「そしてこの部分はアリウス学園の基盤となる場所だからとにかく丈夫に頼む。彼女たちの武器はGLだ。もし銃火器による喧嘩が起こった場合はその爆風を外に逃がせるような仕組みに」
「なるほど、でしたらこちらの機器を取り付ければよろしいかと、少々値段が高いですがその分効果は期待できますよ?」
「ではその機器を取り付けてくれ」
今日はマトモな方のカイザーコンストラクションと新しく造る学校の事で話し合っていた。キヴォトスじゃ学校に居ても銃撃戦は日常茶飯事だからな、建物を建てるのに金を惜しんじゃダメだ。
「ん?」
話し合いが終わり昼食を食べようと食堂に行くとモモイがカンナと不知火カヤ、リオと便利屋68、アビドス復興委員に聖園ミカを含む補習部と、なんかトキと似たようなメイド服を着てる生徒が自分の武器をテーブルに乗せてるんだが……何あれ?
「やはり一番使い勝手が良いのはハンドガンでしょう。小回りも効きますし上手く狙いを付けることが出来れば確かな威力を出します。すぐさま取り出す事ができ片手でも撃てる事を考慮すれば間違いなくハンドガンでしょう」
カンナ?何をそんなに熱弁しているんだ?
「確かに、ハンドガンは便利だよね」
「私はサポート専門なんですがハンドガンの良さは分かりますよ!」
カヨコと奥空アヤネがカンナに同調してる。マジで何の会話だ?
「キミたち何の話をしてるんだ?」
「あ、リジー!いまキヴォトスで最強の武器種について話してるんだよ!ちなみに私はアサルトライフルが最強だと思ってる!威力も高いし連射力もある!射程もそこそこあるからまさに最強武器って感じだよね!」
「流石のお姉ちゃんでもその言葉は見逃せない。最強なのはスナイパーライフルだよ。アサルトライフルでも届かないような場所に届くし威力も段違いに高い、残弾数が少ないのを補う程の良さがあるんだから」
あ〜これもしかして自分の持ち武器が強いって言う、例のお菓子みたいな一生終わらない議論ってやつか。
「何言ってやがる!強いのはサブマシンガンだっての!威力こそは低いがアサルトライフルよりも軽いし連射速度もアサルトライフル以上だ!丁度良い重量をしてるからスナイパーライフルの弾なんざ余裕で避けられるぜ!な!ミカ!」
スピアもか〜隣のメイドもうんうん頷いてるし彼女もSMGなんだろうな持ち武器。
「それを言うならマシンガンだって負けてませんよ?取り回しは良くないですけど連射速度と威力も高いですし弾数も多いので一気に殲滅出来ちゃいます☆!」
「ノノミちゃん見る目ある〜!やっぱり火力で言うならマシンガンが一番でしょ!」
珍しいメンツで話をしてると思えば…よし、ゆっくりと下がって見なかった事に。
そう思いながら食堂から出ようと足を進めると肩をガシッと掴まれた。振り返るとムツキが背伸びをしてニヤニヤと笑っている。
「どこ行くのかな〜?リジーちゃん」
「え〜っと、しょ、食券を取りに行こうかなと」
「でももう持ってるじゃん?」
……この小悪魔め!!最初から俺を巻き込む気満々だったな!?
「…流石に小鳥遊ホシノは参加してないよな?」
「うへ?………やっぱりショットガンじゃないかな〜…うん」
「……え、それだけ?」
シンプルな分、圧を感じるんだけど?
「私はグレネードランチャーですよ!アリウス分校…学園の爆撃部隊長としてそこは譲れません!」
「そうですねぇ、これでは平行線ですし、ここはカイザー理事に決めてもらうはどうでしょうか?」
「不知火カヤ、なんで俺に言う?」
これどれか一つ選んだら凄いバッシング受けると言う分かりやすい例じゃないか!!
「……確かにあんたって色んな武器を使ってるイメージがあるわよね」
「…ふふふ、やっぱり私の目に狂いは無かった様ね。様々な武器を極めるなんて、アウトローとしてレベルが高いわね」
アル、お前のアウトローポイントはそんな事で上がって良いのか?
「エリドゥの時はマシンガンしか使ってこなかったけど。リジーが一番使ってる武器ってなんなの?」
「そうだな…強いて言うならSMGだろうか。アビドスの頃からずっと使い続けてるからな、そもそも俺は狙って撃つのは苦手でトリガーハッピーなんだ。だから手数で押せるSMGを好んで使っている部分もある」
「だよな!やっぱりサブマシンガンが最強ってもんだ!な!二人とも!」
「おう!やっぱ機動力があるってのは強みだぜ!」
おっと、このメイド、スピアと喋り方が似てるからどっちが喋ってるのか分からん。
「でもリジーさんはパワードスーツに乗ってる時はマシンガンを乱射してますよね〜?」
「そうなの?じゃあリジーちゃんの持ち武器ってマシンガンじゃん!」
「いやあれはパワードスーツの標準装備ってだけで持ち武器って訳じゃないぞ」
「やはり最強なのはアリスの光の剣スーパーノヴァだと思います!」
「それはアリスしか使えないだろ」
RGを使ってる生徒はアリスしか見た事ないぞ。
「う〜ん、リジーさんって何でも卒なく使える印象があるよね」
「あ〜何でもって訳じゃないぞ?(成り代わってから)まだARとRL、それとSGとGLは使った事がないからな」
RLに関しては使う前にヒエロニムスに壊されたしな。
俺が使ってない武器の種類を言うと、何人かの雰囲気が変わった気がした。何と言うか。逆らってはいけない、何か地雷を踏んでしまったかの様な、そんな悪寒が。
「リジー…それはダメだよ。他の武器は使ってアサルトライフルを使った事がないなんて!今すぐ買おう!リジー用にオーダーメイドで!!」
「ちょ、モモイ?」
「リジー、おじさんと一緒になんか買おっか〜…ね?」
やめろ、ハルカも小鳥遊ホシノも圧力を掛けてくるな!ハルカに至ってはなんだそのスイッチ!?まさかここに爆弾仕掛けたとかないよな!?
「社長!どうしてミサイルとかは使ってるのにグレネードランチャーは使ってないんですかーー!!」
「ロケットランチャーもあるなら使わないと」
「ミサキ!?お前いつから聞いてた!?」
どこからか聞き付けたスクワッドのミサキも自分の武器に対して拘りがある様で同じ様に圧を掛けてきた。
「わ、分かった!用意する!用意するからお前ら全員こっちに来るな!オーラがヤバいんだよ!!」
−−−この後俺はモモイたちに連れられて持ってない武器のオーダーメイドを用意させられた