「クソ!数が多くてキリがないな!」
『このままでは弾が無くなってジリ貧です。幾ら電ちゃんの容量が多くてもこれでは……』
敵の攻撃が激しくなり、先生には先に作戦会議をしに行くように伝えて見送ったが。俺一人でこの周辺を守り切るのは厳しいぞ。他の傭兵は手が空いてないし。連絡を取ろうにも敵の攻撃が激しくてしている暇がない。
『幸いにも敵の攻撃は黒服さんが送ってくれた超合金のお陰で全く効いていません。ここは持久戦に持ち込む事を推奨します』
「それが一番か!」
レーダーから絶えず敵の出現を知らせる赤い点滅が繰り返されてもはやレーダーが全て赤になるほどの敵の数に俺は徐々に押され始めた。
『リジー!私たちは無傷で済みますがこの後ろにはまだ避難しきれていない一般人が居ます!ここを突破されてしまったら!』
「分かってる!分かってるけど手数が足りないんだ!MGは弾切れだし、SRじゃこの数を捌けない、GLもさっき使い切った。RLもだ。SGは一点突破が出来るが数をそこまで減らせない!とにかく弾がないんだ!」
チャージビームを溜めてる間に間違いなくここを抜かれる。迂闊に手が出せない。
『だったら手数があれば良いのよね?』
そんな彼女の声が聞こえたと思ったら目の前に居た数百体の敵が全て吹き飛んだ。敵を吹き飛ばしたやつの正体は見覚えしかない例のロボ。
「アヴァンギャルド君!?」
「……!」ガチョーン!
『どうやら間に合った様ね。良かったわ』
「それにリオ!?会議は!?」
俺が驚いている間にもアヴァンギャルド君は盾でぶん殴ったり突進をしたりとその手の銃はなんなんだと言わんばかりの暴れっぷりを見せていた。
『あなたのお陰で無事終わったわ…ありがとう、ここを一人で守っていてくれて』
「そうか、じゃあ今は…」
『虚妄のサンクトゥムを破壊するためにそれぞれ部隊を組んでタワーに向かっているわ。後は各自治区の市民の避難確保と治安維持をする為に行動を開始、私もその一人』
あぁ、確かにここはミレニアムに近い場所だったな。ならリオがアヴァンギャルド君を送るのも当然か。
『すみません。情報共有している所申し訳ないのですが。第2サンクトゥムの方に援護をしてもらってもよろしいでしょうか。リジーさん』
「どうしたんだ?戦力は足りているのだろう?」
『……C&Cと正義実現委員の方が喧嘩を始めまして』
「こんな時に!?」
何をやってるんだって、C&Cってトキが所属してる部活じゃねぇか!!
「分かった!すぐそっちに行く、時間が惜しいんだろ?」
『ありがとうございます!』
「リオ、アヴァンギャルド君にここは任せて良いんだな?』
『えぇ、あれから更に改良を重ねてハッキングの対策もしたわ。任せて』
俺はリオの言葉を信じて、送られてきた座標に向かって全力で向かった。
【 ミレニアム郊外閉鎖地域 】
あ、見つけた!本当に喧嘩してやがる!トキの姿が見えないが彼女は彼女で別行動か?
「ん?うぉ!?危ねぇな!」
「……」
「そこで喧嘩してるだけなら獲物は俺が貰っていくぞ!ふははははは!」
どう言う経緯で喧嘩になったかは知らんけど、こう言えば対抗心燃やして来るだろ。
「あぁん!?んなことさせっかよ!!」
「くひひっ……きえええぇぇぇぇぇぇっ!!!」
「ならばこの俺を追い抜いてみることだな!ふははははは!」
弾薬の補充は道中で済ませた。これなら万全の状態で戦えるぞ!
『リジーさんはそのまま防衛隊と一緒に敵を抑えてください』
「了解した!」
俺はそのままメイドと正義実現委員を連れて敵と正面衝突をした。
「ふっふっふっふっふ……死ねぇ!!」
「俺の邪魔をするなぁ!そこを退けぇ!!」
「戦う相手を間違えたなぁっ!!」
敵と遭遇した瞬間、正義実現委員とメイドが恐らくEXスキルを発動させた。俺は今展開出来る武器を全部展開して全範囲の敵を薙ぎ払う。MGで撃ちまくり、ショットガンで吹き飛ばす。チャージビームで薙ぎ払い、ミサイルで遠くにいるやつを爆破する。
「無駄に数だけは多いな」
なんだあの四角いの、ふざけてるのか?
「っふん!」
蹴飛ばすだけで次から次へとぶつかっていって余裕で倒せてしまった。マジで何だあの四角いの。
−−−俺たちはとにかく敵を誘き寄せる様に派手に暴れ回った