えようと話しかけてきた。

 

『ガァブ! ガァブ!』

 

『ゴロロッ! ゴロッ!』

 

「ガブ! イナズマ! お前らどこ行ってんだよ!」

 

『ガブガブガァブ!』

 

『ゴロッ!? ゴロロ…』

 

 何を言っているのかは分からないがそこまで言ったところで、ガブとイナズマは揃ってアンキケラトプスとナーストケラトプスのもとへ駆け寄っていく。

 

「あっ! こらっ!」

 

 リュウタの静止の声も聞かずに2匹はそちらへ走り寄ると、何か目配せを行なった。そして何故かイナズマが両前脚で鼻穴を塞いだのを見たところでガブはアンキケラトプス達に尻を向けると…思い切り放屁した。

 これにはDキッズも脱力ものである。

 

「おなら〜〜?」

 

 バカみたいな光景だが、アンキケラトプスとナーストケラトプスには効果てきめんだったらしい。

 2体は戦いの手を止めると、ガブに怒りの視線を向けてきたのである。それを確認したガブとイナズマは、なんとDキッズの方へと逃げてきた。当然アンキケラトプス達もその後を追っていく。

 

「ガブ〜! 何やってんだよ〜! レックスでもマルムでもオウガでもいいから、何とかしてくれ〜っ!」

 

「待ってくれリュウタ! もしかしたら、ガブ達には何か考えがあるのかもしれない!」

 

「ゼェ…ハァ…いつまで俺は…走ってなきゃいけないんだよぉ…」

 

「オウガ頑張って! ガブとイナズマに付いていきましょ!」

 

 こうしてDキッズ達は、アンキケラトプス達に追われて逃げていったのであった…。

 

 一方、ウサラパ達はサイカが転がっていった方へと駆けつけていた。そこには案の定、ひっくり返って元に戻れないサイカの姿があった。

 

「まったく、何やってんだい…。ほら、さっさと追うんだよ」

 

「「ヘイヘイホーッ!」」

 

 そしてアクト団達も、アンキケラトプス達の後を追っていったのであった…。

 

 

エッフェル塔近くの林

 

 走り続けたDキッズとガブ、イナズマは、エッフェル塔の近くにある林にやって来ていた。

 

「ガブ〜! イナズマ〜! どこまでいくんだよ〜!」

 

 と、林の開けた場所に出たところでガブが足を止める。それに続いてDキッズも足を止めるが、その後ろからはアンキケラトプスとナーストケラトプスがジリジリと迫ってきていた。

 しかし、その2体の前へガブとイナズマが躍り出ると、2体へ何かを必死に訴え始めたのだ。それを聞いたアンキケラトプスとナーストケラトプスはじっくりと周囲を見渡す…。すると、段々と彼らが落ち着きを取り戻していくではないか。

 

「…あれ?様子が変わったぞ…?」

 

「…きっと、怖かったのよ」

 

「「「え?」」」

 

「あの子、原始の世界しか知らないのにこんなところに出されて…」

 

「…確かに。人や建物が化け物のように見えていたのかもしれないな…」

 

「そうだわ!」

 

 突然マルムがポンと手を打つと、いつの間にか持っていた買い物袋を探り出した…。

 

 

 数分後、Dキッズはマルムが買ってきた恐竜ファッションを身に着けていた。リュウタはトリケラトプスの被り物、レックスはカルノタウルスのカチューシャ、マルムはパラサウロロフスのナイトキャップ、オウガはティラノサウルスのフードである。

 

「これは…?」

 

「恐竜ファッションで、アンキケラトプスとナーストケラトプスの仲間になるのよ」

 

「こんなもので、仲良くなってくれるのかな…?」

 

 オウガが不安そうにそう言うが、当の2体はどこか嬉しそうである。どうやらマルムの狙い通りにいったようだ。

 

「気に入ってくれたみたい…」

 

「もう大丈夫ね!」

 

 目の前でアンキケラトプスやナーストケラトプスと戯れるチビ恐竜達(レクシィ以外)を眺めながら、彼らはそんな会話を口にする。

 レクシィも、ディノラウザーでオウガとの会話に加わった。

 

『あのナーストケラトプス…とかいう2本角は私と同じ世界から来ているはずだが…なるほど、やはり人間や車を恐ろしく思っていたのかもしれないな』

 

「レクシィもそう思う?」

 

『あぁ。だが、あのようにして仲良くできるとは…私の常識からはとても考えられん光景だ…。

角を持つ者共は、異種同士が向かい合うと血みどろの闘争に発展するのが当たり前だったからな』

 

「そうだったのか…。でも、あのナーストケラトプスも幸せそうだよ。それなら、それでいいんじゃないかな?」

 

『…フン、かもしれんな』

 

 ここで終わればめでたしめでたし…なのだが、そうは問屋が卸さない。

 茂みからティラノとスピノが姿を現し、アンキケラトプスとナーストケラトプスを突進で跳ね飛ばしたのである。

 そう。アクト団が追いついてきてしまったのだ。

 

「さあ! お土産持って帰るよぉ〜!」

 

「よくもやったな!…頼む! 動いてくれ!」

 

 リュウタがディノホルダーを操作すると、今度は正常に動作したのかガブとイナズマがカードへと戻っていった。

 

「よっしゃあ! ディノスラーッシュ! 轟け! トリケラトプス! スティラコサウルス!」

 

ゴオォォォォォ!!!

 

ギュオォォォォォ!!!

 

 ガブとイナズマが成体化して降り立つと、アンキケラトプスとナーストケラトプスの目の色も変わる。そして同時に黄色い光を身に纏った。技を発動したのだ!

 まずはナーストケラトプスが両角の間に溜め込んだ電気エネルギーをティラノに投げつけ、尻尾に雷の錨を引っ掛けた。

 続いてアンキケラトプスはスピノにフェイントをかけてからその横っ面を尻尾で叩き、横倒しにしてから地面を引きずり回す。

 それからナーストケラトプスはティラノを釣り上げるように引っ張って角でのかち上げを加え、アンキケラトプスはスピノにトドメの放屁を浴びせた。

 

「こっ…これは…」

 

「『雷錨牽引(プラズマアンカー)』に…『デスグラインド』ザンス…」

 

 アクト団はアンキケラトプスの屁の臭いに耐えられず、その場に卒倒してしまった。

 その隙をリュウタは見逃さない。すぐさま技カードを2枚取り出し、ディノホルダーにスキャンしたのだ。

 

「うおおおお! 『激力雷電(ギガライディーン)』! 『雷撃一閃(バスタードスピア)』!」

 

 今度はガブとイナズマの番である。まずはガブが両角の間に雷エネルギーを蓄え、スピノに渾身の電撃を浴びせる。

 そこへ自慢の1本角に電撃を迸らせたイナズマがティラノを貫き、そのままスピノへと突っ込んでいったのだ。凄まじい電撃に苦しみながら、ティラノとスピノはその体をカードに戻していき…ちょうど卒倒したウサラパ達の上に落ちていった。

 

「くっさぁ…」

 

「もーやる気しないッス…」

 

「一体何食ってるザンスかぁ…」

 

 それでも何とか体を動かし、3人はその場を後にする。

 そんな彼らを見送りながら4体の角竜達は勝鬨の雄叫びを上げた…が、アンキケラトプスとナーストケラトプスはがくりと膝を付くと、2枚ずつのカードへ戻ってしまった。両者とも力を使い果たしてしまったのだ。

 そしてそのカードを、レックスとオウガが拾い上げた。

 

「よし!」

 

「ナーストケラトプス、保護完了!」

 

「…あれ?リュウタ、ディノホルダー壊れてたんじゃなかったの?」

 

「あれ? そう言えば…ま、いっか!」

 

能天気なリュウタに、マルムは思わずずっこけてしまったのだった…。

 

 

その後 三畳市 リュウタ宅

 

 今回の出撃を終えて三畳市へ戻っていたDキッズは、再びリュウタ宅へ集まっていた。

 さて、それで何をしていたのかと言うと…。

 

「似合うよ似合う!」

 

「そ…そうか…?」

 

「パリで恐竜ファッションが流行ってるなんて、面白いわねぇ〜」

 

「うん!」

 

 リュウタの両親である古代博士と亜紀に、買ってきた恐竜ファッションを着てもらっていたのだった。古代博士はステゴサウルス、亜紀はスティラコサウルスの衣装である。

 と、そこへリアスもやって来る。彼女もまた、アンキロサウルスの恐竜ファッションを身に纏っていた。

 

「失礼します。リュウタ君。ディノホルダーに異常はなかったわよ? 一応メンテナンスはしておいたけど…」

 

 こう言ってしまえば失礼なのだが、奇妙な格好で真面目な話をしているので少しおもしろく感じてしまう。

 

「そうなんですか? じゃあどうして…」

 

「物理的ショックで一時的に使えなくなってただけね。テレビのリモコンみたいに」

 

「そうですか…」

 

 そう答えるリュウタを、マルムがジト目で睨む。

 だがその一方で、レックスはようやくリアスの恐竜ファッションに気がついた。

 

「っていうかリアスさん! とても似合ってますね!」

 

「えっ…? そう?」

 

「そうよお姉ちゃん! とってもいい感じよ!」

 

「それなら…良かったわ…。

…ほら、貴方も早く出てきなさい。オウガ君に一目見せたいって言ってたでしょ?」

 

 そのリアスの言葉にオウガが首を傾げていると、リビングのドアがゆっくりと開き、ミサがおずおずとした様子で姿を現した。

 しかしその姿もまた恐竜ファッションであり、ワニのような上顎の髪飾りや背中の装飾から、スピノサウルスのものだと分かる。しかし、ノースリーブに膝上くらいのスカートと、実に涼しそうな格好であった。

 控えめに赤く染められた頬も、彼女の可憐さを際立たせているように見える。

 

「ど…どうかしらオウガ君…? 似合う…?」

 

 普段見たことのないミサの姿に、しばし呆気に取られていたオウガだったが、その言葉に我に返り、頬を紅潮させながら言葉を返す。

 

「は、はいっ! えーっと…その…女性らしく可憐かつ美麗で可愛くて…とてもよくお似合いだと思いますっ!」

 

「良かった…。オウガ君にそう言ってもらえて…」

 

 そう言ってフワリと微笑むミサの姿に、オウガは更に魅了されてしまったようで、頬だけでなく顔全体が真っ赤になってしまう。

 そして、そのままバッタリと倒れてしまった。どうやら脳が熱暴走を起こしてしまったようだ。

 

「…えっ!? お、オウガ君! どうしたの!? 大丈夫!?」

 

「おっ、おいオウガ! 大丈夫かよ!? 父さーん! 保冷剤かアイスノン持ってきてよーっ!」

 

「う、うむ! 分かった!」

 

「放っとけば〜? そのうち熱も冷めた頃にまた目を覚ますでしょ〜?」

 

「…最近、マルムはオウガ君に当たりが強いのね…」

 

「そうみたいなんです…」

 

『やれやれ…呆れたものだな…』

 

 こうして、今日もまたDキッズの日常は流れていくのであった…。

 

 

一方その頃 アジ島

 

 結局カードを持ち帰れなかったウサラパ達は、ソーノイダに恐竜ファッションを渡してご機嫌を取っていた。

 

「ほ〜んとよく似合ってますわ〜!」

 

「そりゃソーノイダ! ぞい! ヒーッヒッヒッヒ…」

 

「アタシ達のお土産、気に入っていただけたようで良かったですわ〜!」

 

「うん、うん!」

 

「で〜…今回の経費のことなんですけどぉ〜…」

 

「ん? あぁそれぞいか! 大目に見るぞい!」

 

「よっしゃあ〜…!」

 

 どうやらウサラパの本当の狙いはそこだったらしい。これで次回以降も経費を使えるわけである。

 しかし、この状況をよしとしない者が1人いた。

 

「何度言ったら分かるのです?

部屋をこんなに散らかして!困りますよドクター!」

 

 タルボーンヌ襲来である。その剣幕に、思わずソーノイダもウサラパも背筋を凍らせたが、すぐにその顔に取り繕ったような笑顔を浮かべた。

 

「「ごめんなさ〜い! さあみんな! 掃除! 掃除! 掃除をしましょ!」」

 

「「「「掃除! 掃除! 掃除をしましょ〜!」」」」

 

「早くしなさーいっ!」

 

「「「「はーーーいっ!」」」」

 

 こうして、アクト団達の日常も流れていくのであった…。

 

 

同時刻 ノーピスの研究室

 

 一方、ここではノーピスが『インドミナス・レックス』と『インドラプトル』のカードをカロリディーに返却しているところだった。

 

「…どうでしたか? 分析の結果は?」

 

「結果から言うとすれば…よくこの時代の科学力でここまで到達できたものだ、というところだな。間違いなくこの時代では最先端の研究だ。

だが…俺から言わせてもらえば、時代遅れもいいところだな」

 

「ということは…やはり…!」

 

「あぁ。ハイブリッド化のメカニズムは完全に分析した。これで俺もこの研究に取り組むことができる」

 

「ありがとうございます! つきましては報酬も支払いますので、その研究成果を私共に譲っていただきたく…」

 

「いいだろう。何か組み合わせに希望はあるか?」

 

「特にはありませんが…」

 

「そうか。なら俺の収集したデータから勝手にやらせてもらう。それで構わないな?」

 

 そう呟くノーピスの視線の先には、前回Dキッズから収集したトリケラトプスとステゴサウルスの立体ホログラムが展開されていたのだった…。

 

 




 今回の恐竜解説!

「今回解説するのは私!古代博士だ!
今回解説するのは、閃光のフリル『アンキケラトプス』!暗記が得意そうな名前だが、別に日本語の暗記とは何も関係ないぞ!
名前の意味は「角のある顔に近いもの」!トリケラトプスやモノクロニウスのような代表的な角竜に近縁だと考えられたから、そう名付けられたらしい…。そりゃあ角竜だから当たり前だろ、と君達は言うかもしれないが…当時としては驚きの発見だったのだろう…。
全長は6メートル、体重は2トンほどと大型角竜の中ではそこそこの体格だが、魅力はそこだけではない!
アンキケラトプスは、とても保存状態のよい化石が見つかっているのだ!これはすごいことなんだぞ!トリケラトプスですら、最近ブラックヒルズ社が発見したレインが見つかるまで、あまりよい保存状態の化石は見つからなかったのだからな!
本種は北アメリカアパラチア地域の7200〜7100万年前の100年間の地層でしか化石が見つかっていないが、その保存状態の高さから分析できた情報は多かったと言えるだろうな!」


ということで、今回はここまでです。
重ね重ねにはなりますが、投稿が5時までに間に合わず、本当に申し訳ありませんでした。
今回のJP・JW恐竜のナーストケラトプスは、実は「愛と闘牛のバルセロナ」で出そうと考えていた恐竜でした。牛っぽい角してますし…。
しかしアインがレックスの仲間になったことで、そちらの方にJP・JWのアロサウルスを出そうと考え、こちらにナーストケラトプスを出すことに致しました。
それでは次回第24話『フタバサウルスを救え!土雷棘槍注意報!』ノーピスの研究が実を結び、映像作品世界のウー博士が実現できなかった、あの生き物が現れます…。次回をご期待下さい。

追記:今回の恐竜解説を追記しました。

第26話の原作「恐竜遊園地で大儲け!」にあたるエピソードでマルムの第2のパートナー恐竜を登場させたいと考えております。つきましては、私が選出した候補からどれが相応しいか皆様からご意見を伺いたいのです。もしよろしければ、以下のうちから1つを選んでご回答下さい。

  • ランベオサウルス
  • エドモントサウルス
  • カロノサウルス
  • コリトサウルス
  • オウラノサウルス
  • ディプロドクス・ハロルム(小)
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