「えぇ、えぇ、では宜しくお願いします便利屋の皆さん。えぇ、では依頼料は後日振り込んでおきますので。はい。これにて失礼させて頂きます」−ガチャン
ふぅ、どうにかアビドス対策委員会…だっけか?が動き出す前に準備が出来てよかった。作戦資料だと小鳥遊ホシノと言う生徒が対策委員会を辞めたらアビドス学校を襲撃、そしてアビドスの区域全部を手に入れたら砂漠にあると言われてる兵器を探して自分の物にするとか。まぁ、子供相手なら確かに良い作戦だったのかも知れないけど。相手は大人だしなぁ。普通に犯罪だし。
「後は砂漠にある研究所とやらの場所を見つけることが出来れば完璧なんだが。そこはこの前、カイザーPMCの兵士に付けた発信機を使えばこのパワードスーツにあるレーダーに追跡出来るなら……はぁ。またバレたらまずい余罪が増えた」
そもそもなんでそこら辺の一般人まで銃を保持してるんだよ。こんな中で先生やってる主人公のことマジ尊敬するわ。俺だったら一日足らずで辞めてしまうし自信がある。
「ん?レーダーが止まった。ってことはそこに研究所があるってことか!」
ついでと言わんばかりに通信機が鳴ったので出てみると慌てたような声が聞こえて来た。
『り、理事!アビドスの連中が奇襲を仕掛けて来ました!たった四人だと言うのに押されています!至急兵士の増員を!うわぁあああ!?』
「もう動いてたのか!?くっそ出遅れた!」
パワードスーツに付いているブースターで道路を高速で移動する。どうやらこのスーツの扱いは車になるらしく。ちゃんと交通法を守ればもうダッシュしても良いらしい。そもそもここら辺はカイザーコーポレーションが所持してるからどれだけ速度上げても問題ないけど。
「見た目だけはカッコいいんだよなぁ。ほんと」
パワードスーツのお陰でガ⚪︎ダム感も出てるし。見た目だけなら強そう。
そんばどうでもいい事を考えているとカイザーPMC兵士と頭に輪っかを乗せた少女たちが戦っていた。そして。その後ろでタブレットを持って指揮をしているのがこの世界の主人公、先生か。
「撃て!撃て!奴らを一切近づけさせるなぁ!」
「ん、邪魔」
「「「うわぁああああ!?」」」
え、あの子どっからあのミサイルドローン取り出したの?如何にも硬そうなタワーシールド持ってる兵士吹っ飛ばしたんだけど。
「っく、こうなったら。ゴリアテを出せー!奴らを絶対に通すな!」
「っは!?なにあの馬鹿でかいの!」
「大人気ないですね〜」
うわ〜確かにあれは大人気ないわ。俺でもあんなの出さない。まぁいいか。的がでかい分思いっきりぶつかれば良いダメージ叩き出せるだろ。
「ははははは!どうだ!これでお前らアビドスは終わり「オラァ!」…だ?」
−ズシャアン!
「おぉ、良いダメージどころか転倒させるほどのパワーがあるとは。流石パワードスーツ、その名前は伊達じゃないな」
「き、貴様いったい何をしている!?カイザーPMCのパワードスーツを着てると言うことは貴様もこっち側の筈だろ!?」
「む?……いや別に?」
はい嘘です。なんならこの作戦立てた張本人なのでバレたら終わりですけど。
「……あんたカイザー理事よね?何やってんの?」
「なに!?」
「ほんとですね〜顔とかは隠してるみたいですけど声がそのままですね⭐︎!」
「ん、中々良い武装」
ふっっっっつうにバレてるんだが!?なんでバレたんだよ声だけで!おかしいだろ!
「“…急にどう言うつもりなんだい?“」
「態々姿を表すくらいならホシノ先輩を返してください!」
「お、俺は……」
「「「「“俺は?“」」」」
こうなったらヤケだ!
「俺の名は通りすがりの“カイザーマン“!!!カイザーコーポレーションより派遣されたスーパーエージェントである!カイザーPMC理事の一派よ覚悟するが良い!貴様らの悪巧みもここまでだ!!はっはっはっはっはっは!」
「は?」
「はぁああああああああ!?」
−−−あぁ、俺の脳内であの曲が流れてるのを感じる。どうしてこうなった。いっそのこと本当に引きこもって左遷されときゃ良かった