「と、言うわけで俺が先生の代わりにアビドス高校に滞在することになった」
「うへぇ、先生も思い切ったことするよねー」
「パワードスーツ売ってくれて感謝」
「おい待て犬耳少女、お前借金あるのにパワードスーツ買ったのか!?」
「シロコ先輩それ私も知らないんだけど!?」
おいあれ結構良いお値段する様な兵器だぞ。何に使うつもりだ。
「…で、借金の返済のことなんだけどやっぱりバスジャック「待て、なんだバスジャックって」…うへぇ」
「もうちょっと真面目に返済してくれないか?意地の悪い利息吹っ掛けた俺が言うのも何だけどバスジャックはないだろ?」
「…やっぱり銀行強盗をするべき、覆面はリジーの分も用意してる」
「おいコラ待てぇえい!ここら辺にある銀行は一応カイザーコーポレーションの取引先でもあるから強盗されたら無視できないんだけど!?」
まさか強盗するためにパワードスーツ購入したとかそう言う理由じゃあないよな?やめてくれよ。ほんと面倒なことはもう懲り懲りだ。
「くっそ少し待ってろ!なんか学生でも出来そうな金稼ぎの方法を調べて考える!」
「…あんたって何だかんだ言ってお人好しよね」
【 一時間後 】
「オーケー、3つの案が浮かんだからその内のどれかを選べ!まず一つは傭兵だ。お前たちの強さを考えるとこれが確実な手の一つだろう」
「ダメですよ!犯罪にまで手を出す可能性があります!」
「あ〜そうか。傭兵と言えば金を払えば何でもする職だったな」
ホワイトボードに書いた案の一つに斜線を引く。
「では次はキヴォチューバー、視聴者を得るかどうかは技量次第だが人気になれば億は稼げる様になる」
「う〜ん、確かに良い案ですね⭐︎!これを機にアイドルグループを「却下!」」
アイドルて。いややる分には構わないんだけど俺のことプロデューサーか何かと勘違いしてないか?
「で、次はうちの兵士たちに訓練を施す教官だ。理由は傭兵と同じだ。俺が雇用主になればそのまま給料は返済に充てることも出来るしちゃんと働きに見合った給料も払う」
正直これは弱みに漬け込む様な行為だから最終手段だ。バイトとそんな変わらんしな。
「……一応聞くけどそれ給料どのくらい?」
「ん?そうだな。消費する弾薬やダミー人形も込みするが一日で大体………このくらいだな」
「…一般職員との比較は?」
「一般職員との違いのデータは……おぉあったあった、これだ」
カイザーPMCのホームページにも載ってる情報だからそこまで隠す内容でもないし全員に見える様にパソコンをモニターに繋いだ。
「うっそこんなに違うの!?」
「当然だろう?治安維持や抑止力にもなる兵士の育成をするんだ。このくらいの差があってもおかしくない」
「……じゃあそれで〜」
「…は?」
いま小鳥遊ホシノはなんて言ったんだ?それでって言ったのか?
「何で驚いてるのさー、カイザー理事が提案したんでしょ?」
「いや、確かにそうだけど」
「じゃあ解決だねー、現状借金の返済には一番の近道だし」
……なるほど、分かったぞ〜?教官になって俺の部下の力量を把握、尚且つ自分たちの訓練にもなる。更にはいざ俺が裏切った時の保険としていつでも左遷させられると言う切り札を持ってるからこその大胆な作戦と言うわけか!うん!やはり油断ならないな小鳥遊ホシノ!
−−−しかし、雇用した後に昼寝ばかりしている小鳥遊ホシノを見ているとそんなことを考えていない様にも見えてきた、いや、ちゃんと仕事はしてくれてるんだけどね?