「な、な、な……」
「なんですかあれぇ!?」
いま私はとてつもなく動揺しています!なんで、なんで巨大な鶏の様な生き物が目からレーザー出してるんですかぁ!?
「…鶏、だよね?」
「鶏じゃないかな?」
「鶏にあんな尻尾生えてました?」
生えませんよ!……多分!…本当に生えてませんよね?今の鶏ってあんな尻尾生えてるのでしょうか?
『生えてませんのでご安心を』
「あ、リンちゃん行政官さん!」
『せめてどちらかにしてください。スズカさん、あれはペロロジラと言う怪獣です』
「「「「ペロロ…ジラ?」」」」
私たちは揃って顔を見合わせて頭にハテナが浮かびます。ペロロジラって確かヒフミさんが大好きだって言うペロロ様って言うキャラクターの…何かでしたっけ?あれはテレビだけのモノでは?
『皆さんの疑問は尤もですが。ペロロジラは過去にも出現した事があります』
「嘘!?あのデカいのが!?」
「信じられません。あんなのどうやって倒すんですか!?リンちゃん行政官さん!」
『ですからどちらかにしてください。スズカさん、過去にペロロジラに対し直接攻撃する事で撃破する事が出来ました。あの巨体ですが耐久力はそこまで無いと言う事です…それでも苦労しますが』
な、なるほど、直接攻撃ですか、どこか丁度良さそうな場所は…あ、ヒフミさんたちがあっちのビルに登って行きます。
「アリウス学園爆撃部隊!あそこのビルに向かって全速前進!」
「誰か車の免許持ってる人いる?」
「私持ってる!」
「じゃあ私助手席〜」
社長に用意してもらった車の活躍場が来ました!と言ってもビルの前までなんですけどね。
「ペロロジラの顔が見えてきたらそこに波状攻撃を仕掛けますよ!」
「「「了解!」」」
本当はもっと連れてきたかったのですが。他のみんなには治安維持をお願いしています。だからスクワッドの皆さんの様に私たち四人の少数精鋭で来ました!
「それにしてもおっき〜」
「顔はなんとも言えない感じなのに火力が高いよね」
「うんうん」
とってもマイペースな子たちですけど、優秀なんですよ?
「あ!スズカちゃんこっちこっち!」
「ヒフミさん!加勢に来まし…なんかちっちゃいペロロジラが増えてる!?」
え、子供?ペロロジラって子供産むんですか?
「と、とにかくみんな攻撃!攻撃あるのみです!もう作戦も何もありませんけど正面から戦うしか無いですあれ!」
目からレーザーが出たりなんか飛ばして来ますし。なんか口から飛ばして来ますし。どうしてこんなコミカルな見た目なのに凶悪なんでしょう?
私たちの部隊で攻撃を仕掛けるとペロロジラが沈黙しました。
「あ、あれ?もう倒した?」
「私たち結構出遅れてたもんね〜」
「その間にヒフミちゃんたちがゴリゴリ削ってたんだと思う」
「完全に良いとこ取りしただけの嫌な子じゃないですか私たち!」
これならもっと早くに出てくれば良かったですよぉ。
「……隊長、なんかペロロジラ消えてなくない?」
「ほえ?」
「ほんとだ〜、むしろ元気になっていってるような?」
え、待ってくださいそんなの聞いてませんって!あれですか!?ゲームで言うところの第二形態ってラスボスじゃないんですからやめてくださいよ!?
「わわわ!こっち見てます!ヒフミさん逃げましょう!」
「す、スズカちゃん、あれを見てください!」
「…え!?」
「この前映画で見たぞ!」
何もない所からドンドン大きくなって。え?これ映画撮影か何かでしたっけ?(現実逃避)
「あらら〜隊長、現実逃避してるよ」
「気持ちは分かる。何を見せられてるんだろうって」
あ、あっちのビルにお寿司の格好をした謎の人たちが。
「行くぞ!無限回転寿司戦隊・カイテンジャー究極体のスーパーロボット!!」
「「「「「カイテンFX
突然巨大ロボットがペロロジラにパンチを食らわせて吹き飛ばしました。それでもペロロジラは私たちを狙っている様でレーザーを撃とうとした次の瞬間には今度は飛び蹴りを喰らってビルに激突してしまいました。
「きゃあ!?」
「か、刀?マチェット?が近くに落ちて来た。怖いね〜」
「ここに社長が居なくて良かったです。間違いなく「またお前の仕業かせんせいぃいいい!!」って叫びますよ」
「「「うん」」」
そこからはもう圧巻です。パンチを喰らわせたり喰らったり、ミサイルに機関銃、ビルに叩き付けられて電撃を当てられてもうダメか!って時に武器を拾って見事な水平斬りをペロロジラに当てました。
「あ、お寿司の人たち飛んでったよ〜?」
「まぁ、大丈夫じゃない?」
−−−えっと〜……ペロロジラ、撃破です?