「今日は招き入れてくれて感謝する。ナギサ、ミカ、百合園セイアよ」
「いや、私も直接会ってお礼がしたいと思っていたよ」
今日はなぜかティーパーティーのお茶会に招かれてしまった。ミカ曰くエデン条約の時に色々と会ってお礼が出来なかったからお礼をしたいとの事。
「今日はとっておきの紅茶を淹れたからゆっくりしていってね☆!」
「お茶菓子もありますのでどうぞご一緒に」
「流石に手ぶらじゃ悪いと思って俺もケーキを持って来た。分けて食べると良い」
うん、相変わらずここのお茶は美味い、俺もそこそこ淹れるのが上手くなったと思うんだけどここのお茶には負けるな。
「ところでリジーさん、アリウス分校の生徒たちは元気にしているでしょうか?私もミカさんから話は聞いているのですが。やはり保護者であるあなたから聞いておきたいと思いまして」
「あぁ、元気だぞ。この間の記者会見で胴上げされたからな」
「胴上げを?……ふふ、なんだか想像できますね」
アリウスとヴァルキューレが居る場所まで行った瞬間に胴上げされたからなビックリした。
「それと今は分校じゃなくて学園だ。俺が学校を引き継いだからアビドスに1から建築する事にしたんだ」
「そうだったのかい?」
「あぁ、それに至る経緯は先生に相談した事からだったな。ミカは知ってるだろう?アンケート」
「うん!先生から渡されて何かな〜って思ってたよ」
あれこれ取り入れた結果、学園と言える程の巨大施設になった。アンケートをしたからこそ出来た事だな。
「セイアちゃんの分も入ってたんだよ?匿名だったけど」
「…あぁ、あのアンケートってそう言う」
「つまりティーパーティーは全員中庭だったってことか」
偶然の一致、いやそれとも三人で一緒に決めていたか?
「あ、そうそう!この前ね、ナギちゃんがうっかりしてた事があるんだけど」
「うっかり?」
「そう!紅茶じゃなくてコーヒーを淹れてたの!それに気付いたのがコーヒーを飲んだ後で——「ロールケーキぶち込みますよ!?」むぐぐ!?」
え、今そのロールケーキどこから。
「ッハ!?……見ましたか?」
「…はい?」
「ですから!今の見ましたか!?」
「…………いいや?ナギサがロールケーキを口にぶち込んでるとこなんて一切見ていない」
これは見なかった事にする他ないだろ。
「しっかり見てるじゃないですか!」
「うごっ!?」
「…ナギサは今日も元気だね」
ちょ、このロールケーキでかい!百合園セイアは何呑気に紅茶飲んでんの!?まさかこれがティーパーティーの日常じゃないよな!?
「お前はどこにそれを収納してるんだ!?そもそもロールケーキを口にぶち込むなよ!」
「ナギサは照れ隠しだったりパニックになるとこうなるから気にしなくて良いよ」
「気にするわ!!」
その後もロールケーキを食べ切ったミカがまた失言をしてナギサがロールケーキをぶち込むのを見てるとこれがナギサの素の性格なのでは?と思った。
−−−お嬢様学園なのに他の学校と変わらないくらい個性的な場所だな