成り変わりカイザー理事の奮闘物語   作:CoCoチキ

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 感想についてなのですがコメントを返しているとついうっかり先の展開の事も書いてしまいそうなのであまり返さない様にしています。ですがいつも感想を読ませて頂いています!感想を書いて頂いた皆様ありがとうございます!


七十一話 だから突然現れるな!黒服ぅう!

 

 「ふ〜何とか電ちゃんを完成させる事は出来たな。パワードスーツにも同じパーツを付属すれば良いが。あっちはウタハじゃないと出来ないからなぁ。連絡が来るのを待つしかないか」

 「ほぉ、また新しい武器を入手しましたか。素晴らしい向上心ですね」

 「向上心というかホシノたちがせっかく選んでくれたからな使わないと勿体ない………おらぁ!!」

 「おっと危ない——「ふん!」グア!」

 

 突然現れた黒服に対して右フックをかまして避けられた後の左フックを当てた。どうだ!そう何度も避けられると思うなよ。

 

 「ノックしろ!!インターホンを鳴らせ!なんの為のドアだと思ってるんだ!」

 「クックック…これは手厳しい」

 

 復活はや!?くそ、もうちょっと強く殴るべきだったか。

 

 「それで?何か用か?お前が用もないのにここに来るなんてないだろう。もしそうだとしても客として何か茶を淹れるが」

 「おや、随分と歓迎してくれますね。でしたら4人分のお茶をください、他にも来ますので」

 「………ベアトリーチェを含めた全員が来るのか。大丈夫か?」

 

 マエストロはまだ分かる。ゴルコンダは、よく分からんが。ベアトリーチェは不味いんじゃないか?

 

 「最初はあなたに対して怒りを露わにしていたのですが。少し時間が経つと何かを考え始め、突然キヴォトスの様子を確認し始めたのですよ。彼女があの様な行動をするのは実に珍しい事でしたので我々もその様子を観察していると、突然笑い出したり怒り出したり、泣き出したり、最終的には突っ伏して何か小声で「穴があったら入ってそのまま肥料になってしまいたい」と言ってましたね」

 「何があった!?何を見たらそんなギャグ落ちする敵キャラみたいな事になるんだ!?」

 

 黒服が見たベアトリーチェの様子にツッコミを入れていると黒服はやれやれと言った感じで肩を竦めた。

 

 「それが全く分かりません。ただあの状態のままでは会議に進みませんので、気分転換にここに連れて来ようかと」

 「逆効果だろ。なんで俺のとこなんだよ」

 

 いや来るのは構わんよ?エデン条約の時みたいな事しなければベアトリーチェでも歓迎するさ。数少ない大人だからな。でもベアトリーチェは俺に対して恨みが凄いだろ?

 

 「先生のところは流石にダメですしキヴォトスを歩くにはいつアリウスの生徒と鉢合わせになるかわかりません。ですがあなたでしたら嫌々でも迎え入れてくれそうだなと」

 「おいゲマトリア、お前らまでそんな認識なのか?…俺ってそんなに誰彼構わず受け入れてるイメージがあるか?」

 「はい割と」

 

 マジか…えぇ、そんなイメージ付いてたのか。

 

 「……はぁ、まぁいいや。何が飲みたい?最近生徒たちがやってくるからお茶からコーヒー、ジュースも取り揃えてるぞ」

 「私はコーヒーを、マエストロは紅茶でしょう、ゴルコンダは、分かりませんね。彼が来た時にでも聞いてください。ベアトリーチェにはハーブティーを」

 「了解、そこのソファにでも座って待っていろ」

 「では遠慮なく」

 

 普通なら通報するんだろうが。お茶用意してる辺り俺も甘いなぁ。

 

 【 十分後 】

 

 「憤怒の代弁者よ。我々を招き入れてくれて感謝する」

 「えぇ、私たちの様な異形はキヴォトスで活動するには難しい姿をしていますので」

 「そういうこった!」

 「いやカラクリ人形だとか旧式のオートマタだとかで誤魔化せば良いだろ」

 「………なるほどその手がありましたか」

 

 さてはこいつら崇高の探究に夢中になり過ぎてキヴォトスで買い物する方法を考えてなかったな?

 

 「…所でベアトリーチェは?」

 「居るではないか、そなたの目の前に」

 「…へ?」

 「……生まれてきてしまってごめんなさい」

 「何があった!?!?」

 

 白いドレスを着ていた筈の赤い異形の女性はジャージ姿で背中を曲げ、物凄い負のオーラを放っていた。

 

 「この間のあなたの記者会見の日以来、この調子でして私共も困り果てていたのです。この様な彼女を見るのは初めてでして」

 「俺も初めてだわ!!人格入れ替わってたりしない!?」

 「いえ本人ですよ?」

 「……無責任な大人でごめんなさい…神様気取りの子供でごめんなさい」

 

 本人ですねこれ!?マジでどうしたの!?

 

 「そなたでもこれには困惑するか。現状、そなたの大木に連れてくる事が最適だと言うのが我々の……彼女を除いたゲマトリアの総意だ」

 「そういうこった!」

 

 あぁ、隅っこで三角座りし始めた。あの自信家で傲慢だったベアトリーチェがこうなるまでに何があったんだ。

 

 「…私の事はどうか気になさらずに。生きてる価値もない外道なので」

 「そういうこった!」

 「デカルコマニーは話がややこしくなるので黙っていてください」

 「…そういうこったぁ」

 

 何やらしょぼくれた反応をしている様にも見えるが。黒服たちはデカルコマニーが何を言ってるのか分かるのか?

 

 「……まぁ、ゆっくりしていけ、美味い茶と美味い菓子を食べれば幾らか心も安らぐだろう」

 「おや、お茶菓子も出してくれるのですか?至れり尽くせりですね」

 「客は客だ。招かねざる客ならば茶も出さんが、お前らは想定外な客ってだけだ」

 

 −−−それに今のベアトリーチェを放置してたら何をやらかすか分からん

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