成り変わりカイザー理事の奮闘物語   作:CoCoチキ

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 感想でムツキが入ってないと指摘して頂いたので修正致しました。


七十六話 生徒の海崎リジーに対する印象

 

 【 コン視点 】

 

 どうも皆さん、私は戦闘用サポートAIのコンです。私の仕事はパワードスーツの持ち主である海崎リジーのサポートをする事、私はそれに誇りを持っています。はい。そして今日はそんな仕事の一環としてリジーの関わりのある生徒にリジーに対する印象を聞いていきたいと思います。危険人物をリジーに近づかせる訳にはいきません。

 

 『スピアさん』

 「うぉ!?なんだ!?って、コンか、どうした?」

 『今日はリジーに対する印象を聞いていきたいと思います。私を生徒たちの所に連れて行ってくれませんか?』

 「良いけどよ。お前そこから動けるのか?」

 

 こんな時もあろうかと用意していた私のデータを転送するシステムを起動します。これも私のようなAIだからこそ出来ることそう簡単に真似は出来ません。

 

 『これでいけます』

 「お〜情報収集するのに良さそうだな」

 『ところでスピアさんはリジーをどう思ってますか?』

 「あん?んなもん最高の雇い主に決まってるだろ?今更他のやつなんかの部下になれるかっての」

 

 ふむ、分かりきった答えでしたが念の為と言う事で。

 

 『ではではレッツゴーです』

 「あいよ〜」

 

 【 アビドス復興委員 】

 

 「え?リジーに対する印象?」

 『そうです。さぁキビキビ喋ってください。私を助けると思って』

 「これがなんの助けになるのよ……そうね。変な人、この一言に限るわ。最初に1週間で3億クレジット返せって言われてムカついてたらカイザーマンとか言い出してバレバレの変装してるし、ラーメン屋で会った時も海崎リジーとか隠せてない偽名で隠すし…なんであんな事をしたかの理由は分かったけどそれでもまだ許したつもりはないから!そりゃあ、借金返済の為の案も考えてくれてたけど……何よその顔!」

 

 これがツンデレですか。可愛いですね。

 

 「そうですね。まともな考えを持った大人で良かったです。あのままでは返済の為の案が銀行強盗やバスジャック、アイドルになってましたし…借金をしている相手ですが先生のように信頼出来る人だと思います」

 

 アヤネさんは問題なしと、そう思うのならちゃぶ台返しをしないでください。偶にお茶碗が私に当たります。

 

 「ん、強そうなパワードスーツを売ってくれた。それに…ノリが良い、いつか銀行強盗を一緒にやりたい」

 

 ………これは好印象と言う事で良いのでしょうか?謎です。

 

 「不思議な大人だと思います☆!とても親身になってくれて、なんて言いますか。父親のような人ですね!」

 

 分かります。その気持ち、あの人には人を安心させる何かを持っている気がするんです。

 

 「そうだな〜……先生が信頼出来る大人なら、リジーは疲れた時に休ませてくれる止まり木かな〜…どこまでも枝を伸ばして、どんなに小鳥が増えても折れる事なく全部を乗せてしまうような。そんな止まり木」

 

 止まり木ですか……なるほど、確かに、適切な言葉ですね。彼は拾えるモノは拾えるだけ拾ってしまう。ホシノさんの例えを借りるなら翼を怪我した鳥がいても。その枝を地面にまで伸ばして掬い上げる。そんな人間なんです。

 

 『ありがとうございます皆さん、ではスピアさん次行きましょう次』

 「お前楽しんでないか?」

 『そんな事はありません。これは仕事の一環です』

 

 何を仰るのやら。

 

 【 ゲーム開発部&リオとトキ 】

 

 「リジーをどう思ってるか聞きたいの?コンちゃん」

 『イエス。さぁさぁ、話してください』

 「リジーはね。アリス以外にあのゲームの良さを分かってくれた良き理解者なんだよ!感動的とは言ってくれなかったけど。プレイヤーを楽しませる努力をしてるって認めてくれて。嬉しかったな〜」

 

 あのゲームですか。私も試しにプレイしましたがAIにエラーを起こしました。なんですかあのゲームは。

 

 「リジーはゲーム詳しくないって言ってたけど。エリドゥの時とか、キヴォトス無双の時、凄いノリが良かったし上手かったよね。ロールプレイが…お姉ちゃんがベタ褒めする理由が良く分かる!」

 

 ミドリさんは良きゲーム仲間としての意識が高そうですね。

 

 「リジーさんの事は……うん、楽しい人…だと思う。ゲームを一緒にしてると一々反応が大袈裟で、見てて飽きないかな」

 

 あの人に録音を聞かせて悶えさせるのは楽しいですよ。いつもあんなに恥ずかしいセリフを言っているのに後から聞かせられると恥ずかしがるんです。ふふ。

 

 「アリスにとってリジーは大切なパーティーメンバーです!なのでこの間リジーが瀕死状態で来た時は本当に怖かったです。リジーが死んでしまうのでは?と」

 

 あの時は私も存在しない肝を冷やしました。まさか離脱ではなくパワードスーツの外に出て戦闘を続行するとは。ですので罰として3時間コースの録音を聴かせましたよ。はい。

 

 「彼は…そうね。私の共犯者で大切な人…かしら。彼からしたら私は友人だけれどね。いつか……いえ、なんでもないわ」

 

 ふむ、言葉を濁していましすが…これはリジーに対して恋してますね?私は優秀なAIなので分かります。私はリオさんを応援していますよ。

 

 「リジーは私が気付かなかった事に気付かせてくれました…私はリオ様に信頼されてないと勘違いし、嫉妬した私に教えてくれたのです。リオ様は私のことを信頼してくれていると。ですので私はリオ様がリジーとくっ付けば良いと思っていますし。二人の為ならば同じ罪を背負う覚悟でいます」

 

 素晴らしい決意ですね。トキさんにはお二人のサポートをお願いしましょうか。

 

 【 便利屋68 】

 

 「リジーについて?……とてもアウトローな男性だと思うわ。彼から学ぶ事は多い、そう!立派なアウトローになる為の目標よ!」

 

 おそらくアレは無意識ですよアルさん。

 

 「り、リジーさんは素晴らしい人だと思います。アル様の事を理解してよく依頼をしてくださりますし…こ、こんな私にも優しいですし…えへへ」

 

 これはリジーの言う通り自信を持って良いのでは?ハルカさん私のレーダーでも捉えきれない時があるんですよ?

 

 「リジーちゃんね〜揶揄い甲斐のある人だと思うよ?これからもどんな驚きっぷりを見せてくれるのか楽しみだよ〜」

 

 ムツキさんは少し注意ですね。リジーの反応が面白いのは認めますが。

 

 「私の猫好きを知っている数少ない人、それに報酬も良いし依頼主として中々見つからないタイプの人だよ」

 

 ほほう、ビジネスフレンドと言うことですね。これはリジーに便利屋に定期的に依頼を送るように提案しましょうか。

 

 【 トリニティ&アリウス 】

 

 「最初は凄い怖い男の人が来た〜って思ったんだけど。考えてもなかった先の事を教えてくれたり、ナギちゃんと仲直りさせてくれたりでリジーが言うほど悪い大人じゃない気がするな〜」

 

 ですよね。やはりリジーに悪人と言うのは無理があると思うんです。なぜいつも悪人だと言い張るのでしょうか?

 

 「ミカさんと仲直りさせてくれただけでなく。調印式では数多くの生徒の命を救ってくれました。あのままではゲヘナとトリニティで疑心による紛争が始まっていたでしょうし。彼には頭が上がりません」

 

 その割にリジーに対してロールケーキをぶち込んだと聞きましたが。そこのところはどうなのでしょう?

 

 「…彼は、私の苦痛と同じ苦痛を持っていた。この暖かな陽だまりの中に居ても良いのかと、だが彼は胸を張って前を歩く為の努力をしている。自分に出来る事をすると。だから私も手を伸ばしてくれた彼の為に、仲間の為にも出来る事をする。胸を張って前を歩けるように」

 

 そんな事を言っていたのですか。彼は、しかしそれを悲観しているわけでは無さそうですね。カウンセリングが必要かと思いましたが良かったです。どっちも。

 

 「あ、あの人の銃の腕前は凄いと思いました。少し教えただけでスポンジの様に吸収して、戦闘用のオートマタなんでしょうか?とても教え甲斐があります!」

 

 …どうなのでしょう?そもそもリジーが私の搭載されたパワードスーツを使ったのもアビドス砂漠が初ですし。戦闘用のオートマタなんでしょうかね?

 

 「…父親が居たらあんな感じだったのかなって、いつも思う。一人で過ごすのは好きだけど。あの人とコーヒーを飲みながら星を見るのも最近は楽しみになってる」

 

 ミサキさんはリジーに父性を見出してる様ですね。ノノミさんと同じ様に父だと慕う人は多そうですねこれは。

 

 「…好き…なんだと思う。でもこんな感情を持ったのは初めてだから…これが友愛なのか、恋愛なのか理解できるまでは、彼には言わないつもり」

 

 なるほどなるほど、アツコさんはあの時気絶してましたしね。でも私が録音したモノは聞いてますしそれを更にはそれを実行していたとなると……可能性は高いですね。リジーも罪な男です。

 

 「社長はもしかしたらお父さんなのかも知れません!いえ、間違いなくお父さんです!私以外の生徒もそう思ってますよ!だからグレネードランチャーに宝石箱と名前を付けたんです。私たちが原石だと言うのなら。社長はそんな私たちを守ってくれる強固な箱です!…あれ?今思えば社長がお父さんならお母さんは誰になるんでしょうか?姫さま?リオさん?」

 

 スズカさん鋭いですね!?リオさんとアツコさんがリジーの事を恋愛の意味で好きなの気付いてますよこの人!

 

 【 RABBIT小隊&カンナとカヤ 】

 

 「ヴァルキューレ所属じゃなければ私は間違いなく彼の会社に入っていただろうな。後ろ暗い事をしているが、それでも私の理想の正義があそこにはあった。それにコーヒーが美味しい」

 

 カンナさんはリジーに正義を見ましたか。まぁ、リジーがやってる事は世間一般で言うところの救済ですからね。そう思っても仕方ないです。

 

 「私の共犯者ですかね。私は理想だけしか見ていませんでしたが。そんな私を現実へと引き戻し、一緒に理想を追い求める同志でもあります。私は彼女が帰ってきた時に安心出来るようなそんなキヴォトスにして見せます。なにせ私はこれから超人になっていきますから」

 

 ほう、同志ですか。リジーの事を理解してくれる方ならば私もどんどんウェルカームですよ。

 

 「「「「和牛ステーキ弁当の人」」」」

 「HAHAHA!全員揃って同じネ!こりゃ傑作!」

 

 PMC理事と知ってもそれですか。それとボンゴさんあなたフットワーク軽いですね。いつから居たんですか?

 

 『回答して頂きありがとうございました皆さん。それでは失礼します』

 「じゃあな〜お前ら」

 

 −−−実に有意義な時間でした。リジーには内緒にしときましょうかこれは。




 オマケ、先生とリジーのお互いの印象

 先生「“私じゃあ手を伸ばせないところまで伸ばすことが出来る。先生の鏡みたいな人“」

 リジー「計画性の無さを何とかして欲しいが、俺個人としては信用の出来る大人だと思っている」
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