成り変わりカイザー理事の奮闘物語   作:CoCoチキ

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七十三話 闇鍋!?マジで言ってるのか!?

 

 「リジー、少々宜しいでしょうか?」

 「ん?なんだ黒服」

 「この前のあなたが言っていた事も一理あると思いまして、色々とやってみようと思うのですが。この闇鍋と言うものは一人では出来ないのです。ですのでリジー含めた我々ゲマトリアで闇鍋をしようと思うのですがどうでしょうか?」

 

 黒服が…闇鍋?まるで想像がつかんが、こいつ真面目に言ってるな。そもそもマエストロとデカルコマニーは食事する事が出来るのか?

 

 「そもそもお前、黒服はともかく他のやつは買い物に行けるのか?」

 「えぇ、関わりのある生徒が来る可能性のある場所や時間はリサーチ済み、完璧に安全な買い物が出来ますよ」

 「そこまでしてやりたいのか闇鍋……まぁいい。各自適当な食材を買ったら集合するぞ」

 

 【 ショッピングモール 】

 

 「やれやれ、まさかゲマトリアと闇鍋をする事になるなんてな。全く予想がつかないんだが何を買ってくるのか……取り敢えず黒服が変なのを買ってくるだろうし無難なモノを買っていくか」

 「あれ〜?リジーちゃんじゃん!」

 「…俺のことをちゃん付けする上にイタズラが好きそうな声色はまさか!?」

 「どうしてそんな説明口調なの?」

 

 やっぱりムツキだ!何でこう言う変なタイミングで遭遇するんだよ!

 

 「お前も買い物か?」

 「まあね〜!そう言うリジーちゃんは何を買ってるのかな〜?ちくわに鶏肉、こんにゃく、大根……おでんの材料?」

 「あ〜そんなところだな。友人と家で食事をする事になっていてな。分担して買い物をしているんだ」

 「へ〜〜」

 

 とにかく変な事は言わずにサッと買ってサッと帰れば良いんだ。ここではホシノとアリウスの生徒合わなければ何も問題は。

 

 「やっほ〜リジー「ぁぁああああ!?」……そんなに驚かなくても」

 

 俺ってまさかフラグ製造機だったか!?どうしてこう言う起こって欲しくない時にその出来事が起きるんだよ!神様俺なんかしたかぁ!?

 

 「あれ?リジーも買い物?」

 「あ、あぁ、友人と家で食事をな」

 「…先生以外の友達?」

 「ん?そうだが……どうかしたか?」

 

 別に不思議な事じゃないだろ。

 

 「……黒服じゃないよね?」

 「………ん?なんでそう思った?」

 「いやさ〜、この前先生が柴関ラーメンでリジーと黒服とご飯を食べたって聞いたからね?…それに先生からはリジーは別に黒服を嫌ってなさそうって聞いたからさ〜もしかしてって思ったんだけど…当たり?」

 

 鋭い!だがここは必ず誤魔化さないといけないな!

 

 「いやいや、違うとも、黒服とは柴関ラーメン以降は出会ってないし、例えあっていたとしても一緒に食事するのは黒服ではなく別の友人だ」

 「そっか〜じゃあ楽しんでね〜」

 

 おや?やけにあっさりと引き下がったな。まぁ良いか。

 

 「ムツキもじゃあな。今度何か依頼があれば便利屋に寄らせてもらう」

 「どうぞご贔屓に〜」

 

 【 リジー邸 】

 

 「ふ〜生きた心地がしなかった〜!」

 「おや、どうかしたのですか?」

 「ホシノと出会ってな。なんとか誤魔化して帰ってきたんだよ」

 「そういうこった!」

 

 お前はホシノに会ってないだろうがデカルコマニー。さも会ってきたと言う様な相槌を打つのやめろ。

 

 「俺が最後か…まぁ、全員揃ってるわけだし電気を消して鍋に具材を入れるぞ」

 「でしたら電気は私が」

 

 ベアトリーチェが電気を消してそれぞれが持ってきた材料を鍋に入れる。俺の買ってきたやつはムツキが言ったようにちくわ、鶏肉、こんにゃく、大根だ。

 

 「後は十分に煮込まれるのを待ってから皿に取り分けで食べる。電気を切ったままな」

 「クックック、果たして誰が私の具材を食べるのでしょうね」

 「おいなんだその意味深な言い方は」

 「クックックックックック!」

 

 笑って誤魔化すな!黒服のやつめぇ。自分の買ったやつを自分で食って悶えてろ!

 

 「……そろそろ煮えてきたな。よし!各自自分の皿に取り分けろ!」

 

 ん?俺は機械だから暗視機能が付いてるんじゃないかって?そんなもん切ってるに決まってるだろ。これは遊びだぞ?

 

 「まずは私から食させてもらおう………うむ、これは………キノコ?」

 「あ、それは私です。あまり変なモノを入れて迷惑を掛けるのはどうかと思いまして」

 「ベアトリーチェ、これは闇鍋だ。その変なモノを楽しむのが礼儀だぞ」

 

 ってかマエストロ食べれたのか。その体で。いやそれを言ったら俺も機械の体なんだけどね?

 

 「次は私から……なんでしょう。凄く、モチモチとしていますね…それに、甘い?」

 「それは私が持ってきた大福アイスです。斬新でしょう?」

 「そういうこった!」

 

 お前もそっち側だったか〜ゴルコンダ。

 

 「順番的にお次は私でしょう……鶏肉ですね。実に無難です」

 「それは俺だな。黒服が変なモノを買ってくるだろうと思って口直しにな」

 「おやおや、信用されていませんねぇ」

 

 じゃあ次は俺か、なんか順番が食べたモノを持ってきた順になってるな。

 

 「……うん……辛ぁああ!?水!水ぅううう!!」

 「クックックックック!どうやら私が持ってきたハバネロを食べたようですね。実に素晴らしい反応ですね!では私も…グァアアア!?こ、これはまさか!?」

 「おっと、どうやら私が用意したジョロキアを食してしまったようだな。黒服…ッフ、因果応報と言ったところか」

 

 ふははは!ザマァないな!黒服!辛いモノを持ってきたのはお前だけじゃなかったようだな!

 

 「まさかハバネロよりも辛い唐辛子を持っていたとは。計算外でした」

 「……これはこんにゃくですね」

 「ベアトリーチェが一番運が良いのかも知れないな。さっきから普通に食事してるぞ」

 

 −−−その後はまぁ、八ツ橋だったり刺身だったりと色々変なモノを全員で食べた

 

 

 

 

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