成り変わりカイザー理事の奮闘物語   作:CoCoチキ

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九話 ん?は?ちょっとアビドス留守にするから任せたって、おい!

 

 ガラスの製造とプランクトンの餌と言う提案はどうやら上手くいったらしく、広大なアビドスを維持するために減っても充分な黒字になる想定になった。

 

 「しかし、なんでか部下たちから猫のカタログを渡されるんだよな。なんでだ?」

 

 ペットに猫を飼いたいというのをカタログを通して要望してるのか?やっぱりストレスとか溜まってるんだろうなぁ。風に乗って砂が関節の隙間とかに入り込むし。

 

 『カイザー理事、あなたに客人が来ていますよ?』

 「ん?誰だ?」

 『アビドスに滞在しているシャーレの先生です』

 「…うむ?何の用で来たんだ?スーツとパワードスーツなら売った筈だけど…分かった。通せ」

 

 どうせ今はやることがなくて暇だしな。

 

 「…よく来たな。先生、今は茶を切らしていて用意出来ないが部下が買ってきたケーキならあるぞ」

 「“うん逆にケーキだけはあるんだ?“」

 

 あぁいや、ジュースもあったな。それ出しとけば良いか。

 

 「で?商談なら済ませただろう?今度は何の用なんだ?あぁ、悪いが戦闘用サポートAIの方は売れないぞ。あれは俺の分しか持ってないからな」

 

 そもそもカイザー理事は戦闘が下手だと思われてそれ搭載されてる可能性あるんだよな。武装も他のパワードスーツと違って多彩だし。

 

 「“そっちじゃなくて、実はシャーレに要請が来て暫くアビドスを留守にしないといけないんだ。だから暫くアビドスにいる生徒たちをよろしくね!“」

 「は?」

 「“じゃあ私はそろそろいかないといけないから、また!“」

 

 先生は言いたいことだけを言ったら軽い足取りで去っていく。生徒のことを心配してるのは分かったけどそれ俺に頼むか!?何度も言うけど俺あんたらの元敵!いや表向きはまだ敵かも知れないけどさ!

 

 「俺にも俺の仕事があるんだが!?なんで先生でもない俺が生徒の面倒を見ないといかんのだ!?おい!おい先生!?」

 『えっと、シャーレの先生はお帰りになられました』

 「せんせいぃぃいいいいいいい!?」

 

 勘弁してくれよ。俺は生徒と関わりなんて持ちたくないぞ?確かに困った時は力を貸す約束をした。けど学校のこと任せられてもやることって借金対策だろ?借金してる相手が助けてどうすんだよ!

 

 「えぇい!あいつは計画性があるのかないのかどっちなんだ!?あの時もカイザーPMCの増援が居た気がするけどゲヘナの委員長が居たから全くこっちに来れてなかったし!」

 

 ほんとあれ俺が助けに入らなくても何とかなったろ。カイザーマンとか恥ずかしい真似までして助けに行ったのに!!

 

 「……はぁ、今更こんなこと言っても後の祭りか」

 

 −−−そう言えば先生はどこに行くんだっけな?確かアビドスの後はミレニアムとか言う学校のゲーム部だった気がするんだけど

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